マッド・シティとは?【レトロゲームプロフィール】
マッド・シティは、さらわれた恋人アナベルを取り戻すため、退役軍人ビリーがギャングのボス・ゴードンを追ってアメリカを突き進むアクションゲームです。
面白いのは、これを「敵を殴って進むゲーム」と思って始めると、途中でいきなり別の顔を見せてくるところです。
湿地帯ではパンチやキックで敵をなぎ倒していたのに、次の場面では照準を動かして銃撃戦、その先では車に乗って敵車や飛行機を相手にすることになります。
全9ステージと聞くと短く感じますが、ストリートファイト、ガンシューティング、カーアクションで操作感がまるごと変わるため、同じことを繰り返している暇がありません。
ありがたいことにTRAININGも用意されていて、3種類のゲームを本編前に試せるうえ、クリアすれば予備アイテムまで持ち込めます。
ガンシューティングはファミコンの光線銃にも対応しており、日本版のGAME Bでは実際に銃型コントローラーを使ったプレイも可能です。
操作から全9面の流れ、武器の使い方、射撃やドライブのコツ、強敵対策、複数エンディング、中古で遊ぶ時の注意まで順に追っていきます。
最初にやっておきたいのはTRAININGで3種類の操作を先に試すことです。
そして射撃面へ入ったら、敵を見つけるたび反射的に連射するのではなく、射撃面では弾を撃ち尽くさないことも頭の片隅に置いておきましょう。
| 発売日 | 1988年8月12日 |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| ジャンル | アクション/ガンシューティング/カーアクション |
| プレイ人数 | 1人 |
| 開発 | コナミ |
| 発売 | コナミ |
| 特徴 | 全9ステージ、3種類のゲーム形式、光線銃対応、TRAINING、武器、コンティニュー、マルチエンディング |
| シリーズ | 単独作品として発売されたオリジナルアクション |
| 関連作 | The Adventures of Bayou Billy、オペレーションウルフ |
マッド・シティの紹介(概要・ストーリーなど)
マッド・シティを横スクロール格闘のつもりで始めると、わりと早い段階で「おや?」となります。
STAGE 2と7では照準を動かすガンシューティングへ変わり、STAGE 4と5では車を後方から見ながら走る3D風カーアクションが始まります。
残る5面がストリートファイトで、全部合わせて9ステージという構成です。
ジャンルが変わるたび操作まで変わるので、何も知らずに進むと最初の切り替わりで指が少し迷います。
ただ、3方式の動かし方さえ分かってしまえば、日本版は最後まで進みやすいバランスにまとまっており、短い時間でいろいろなタイプのアクションを味わえる作品です。
発売年・対応ハード・ジャンル
マッド・シティがファミリーコンピュータ向けに発売されたのは1988年8月12日です。
価格は5,500円で、開発と発売はどちらもコナミが担当しています。
1人用で、ビリーを操作しながら全9ステージを順番に突破していく作りです。
いちばん出番が多いのは、敵と直接殴り合うストリートファイト。
ところがSTAGE 2と7では一人称視点のガンシューティングになり、STAGE 4と5ではビリーの車を後ろから見て走るカーアクションへ切り替わります。
しかも射撃パートはファミコン用光線銃にも対応しています。
日本版ではタイトル画面のGAME Aが通常コントローラー、GAME Bが光線銃を使うモードです。
本編とは別にTRAININGもあり、3種類のゲームを個別に触ってから先へ進めます。
ファミコン全盛期とはいえ、3種類のアクションを1本へまとめたゲームはそう多くありません。
そこへさらに光線銃まで本編へ組み込んだあたりが、いかにも「いろいろやってみよう」という当時のコナミらしい欲張りさです。
ビリーが誘拐されたアナベルを救うまで
主人公のビリー・ウエストは、かつてベトナムで戦った経験を持つ退役軍人です。
戦争を終えて故郷へ戻ったビリーは、大企業の令嬢アナベルと恋人同士になっていました。
ところが、その関係に目を付けたギャングのボス・ゴードンがアナベルを誘拐します。
狙いはビリーを自分の縄張りまでおびき寄せ、邪魔者としてまとめて始末することでした。
当然ながらビリーは黙って待っているような男ではなく、たった1人でアナベルを追い始めます。
湿地帯を歩いて抜けたと思えば銃弾が飛び交う場所へ入り、アナベルを乗せた車が逃げれば今度は自分も車で追跡。
そのままニューオーリンズ周辺を進み、最後にはゴードンの屋敷へ乗り込んでいきます。
ステージの合間にはゴードン側の会話も入り、アナベルとの距離が少しずつ縮まっていることが伝わってきます。
さらわれた恋人を1人で追う単純明快な物語なので、長い設定を覚えなくても「とにかく追えばいい」とすぐ分かるのが気楽です。
しかも最後には、アナベルとどう接触するかで結末まで変化します。
せっかく助けに来たのに最後の最後で何をするかは、ビリーというよりプレイヤー次第です。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
ストリートファイトでは8方向へ移動しながら、パンチ、キック、ジャンプキックで敵を倒していきます。
倒した敵がナイフや棒、ムチ、ピストルを落としたら、そのまま拾ってこちらの武器にできます。
素手より間合いが楽になるので、「落としたなら遠慮なくいただく」くらいでちょうどいいです。
肉を取ればライフが回復し、防弾チョッキは銃撃などへの防御に役立ちます。
射撃面では画面上の照準を動かし、姿を見せた敵や飛んでくるダイナマイトを撃ち落とします。
弾薬や救急箱、一定時間だけ弾を減らさない砂時計も、画面上で撃つことで回収する仕組みです。
車に乗れば、今度は左右へハンドルを切りながら前方の敵車を銃撃し、上空の飛行機へダイナマイトを放り投げます。
操作だけ見れば3本のゲームを渡り歩いているようですが、物語では「逃げるアナベルを追う」という1本の流れにつながっています。
さらにTRAININGをクリアすると、肉や弾薬、ガソリン系の予備アイテムを本編へ持っていけます。
苦手なジャンルだけ練習して補助アイテムまで取れるので、昔のゲームにありがちな「苦手ならそこで終わり」になりにくいのがありがたいところです。
そして同じ操作を延々繰り返させない構成のおかげで、全9面でも妙に中身が詰まって感じられます。
難易度・全9ステージクリア時間の目安
日本版は、1988年前後のFCアクションとして見ると比較的付き合いやすい難易度です。
ライフ制なので、敵に1発触れただけで即ミスという場面は少なく、肉や救急箱で立て直す機会もあります。
ゲームオーバーになってもコンティニューがあり、毎回STAGE 1からやり直しというわけでもありません。
しかも苦手な操作はTRAININGで触ってから本編へ向かえます。
とはいえ油断できない場所はあり、STAGE 2と7では弾薬を使い切ると厳しく、車面では制限時間を気にしながら走らなければなりません。
格闘でも敵2人以上に左右から囲まれると、さっきまで余裕だったライフが一気に消えていきます。
初見なら1〜3時間ほど見ておくと、焦らず遊べるでしょう。
敵の出方やステージ構成が頭に入れば、1時間前後で通して遊ぶことも狙える長さです。
最初に戸惑うのは敵の強さそのものより、難度より3種類の操作へ切り替えることが最初の壁という部分かもしれません。
そこでTRAININGを使えば初回でも完走しやすいので、射撃や車が苦手でも本編だけで無理やり覚えようとしない方が楽です。
マッド・シティが刺さる人/刺さらない人
マッド・シティと相性がいいのは、「1本買ったら少しずつ違う遊びも欲しい」という人です。
さっきまで雑魚をパンチとキックで吹っ飛ばしていたのに、次は一人称視点でヘリを撃つ。
その次は車を走らせ、空から来る飛行機へダイナマイトを投げる。
場面転換の勢いは、昔のアメリカ映画をゲームで無理やり再現しているようで妙に楽しいです。
ファンク調のBGMや、少し濃いめのアメリカ映画風キャラクターが好みなら、雰囲気もかなりハマります。
反対に、1つのシステムを何時間も掘り下げたい人には、少し落ち着かない構成に見えるかもしれません。
ストリートファイトだけを目当てに買うと、全9面のうち4面は射撃と車へ切り替わります。
光線銃を使いたい場合は、現在のテレビ環境との相性まで考えなければなりません。
短時間でジャンルが次々変わるゲームが好きな人にはかなり向いています。
一方で純粋なベルトスクロール格闘だけを求める人は、「3種類セットのゲーム」だと分かったうえで手を出した方がズレは少ないでしょう。
マッド・シティの遊び方
初めてなら、タイトル画面ではGAME Aを選んでおくのが無難です。
日本版のGAME Aなら射撃ステージも通常コントローラーで操作できるので、光線銃を持っていなくても全9面をそのまま遊べます。
ストリートファイトではAがキック、Bがパンチ、A+B同時押しでジャンプキックです。
まずはTRAININGでジャンプキックを出せるようにするだけでも、最初の殴り合いがかなり変わります。
射撃へ切り替わったら、敵が見えた瞬間に画面中へ弾をばらまくのではなく、外した弾だけが弾薬を減らす感覚で正確に狙うくらいの気持ちで撃つと弾切れしにくくなります。
基本操作・画面の見方
ストリートファイトでは十字キーを使い、ビリーを8方向へ動かします。
Aボタンがキック、Bボタンがパンチで、武器を持っている時はBでその武器を使います。
AとBを同時に押すとジャンプキック。
これが思った以上に頼れるので、「囲まれたらとりあえず跳ぶ」くらいでも序盤は助けられます。
ピストルを拾った時はセレクトで通常攻撃と銃を切り替えます。
GAME Aのガンシューティングでは十字キーで照準を8方向へ動かし、AかBで射撃します。
ボタンを押しっぱなしにすれば連射も可能です。
カーアクションへ入ると操作がまた変わり、左右でハンドル、上で加速、下で減速、Bで前方への射撃、Aで上空へダイナマイトを投げます。
最初の30秒は本編へ急がず、TRAININGでパンチ、キック、ジャンプキックを順番に出してみるのがおすすめです。
A=キック、B=パンチ、AB=ジャンプキックだけは手が勝手に動くくらいにしておくと楽になります。
ただしゲーム形式ごとにAとBの役割が変わるので、車へ乗った瞬間だけは一度頭を切り替えましょう。
基本ループ(何を繰り返すゲーム?)
本編はSTAGE 1からスタートし、敵や障害を越えながらゴードンの屋敷へ少しずつ近づいていきます。
ストリートファイトでは画面内の敵を倒すと先へ進めるようになり、落ちた武器や肉を拾いながら前進します。
射撃面では画面が自動で進むため、こちらは敵を早めに撃ちつつ、弾薬や回復アイテムも見逃さないよう照準を動かします。
車面では制限時間との勝負になり、前方の敵車を撃ちながら岩や道路脇への衝突を避けて走ります。
ステージを抜けるとゴードン側のイベントが入り、アナベルがどこへ連れていかれたのかも少しずつ見えてきます。
途中でゲームオーバーになってもコンティニューがあるので、失敗した形式へもう一度挑めます。
何度やっても操作がしっくりこない時は、タイトルへ戻ってTRAININGでその部分だけ触るのも手です。
クリアできれば予備アイテムも手に入るため、練習そのものが本編の助けになります。
戦う→追う→撃つ→追うという映画的な流れが、そのままゲームのリズムになっています。
同じところで残機だけ減っていくようなら、苦手な形式だけTRAININGへ戻るという寄り道をした方が、むしろ先へ進みやすくなります。
序盤の進め方(最初にやることチェック)
初回は勢いで本編へ突っ込むより、TRAININGを一度ずつ触っておく方が後で慌てません。
ストリートファイトでは、まずジャンプキックが狙った時に出せるか確認します。
射撃では照準を画面の端から端まで振り回さず、中央付近から必要な方向へだけ動かす感覚をつかんでおきましょう。
車では最高速まで加速した後の左右移動と、飛行機へ向けてダイナマイトを投げる感触を試します。
STAGE 1が始まったら、敵2人を正面からまとめて殴ろうとするより、上下へずれて1人ずつ相手にした方が安全です。
棒やナイフを落とした敵がいたら、素手の美学など気にせず拾ってしまいましょう。
肉も、ライフが十分あるならその場で取らず、少し戦ってから回収できる状況では残しておくと無駄がありません。
水へ入ると動きが重くなるため、ワニや敵と同じ位置でのんびりしていると一気に削られます。
序盤は最初はジャンプキックと武器を主力にするくらいで十分です。
さらにSTAGE 2へ入る前に射撃操作を練習するだけで、突然の視点変更にも「あ、これか」と対応しやすくなります。
初心者がつまずくポイントと対処
最初にやりがちなのが、パンチとキックだけで敵の正面へ立ち続ける戦い方です。
1対1なら何とかなっても、左右から2人に寄られると攻撃を出す前につぶされ、そのままライフだけが減っていきます。
そんな時は横へ逃げ続けるのではなく上下へずれ、敵を同じ側へ寄せてからジャンプキックを当てると立て直しやすくなります。
次に「あれ?」となりやすいのが射撃面の弾切れです。
敵へ当てるぶんにはまだいいのですが、何もない場所へ気持ちよく連射していると、想像以上の速さで弾薬が消えます。
弾薬を持つ敵や背景に出る補給アイテムを見つけたら、そちらを優先して狙いましょう。
車では自分の車だけを見ていると対応が遅れるので、道路の奥から来る岩や敵車、上空の飛行機にも早めに目を向けます。
衝突が続くようなら一度速度を落とし、中央付近へ戻ってからまた加速すると落ち着きます。
覚えることを絞るなら格闘は挟まれない、射撃は空撃ちしないの2つです。
車では車面では障害物回避を攻撃より優先するだけでも、初見での事故はかなり減ります。
マッド・シティの攻略法
全9面を最後まで通したいからといって、出てくる敵を全部きれいに倒す必要はありません。
格闘ではジャンプキックや長い武器に頼り、射撃では弾を無駄にせず、車では敵を倒すことより事故を減らす。
このくらい割り切った方が、結果としてライフも残機も残ります。
日本版は海外版より敵の耐久力などが抑えられているため、基本さえ押さえれば十分に完走を狙えます。
大事なのはジャンルごとに失敗原因を分けて考えることです。
とくにSTAGE 2の弾切れとSTAGE 4〜5の衝突を減らせるようになると、中盤までの景色がかなり変わります。
序盤攻略:TRAININGからSTAGE 1〜3を安定させる
早く本編を進めたい時ほど、TRAININGを全部飛ばすより苦手な操作だけ1回触っておく方が結局は早かったりします。
格闘ではジャンプキックを安定して出せるようにし、敵と真正面で殴り合う時間をなるべく短くします。
STAGE 1で棒などのリーチが長い武器を取れたら、壊れるまで遠慮なく使いましょう。
水中は動きも攻撃もやりにくくなるので、敵の目の前で粘るより陸へ抜けることを先に考えます。
STAGE 2の射撃は、日本版なら150発を持った状態からスタートします。
照準が敵へ合ってから撃つ癖を付ければ、最初から焦って連射する必要はありません。
弾薬アイテムを撃てば50発補給できるので、画面へ出たら「あれだけは取る」くらいの優先度で狙います。
終盤のヘリ戦ではヘリの横移動を追いながら撃ちつつ、地上へ出てくる銃兵も放置しないようにします。
STAGE 3で格闘へ戻ったら、残っている武器や防弾チョッキを生かしてボスまで前進です。
射撃でいちばん避けたいのはSTAGE 2では150発を使い切らないこと。
さらにSTAGE 3のボス前まで肉を温存できれば回復してから挑むようにすると、序盤3面をかなり落ち着いて越えられます。
中盤攻略:STAGE 4〜7の車と射撃を突破する
STAGE 4と5はカーアクションが続き、制限時間内に一定距離を走り切るのが目的です。
日本版の車にはライフがあるので、ちょっと触れただけで即ミスになるほど厳しくはありません。
それでもアナベルを乗せた敵車へ正面から突っ込むのは避け、道路中央付近を自分の戻り場所として走ると立て直しやすくなります。
前を走る敵車はBの銃で早めに処理し、上空から来る飛行機にはAのダイナマイトを使います。
青いガソリン系アイテムは残り時間を増やし、緑のアイテムは車のライフを回復してくれます。
日本版は銃弾が無制限なので、前方の敵車に対して弾を惜しむ必要はありません。
STAGE 6では久しぶりにストリートファイトへ戻り、ムチのようなリーチのある武器がますます頼りになります。
STAGE 7は2度目のガンシューティングなので、基本はSTAGE 2と同じ。
敵を早めに撃ち、補給が出たら弾薬や回復を拾ってから先へ進みます。
車面は焦ってアクセルを踏み続けるより、車面は速度より事故を減らすつもりで走った方が結果的に時間が残ります。
その後のSTAGE 7ではSTAGE 7では無駄撃ちを止めて回復アイテムまで狙うことを意識すると、終盤へ残機を持ち込みやすくなります。
終盤攻略:STAGE 8〜9でゴードンの屋敷へ
STAGE 8で再びストリートファイトへ戻ると、いよいよゴードンの屋敷が近づいてきます。
ここは分かりやすいボスを倒して終わる面ではなく、強い敵を処理しながら最後まで進めばクリアです。
武器を持った敵を倒したら、使えるものはなるべく奪って素手の時間を減らします。
ムチや棒は相手がこちらへ近づく前に攻撃を置けるため、後半ほどありがたさが増してきます。
STAGE 9はいよいよ屋敷内での最終戦です。
終盤には体格の大きな敵が同時に出るため、2人の間へ自分から入り込むと一気に苦しくなります。
上下へ動きながら片方だけを画面端へ寄せ、ジャンプキックを当てて少しずつ削る方が安全です。
ゴードンへたどり着いても、その瞬間に全部終わるわけではありません。
最後までライフを残すつもりで、殴り合いになった時も無理に押し切らないようにします。
STAGE 8ではSTAGE 8では武器を終盤まで維持することを意識すると、かなり進みやすくなります。
最終面へ入ったら最終面では大型敵2人を同時に正面から相手にしないこと。
これだけでもアナベルのところまでライフを残せる確率が上がります。
強敵別の安定戦術(ヘリ・大型敵・ゴードン戦)
STAGE 2のヘリ戦は、ヘリばかり目で追っていると地上に出てくる銃兵からじわじわ削られます。
ヘリが横切っている間は連射しつつ、地上兵が姿を見せたら照準を一度下げて先に始末するくらいで構いません。
飛んでくる攻撃も撃ち落とせる場合があるので、同じ照準操作で攻撃と防御をこなすことになります。
格闘面の大型敵は、正面でパンチを連打するよりジャンプキックを当てて離れるヒット&アウェイの方が事故を減らせます。
ボール状の武器を振り回す敵などは遠くにいる方が危険で、懐へ入った時の方が攻撃を受けにくい場面もあります。
STAGE 9の大型敵2人は左右に分かれたまま相手にせず、上下移動を使って同じ側へ寄せましょう。
ゴードン戦でも真正面へ居座らず、相手が攻撃した後の隙へジャンプキックを差し込む形が安定します。
武器を持ち込めているなら、素手で意地を張らずその間合いを生かした方が楽です。
射撃ではヘリ戦は雑魚を放置しないこと。
格闘では格闘の強敵は縦移動で軸を外してからジャンプキックという動きを覚えておくと、真正面から力比べをするよりライフが残ります。
GAME B選択・弾切れ・TRAINING持ち込みに注意
タイトル画面で最初に迷いやすいのがGAME AとGAME Bです。
日本版ではGAME Aを選ぶと通常コントローラーで射撃でき、GAME Bではファミコンの光線銃を使います。
つまり「Aが簡単、Bが難しい」という難易度選択ではありません。
光線銃を持っていない状態でGAME Bを選ぶと、STAGE 2まで来てから「照準が動かせない」と困ることになります。
現在、普通のコントローラーで遊ぶならGAME Aで問題ありません。
もう1つ覚えておきたいのが射撃面の残弾です。
弾薬が0になったところで都合よく補充されるわけではないため、画面中へ撃ち散らしていると本当に先へ進めなくなります。
補給できる弾薬アイテムが出たら、雑魚より先に狙うくらいでちょうどいいです。
TRAININGで手に入れた予備アイテムを持ち込めば本編はかなり楽になりますが、その状態で最後まで進めると通常とは違う結末につながる要素もあります。
最初に普通のエンディングを見たいなら、練習だけ済ませて予備アイテムを使わず本編へ向かう遊び方もあります。
ひとまず通常コントローラーなら必ずGAME Aと覚えておけば、入り口での失敗は防げます。
エンディングも気になるなら、通常エンディング狙いではTRAINING持ち込みの有無も意識すると、「あれ、思っていた終わり方と違う」となりにくいです。
マッド・シティの裏技・小ネタ
日本版マッド・シティは、アナベルを救出して終わり……と思わせて、最後に妙な遊びを仕込んでいます。
アナベルから逃げ回れば破局のような展開になり、特定の操作をすると、それまでのアメリカ映画風の空気を吹き飛ばすように2人が関西弁で話し始めます。
TRAININGの扱いによる別の結末や、QUIZというおまけまで用意されています。
とくに面白いのがクリア後も最後の数秒を操作できるところです。
普通の結末を一度見たら、次はアナベルとの接触方法を変えて再挑戦してみると、同じラスボス後とは思えない違いを楽しめます。
関西弁・破局など複数エンディングの出し方
ラスボスを越えると、奥の扉からアナベルがビリーへ向かって走ってきます。
ここで普通に待って触れれば、2人が抱き合ってそのまま通常のエンディングへ進みます。
ところが、この場面でもビリーはまだ操作できます。
せっかくアナベルが走ってきているのに、こちらも逃げ続けて触れないようにすると、2人が別れるような寂しい展開になります。
「ここまで助けに来てそれか」と言いたくなる終わり方です。
さらに有名なのが関西弁エンディング。
アナベルと抱き合うタイミングで十字キーの上とセレクトを押した状態にすると、その後の会話が関西弁調へ変わります。
それまでシリアス寄りだった追跡劇が最後だけ急に崩れるあたり、FC時代の隠しネタらしい妙な勢いがあります。
TRAININGの予備アイテムを本編へ持ち込んで最後まで進めた場合にも、通常とは違う結末へつながる要素があります。
初回は最初はアナベルへ普通に触れて通常版を見るのが分かりやすいでしょう。
そのうえで2周目は逃げるか上+セレクトを試すと、短い全9面をもう一度遊ぶ理由ができます。
TRAININGで予備アイテムを持ち込む
タイトル画面にあるTRAININGでは、ストリートファイト、ガンシューティング、カーアクションを短い内容で練習できます。
ただの操作確認で終わらず、課題をクリアすれば本編で使える予備アイテムが手に入るのがうれしいところです。
格闘向けの回復、射撃向けの弾薬、車向けのガソリンなど、苦手なジャンルをそのまま補強できる内容になっています。
TRAININGには、本編後半で使えるムチを持った敵も登場します。
相手から奪った武器を維持したまま練習を終えることで、本編序盤から長いリーチの武器を使う攻略も知られています。
STAGE 1から何度もやられている時に、本編だけを意地になって繰り返す必要はありません。
射撃が苦手なら射撃だけ、車が苦手なら車だけ触るという使い方でも十分です。
ただし、TRAININGで得た予備アイテムを持ち込んだままクリアすると、エンディングへ影響する要素があります。
とにかく1周したいならクリア目的ならTRAININGの補助を遠慮なく使うのも立派な攻略です。
エンディング違いも楽しみたいなら、通常エンディング確認後に持ち込み攻略を試す順番にすると、便利さと隠し要素をどちらも味わえます。
3回コンティニュー後に現れるQUIZ
日本版には、本編のアクションとは少し離れたQUIZというおまけもあります。
攻略情報では、コンティニューを繰り返した後にタイトル画面へ戻ることでQUIZが現れる方法が知られています。
表示されるのはマッド・シティに関係する問題で、3つの選択肢も一緒に出てきます。
ただし普通のクイズゲームのように、カーソルで答えを選んで得点を競う作りではありません。
入力すると次の問題へ進んでいくため、問題と選択肢を眺めるおまけに近い内容です。
もちろん本編クリアにはまったく必要ありません。
何度もコンティニューしたあとタイトルへ戻り、見慣れない項目が増えていてもカセットの故障ではないので安心してください。
海外版では、このQUIZそのものが削除されています。
QUIZは日本版独自のおまけくらいの気持ちで触るのがちょうどいいです。
攻略を有利にするモードではないため、とにかく先へ進みたい時は無視しても何も困りません。
海外版Bayou Billyとの難易度・仕様差に注意
海外では本作がThe Adventures of Bayou Billyというタイトルで発売されています。
全9面や3種類のゲーム構成は日本版と共通ですが、中身は単純な英語版ではありません。
海外版ではストリートファイトの敵が強く、ビリーの攻撃も日本版ほど気持ちよく通らなくなっています。
ガンシューティングの開始弾数も、日本版150発に対して海外版は100発。
補充量も日本版50発に対して海外版40発へ減っています。
カーアクションでは、海外版だと大きな衝突1回がそのままミスへつながる場面もあり、日本版よりかなり緊張感があります。
対して日本版では車にライフゲージがあり、回復アイテムも用意されています。
アナベルの服装や一部グラフィック、音声、エンディング数にも違いがあります。
YouTubeなどで攻略動画を見る時は、海外版攻略動画を日本版の難易度基準にしないようにした方がいいでしょう。
FC日本版の方が全体的に遊びやすいので、「Bayou Billyはとんでもなく難しい」という評判だけで日本版まで避けるのは少しもったいないです。
マッド・シティの良い点
このゲームのいちばん面白いところは、3種類の遊びを無理やり詰め込んだだけでなく、アナベルを追う物語の流れに合わせて切り替えていることです。
敵が車で逃げたからこちらも車で追う。
銃撃地帯へ入れば射撃戦になり、屋敷へ着けばまた拳と蹴りの世界へ戻る。
ゲーム形式が変わる理由が画面の流れで分かるため、「急に別ゲームをやらされている」だけでは終わりません。
しかもTRAININGがあり、操作変更についていけない時の逃げ道まで用意されています。
変化の多さと遊びやすさを両立しているのは、今遊んでも素直にいい部分です。
そしてファンク調のBGMが全体のアメリカ映画感を支えるので、遊びが切り替わっても作品全体の空気はきちんとつながっています。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
普通なら別々のゲームになっていてもおかしくない内容を、全9ステージの中へぎゅっと詰め込んでいるのがマッド・シティの気持ちよさです。
STAGE 1で格闘の操作を覚えたと思ったら、STAGE 2ではいきなり一人称視点で銃を撃つことになります。
STAGE 3で再び拳の世界へ戻り、「やっぱりこれね」と思ったところでSTAGE 4と5は車が2面連続。
とにかく場面がよく変わります。
そのおかげで「次は何をやらせるつもりだ」と、先へ進むこと自体がちょっとした楽しみになります。
一方で、それぞれの操作はそこまで複雑ではありません。
格闘ならパンチとキック、射撃なら照準と射撃、車ならハンドルと攻撃という具合に、触っているうちに覚えられる範囲です。
苦手な形式だけTRAININGで練習でき、そこで取ったアイテムを本編へ持ち込めるため、練習した時間も無駄になりません。
日本版は必要以上に難しく調整されていないので、初見でも「次の形式を見てみたい」と思える余裕があります。
短い面ごとに違う遊びを見せるテンポは、今遊んでもなかなか気持ちいいです。
そして練習と本編がアイテムでつながることで、TRAININGも単なる説明モードではなくゲームの一部として機能しています。
演出・音楽・グラフィックの魅力
ビリーの帽子や服装、じめっとした湿地帯、ニューオーリンズ風の街並みまで、画面には最初から最後までアメリカ映画っぽい匂いがあります。
ステージの合間にはゴードンやアナベルが大きく描かれ、ただゲーム画面が切り替わるだけでなく「追跡劇が続いている」と感じさせてくれます。
格闘から射撃へ移れば視点そのものが一人称になり、車へ乗れば今度は奥へ伸びる道路を後方視点で走ります。
ファミコン1台の中で、ここまで見せ方を変えてくるだけでもなかなか賑やかです。
BGMはファンク色が強く、ベースやパーカッションを前へ出したような独特のノリがあります。
ストリートファイト、荒野、射撃、高速道路、ボスと場面ごとに曲も変わり、短いステージでも空気が切り替わります。
当時のコナミ作品らしく、短いループなのに耳へ残る曲が多いのも印象的です。
後年にはFC版のサウンドトラックも正式に商品化されています。
映像と音の両方でアメリカ映画風を押し切る力があり、ちょっと大げさなくらいの雰囲気がゲームによく合っています。
なかでもHIWAYや横スクロール面のBGMは、久しぶりに聴いても「もう少し先まで行くか」と思わせる勢いがあります。
やり込み要素(収集・周回・高難度)
本編は全9面なので、1周するだけならそこまで長くありません。
ただし一度クリアすると、今度は複数エンディングを見たくなってきます。
普通にアナベルを救う結末だけでなく、逃げ続けた場合や関西弁になる特殊な会話など、最後のほんの少しの操作でも結果が変わります。
TRAININGの予備アイテムを使った進行にも別の要素があります。
1周目で苦労したステージを、今度はTRAININGなしでどこまで安定して抜けられるか試すのも面白いところです。
反対にTRAININGを使えるだけ使い、どれほど楽に本編を通せるか遊んでも構いません。
格闘では武器をどこまで持たせられるか、射撃では残弾をどこまで残せるかといった部分も、慣れてくるとちょっとした目標になります。
GAME Bと光線銃を使える環境があるなら、同じSTAGE 2と7でも通常コントローラーとはかなり違う感触になります。
さらに海外版The Adventures of Bayou Billyへ手を出せば、難しく調整された同じ9面との比較もできます。
まず狙いやすいのは全エンディング確認が分かりやすいやり込みです。
そのあと日本版クリア後に海外版へ挑戦すると、「同じゲームなのにこんなに違うのか」という別の遊び方まで見えてきます。
マッド・シティの悪い点
3種類のゲームを1本へ入れたことは長所ですが、その裏返しとして、どの形式も単体作品ほど深く掘り下げられてはいません。
格闘の技は少なめで、車も基本は避ける、撃つ、時間を取るというシンプルな内容です。
一部のストリートファイト面ではボスらしいボスも出ず、そのまま画面端まで進むと終わるので「え、ここで終わり?」と感じる場面もあります。
つまり変化は多いが1形式ごとの奥深さは控えめです。
またGAME Bを間違えて選ぶと光線銃が必要になる仕様は、説明書のない中古カセットをいきなり遊ぶ時ほど引っかかりやすい部分です。
不便な点(UI/セーブ/ロード等)
今のゲームに慣れていると、まず気になるのが好きな場所でセーブできないことです。
パスワードもなく、ゲームオーバー時のコンティニューはあるものの、電源を切って翌日に同じ地点から再開することはできません。
全9面なので途方もなく長いわけではありませんが、後半まで進んでから終わると、次回はまた最初からです。
もう1つ分かりにくいのがタイトル画面のGAME AとGAME B。
説明を知らなければ難易度選択に見えても不思議ではありません。
実際には日本版の場合、射撃面を通常コントローラーで遊ぶか光線銃で遊ぶかという意味合いが大きく、GAME Bでは光線銃が必要になります。
格闘もA+B同時押しのジャンプキックを知らないまま遊ぶと、ひたすら地味な殴り合いになりがちです。
ピストルを拾った際のセレクト切り替えも、説明書なしでは気づきにくいでしょう。
さらに車へ乗ればボタンの役割まで変わります。
中古で初めて触るなら説明書なしなら操作表だけ先に確認するだけでも、かなり遊びやすくなります。
そしてセーブなしなので1回のプレイ時間を確保することも、実機で最後まで行きたい時には地味に大切です。
理不尽ポイントと回避策(救済案)
いちばん「これは困る」と感じやすいのは、射撃面で弾薬を0まで使ってしまった時です。
敵が次々出るので気持ちよく連射したくなりますが、画面全体へ撃ち散らしているとボスまで持たないことがあります。
照準を中央付近へ置き、敵が現れた方向へ必要なぶんだけ動かすと無駄弾を減らせます。
弾薬アイテムを見つけたら、多少雑魚が残っていても先に撃って回収した方が安心です。
格闘では2人に左右から挟まれた時が危険。
横方向だけで逃げようとすると片方へぶつかるので、上下へ動いて2人を同じ側へ寄せます。
武器を持っている敵は早めに倒し、棒やムチを奪えば、その後の雑魚戦まで楽になります。
車では攻撃に夢中にならず、岩や道路端への衝突を避ける方を先に考えましょう。
なかでも射撃の弾切れだけは事前に防ぐ必要があります。
どうしても苦手なら苦手な形式はTRAININGで予備アイテムを取るというゲーム側の救済もあるので、同じところで何度も倒れるより素直に使った方が気分よく遊べます。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
今あらためて遊ぶと、3種類のゲームをまとめた発想は面白い反面、それぞれの操作はかなりシンプルです。
ストリートファイトには現在のベルトスクロール作品のような長いコンボや、細かな回避アクションはありません。
射撃も基本は照準を動かして撃つことが中心で、武器を次々持ち替えるような仕組みではありません。
車にもルート選択や改造といった遊びはなく、とにかく目的地まで走り切ることへ集中します。
逆に言えば、スキルツリーや装備育成を覚える必要がなく、電源を入れた瞬間からゲームの中身へ入れます。
もう1つ現在ならではの問題が光線銃です。
当時の銃型コントローラーはブラウン管テレビを前提に動くため、現在の液晶テレビでは正常に使いにくい環境があります。
普通に本編を遊ぶだけならGAME Aでコントローラー射撃を使う方がずっと手軽です。
光線銃へこだわらなければ現在でも遊びやすい作品ではあります。
そして3つの短いゲームを映画の場面転換として楽しむように見ると、それぞれのシンプルさもテンポの良さとして受け入れやすくなります。
マッド・シティを遊ぶには?
2026年8月9日時点でFC版マッド・シティをこれから遊ぶなら、中古カセットとファミリーコンピュータ系本体をそろえる方法がいちばん分かりやすいです。
2016年にはWii Uバーチャルコンソールでも公式配信されていましたが、Wii Uニンテンドーeショップでの新規販売はすでに終了しています。
中古カセットについては、最近でも1,000円前後で落札されている例があります。
コレクションではなく遊ぶことが目的なら、プレイ目的なら裸カセットが買いやすいでしょう。
光線銃まで当時に近い形で遊びたい場合だけ、本体・光線銃・ブラウン管環境をまとめて確認する必要があります。
今遊べる環境:FC版は中古実機が確実
マッド・シティは2016年9月21日にWii Uバーチャルコンソールでも公式配信されました。
このWii U版はFC版を再現しつつ、ガンシューティング部分でWiiリモコンを使えるよう調整された配信でした。
ただしWii Uニンテンドーeショップでは、2023年3月28日にソフトの新規販売が終了しています。
すでに購入していた利用者向けの再ダウンロードは続いていますが、今から新しく買う手段としては使えません。
2026年8月9日時点では、Nintendo Switchなど主要な現行機でFC版そのものを新規購入できる公式商品は確認できませんでした。
そのため、これから初めて手に入れるなら中古FCカセットが現実的です。
このカセットにはバッテリーバックアップがないので、古いゲームでありがちな保存電池の寿命を気にする必要もありません。
海外版The Adventures of Bayou Billyもありますが、難易度や細かな仕様が違います。
日本版を遊びたいなら、日本版を遊びたいならFCのマッド・シティを選ぶことを確認してから購入しましょう。
また、過去のWii U配信を現在販売中と勘違いしないようにし、中古実機を基準に探すのが分かりやすいです。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
通常のGAME Aで遊ぶだけなら、マッド・シティのカセット、ファミリーコンピュータ系本体、コントローラーがあれば始められます。
初代ファミコンならRF接続、AV仕様ファミリーコンピュータならAV端子を使います。
テレビ側にHDMIしかない場合は、本体に合った映像変換環境も必要です。
GAME Aを選んでおけば、STAGE 2と7の射撃も通常コントローラーで照準を動かせます。
GAME Bを遊びたい場合はファミコン用光線銃が必要です。
この光線銃はテレビ画面の光をセンサーで読み取る方式なので、本来の感覚で遊ぶならブラウン管テレビが向いています。
現在の液晶や有機ELテレビでは正常に反応しにくいため、光線銃目的で一式をそろえる場合は特に注意が必要です。
格闘ではAとBの同時押しをよく使うので、中古コントローラーなら両ボタンの反応も見ておきたいところです。
普通にクリアを目指すだけなら普通に遊ぶなら光線銃は不要です。
当時の遊び方まで再現したい時だけ、光線銃まで再現する場合だけブラウン管環境を用意するようにすれば、機器を買ったのに動かないという失敗を避けやすくなります。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
2026年8月9日に確認したYahoo!オークションでは、「マッドシティ ファミコン」の終了180日間が73件で、平均落札額は3,784円でした。
最安は410円、最高は26,500円です。
ただし、この数字には箱説明書付きやセット品、コレクター向けの商品まで混ざっています。
そのため「平均3,784円だから裸カセットもそのくらい」と考えると、少しズレます。
最近の裸カセットでは748円、913円、980円、1,000円、1,012円、1,100円、1,280円といった例がありました。
遊ぶだけなら、おおむね1,000円前後から1,500円程度で探せるタイミングがあります。
箱説明書付きになると3,600円、4,300円、5,500円、6,000円などの取引例があり、状態の良いものほど当然ながら高くなります。
セーブ電池はありませんから、購入時は端子清掃済みか、実際にタイトル画面からゲーム開始まで動作確認されているかを見た方が実用的です。
相場を見る時は裸カセットと箱説付きを分けて価格を見ること。
そして価格は2026年8月9日時点なので、実際に買う直前には新しい落札履歴も見ておくと安心です。
快適に遊ぶコツ(コンティニュー・光線銃・TRAINING)
今から遊ぶなら、まずは通常コントローラーを使うGAME Aで始めるのが手軽です。
光線銃やブラウン管テレビを用意しなくても、これだけで全9面を最後まで遊べます。
タイトル画面ではTRAININGへ入り、格闘でジャンプキック、射撃で照準移動、車でハンドル操作をそれぞれ1回ずつ試しておきましょう。
本編でゲームオーバーになってもコンティニューできるので、最初からノーミスへこだわる必要はありません。
セーブ機能がないぶん、実機では1〜2時間ほどまとまって遊べる時に始めると、そのままエンディングまで行きやすくなります。
映像変換機器を使っていて操作に遅れを感じるなら、テレビ側のゲームモードも試す価値があります。
射撃の照準やジャンプキックは、ほんの少し入力が遅れるだけでも感触が変わりやすい部分です。
複数エンディングを見たい場合は、ラスボス後のアナベルの場面で何をするかだけ覚えておけば十分です。
現在の環境ならGAME A+TRAININGから始めるのがいちばん気楽な入り方です。
まずはコンティニュー前提で1周してからエンディング回収へ進めば、同じ序盤を何度もやり直す前にゲーム全体を一度楽しめます。
マッド・シティのQ&A
マッド・シティを初めて触る時に分かりにくいのが、GAME AとGAME Bの違い、海外版との仕様差、そして複数エンディングです。
画面だけ見ると普通の横スクロール格闘にも見えますが、実際には全9面のうち4面が射撃と車になっています。
しかも光線銃は本編クリアに必須ではありません。
通常プレイならGAME Aだけで最後まで進めると分かっていれば、中古カセットだけ手に入れても困りにくいです。
もう1つ、海外版の高難度評判と日本版を混同しないことも大切です。
同じステージ構成でも、実際の厳しさはかなり違います。
全部で何ステージある?
本編は全部で9ステージです。
内訳はストリートファイトが5面、ガンシューティングが2面、カーアクションが2面。
最初のSTAGE 1は湿地帯でのストリートファイトです。
その直後のSTAGE 2で早くもガンシューティングへ変わり、STAGE 3ではまた格闘へ戻ります。
STAGE 4と5は連続したカーアクション。
そこを抜けるとSTAGE 6で街中の格闘、STAGE 7で2回目の射撃、STAGE 8と9でゴードンの屋敷へ向かう格闘が続きます。
STAGE 1、6、8には大きなボス戦がなく、最後まで進めばそのままクリアです。
それ以外の面ではヘリなどの強敵や、最後の決着が待っています。
全9面なので長さ自体はコンパクトですが、ゲーム形式が何度も変わるので遊んでいる時は数字以上に密度があります。
格闘5+射撃2+車2と覚えておけば、「次は何の操作だっけ」となった時にも思い出しやすいです。
GAME AとGAME Bは何が違う?
日本版のGAME AとGAME Bは、主にガンシューティングを何で操作するかが違います。
GAME AではSTAGE 2と7の照準を通常コントローラーの十字キーで動かします。
AかBを押せば射撃できるので、普通のファミコン一式だけで最後まで遊べます。
GAME Bを選ぶと、射撃面ではファミコン用光線銃を使います。
格闘や車については通常のコントローラーで操作します。
つまり、よくある難易度A・Bのような選択ではありません。
光線銃を持っていないのにGAME Bで始めると、STAGE 2へ着いてから操作できず困ることになります。
また海外版The Adventures of Bayou BillyではGAME AとBの扱いが日本版と異なるため、海外の攻略情報を見る時はその点にも注意が必要です。
普通の環境で遊ぶなら日本版の通常プレイはGAME Aです。
GAME Bは光線銃を持っている人向けとだけ覚えておけば、選択画面で迷うことはほぼありません。
光線銃がなくてもクリアできる?
光線銃がなくても最後まで遊べます。
日本版でGAME Aを選べば、ガンシューティングも通常コントローラーで操作可能です。
十字キーで照準を動かし、AかBで射撃します。
射撃ボタンを押しっぱなしにすれば連射もできます。
そのため、中古カセットを今から買う場合でも光線銃まで一緒に探す必要はありません。
GAME Bは、当時の銃型コントローラーを実際に使って遊びたい人向けの選択肢です。
任天堂のファミコン年表でもマッド・シティは光線銃対応タイトルとして紹介されています。
ただし当時の光線銃はブラウン管テレビを前提に動くので、現在の液晶テレビでは使いにくい場合があります。
つまり本編クリアだけなら光線銃は完全に不要です。
まずは最初はGAME Aで遊び、環境がある人だけGAME Bを試すくらいで十分でしょう。
海外版The Adventures of Bayou Billyとの違いは?
海外版The Adventures of Bayou Billyは同じ作品を土台にしていますが、難しさはかなり上がっています。
格闘では敵の耐久力や攻撃力が強化され、場所によっては敵配置そのものも増えています。
射撃面は日本版が150発から始まるのに対し、海外版は100発です。
弾薬アイテムによる補給も日本版50発、海外版40発と少なくなっています。
カーアクションも、日本版では車にライフゲージがありますが、海外版は衝突1回がそのままミスになる場面が多く、道路も厳しく調整されています。
海外版では音声が追加された一方、日本版にあった複数エンディングやQUIZなどのおまけが一部削られました。
アナベルの服装や細かなグラフィックにも違いがあります。
このため、海外版の「ものすごく難しい」という評判をそのまま日本版へ当てはめると、実際に遊んだ時の印象がかなりずれます。
FC日本版の方がかなり遊びやすいというのが大きな違いです。
動画を参考にする場合も、攻略動画では画面上のタイトルと地域を確認するようにすると、敵の硬さや車面の仕様差で混乱しにくくなります。
エンディングは本当に複数ある?
日本版には、きちんと複数のエンディングが用意されています。
もっとも普通なのは、ゴードン一味を倒したあとに現れるアナベルへ近づき、そのまま抱き合う結末です。
ところがアナベルがこちらへ走ってきてもビリーを操作して逃げ続けると、2人が別れるような少し寂しい終わり方になります。
さらに抱き合う場面で十字キーの上とセレクトを押した状態にすると、その後の会話が関西弁になる隠しエンディングもあります。
ここまでのシリアスな追跡劇から急に空気が変わるので、初めて見るとかなり不意を突かれます。
TRAININGの補助アイテムを本編へ持ち込んだ状態でクリアした場合にも、別の扱いが用意されています。
海外版ではこうした日本版の複数エンディングが整理され、通常の結末が中心になっています。
全9面と短めなので、一度クリアして流れを覚えてしまえば別エンディングを回収するのもそこまで大変ではありません。
2周目なら2周目はアナベルから逃げるだけでもすぐに別の結末を確認できます。
さらに上+セレクトの関西弁版も日本版ならではなので、せっかく日本版を遊ぶなら一度は試しておきたい小ネタです。
マッド・シティのまとめ
マッド・シティは、パンチとキックで進むストリートファイト、光線銃にも対応したガンシューティング、車で敵を追いかけるカーアクションを全9面へ詰め込んだ、かなり欲張りなFC作品です。
ゲーム形式が切り替わるたびに操作も変わりますが、TRAININGが用意されているため、いきなり本番で覚えなくても大丈夫です。
日本版は海外版ほど極端な難しさではなく、コンティニューもあるので、慣れる前に投げ出しにくい作りになっています。
初回なら最初はGAME AとTRAININGから始めるのが気楽です。
そのまま格闘5面・射撃2面・車2面を順番に突破していけば、最後には日本版ならではの複数エンディングまで待っています。
結論:おすすめ度と合う人
1980年代のコナミらしい、テンポのいいアクションをあれこれ1本で味わいたい人なら、今遊んでもかなり楽しみやすい作品です。
ストリートファイトだけを抜き出せば技数は決して多くありません。
ところが数面進むと射撃へ変わり、さらに車へ乗るので、同じ操作を延々続ける退屈さはほとんどありません。
TRAININGもあるため、操作が急に変わっても本編の残機を使いながら覚える必要がないのは助かります。
ファンク色の強い音楽も、アメリカの湿地帯や街道を無茶に突き進む雰囲気とよく合っています。
海外版ほど極端な高難度ではなく、日本版ならレトロゲームに慣れていない人でも比較的触りやすいでしょう。
ただし、ストリートファイトだけをじっくり何時間も遊びたい人には、内容が散らばっているように感じるかもしれません。
自由なセーブがない点も、今の感覚では少し面倒です。
それでも中古カセットは1,000円前後で見つかる例があり、すでに遊べるFC環境があるなら試しやすい1本です。
ジャンル混合型のFCアクションが好きな人なら、かなり相性がいいでしょう。
また短時間で最後まで遊べるコナミ作品を探している人にも、ちょうどいいボリュームです。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
初プレイなら、タイトル画面でまずGAME Aを選びます。
そのままTRAININGへ入り、ストリートファイトでAのキック、Bのパンチ、AB同時押しのジャンプキックを確認してください。
次に射撃で照準を動かし、車では加速とダイナマイトを1回ずつ試しておきます。
STAGE 1が始まったら武器は積極的に拾い、敵2人の間へ入らないよう上下移動も使います。
STAGE 2では画面中へ撃ち散らさず、弾薬と救急箱を見つけたら優先して取りながらヘリまで進みます。
STAGE 4と5は道路中央を戻り場所にし、敵車をB、飛行機をAで処理します。
STAGE 6以降の格闘では、ムチなどの長い武器が落ちたらなるべく確保しましょう。
STAGE 7の射撃を抜けたら、8と9ではジャンプキックを使って大型敵を1人ずつ処理し、ゴードンのところまで進みます。
流れとしてはTRAINING→格闘→射撃→車の順で操作を覚えるくらいで十分です。
エンディングまで楽しむなら、初回は通常エンディング、2周目に隠しエンディングという順番にすると、本編も小ネタも気持ちよく回収できます。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
ガンシューティングのSTAGE 2と7が気に入ったなら、同じFCで光線銃にも対応しているオペレーションウルフが次の候補になります。
こちらは射撃そのものへ特化しているため、マッド・シティのガンシューティングをもっと長く遊びたかった人には分かりやすい選択です。
反対にストリートファイトをもっと掘り下げたいならダブルドラゴンも比較しやすい作品です。
敵を殴るだけでなく、相手の武器を奪って進む感覚にも近いものがあります。
コナミらしい映画っぽいアクションをもう1本ということであれば、魂斗羅も外せません。
こちらは銃撃を中心にしながら、横スクロールと奥行きを使った場面を切り替えていきます。
そして日本版マッド・シティを遊び切ったあと、海外版The Adventures of Bayou Billyへ挑んでみるのも面白いです。
日本版ではそれほど苦労しなかった敵や車面が、同じゲームとは思えないくらい厳しく感じられます。
次の1本を選ぶなら射撃ならオペレーションウルフ、格闘ならダブルドラゴンが分かりやすいでしょう。
そしてもっと難しいマッド・シティを遊びたいなら海外版へ進めば、同じ9面を別の難易度で味わい直せます。