ラサール石井のチャイルズクエストとは?【レトロゲームプロフィール】
ラサール石井のチャイルズクエストは、ナムコがファミコンで発売した、かなり異色のアイドル育成RPGです。
プレイヤーは新人アイドルグループ「チャイルズ」のマネージャーとなり、日本全国を巡って営業し、ファンと人気を集め、最終的にスターの殿堂「ときおホール」での大成功を目指します。
ただし、普通のRPGのように剣で敵を倒すわけではなく、戦闘はすべて「営業」に置き換えられ、攻撃は「よいしょ」、防御は「たえる」、魔法は「マ法」という、最初から最後まで妙なテンションで進みます。
さらにチャイルズの3人は戦闘要員ではなく、後ろをついてくる存在なのに、個別にフマンドと尿意を管理しなければならず、機嫌を損ねると営業失敗どころかオフィス地下へ引きこもってしまいます。
今から遊ぶなら、王道RPGとしてではなく、“1989年にここまで変な芸能界RPGを本気で作ったナムコの珍作”として向き合うのがいちばんしっくり来ます。
| 発売日 | 1989年6月23日 |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| ジャンル | ロールプレイングゲーム |
| プレイ人数 | 1人 |
| 開発 | ナムコ |
| 発売 | ナムコ |
| 特徴 | 営業=戦闘、よいしょシステム、フマンド/尿意管理、全国キャンペーン、コンサート、マ法、セーブ対応 |
| シリーズ | 単発作品 |
| 関連作 | アイドル八犬伝、MOTHER |
ラサール石井のチャイルズクエストの紹介(概要・ストーリーなど)
ラサール石井のチャイルズクエストは、見た目も内容もかなり変わったRPGです。
舞台は剣と魔法の世界ではなく、1980年代末の日本風の近代社会で、主人公は勇者ではなく芸能事務所のマネージャーです。
目的も魔王討伐ではなく、チャイルズを売り込み、全国各地のキャンペーンを成功させ、スターに必要な装備を集めて、最終的にときおホールで大成功することにあります。
つまり本作は、RPGの文法を使いながら、題材だけを芸能界へ丸ごと差し替えた作品です。
ここでは発売情報、物語、システム、難易度、向いている人まで、まず全体像を整理します。
発売年・対応ハード・ジャンル
ラサール石井のチャイルズクエストは1989年6月23日にナムコから発売されたファミコン用ソフトです。
ジャンルはロールプレイングゲームですが、一般的なRPGの想像とはかなり違い、内容は“愛と涙とお笑いの芸能界売り込みRPG”と表現したほうがしっくり来ます。
開発・発売はナムコで、タイトルにラサール石井さんの名前こそ入っていますが、実際にはチャイルズをプロデュースしている文脈から冠されている色合いが強く、ゲームの主役はあくまでチャイルズとそのマネージャーです。
当時の定価は5,500円で、セーブデータは1個対応でした。
今の目で見ると芸能人タイアップの珍作に見えますが、システムそのものはかなり凝っていて、単なる出オチでは終わらない独特なFC-RPGです。
ストーリー/目的(ネタバレなし)
物語の出発点は、石井光三オフィスが社運を賭けて売り出している新人アイドルグループ「チャイルズ」を、一流のスターに育て上げることです。
プレイヤーは“選ばれしマネージャー”としてチャイルズを連れて全国各地を回り、キャンペーンでファンを獲得し、コンサートを成功させながら人気を高めていきます。
最終目標はスターの殿堂である「ときおホール」での成功ですが、そのためには各地のコンサートをこなし、スターのマイク、スターのドレス、スターのくつといった象徴的な装備まで揃えなければなりません。
旅の流れそのものは王道RPGに近いのに、やっていることが全部芸能活動へ置き換わっているので、プレイ感は常に少しズレています。
この“真面目にふざけている”空気が、本作の物語全体をかなり強く印象付けています。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
ラサール石井のチャイルズクエストの面白さは、RPGの定番要素をことごとく芸能界用語へ置き換えていることです。
敵との遭遇は「戦闘」ではなく「営業」で、攻撃は「よいしょ」、敵の攻撃は「口撃」、防御は「たえる」です。
経験値にあたるのはチャイルズの「にんき」で、レベルが上がると主人公のHPやMPだけでなく、チャイルズ側の成長にもつながっていきます。
さらに、このゲーム最大の特徴がフマンドと尿意の管理で、3人の誰か1人でもフマンドが100%になると営業失敗扱いになり、石井光三オフィスへ強制送還されたうえ、激怒したメンバーが地下の部屋へ引きこもってしまいます。
つまり本作は、普通のRPGのHP管理に加えて、アイドルの機嫌とトイレ事情まで背負わされる、かなり独特なマネージャーRPGです。
難易度・クリア時間の目安
難易度は、システムを理解しているかどうかでかなり変わります。
敵をよいしょで落とすだけならまだ分かりやすいですが、実際には“たえる”だけで敵のストレスを発散させてファン化させる場面があったり、フマンドや尿意を放置していると戦力とは別の理由で営業失敗になったりするので、最初はかなり戸惑いやすいです。
一方で、理屈が分かると町移動やキャンペーンの進行は比較的軽快で、近代日本風のマップも見やすく、一般的なFC-RPGよりテンポ良く感じる人もいます。
クリア時間は長すぎるわけではありませんが、全国を巡り、コンサートと装備集めを進める必要があるため、腰を据えて遊ぶタイプです。
つまり本作の難しさは敵の強さより、システムの変さに順応できるかどうかにあります。
ラサール石井のチャイルズクエストが刺さる人/刺さらない人
ラサール石井のチャイルズクエストが刺さるのは、変わった設定のRPGや、珍作寄りのナムコ作品が好きな人です。
また、1980年代の日本風の世界観があるRPGや、ギャグとパロディが濃い作品を面白がれる人にもかなり向いています。
逆に刺さりにくいのは、純粋に王道ファンタジーを求める人や、システムが直感的であることを重視する人です。
特に、尿意とフマンドのような変な管理要素へ面白さを感じられないと、本作の大半が面倒に見えやすいです。
つまり本作は、名作RPGというより“変だけど妙に手応えのあるFCバカゲーRPG”を楽しめる人に向いた一本です。
ラサール石井のチャイルズクエストの遊び方
この章では、始めた直後に何を理解するとかなり遊びやすくなるかを整理します。
ラサール石井のチャイルズクエストは、見た目だけだと普通のコマンドRPGにも見えますが、実際には営業システムとチャイルズ管理の2本柱で回っている作品です。
つまり、敵を倒す方法と、3人を不機嫌にさせない方法の両方を把握していないと、すぐに苦しくなります。
ここでは基本操作、基本ループ、序盤の進め方、初心者がつまずきやすい点を順番に整理します。
基本操作・画面の見方
移動は十字キー、Aで決定、Bでキャンセルという、ファミコンRPGらしい基本操作です。
ただし、ラサール石井のチャイルズクエストでは画面で確認すべきものが少し変わっていて、主人公のHPやMPだけでなく、チャイルズ3人のフマンドと尿意の状態がかなり重要です。
敵に遭遇したら営業画面へ入り、「よいしょ」「たえる」「マ法」などでファン化を狙います。
町ではホテルやレストラン、デパートなどを利用して、フマンドや尿意を適切に下げる必要があります。
最初の30秒でやるべきことは、“戦闘に勝つ”だけでは不十分で、“3人を怒らせない”ことも同じくらい大事だと知ることです。
そこが分かるだけでかなり見え方が変わります。
基本ループ(何を繰り返すゲーム?)
ラサール石井のチャイルズクエストの基本ループは、町や都市を移動して営業をこなし、ファンとお金を集め、装備やコンサートを進め、チャイルズの人気を上げながら次の地域へ進む、という流れです。
営業で勝てば人気とお金が入り、人気が上がると主人公のレベルも伸び、次の営業が少し楽になります。
一方で、その合間にレストランで良い食事を取らせたり、ホテルの部屋を選んだり、トイレへ寄ったりしないとフマンドや尿意が溜まり、せっかくの進行が崩れます。
つまり本作のループは、“戦って強くなるRPG”と“アイドルのご機嫌を取る育成ゲーム”が常に並走している形です。
この感覚をつかめると、妙に変な作品なのに意外と筋が通っていることが分かってきます。
序盤の進め方(最初にやることチェック)
序盤でまず大切なのは、営業でよいしょだけに頼らず、“たえる”の価値を知ることです。
本作では敵のストレスが尽きればファン化するため、相手によっては殴るより耐えたほうが早い場面もあります。
また、フマンドと尿意は放置するほど危険なので、ホテル代や食事代をケチりすぎず、少なくとも序盤は“安物を選びすぎない”ことがかなり重要です。
特にレベルに見合わない安いホテルやレストランを選ぶと、一気にフマンド100%へ飛ぶこともあるので、見た目よりずっと気を遣う必要があります。
序盤は強さより、営業の勝ち方と3人の機嫌管理、この2つの土台を覚えることが先です。
初心者がつまずくポイントと対処
初心者がまずつまずきやすいのは、普通のRPGの感覚で進めてしまうことです。
敵を倒していけば何とかなると思っていると、フマンドや尿意のせいで突然オフィスへ戻され、しかも怒ったメンバーを地下の部屋から探し直す羽目になって、一気に面倒くさく感じやすいです。
また、よいしょだけで全部片付けようとすると、相手によっては全然通らず、逆にストレスをためたまま殴られ続けることもあります。
対処法としては、敵ごとに“よいしょ向きか、たえる向きか”を見極めること、フマンドと尿意が危険になる前に町で整えること、そして安ホテルや安メシを安易に選ばないことです。
この作品はレベル不足より、マネージャー失格で詰まりやすいです。
そこを意識するとかなり楽になります。
ラサール石井のチャイルズクエストの攻略法
この章では、ときおホール成功へ近づくために何を優先すると楽になるかを整理します。
ラサール石井のチャイルズクエストは、レベル上げ一点で押し切る作品ではなく、営業の通し方、コンサート進行、フマンド/尿意管理の3本が揃って初めて安定します。
特に大切なのは、序盤で生活管理を軽視しないこと、中盤で営業パターンを固めること、終盤で必要なスター装備を取りこぼさないことです。
ここでは順番に見ていきます。
序盤攻略:最優先で取る装備/技/アイテム
序盤で最優先したいのは、主人公の生存力よりも、チャイルズを安定して連れ回せる環境です。
もちろん装備やレベルアップも大事ですが、ラサール石井のチャイルズクエストではフマンドや尿意が崩れるだけで進行が大きく乱れるため、安い宿や安い食事ばかりで節約するプレイはかなり危険です。
また、マ法の習得も重要で、序盤から「わあぷ」や回復系が揃うと移動と営業の安定感がかなり変わります。
つまり序盤で優先すべき“装備”は、剣や防具だけでなく、ちゃんとした宿と食事、そしてマ法の習得条件そのものです。
ここを軽視すると変なところで一気に苦しくなります。
中盤攻略:効率の良い稼ぎ(経験値/お金)
中盤で稼ぐべきものは、お金と人気の両方です。
営業で敵をファン化すれば、チャイルズの人気が上がり、それが実質的な経験値として働きます。
また、お金は宿、食事、装備、移動、コンサート準備に幅広く必要なので、ただレベルだけ上げても足りません。
ここで重要なのは、相手によって“よいしょで押す”か“たえてストレスを切らす”かを使い分けることです。
とくに耐えるだけで落ちる相手を知っておくと、無駄な消耗をかなり減らせます。
つまり中盤の効率化は、強い営業スタイルを一つ作り、生活コストを払えるだけの資金を安定して回すことにあります。
終盤攻略:詰み回避とラスボス対策
終盤で怖いのは、戦力不足そのものより、必要なスター装備や進行条件を揃えないまま動いてしまうことです。
本作は全国キャンペーンとコンサート成功の積み重ねが重要で、最後へ近づくほど“どこを済ませたか”の整理が必要になります。
また、終盤でもフマンドと尿意の管理は一切軽くならないので、強くなったからといって雑に移動していると、結局オフィス送りで時間を失いやすいです。
詰みを避けるには、必要なスターの装備を一つずつ回収し、コンサートの成功条件を満たしながら、町へ寄るたびに3人の状態を整えることです。
この作品の終盤攻略は、最後まで“戦闘力”より“マネージャー力”がものを言います。
そこが他のRPGとかなり違うところです。
ボス別の安定戦術(負けパターン→対策)
本作にアクションゲームのような明確なボスラッシュはありませんが、強敵や営業しづらい相手には共通した負けパターンがあります。
それは、よいしょが通らない相手へ無理に押し続けて消耗し、さらにチャイルズ側のフマンドや尿意まで悪化させる流れです。
対策としては、序盤から敵を観察して“こいつは耐えるだけでいい”“こいつにはよいしょが通る”と分けて考えることです。
また、長期戦になる場面ではマ法の回復と状態回復を惜しまないこと、町へ戻れるなら無理に突っ張らないことも大切です。
つまり本作の強敵対策は、火力より営業方針の切り替えにあります。
そこが分かると難しさがかなり整理されます。
取り返しのつかない要素(取り逃し防止)
本作で取り返しがつきにくいのは、フマンド100%を軽く見てしまうことです。
誰か1人でも限界に達するとオフィスへ戻され、しかも激怒したメンバーを地下から探し直す必要があるため、単なる状態異常よりずっと重いペナルティになります。
また、スター装備やコンサート成功条件をぼんやり進めていると、終盤でどこが済んでいないか分かりにくくなりやすいです。
防ぎ方は単純で、町に入るたび3人の状態を確認すること、安い宿や食事をむやみに選ばないこと、主要イベントの進行をメモすることです。
この作品では、一度の敗北より“マネージャー管理の雑さ”のほうがよほど痛いです。
そこだけは常に意識したいです。
ラサール石井のチャイルズクエストの裏技・小ネタ
ここでは、露骨な壊れ技というより、知っていると遊びやすくなる小ネタや、本作らしさが見えやすくなる要素をまとめます。
ラサール石井のチャイルズクエストは、派手な隠しコマンドより、営業システムの理解や芸能界パロディの濃さそのものが魅力になっている作品です。
特に有名なのは、たえる営業、フマンド/尿意、マ法、そして妙に現実味のある日本地図的な舞台です。
ここを知ると、本作の変な面白さがかなり立体的に見えてきます。
有名な裏技一覧(効果/手順)
はっきりした無敵コマンドより有名なのは、“たえるだけで敵を落とす”営業です。
本作では、敵はストレスが溜まっているせいで口撃してくるため、こちらがひたすら耐えて相手のストレスを吐かせ切るだけで、最終的にルンルン気分のファンになることがあります。
これは普通のRPG感覚だとかなり奇妙ですが、実戦では非常に重要で、よいしょが通りにくい相手に対する実質的な正解になることもあります。
つまり本作の“裏技”は、殴るより我慢したほうが勝てるという逆転した発想そのものです。
これを知っているだけで、かなり楽に進められる場面が増えます。
稼ぎ系テク(経験値・お金・アイテム)
本作で稼ぐべきなのは、人気とお金です。
そしてその両方を安定して伸ばすには、よいしょだけでなく“たえる営業”を織り交ぜて、無駄な消耗を減らすことが重要です。
また、宿や食事で無理に節約し過ぎるとフマンドが上がって逆に損をしやすいので、結果的にはちゃんと金を使ったほうが長期的に稼ぎが安定します。
つまり本作の稼ぎテクは、序盤の節約ではなく“生活コストを払って事故を防ぐこと”にあります。
この考え方に切り替えると、お金の見え方がかなり変わります。
隠し要素(隠しキャラ/隠しステージ等)
RPGのような隠しダンジョンより目立つのは、全編にわたる芸能界や実在企業風のパロディです。
なむこしデパート、ふにふにテレビ、ニャムコ本社など、近代日本風の舞台に当時らしいネタがかなり詰め込まれていて、歩いているだけでも独特の空気があります。
また、チャイルズの3人も実在メンバーがベースで、きりこ、りん、ゆうことしてゲーム内に落とし込まれているため、タイアップ作品としての濃さもかなり強いです。
つまり隠し要素というより、作品全体が時代ネタの塊になっています。
そこを拾いながら遊ぶと、本作のバカゲー感が一段と楽しくなります。
バグ技の注意点(データ破損・再現性)
ラサール石井のチャイルズクエストはセーブ対応作品なので、古いカセットでは保存の安定性が気になる場合があります。
そのため、実機で遊ぶなら購入直後に短くセーブと再開を試しておくと安心です。
また、突然オフィスへ戻されたり、メンバーがいなくなったりするとバグっぽく感じることもありますが、多くはフマンド100%に達した結果なので、挙動不良を疑う前に3人の状態を見直したほうが良いです。
変な裏技を探すより、まずは“生活管理を怠ると普通に営業失敗するゲーム”だと理解するほうが実用的です。
この作品では、故障より仕様のほうがよほど変です。
ラサール石井のチャイルズクエストの良い点
ここでは、本作が今でも語られる理由になる長所を整理します。
ラサール石井のチャイルズクエストは、珍作扱いされがちな一方で、設定の面白さだけでは終わらないしっかりした魅力があります。
特に、芸能界をRPGへ落とし込む発想、近代日本風の世界観、そしてマネージャー目線の管理要素は、今見てもかなり独特です。
その強みを順番に見ていきます。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
最大の長所は、RPGの定番を丸ごと別の題材へ置き換えていることです。
営業、よいしょ、たえる、マ法、人気、コンサートといった要素へ変換したことで、ただのパロディではなく、本当に“芸能界RPG”として成立しているのが面白いです。
また、よいしょだけではなく、たえるだけでも勝てる営業システムのおかげで、戦い方にも独特の幅があります。
さらに、3人の機嫌管理が単なるおまけではなく、ゲーム進行そのものへ強く結び付いているため、主人公がちゃんと“マネージャー”らしく見えるのも良いところです。
つまり本作のゲーム性は、変な題材をちゃんとゲームのルールへ落としているところに強みがあります。
そこが唯一無二です。
演出・音楽・グラフィックの魅力
ラサール石井のチャイルズクエストの魅力は、1980年代末の空気をそのまま詰め込んだような世界観にあります。
日本各地を模した近代風のマップ、実在企業を思わせるパロディ施設、芸能界ネタ、バラエティ番組っぽいゆるさなど、どこを歩いても時代の匂いが強いです。
また、チャイルズの3人が後ろをついて歩く見た目も妙にかわいく、RPGの仲間でありながら戦わないという立ち位置が逆に印象へ残ります。
音楽もナムコらしく軽快で、変な設定なのに冒険のテンポをちゃんと支えています。
リアルでも王道ファンタジーでもない、日本風お笑いRPGとしての空気作りはかなり上手いです。
そこが今見ても魅力的です。
やり込み要素(収集・周回・高難度)
やり込みの中心は、営業パターンの最適化と、チャイルズ管理の安定化です。
ラサール石井のチャイルズクエストは、一度クリアして終わりというより、次はもっと効率良く営業する、もっとフマンドを上げずに進める、といった形で再挑戦しやすい作品です。
また、スター装備の回収や全国コンサート成功までの流れもあるため、単純なレベル上げだけではない目的が常にあります。
珍作でありながら、“変なシステムを理解してうまく回す”やり込みがちゃんと成立しているのは大きな強みです。
そこがただのネタゲーで終わらない理由になっています。
ラサール石井のチャイルズクエストの悪い点
もちろん、今遊ぶとかなり厳しい部分もあります。
ラサール石井のチャイルズクエストは独自性が魅力である一方、システムの分かりにくさや生活管理の煩雑さは、人によってはかなり面倒に感じやすいです。
特に、普通のRPG感覚で入るほどギャップが大きく、そこが強い賛否につながっています。
その点を整理します。
不便な点(UI/セーブ/ロード等)
まず不便なのは、重要な仕組みがかなり変な形で要求されることです。
フマンドと尿意という時点で十分に特殊ですが、それが単なるネタで終わらず、本当に進行失敗へ直結するので、把握していないと急に足を取られます。
また、どこでどれだけお金を使うべきか、よいしょとたえるのどちらが有効かなど、慣れるまで判断しにくい部分も多いです。
つまり本作の不便さは、操作性より“システムの説明の仕方が変すぎる”ところにあります。
そこが今のプレイヤーにはかなり重く感じやすいです。
理不尽ポイントと回避策(救済案)
理不尽に感じやすいのは、誰か1人のフマンドが100%になるだけで営業失敗になり、地下ダンジョンまで探しに行かされるところです。
普通のRPGなら戦闘で全滅した時の罰として受け入れやすいのですが、本作では“食事や宿がしょぼかった”“トイレへ寄らなかった”だけでもそれが起きるので、かなり変な方向から痛い目を見ます。
回避策としては、レベルに見合わない安宿や安飯を避けること、尿意が溜まったらすぐ処理すること、敵のセクハラ系攻撃を軽く見ないことです。
つまり本作の理不尽さは、戦闘難度より“マネージャーの生活指導ミス”から来る部分が大きいです。
そこを割り切るとかなり丸くなります。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
現代目線で特に気になるのは、タイアップ元のチャイルズを知らないと、元ネタの面白さがやや伝わりにくいことです。
ラサール石井のチャイルズクエストは、当時の芸能界やバラエティ文化を知っているほど味わいが深くなる一方、その文脈がないと“変だけど、なんでこの題材なのか分からない”となりやすいです。
また、システムの変さを笑えるか、単に煩雑と感じるかでも評価がかなり分かれます。
逆に言えば、その時代感込みで楽しめるならかなり魅力的なのですが、現代の完成度や普遍性だけで見るとやはり癖は強いです。
つまり今の目で見ると、“珍作だけど光る個性が強いRPG”という評価がかなり近いです。
そこが魅力でもあり弱点でもあります。
ラサール石井のチャイルズクエストを遊ぶには?
ここでは、2026年3月22日時点でラサール石井のチャイルズクエストに触れる現実的な方法を整理します。
結論から言うと、今回確認した範囲では現行機向けの公式配信や復刻収録は見つけにくく、基本はファミコン実機か互換機で遊ぶ形になります。
一方で、中古価格は極端なプレミア一辺倒ではなく、ソフトのみなら比較的手を出しやすいラインも残っています。
そのため、レトロ環境さえあれば実際に触ること自体はそこまで難しくありません。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
ラサール石井のチャイルズクエストは、2026年3月22日時点で今回確認した範囲では、現行機向けの公式配信や復刻収録を見つけにくい状況です。
そのため、今遊ぶならファミコン実機か、FCソフトに対応した互換機を使うのが基本になります。
ナムコ作品なので現行機で触れそうに見えるのですが、本作はかなり特殊なタイアップ作でもあり、近年の定番レトロ配信導線には乗っていない印象です。
つまりダウンロード販売で気軽に触るより、当時のカセットを差して“変な芸能界RPG”ごと体験するほうがしっくり来る作品です。
いま遊ぶ入口としてはかなりレトロらしい一本です。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
実機で遊ぶには、ファミコン本体または互換機、映像出力環境、そしてソフト本体が必要です。
本作はセーブ対応作品なので、古いカセットでは保存が正常に残るかどうかを最初に確認したほうが安心です。
アクションゲームほど遅延に神経質になる必要はありませんが、長く町とマップを歩き、メニューもよく開く作品なので、文字の見やすさとコントローラー反応は意外と大切です。
また、RPGとしてはかなり長く付き合うタイプなので、起動だけでなく“ちゃんとセーブと再開ができるか”まで確認しておくと満足度が上がります。
本作では、動くかどうかより“最後まで遊べる状態か”が重要です。
そこを先に見ておくと安心です。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
2026年3月22日時点の確認では、Yahoo!オークション過去120日平均が約1,459円、駿河屋のマケプレ在庫が830円前後、メルカリのソフトのみが320円〜1,780円前後、開催中オークションでも280円前後の例が見られます。
つまり、珍作としての知名度は高い一方で、実用目的のソフト単体はまだ比較的手を出しやすい価格帯です。
ただし、箱説付きや状態良好品はもう少し上がりやすく、完品コレクション目線だと別の相場観になります。
購入時はラベル、端子、起動確認の有無に加えて、セーブがちゃんと残るかの説明があるとかなり安心です。
RPGとして長く遊ぶなら、価格より保存状態を優先したほうが後悔しにくいです。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
快適に遊ぶコツは、“変なシステムを変なまま受け入れる”ことです。
ラサール石井のチャイルズクエストは、王道RPGのつもりで最短効率だけを追うと、フマンドや尿意に足を取られてかなりストレスが溜まりやすいです。
そのため、町へ着いたら状態確認、宿と食事はケチりすぎない、セーブはこまめに、という習慣を作るだけでかなり遊びやすくなります。
環境面では、文字が見やすく、セーブ再開確認がしやすい本体を使うだけでも十分です。
この作品は快適化で“ただ面倒な珍作”から“ちゃんと遊べる変なRPG”へ印象が変わりやすいので、少しだけ準備してから触るのがおすすめです。
そこが一番大切です。
ラサール石井のチャイルズクエストのまとめ
ラサール石井のチャイルズクエストは、チャイルズを売り出す芸能界RPGという、いま見てもかなり意味不明で強烈な題材を、本気でゲームシステムへ落とし込んだファミコン作品です。
営業=戦闘、よいしょ、たえる、フマンド、尿意、マ法、全国キャンペーン、ときおホールと、どこを取っても普通のRPGとは違いますが、その変さが単なるネタで終わらず、ちゃんと攻略や管理の手応えにつながっているところが本作のすごさです。
現代目線では説明不足や癖の強さもかなりありますが、それ以上に“こんな題材でここまで作り込んだのか”という驚きが勝ちやすく、珍作としてだけでなく妙に記憶へ残る一本です。
いま触るなら、名作と呼ぶかはさておき、“ファミコン末期の変な意欲作”としてかなり面白い作品だと言えます。
そういう目で見ると、かなり魅力的です。
結論:おすすめ度と合う人
ラサール石井のチャイルズクエストは、万人向けの王道RPGではありません。
ただし、変わった設定のRPGが好きな人、1980年代の芸能文化をゲームで見てみたい人、ナムコの珍作を掘りたい人にはかなりおすすめできます。
逆に、純粋なファンタジーや分かりやすいシステムを求める人には少し重く、変さばかりが先に立つかもしれません。
総合すると、“出来の良さと変さが同居したFC異色RPG”として、十分に触る価値のある一本です。
珍作好きならかなり面白いと思います。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
最短で楽しむなら、まず営業では「よいしょ」と「たえる」の使い分けを覚えてください。
次に、町へ着くたび3人のフマンドと尿意を確認し、安宿や安飯で無理に節約しないようにすると、かなり安定して進められます。
その後、コンサートとスター装備集めを並行しつつ、マ法が揃ってきたら一気に移動と営業が楽になります。
つまり最初の目標はクリアではなく、“このゲームは戦闘力よりマネージャー力が大事”と理解することです。
そこまで分かるとかなり楽しくなります。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
次に遊ぶなら、同じくアイドルや芸能界を題材にしたFC作品としてアイドル八犬伝を並べると、本作の変さがかなり見えやすいです。
また、近代日本風の舞台を持つRPGとしてMOTHERあたりと比べると、ラサール石井のチャイルズクエストがどれだけ芸能パロディへ寄せていたかもはっきりします。
比較対象が増えるほど、本作の“早すぎたアイドル育成RPGっぽさ”はむしろ魅力に見えてきます。
珍しいFC-RPGを掘るならかなり味わい深い一本です。