谷川浩司の将棋指南2とは?【レトロゲームプロフィール】
谷川浩司の将棋指南2は、谷川浩司九段の名を冠したファミリーコンピュータ ディスクシステム用の将棋ソフトです。
1987年11月13日にポニーキャニオンから発売されました。
盤を挟んでCPUと指すだけではなく、詰将棋や次の一手まで入っているのが大きな特徴です。
対局モードでは4人の棋士を破った先に、谷川九段を思わせる最後の相手が待っています。
そこから最大5局を戦い、3勝すると感謝状を見ることができます。
練習問題で読みを鍛え、その力をCPU戦で試し、最後に腕試しへ進むという流れが1本に収まっています。
詰将棋は40問、次の一手は20問。
対局途中を残せるオートセーブもあり、じっくり1局を指したい時にも扱いやすい作りです。
ただし、最初からかなり親切な将棋教室というわけではありません。
CPUは初心者には手強く、駒落ちも用意されていないため、駒の動きを覚えた直後だと早々に押し込まれることもあります。
それでも負けたあとに詰将棋へ戻り、「ここで詰ませられなかったのか」と振り返れるのが本作の面白いところです。
通常版と希少な「新版 詰め将棋・次の一手」を混同しないことも、今から実機で遊ぶなら覚えておきたいポイントです。
| 発売日 | 1987年11月13日 |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
| ジャンル | 将棋・テーブルゲーム |
| プレイ人数 | 1人中心 |
| 開発 | ポニーキャニオン |
| 発売 | ポニーキャニオン |
| 特徴 | 5人の棋士との対局、詰将棋40問、次の一手20問、オートセーブ |
| シリーズ | 谷川将棋指南シリーズ |
| 関連作 | 谷川浩司の将棋指南、谷川浩司の将棋指南III |
谷川浩司の将棋指南2の紹介(概要・ストーリーなど)
谷川浩司の将棋指南2は、駒の動かし方を一から教える入門教材というより、実際に指しながら腕を磨いていくタイプの将棋ソフトです。
中心になるのは5人のCPU棋士との本将棋。
さらに詰将棋40問と次の一手20問も入っているので、負けた原因を別モードで練習できます。
4人を破ると谷川九段を思わせる最後の相手へ進みます。
詰みや局面判断を問題で鍛え、その成果を対局へ持ち込むのがこの作品らしい遊び方です。
CPUは初心者にとってはなかなか容赦がなく、序盤で少し駒損しただけでも、そのままズルズル苦しくなることがあります。
だからこそ最初から連勝を狙うより、「今日は駒をただで取られなかった」「終盤まで形になった」と小さく前進するほうが楽しく続けられます。
名人への道は一気に駆け上がるより、何局も指して少しずつ覚えるタイプです。
発売年・対応ハード・ジャンル
谷川浩司の将棋指南2のディスクシステム版は、1987年11月13日に発売されました。
発売元はポニーキャニオンで、当時の定価は3,000円です。
対応ハードはファミリーコンピュータ ディスクシステム。
型番はPNF-SHOで、内容は本将棋を中心としたテーブルゲームです。
翌1988年3月18日には、ファミコンのROMカセット版も発売されています。
中古で探すと、この2種類が同じタイトル名で並んでいることがあるので少し注意が必要です。
ここで扱うのは黄色いディスクカードを使う1987年のディスクシステム版です。
さらに1988年には、B面用の追加内容として「新版 詰め将棋・次の一手」も登場しました。
こちらは元のソフトをそのまま再発売したものではなく、扱い方も内容も異なります。
普通に対局や通常の問題を遊びたいなら、まず元の谷川浩司の将棋指南2を選べば大丈夫です。
ROM版、通常ディスク版、新版の3種類を分けて見ると、中古購入で迷いにくくなります。
目的:5人の棋士を破って名人への道を進む
谷川浩司の将棋指南2の対局モードでは、CPU棋士を順番に相手しながら本将棋を指していきます。
最初に登場する4人を破ると、谷川九段を思わせる最後の棋士が登場します。
そこで最大5局を戦い、3勝すれば感謝状へ到達です。
普通の将棋ソフトでありながら、「最後まで勝ち進む」というゲームらしい目標がきちんと用意されています。
4人を突破し、その先の最終戦で3勝するところまでが大きなゴールです。
CPU棋士は見た目だけでなく、指し方にも少しずつ違いがあります。
中飛車を選ぶ相手もいるため、「この攻め方だけ覚えておけば全部いける」という感じではありません。
負けても、それまで読んだ手や失敗した局面はそのまま経験になります。
終盤で詰ませ切れなかったなら詰将棋へ、中盤で判断を間違えたなら次の一手へ戻ってみましょう。
対局で弱点を見つけ、別モードで少し補強してまた挑むと、本作の内容を自然に使い切れます。
対局・詰将棋・次の一手の3本柱
谷川浩司の将棋指南2は、CPUとの本将棋だけで終わらないところがいいところです。
対局では普通の将棋を指し、自分の実力をそのまま試せます。
詰将棋は全部で40問あり、目安として6級から初段ほどの問題が収録されています。
答えの手を1つ当てて終わりではなく、盤面上で実際に手を進める形式です。
間違った王手をすればCPU側もきちんと応じるので、「あ、そこへ逃げられるのか」と盤面で確認できます。
次の一手は20問。
局面ごとに候補手を選び、選んだ手によって得点が変わります。
最後には得点をもとに棋力の目安まで出るため、ちょっとした腕試しにもなります。
実戦、詰みの読み、局面判断を1本で試せるのは当時の将棋ソフトとしてかなり充実しています。
対局で終盤に何度も逆転されるなら詰将棋へ、攻めるか守るか迷いやすいなら次の一手へ。
苦手な部分に合わせてモードを使い分けると、上達した感覚もつかみやすくなります。
難易度・谷川九段まで勝ち進む目安
谷川浩司の将棋指南2は、駒の動きを覚えたばかりの人がサクサク勝てる難度ではありません。
もちろん現代の強豪AIとは比べられませんが、初心者が適当に駒を前へ出しているだけでは普通に負かされます。
特に終盤は油断しにくく、こちらが優勢だと思っていても、王手が続く形へ入るとそのまま寄せ切られることがあります。
そのため、一般的なゲームのように「何時間でクリアできるか」を決めるのは少し難しい作品です。
将棋経験がある人なら数局で先へ進める場合もあります。
逆に初心者なら、何度も負けながら守り方や攻め筋を覚える時間が必要です。
何時間遊んだかより、何局指して何を覚えたかを見るほうが本作には合っています。
まずは1人目のCPUへ安定して勝つ。
そこから詰将棋で終盤力を少し補強し、4人突破を目指すくらいで十分です。
最後の谷川九段戦では3勝が必要になります。
対局と練習を何度も行き来しながら進むほうが、無理なく最後まで楽しめます。
谷川浩司の将棋指南2が刺さる人/刺さらない人
谷川浩司の将棋指南2が合いやすいのは、昔の将棋ソフトを実機でじっくり触ってみたい人です。
CPUと指すだけでなく、詰将棋や次の一手までまとめて楽しみたい人にも向いています。
1980年代の家庭用機で、CPUがどんな手を返してくるのか試してみたい人にも面白いでしょう。
谷川浩司九段の名前や、当時の将棋ブームに思い入れがあるなら、資料として眺める楽しみも増えます。
勝つことだけでなく、負けながら少しずつ将棋を覚えていく過程を楽しめる人には相性のいい作品です。
反対に、駒の動かし方から丁寧に教えてほしい人には少し厳しめです。
駒落ちもなく、初心者向けの大きなハンデはありません。
派手な演出やテンポの速い展開を期待する人にも方向性は合わないでしょう。
CPUが考えている時間も含めて、昔の将棋ゲームです。
少しの待ち時間や不便さも込みで盤面と向き合えるかが、好みの分かれ目になります。
谷川浩司の将棋指南2の遊び方
谷川浩司の将棋指南2は、将棋のルールさえ分かっていれば操作自体は難しくありません。
十字ボタンで盤上のカーソルを動かし、駒を選んで移動先を決めます。
最初から対局だけにこだわらず、詰将棋や次の一手を少し触っておくと、盤面を見る感覚もつかみやすくなります。
盤面全体を見る→相手の狙いを探す→自分の候補手を決めるくらいの順で落ち着いて指していきましょう。
CPUによって戦い方も少し違うので、毎局まったく同じ展開にはなりません。
長くなった対局ではオートセーブも頼れます。
最初のうちは勝敗より、駒をただで取られないことを意識すると続けやすいです。
基本操作・将棋盤と駒の動かし方
谷川浩司の将棋指南2では、画面に9×9の将棋盤と持ち駒が表示されます。
十字ボタンでカーソルを動かし、まず自分の駒を選び、そのあと移動先を指定します。
相手から取った駒は持ち駒になり、自分の番に空いている場所へ打てます。
敵陣へ入った駒は、条件を満たしていれば成るかどうかを選ぶ場面もあります。
ルールそのものは一般的な本将棋です。
歩、香車、桂馬、銀、金、角、飛車、玉の動きを知っていれば、操作で迷う場面はそれほど多くありません。
最初の数手は相手の駒を取りに行くより、自分の玉を安全にすることを意識すると安定します。
操作を急ぐ必要もありません。
経過時間を示すタイマーはありますが、短い持ち時間に追われるタイプではありません。
相手が指したら、すぐ自分の手を返す前に盤面を一度見渡しましょう。
王手されていないか、取られそうな駒はないか、次に王手されそうか。
この3つだけでも確認すると、単純な見落としがかなり減ります。
基本ループ(棋士と対局→勝利→谷川九段へ)
谷川浩司の将棋指南2の中心になるのは、CPU棋士を順番に破っていく対局モードです。
最初の4人は少しずつ指し方が違い、相手によって局面の形も変わります。
対局が始まったら、序盤は駒組みを進め、中盤では駒得や攻めの形を作り、終盤で相手玉を詰ませます。
勝てば次の相手へ。
この流れ自体はかなり分かりやすいです。
4人を破ると、谷川九段を思わせる棋士との勝負へ進みます。
そこからは最大5局で3勝を取るのが目標です。
前半は4人突破、後半は最終戦で3勝と2段階で考えると、目標も見えやすくなります。
同じ相手に何度も負けるなら、同じ序盤をそのまま繰り返さないほうがいいでしょう。
終盤で詰ませ切れず逆転されるなら、いったん詰将棋へ移るのも手です。
対局で見つかった弱点を、別モードで少し直して戻ると、本作の3つの遊び方が自然につながります。
最初の進め方(詰将棋と次の一手で感覚をつかむ)
将棋にまだ自信がないなら、谷川浩司の将棋指南2を起動してすぐCPU戦へ突っ込む必要はありません。
まず次の一手を何問か解き、「この局面では何を見るのか」という感覚をつかむのがおすすめです。
候補手から選ぶ形式なので、何もないところから1手を考えるより入りやすくなっています。
次に詰将棋の易しい問題へ。
王手を続け、相手玉の逃げ道を消す感覚が少し分かるだけでも、実戦の終盤が変わってきます。
そのあとCPU戦へ入り、序盤ではとにかく駒損を減らすことを目標にしてみましょう。
最初から勝つより、終盤まで互角に近い形で残るくらいで十分です。
負けたら、最後にどの駒が足りなかったのかだけでも盤面を思い返します。
そして問題演習へ戻って、また対局。
何度か繰り返すと、少しずつ見る場所が増えてきます。
次の一手→詰将棋→CPU戦の順で触ると、初心者でも入りやすいでしょう。
初心者がつまずくポイントと対処
谷川浩司の将棋指南2で初心者が最初に厳しく感じやすいのは、CPUへ駒落ちのハンデを付けられないことです。
平手で指すため、駒の動かし方を覚えただけではなかなか勝てません。
特に序盤から飛車や角を取りに行こうとして、玉を初期位置へ残したまま攻めると、一気に反撃を受けやすくなります。
まず玉を安全な場所へ移し、金や銀を近くへ置いておきましょう。
もう1つ大きいのが終盤の見落としです。
CPUは詰みが見える局面でかなり素早く寄せてくるため、こちらが駒得していても、王手を放置するとあっさり逆転されます。
「こちらのほうが駒を持っている」より先に、自玉へ王手が続かないかを見ることが大切です。
勝ち切れない時は、詰将棋を数問挟んでみましょう。
また、全員に同じ攻め方が通るわけでもありません。
中飛車を使う相手では、盤面中央の厚みも意識したいところです。
負けた局面を、そのまま次に覚えるテーマへ変えると、難しさも少しずつ遊びに変わっていきます。
谷川浩司の将棋指南2の攻略法
谷川浩司の将棋指南2を安定して進めたいなら、CPUの癖だけを突くより将棋の基本を崩さないほうが近道です。
玉を囲い、ただで駒を失わず、相手の王手筋を毎回確認する。
それだけでも勝ちやすさはかなり変わります。
CPUは終盤で手強さを感じやすいので、中盤までに少しでも優位を作っておきたいところです。
序盤は無理をせず、中盤で駒得を狙い、終盤では詰みを読むのが基本になります。
相手ごとに戦法も少し違うため、1つの形だけへ固執しないことも大切です。
負けたら詰将棋や次の一手へ戻る。
CPUの癖と将棋の基本、両方を使って進むと最後の対局まで届きやすくなります。
序盤攻略:駒損を避けて玉を安全にする
谷川浩司の将棋指南2の序盤では、いきなり攻め込むことより、まず悪い形を作らないことが大切です。
歩を動かして飛車や角の道を作りながら、金や銀を玉の近くへ寄せます。
初心者が崩れやすいのは、攻め駒だけ前へ出して玉が初期位置付近へ置き去りになる形です。
このまま相手の飛車や角が入ってくると、「受ける駒がない」となりやすくなります。
数手使ってでも玉を安全にしておくと、その後の中盤がかなり落ち着きます。
駒交換をする時も、取れる駒だけを見ないようにしましょう。
自分が1枚取ったあと、相手が何を取り返してくるかまで見ることが大切です。
序盤に角や飛車を簡単に失うと、CPU相手ではそのまま立て直しに苦労します。
攻める場合も、歩だけ、銀だけと1枚で突っ込むより、複数の駒を近づけてから動かしたいところです。
玉を守ることと、駒をただで取られないこと。
まずこの2つを意識するだけでも、序盤の事故はかなり減ります。
中盤攻略:相手の戦法を見て攻め筋を変える
谷川浩司の将棋指南2では、CPU棋士ごとに少しずつ指し方が違います。
前の相手へうまくいった形を、そのまま次にも押し付けると苦しくなることがあります。
たとえば相手が飛車を中央へ振る中飛車なら、5筋へ攻め駒が集まりやすくなります。
こちらが中央を薄くしたまま端だけ攻めていると、気づいた時には玉の近くまで迫られていることもあります。
相手の飛車がどこへ動いたかを見て、自分の金銀を置く場所も変えてみましょう。
逆に相手の駒組みがゆっくりしているなら、こちらから先に攻めの形を作れる場合もあります。
飛車、角、銀がどの辺りへ集まっているかを見るだけでも、相手の狙いを読みやすくなります。
中盤では駒の損得だけでなく、相手玉の近くに何枚の攻め駒がいるかも大切です。
大駒を1枚だけ敵陣へ入れても、それだけでは決め手にならないことがあります。
銀や桂馬も参加させ、攻めの枚数を増やしていきましょう。
1枚だけの攻めを続けず、何枚かで圧力をかけるとCPUの受けを崩しやすくなります。
終盤攻略:詰みを読む習慣と谷川九段対策
谷川浩司の将棋指南2では、終盤へ入ってからCPUの手強さを感じる場面が増えてきます。
こちらが駒得していても、詰ませる手順を逃すと、そのまま逆転されることがあります。
終盤になったら、まず自玉へ王手がかかっていないかを確認。
次に、相手玉へ王手できる手を探します。
ただ1回王手するだけでなく、逃げた先へ次の王手が続くかまで考えたいところです。
そこで役立つのが40問の詰将棋です。
王手をかける→逃げ道を見る→次の王手を探すという流れを問題で繰り返しておくと、実戦でも少し落ち着いて読めます。
谷川九段戦では1回勝てば終了ではありません。
最大5局のうち3勝が必要です。
1局だけ奇襲で取るより、何度指しても大きく崩れにくい形を作ることが重要になります。
1局の大勝より、3勝まで続けられる安定した将棋を目指すのが最後の攻略ポイントです。
棋士別の安定戦術(負けパターン→対策)
谷川浩司の将棋指南2のCPU棋士は、全員が同じ手順をなぞるわけではありません。
そのため、前の相手に通った攻めをそのまま続けても、次ではあっさり受け止められることがあります。
初めて当たる相手には、序盤から勝ち急がず、まず飛車がどこへ動くかを見てみましょう。
中央へ振るなら5筋を意識し、飛車を元の位置で使うなら飛車先の歩や角筋へ注意します。
負けやすいパターンは、自分の攻めだけを見て相手の攻めを放置することです。
こちらが別の場所を攻めている間に、相手の飛車、角、銀が自玉の近くへ集まっていることがあります。
相手の攻め駒が3枚ほど集まってきたら、一度こちらの守りを見るだけでも事故は減ります。
CPUには特定の攻めが入りやすい場面もありますが、全員に通じる万能手ではありません。
中飛車型が相手なら、中央でぶつかる展開も考えたいところです。
棋士名より盤面の形を見て、自分の指し方を少し変えるほうが安定しやすくなります。
対局途中のオートセーブと再開時の注意
谷川浩司の将棋指南2のディスクシステム版には、対局途中を残して後から再開できるオートセーブがあります。
将棋は1局が長くなりやすいので、これはなかなかありがたい機能です。
ディスクカード側には棋譜データを記録する領域があり、途中の盤面から続きを指せます。
ただし、今のゲームのように好きなだけセーブ枠を作る感覚ではありません。
現在進めている対局を中断するための仕組み、と考えたほうが分かりやすいでしょう。
やめる前にはディスクへの書き込みが終わったことを確認するのが大切です。
ドライブが動いている最中に電源を切ったり、ディスクカードを抜いたりするのは避けます。
中古ディスクは長い年月を経ているため、保存領域の状態にも個体差があります。
読み込みが不安定なディスクなら、長時間の対局を完全に任せきるのは少し不安です。
オートセーブ自体は便利でも、磁気ディスクの状態に左右されるのは実機ならではの注意点です。
谷川浩司の将棋指南2の裏技・小ネタ
谷川浩司の将棋指南2では、アクションゲームのような無敵コマンドよりも、CPUの指し方の癖を利用する攻め筋のほうが「裏技らしい」存在です。
ただし、それだけですべての棋士へ勝てるわけではありません。
むしろ本作らしい小ネタは、対局以外の練習量や、最後に用意された感謝状などにあります。
詰将棋40問と次の一手20問は、おまけではなくそのまま攻略へ使える内容です。
さらに後には、問題内容を入れ替えた希少な新版まで登場しました。
中古ではこの新版と通常版で価値がかなり違います。
裏技を探すより、まずバージョン違いを知っておくほうが大事かもしれません。
CPUの弱点を突く有名な攻め筋
谷川浩司の将棋指南2には、CPUの序盤の受け方を利用し、有利を作りやすい攻め筋が知られています。
特定の形では、飛車と角の利きを使って王手と大駒取りを重ねる展開へ持ち込みやすい場合があります。
うまく決まれば序盤から大きく駒得でき、そのまま優勢を保ちやすくなります。
とはいえ毎回まったく同じ局面になるわけではありません。
特に中飛車を選ぶCPUでは同じ形へ入りにくく、この攻めだけで全員を突破するのは難しいです。
狙える形になった時だけ使い、形が違えば普通の将棋へ戻すくらいがちょうどいいでしょう。
奇襲を成立させることばかり考えて、自玉を放置するのは危険です。
大駒を取れそうな場面でも、次に自分の飛車や角が捕まらないかを確認しておきます。
CPUの癖を見つけるのは、レトロ将棋ゲームならではの楽しみでもあります。
必勝法として決め打ちせず、盤面を見ながら使うほうが、本来の読み合いも残せます。
詰将棋40問と次の一手20問の使い方
谷川浩司の将棋指南2の練習モードは、ただの付録と思って流すには少しもったいない内容です。
詰将棋は40問あり、6級から初段ほどを目安にした問題が用意されています。
正解手を1つ選ぶだけではなく、実際に盤面でCPU側の応手まで進みます。
間違った王手なら、相手玉が逃げたり受けたりするので、「なぜこの手では詰まないのか」が画面で分かります。
次の一手は20問。
候補手からより良い手を選び、評価に応じて得点が入ります。
最後には得点から棋力の目安も表示されます。
終盤で寄せ切れないなら詰将棋、中盤で手が決まらないなら次の一手と使い分けると分かりやすいでしょう。
対局で負けが続いた時に、気分を変える意味でも使えます。
問題は最初から選べるので、前から順番に解く必要もありません。
苦手そうな局面だけ何度か繰り返すという使い方でも十分役立ちます。
谷川九段3勝後の感謝状
谷川浩司の将棋指南2で、いちばん分かりやすいごほうびになるのが最後の感謝状です。
最初の4人を破ると、谷川九段を思わせる最終の棋士との勝負へ進みます。
そこから最大5局を指し、先に3勝するのが目標です。
条件を満たすと、実際の将棋の免状を思わせるような画面で感謝状が表示されます。
紙の質感や文字までファミコン画面で表そうとしていて、普通の勝利表示とは少し違った特別感があります。
この最終戦で3勝することが、実質的なクリア条件と考えていいでしょう。
将棋ゲームだけに、短時間でエンディングだけ見ようとしても簡単にはいきません。
それでも何人ものCPUを破ったあとに表示されるので、到達した時の満足感はしっかりあります。
もし最終戦で負けが続くなら、いったん詰将棋へ戻るのもありです。
感謝状は何局も指し続けた先にあるごほうびとして狙ってみたいところです。
新版 詰め将棋・次の一手との違い
谷川浩司の将棋指南2を中古で探す時、かなり注意したいのが「新版 詰め将棋・次の一手」です。
新版は1988年8月10日に登場した、ディスクシステム向けの追加内容です。
通常版B面に入っている詰将棋と次の一手を、新しい問題へ入れ替える目的で用意されました。
一般的な店頭のディスクライターで書き換えるのではなく、任天堂へディスクカードを送って書き換えてもらう特殊な方式でした。
しかも新版B面だけでは起動できません。
遊ぶには通常の谷川浩司の将棋指南2のA面が必要です。
新版は通常版の単なる再発売ではなく、追加問題を遊ぶための特殊なB面だと考えると分かりやすいでしょう。
現存数が少ないため、中古では通常版とは比べものにならない価格になることがあります。
普通に対局や通常問題を遊びたい人が、プレミア価格の新版まで探す必要はありません。
ラベルや説明書にある「新版」の表記を確認するだけでも取り違えを防げます。
谷川浩司の将棋指南2の良い点
谷川浩司の将棋指南2の良さは、1987年の作品ながら対局と練習を1本へきれいにまとめているところです。
CPUと指すだけでなく、詰将棋と次の一手も入っています。
対局途中を残せる仕組みまであり、長くなりやすい将棋を家庭で遊びやすくしています。
学ぶ→指す→負けたところをもう一度学ぶという流れが自然に作れるのがいいところです。
棋士の表情や会話も用意され、盤だけを見続ける無機質な将棋ソフトにはなっていません。
最後の感謝状も、はっきりした目標になります。
将棋ソフトの中に、勝ち進むゲームらしい楽しさを入れているのが今見ても面白いところです。
将棋ソフトとしての良さ(対局/練習/再開)
谷川浩司の将棋指南2は、CPUと1局指して終わりという将棋ソフトから一歩進んだ構成です。
本将棋では5人のCPU棋士を相手に、自分の実力を試せます。
詰将棋では終盤の読み、次の一手では局面判断を練習できます。
この3つがただ別々に入っているのではなく、実戦で感じた弱点を問題側で補えるのがうまいところです。
さらに対局途中から再開できるオートセーブもあります。
将棋は1局が長くなりやすいため、当時の家庭用ゲームではかなり助かる機能でしょう。
対局、問題演習、中断再開まで1枚のディスクで完結するのは使いやすさにつながっています。
問題数も詰将棋40問、次の一手20問と十分です。
しかも最初から好きな問題を選べるため、順番に全部解く必要はありません。
苦手なところだけ選んで練習できるのも、将棋教材としてうれしい作りです。
棋士の表情・会話・感謝状の演出
谷川浩司の将棋指南2では、CPU棋士がただ盤面の向こうにいるだけではありません。
相手には人物グラフィックが用意され、対局中に表情やセリフが変化します。
こちらが意外な手を指した時などにも反応するため、無言のCPUより少し「相手と指している」感じが出ます。
タイトル画面も雷鳴とともに棋士の姿を見せるなど、将棋ソフトとしては意外に派手です。
そして最後の谷川九段戦を突破すると、感謝状が表示されます。
実際の免状を思わせる構図で、何局も指して到達した時にはなかなか特別な気分になります。
盤面の外にも「勝ち進んでいる」感覚を作る演出が入っているのが魅力です。
もちろん現代のゲームのような豪華なムービーがあるわけではありません。
それでも少ない容量の中で、CPU棋士を少しでも人らしく見せようとしています。
ただ計算するCPUではなく、対局相手らしく見せる工夫がレトロ将棋ゲームらしい味になっています。
やり込み要素(40問・20問・谷川九段戦)
谷川浩司の将棋指南2には、レベル上げやアイテム収集のようなやり込みはありません。
その代わり、将棋そのものを繰り返すことで長く遊べます。
詰将棋は40問あり、全部を自力で解こうとするとかなりの練習量です。
次の一手も20問あり、どこまで高得点を取れるかで局面判断を試せます。
本将棋では、4人を破ったあとに谷川九段戦が待っています。
最後は3勝が必要なので、たまたま1回うまくいっただけでは終われません。
問題を解く→対局する→また問題へ戻るという往復自体がやり込みになります。
同じCPU相手でも、自分が違う戦法を使えば盤面は変わります。
居飛車だけでなく振り飛車を試すなど、自分でテーマを決めて遊ぶのもありです。
答えを覚えた詰将棋でも、「なぜその手で詰むのか」を考え直せます。
感謝状を見たあとも、自分の棋力を上げる目的で続けられるのは将棋ゲームならではの強みです。
谷川浩司の将棋指南2の悪い点
谷川浩司の将棋指南2は内容の濃い将棋ソフトですが、完全な初心者向けとは言いにくい部分もあります。
CPUへ駒落ちを設定できず、駒の動きを覚えたばかりだと最初から苦戦しやすいです。
棋譜表示にも少し独特な分かりにくさがあります。
将棋を1から教えてもらうソフトというより、基本を覚えたあとに練習するソフトと考えたほうが合っています。
CPUの思考待ちも、現代の感覚では長く感じることがあります。
実機ならディスクの読み込み時間も加わります。
快適さを求めるより、当時の将棋AIとじっくり指すつもりで遊ぶほうが楽しみやすいでしょう。
不便な点(思考待ち/棋譜表示/駒落ちなし)
谷川浩司の将棋指南2を今遊ぶと、まずCPUの思考時間が少し気になるかもしれません。
現代の将棋アプリなら、かなり強いAIでも短時間で手を返してきます。
ファミコン時代のCPUに同じテンポを求めるのはさすがに難しく、相手が考えている時間も含めて1局をゆっくり指すソフトです。
もう1つ気になるのが駒落ち設定のなさ。
飛車や角を落としてもらって練習するようなハンデ対局はできず、初心者でも平手から始まります。
棋譜表示も、自分が後手の場合でも一定方向から表記されるため、慣れていないと少し違和感があります。
現代の将棋ソフトにある細かな難度調整や表示設定は期待しないほうがいいでしょう。
その代わり、本作には詰将棋と次の一手があります。
対局で勝てない時は、そちらへ逃げてもちゃんと練習になります。
駒落ちでCPUを弱くする代わりに、自分を少し強くして戻る。
そんな遊び方が本作には合っています。
初心者には厳しいCPUと対処法
谷川浩司の将棋指南2のCPUは、現代のAIと比べればもちろん弱いものの、将棋初心者にとっては普通に手強い相手です。
特に終盤では詰みを見つけるのが速く、こちらがかなり優勢だと思っていても、王手が続くと一気に寄せ切られます。
駒の動きを覚えたばかりの人が、最初から何連勝もできなくても不思議ではありません。
まず目標にしたいのは勝つことより、駒損しないことです。
その次に玉を囲うことを覚えます。
そして終盤になったら、詰将棋で王手を続ける感覚を少しずつ身に付けましょう。
CPU戦だけを何度も繰り返さず、詰将棋と次の一手を間に挟むのがいちばん無理のない対処法です。
CPUの序盤には狙いやすい癖もありますが、それだけ覚えていると別の戦法を使う相手で止まりやすくなります。
基本的な駒組みも一緒に覚えていったほうが、最後まで進みやすくなります。
負けた1局をそのまま教材として使うくらいの気持ちなら、この厳しさも本作の面白さへ変わっていきます。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
谷川浩司の将棋指南2を今の将棋アプリと比べると、できることはかなり限られています。
CPUの棋力を細かく何段階にも調整する機能はありません。
オンライン対局や棋譜解析もなく、AIが指し手へ評価値を付けてくれることもありません。
純粋に「最短で将棋を強くなりたい」だけなら、現代の無料アプリのほうが便利です。
本作の面白さは、そこではありません。
1987年の家庭用機で、対局、詰将棋、次の一手を1枚へまとめた作りをそのまま触れることです。
便利さより、当時の将棋ゲームがどんなものだったかを味わう作品と考えると魅力が見えやすくなります。
実機ではディスクドライブの状態やテレビ接続まで準備が必要です。
遊び始めるまでの手軽さも、当然ながら今のゲーム機には及びません。
実機を動かすところから楽しめる人向けという点は、購入前に知っておきたいところです。
谷川浩司の将棋指南2を遊ぶには?
2026年9月8日時点で谷川浩司の将棋指南2を遊ぶなら、ディスクシステム実機を使う方法が中心です。
確認できる範囲では、Nintendo Switchなど現行機向けの公式配信は見当たりません。
通常版の中古ディスク自体は、極端なプレミア価格というわけではありません。
ただし、読み込み状態にはかなり差があります。
ソフトの値段を見る前に、まずディスクドライブが正常に動くか確認することが大切です。
また、希少な新版とは価格帯がまったく違います。
通常版を遊びたいだけなら、新版まで探す必要はありません。
商品名だけで決めず、ラベルや説明書を見て通常版か新版か確認すると安心です。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
2026年9月8日時点で確認した範囲では、谷川浩司の将棋指南2はNintendo Switchなど現行機で公式配信されているタイトルとして見当たりません。
Nintendo Switchのファミコン系サービスには多くの旧作がありますが、本作をそのまま選んで遊べる状況ではありません。
現在新しく購入できる復刻サービスも、確認しにくい状態です。
そのため今から正規のオリジナル版を遊ぶなら、ディスクシステム版か後発のROMカセット版を中古で探す形が現実的です。
この記事では1987年発売のディスクシステム版を基準にしています。
ROM版は1988年発売で、見た目も中古相場も別です。
現行サービスへの追加状況は今後変わる可能性があります。
購入前には任天堂などの最新ラインアップをもう一度確認しておくと安心でしょう。
今のところは実機で遊ぶレトロタイトルと考えて準備するのが分かりやすいです。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
谷川浩司の将棋指南2のディスク版を遊ぶには、ファミリーコンピュータ本体とディスクシステムが必要です。
ディスクシステムではRAMアダプタをファミコン側へ接続し、専用ドライブへディスクカードを入れます。
本体とドライブの電源環境も必要になります。
中古のディスクシステムは、内部のドライブベルトが経年劣化している個体もあります。
ソフトだけ先に買うより、別のディスクカードをきちんと読み込める本体か確認しておくほうが安心です。
読み込みエラーが出ても、必ずしもソフト側の故障とは限らないのが実機の難しいところです。
テレビへの接続も忘れず確認します。
初代ファミコンのRF接続は、現代のテレビではそのまま使えない場合があります。
自分の環境に合った接続方法を先に用意しておきましょう。
本体、ディスクドライブ、映像表示まで先に動作確認するのが、買ってすぐ遊ぶための近道です。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
谷川浩司の将棋指南2通常版の中古は、2026年9月8日に確認した販売例では数百円台から1,500円前後のものが見られます。
メルカリではディスクのみの売却済み500円例や、検査済みとして700円前後の出品も確認できます。
専門店では箱と説明書付きで1,480円の販売例もあります。
ただし中古価格は、時期、付属品、動作確認の有無によって普通に変わります。
1件だけ見て相場を決めず、状態の近い商品を何件か比べるのがおすすめです。
安いディスクでも未確認品なら、実機で読み込めない可能性があります。
ラベルの剥がれや汚れ、ケース、説明書の有無も見ておきましょう。
そして特に注意したいのが「新版 詰め将棋・次の一手」です。
こちらは通常版と別物で、希少性がかなり高いため、桁違いの価格表示になることがあります。
普通に遊ぶ目的ならPNF-SHOの通常版を探すと、余計な出費を避けやすくなります。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
谷川浩司の将棋指南2はアクションゲームではないため、表示遅延はそれほど大きな問題にはなりません。
それより重要なのは、ディスクシステムが安定して読み書きできることです。
ドライブの赤い動作ランプが点いている間は、ディスクカードを抜いたり電源を切ったりしないようにしましょう。
対局途中はオートセーブできるため、長い1局を無理に最後まで続ける必要はありません。
疲れたらきちんと中断し、頭がすっきりしてから続きを指すほうが将棋では読み違いも減ります。
説明書があるなら、手元へ置いておくと便利です。
詰将棋や次の一手など、モードの扱いをすぐ確認できます。
盤面が見づらい場合はテレビ側の明るさや表示設定も調整してみましょう。
駒がきちんと読めるだけでも、長時間の対局はかなり楽になります。
正常なドライブと見やすい盤面を用意するだけで、1987年の将棋ソフトでも落ち着いて遊べます。
谷川浩司の将棋指南2のQ&A
谷川浩司の将棋指南2は、普通のCPU将棋だけではないため、購入前に少し分かりにくい点があります。
谷川浩司本人と対局するのか、問題は何問あるのか、途中保存はできるのか。
この辺りは気になるところでしょう。
さらに中古では通常版と新版が混在します。
通常版だけでも本将棋、詰将棋、次の一手はしっかり楽しめると覚えておけば大丈夫です。
新版は、問題内容を差し替えた追加版になります。
実機で探すなら、内容と一緒にディスク状態も確認しておきましょう。
遊びたい内容と買うバージョンを先に合わせておくと失敗しにくくなります。
谷川浩司本人と対局できますか?
谷川浩司の将棋指南2では、実在する谷川浩司九段本人と通信して対局するわけではありません。
ゲーム内に用意されたCPU棋士との将棋です。
最初の4人を破ると、谷川九段を思わせる最後の棋士が登場します。
その相手と最大5局を戦い、3勝すると感謝状を見ることができます。
谷川浩司九段の名前を冠した将棋ソフトとして、「名人への道」をゲーム内で体験する作りです。
谷川九段戦は、本作の最後に待つCPU対局と考えると分かりやすいでしょう。
最初からその相手だけ選んで1局指す形ではありません。
前の棋士を順番に突破することで、最後の対局へたどり着きます。
しかも勝負は1局だけではなく、3勝が必要です。
何度指しても大きく崩れない力を試されるところが、最後の相手らしい難しさになっています。
詰将棋と次の一手は何問ありますか?
谷川浩司の将棋指南2通常版には、詰将棋40問、次の一手20問が収録されています。
詰将棋は、おおむね6級から初段ほどを目安にした内容です。
正しい手を1つ選ぶだけのクイズではなく、盤上で実際にCPUが応手します。
間違った王手を指せば相手玉が逃げるので、「この手では詰まないのか」と理由も確認できます。
次の一手は局面を見て、用意された候補から手を選ぶ形式です。
どの手を選んだかによって得点が変わり、最後には合計点から棋力の目安が表示されます。
全部で60問分の局面練習が入っているのは、当時の将棋ソフトとしてかなり魅力があります。
問題は最初から選べるので、難しいものを後回しにしても構いません。
終盤は詰将棋、中盤の判断は次の一手という感じで使い分けると分かりやすいでしょう。
途中で電源を切っても続きから遊べますか?
対局中の谷川浩司の将棋指南2にはオートセーブ機能があり、途中の盤面を残して後から再開できます。
将棋は1局が長くなることも多いので、ディスクシステム作品としてかなり助かる機能です。
ただし、現在のゲームのように複数のセーブスロットを自由に作る方式ではありません。
今進めている対局を中断し、あとで続きを指すための機能と考えてください。
保存処理をしている最中に電源を切らないことは大切です。
ディスクドライブが読み書きしている間にカードを抜くのも避けましょう。
磁気ディスク自体が発売から長い年月を経ているため、中古では保存状態にも個体差があります。
一度中断と再開を試し、正常に読み戻せるか確認しておくと安心です。
長時間の対局でも休憩を入れやすいのは、本作のいいところです。
オートセーブを使って、無理に1局を最後まで続けないほうが読み違いも減らしやすくなります。
新版 詰め将棋・次の一手は同じソフトですか?
完全に同じものではありません。
谷川浩司の将棋指南2通常版が先に発売され、その後に「新版 詰め将棋・次の一手」が追加で用意されました。
新版は、通常版B面に入っている詰将棋と次の一手を別の問題へ差し替えた内容です。
1988年8月10日から扱われ、任天堂へディスクカードを送って書き換えてもらう特殊な販売方法でした。
店頭のディスクライターで普通に書き換えるタイトルとは違います。
さらに新版B面だけでは起動できません。
通常版A面を起動用として必要とする追加内容です。
この事情もあり、現存する新版はかなり珍しく、中古価格も通常版とは大きく違います。
普通の対局や40問の詰将棋、20問の次の一手を遊びたいだけなら元の通常版で十分です。
中古で「新版」と書かれていたら、通常版とは別商品として確認するようにしましょう。
谷川浩司の将棋指南2のまとめ
谷川浩司の将棋指南2は、CPUとの本将棋だけでなく、詰将棋と次の一手まで入った充実した将棋ソフトです。
4人の棋士を破った先には谷川九段戦があり、3勝できれば感謝状へ到達します。
完全な初心者には少し手強いものの、負けたところを問題演習で補えるのがいいところです。
対局と練習が1本の中で自然につながっているのが大きな魅力です。
実機で探す場合は、通常版と希少な新版を取り違えないようにしたいところ。
現代の将棋アプリほど便利ではありません。
それでも、1987年の家庭用将棋ソフトとしてよくまとまった1本として、今触っても面白さがあります。
結論:おすすめ度と合う人
谷川浩司の将棋指南2は、将棋が好きなレトロゲームファンならかなり楽しみやすい作品です。
CPUと1局指して終わりではなく、詰将棋40問と次の一手20問まで入っています。
対局途中から再開でき、最後には谷川九段戦と感謝状という目標もあります。
一方で、駒の動きから全部教えてほしい完全初心者には少し厳しめです。
駒落ちによる難度調整もありません。
将棋の基本ルールを知っていて、CPU相手に少しずつ腕を磨きたい人がいちばん楽しみやすいでしょう。
昔の将棋AIや、棋士キャラクターの演出を見てみたい人にも向いています。
最新AIと最短距離で強くなることだけが目的なら、現代のアプリのほうが便利です。
本作では、不便さまで含めて1980年代の将棋ゲームを味わいます。
実機でじっくり盤へ向かう時間そのものを楽しめる人なら、今遊んでも印象に残る1本です。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
谷川浩司の将棋指南2を初めて遊ぶなら、いきなり全棋士撃破を狙う必要はありません。
まず次の一手を5問ほど解き、局面で何を探せばいいのか感覚をつかみます。
次に詰将棋を数問遊び、王手を続けて逃げ道を消す考え方を確認。
そのあと1人目のCPU棋士へ挑みます。
序盤では玉を囲い、ただで駒を取られないことだけでも意識してみましょう。
終盤で逆転されたら詰将棋へ戻ります。
問題演習→CPU戦→負けた部分だけまた練習という流れで回すのが分かりやすい進め方です。
1人目へ安定して勝てるようになったら、順番に4人突破を狙います。
最後は谷川九段戦で3勝を目指します。
途中で長くなった対局はオートセーブを使えば大丈夫です。
感謝状を見るところを最終目標にして、少しずつ勝ち進むと、本作の内容を無理なく一通り楽しめます。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
谷川浩司の将棋指南2が気に入ったなら、シリーズの前後を追ってみると違いが分かりやすくなります。
前作に当たる谷川浩司の将棋指南はMSXなどで展開された作品で、シリーズの出発点を確認できます。
ファミコンで続けて遊ぶなら、谷川浩司の将棋指南IIIが分かりやすい候補です。
こちらは1989年発売で、シリーズがその後どのように発展したのかを比べられます。
同時期のファミコン将棋を見たいなら、森田将棋も面白い存在です。
CPUの棋力や対局の作りが違うため、当時の将棋ゲームがどんな方向で競っていたのか見えてきます。
シリーズの進化を見るならIII、同時代のCPUを比べるなら森田将棋という選び方が分かりやすいでしょう。
まずは谷川浩司の将棋指南2で感謝状まで到達してから次へ進むと、1本やり切った満足感も残ります。
同じ将棋ゲームでもAIや練習機能の違いを見ると、レトロ将棋ソフト巡りがさらに面白くなります。