にこにこぷんとは?【レトロゲームプロフィール】
にこにこぷんは、NHK『おかあさんといっしょ』の人気人形劇を題材にしたPCエンジン用の横スクロールアクションで、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの3人を選んでやさしいステージを進んでいく作品です。
見た目どおり幼児向けへかなり強く寄せた作りになっていて、攻撃はなく、移動とジャンプだけで敵や段差に対応し、ダメージを受けてもすぐ復活するという非常にやさしい難易度設計が大きな特徴です。
このページでは、作品の基本情報、遊び方、序盤から終盤までの進め方、小ネタ、良い点と気になる点、そして今どう遊ぶのが現実的かまで順番に整理していきます。
面白さの芯をひと言で言うなら、小さな子どもでも最後まで触りやすい横スクロール入門作であることです。
レトロゲームとして見るとかなり特殊な立ち位置ですが、PCエンジンの中でも珍しい“本当に幼児向けへ振り切った作品”として、今でもかなり印象に残る1本です。
| 発売日 | 1991年12月13日 |
|---|---|
| 対応機種 | PCエンジン |
| ジャンル | 横スクロールアクション |
| プレイ人数 | 1人 |
| 開発 | 資料によって詳細表記が少ないが、NHKエンタープライズ作品として流通 |
| 発売 | NHKエンタープライズ |
| 特徴 | 3キャラ選択、性能差なし、攻撃なし、ゲームオーバーなし、果物回収制、幼児向けの低難易度、ステージ失敗時はその場や開始地点へ戻ってやり直し |
| シリーズ | おかあさんといっしょ関連ゲーム作品 |
| 関連作 | 海だ!船出だ!にこにこ、ぷん、おかあさんといっしょ |
にこにこぷんの紹介(概要・ストーリーなど)
にこにこぷんは、派手なアクションや高難易度で押すゲームではなく、じゃじゃまるたちの世界観をそのままやさしい横スクロールへ落とし込んだ、かなり珍しいタイプのPCエンジン作品です。
この章では、発売時期と立ち位置、人形劇とのつながり、ゲームとして何をするのか、そして今の感覚で見た難しさまでを先に整理します。
最初に押さえたいのは、普通のアクションゲームと違って、やられても終わらない前提で作られていることです。
ここが分かるだけで、この作品が何を目指していたゲームなのかがかなり見えやすくなります。
発売年・対応ハード・ジャンル
にこにこぷんは1991年12月13日にNHKエンタープライズから発売されたPCエンジンHuCARD用ソフトで、ジャンルは横スクロールアクションです。
元になっているのは『おかあさんといっしょ』で長く愛された人形劇『にこにこ、ぷん』で、テレビの人気キャラクターを家庭用ゲームへ持ち込んだタイトルとして当時かなり珍しい存在でした。
ただし、他のキャラゲームのようにアニメっぽい演出や強いストーリー性で押すのではなく、ゲームとしては非常にシンプルで、移動とジャンプを中心にしたわかりやすい構成になっています。
難しさより“触りやすさ”を優先した作りなので、PCエンジンの中でもかなり特殊な立ち位置です。
ジャンル名以上に、幼児向けへ本気で寄せたアクションと考えた方がしっくりくる作品です。
ストーリー/目的(ネタバレなし)
本作は濃い物語を読むタイプではなく、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの誰かを選んで、やさしい世界の中を進んでいくのが基本になります。
そのため、RPGのように長い会話や重い事件はなく、各ステージで必要な果物を集めながらゴールを目指すことが中心です。
目的自体はとても分かりやすく、道中で敵や段差を避けながら、必要な条件を満たして先へ進むことです。
つまり、ストーリーの続きを追うというより、テレビのキャラクターと一緒に安全な冒険遊びをしている感覚に近いです。
重い説明なしで始められるので、遊ぶ前のハードルが非常に低いのもこの作品の特徴です。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
にこにこぷんのゲームシステムは驚くほど単純で、キャラクターを左右へ動かし、ジャンプだけで敵や地形に対処していきます。
攻撃手段はなく、敵へ触れるとダメージを受けるので、基本は避けて進むことが中心です。
しかも、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの3人は性能差がないため、好きなキャラクターで遊んで問題ありません。
さらに、本作にはゲームオーバーが存在せず、ダメージを3回受けて気絶してもすぐ復活し、時間切れや果物不足でもその面をやり直すだけです。
だから本作の面白さは、上級者向けの攻略より、失敗しても続けられる安心感の中で少しずつ慣れていけるところにあります。
難易度・クリア時間の目安
難易度はPCエンジンのアクションとして見ると極端に低く、幼児向け作品らしくかなりやさしく作られています。
敵に攻撃できない代わりに理不尽な圧もほとんどなく、失敗してもその場で大きくやり直しになりにくいので、かなり気楽に触れます。
ただし、だからといって完全に放っておいて進めるわけではなく、必要な果物を取り切らずに先へ進むとやり直しになるため、最低限の探索意識は必要です。
1プレイの重さはかなり軽く、レトロゲームに不慣れでもストレスを溜めにくい構成だと言えます。
本作の難しさは操作や敵の強さではなく、果物の取りこぼしに気づけるかくらいのやさしいラインへ抑えられています。
にこにこぷんが刺さる人/刺さらない人
にこにこぷんが強く刺さるのは、当時の人形劇が好きだった人や、家族向けに本当にやさしいレトロゲームを探している人です。
また、難しい攻略より、テレビキャラクターと一緒に安心して遊べる作品を見たい人とも相性がいいです。
逆に、歯ごたえの強いアクションやキャラ性能差、攻撃手段を使った駆け引きを求める人にはかなり物足りなく感じやすいです。
ゲームオーバーがないことも含めて、意図的に緊張感を薄くしている作品だからです。
それでも、ここまで徹底してやさしい設計のPCエンジン作品はかなり珍しく、その意味ではとてもおもしろい立ち位置のタイトルです。
にこにこぷんの遊び方
ここでは、初めてにこにこぷんを触る人が最初の数プレイで覚えておくと、一気に進めやすくなる考え方をまとめます。
結論から言うと、敵をどう倒すかではなく、どう避けて果物を取り切るかを先に覚える方が近道です。
やりがちなミスは、ゴールだけを急いで果物を取りこぼすことと、3キャラに性能差があると思って無理に相性を考えてしまうことです。
この章を押さえておくと、極端にやさしい作品でも意外に引っかかるポイントをかなり減らせます。
基本操作・画面の見方
基本操作はとてもシンプルで、左右移動とジャンプが中心です。
攻撃ボタンで敵を倒すような要素はなく、基本的には敵へ触れないように動くことが大切になります。
画面でまず見るべきなのは敵そのものより、次の足場と果物の位置です。
本作は「進むだけ」では足りず、必要な果物を取らずに終点へ行ってしまうとその面をやり直すことになるため、取りこぼしの確認が重要です。
最初の30秒は前へ急ぐより、今の画面に果物が何個あるかを見る意識を持つだけでもかなり進めやすくなります。
基本ループ(何を繰り返すゲーム?)
にこにこぷんの基本ループは、ステージを進みながら果物を集め、敵や段差を避けてゴールを目指し、条件を満たして次の面へ進むことの繰り返しです。
敵を倒してアイテムを奪うタイプではないため、行動の中心は“避ける”“取る”“やり直す”の3つになります。
そして、もしダメージを3回受けて気絶したり、時間切れや果物不足になっても、ゲームそのものは終わらずにその面をやり直せます。
つまり、失敗が蓄積して追い詰められるゲームではなく、少しずつ正しい動きを覚える前提の作りです。
本作はアクションの緊張感より、反復して覚える安心感を中心に回っているゲームだと考えるとかなりしっくりきます。
序盤の進め方(最初にやることチェック)
最初にやることは3つで、まず果物の位置を見落とさないこと、次に大きな段差や敵の動きを一度見てから飛ぶこと、最後にキャラは好きな見た目で決めてしまうことです。
3キャラに性能差はないので、じゃじゃまるが強い、ぴっころが跳ぶ、ぽろりが速いといった違いを考える必要はありません。
また、敵をどうにかしようと考えるより、その敵の動きに合わせて通るタイミングを待つ方がずっと大事です。
ゴール目前でも果物が足りなければ戻されるので、前半からきちんと回収しておく方が結果的に早いです。
序盤はテクニックより、取り残しを防ぐ癖をつけることの方が大事です。
初心者がつまずくポイントと対処
初心者がつまずきやすいのは、やさしいゲームだと思って走り抜けた結果、必要な果物を取り忘れてやり直しになることです。
次に多いのが、敵へ攻撃できると思って近づいてしまい、避けるゲームだと気づくまでに余計なダメージを受けることです。
また、3回ダメージで気絶してすぐ復活するので緊張感が薄く、逆に雑な動きが増えて同じ失敗を繰り返しやすい面もあります。
これを防ぐには、ゴールを急ぐ前に画面内の果物と危険な敵の位置だけを見るようにすることです。
分からなくなったら、速く進むより丁寧に取るへ一度戻るだけでもかなり安定します。
にこにこぷんの攻略法
にこにこぷんを安定して進めるには、難しいテクニックより、果物回収と安全な通り方を先に覚えることが大切です。
この章では、序盤で優先したい見方、中盤で差が出る取りこぼし対策、終盤のやり直し回避、面の抜け方、そして見落としやすいポイントを整理します。
特に重要なのは、ゴールだけを見ないことです。
ここが見えると、ただのやさしいアクションだったものが、かなり気持ちよく進めるゲームとして整理されてきます。
序盤攻略:最優先で取る装備/技/アイテム
本作に装備や技の強化はありませんが、序盤で最優先したいのは果物の回収ルートを意識することです。
アクションとしてはかなり簡単でも、必要な果物を見落としてしまうとその面をやり直すことになるため、進行効率の面ではここが一番大きく効きます。
また、敵に攻撃できない以上、無理に近づいて様子を見る必要もなく、危ない位置にいる相手は避けるだけで十分です。
序盤ではスピードよりも、目に入る果物を確実に拾うことの方が大事です。
最初は派手さより、取り切る流れを作ることを優先した方がずっと楽になります。
中盤攻略:効率の良い稼ぎ(経験値/お金)
にこにこぷんに経験値やお金の概念はありませんが、中盤で差が出るのは無駄なやり直しを減らせるかどうかです。
果物不足や時間切れで面の開始地点へ戻されるだけとはいえ、同じ場所を何度も歩き直すとテンポがかなり落ちます。
そのため、中盤では「ここに果物があった」「ここは無理に敵へ近づかなくていい」という覚え方がかなり大事です。
この作品でいう稼ぎは、スコアよりも、やり直し回数を減らすことに近いです。
一度見た場所の果物配置を覚えているだけでも、次のプレイの進み方がかなりきれいになります。
終盤攻略:取りこぼし回避と最終面対策
終盤で苦しくなる原因の多くは、敵が極端に強くなることより、油断して果物や安全な足場確認を雑にしてしまうことです。
本作は最後までやさしい作りなので、難しさで押すというより、最後まで同じ丁寧さを保てるかが大事になります。
特に、あと少しで終わると思って急ぐと、見落とした果物のせいでやり直しになりやすく、気分的にはそこが一番もったいないです。
そのため、終盤ほど「敵を避ける」より先に「もう取り残しはないか」を確認した方が失敗が減ります。
本作の終盤攻略はテクニックより、最後まで丁寧に確認することの方がずっと効いてきます。
面ごとの安定戦術(失敗パターン→対策)
本作で多い失敗パターンは、敵へ触れることそのものより、敵を避けて急いだ結果として果物を取り残してしまうことです。
また、時間切れもゲームオーバーにはなりませんが、やり直しの原因になるため、立ち止まりすぎても良くありません。
安定させるには、最短距離で進むより、果物が見える範囲をきちんと拾いながら前へ出る方が結果的に速いです。
危険な敵がいる場所では、一度動きを見てから通るだけでも十分に安定します。
つまり面ごとの対策は難しい技より、見える範囲を丁寧に回収することにあります。
取り返しのつかない要素(取り逃し防止)
にこにこぷんにRPGのような永久取り逃しはありませんが、プレイ中で響きやすいのは果物の見落としです。
これは後で気づいてもその面を戻される形になるため、進行全体で見るともっとも大きなロスになりやすいです。
また、敵に攻撃できない以上、敵の処理に意識を割くより、そもそも近づかない位置を選ぶ方がずっと大事です。
だから本作では、装備の取り逃しより、その場の確認不足が後まで響きやすいです。
慣れないうちは、ゴール前へ着いた時に「まだ取り忘れはないか」を一度だけ思い出す癖をつけるだけでもかなり違います。
にこにこぷんの裏技・小ネタ
この章では、派手な隠し要素だけでなく、実際に遊ぶ時に知っておくと印象が変わる小ネタを中心にまとめます。
にこにこぷんはシンプルな作品ですが、そのやさしさや設計思想まで含めると、かなり独特な味を持っています。
特に大事なのは、ゲームオーバーがない設計と、3キャラに性能差がないこと、それから本当に幼児向けへ振り切っている点です。
珍しいネタだけでなく、作品の見え方を変える知識として読むとかなり使いやすいです。
有名な裏技一覧(効果/手順)
本作でまず覚えておきたい小ネタは、見た目がやさしいだけではなく、システムとして本当にゲームオーバーをなくしていることです。
ダメージを3回受けて気絶してもそのまま復活し、時間切れや果物不足でも面をやり直すだけなので、詰んでしまう心配がほとんどありません。
これは普通のアクションゲームではかなり珍しく、対象年齢へ合わせて徹底的にストレスを削っていることが分かります。
また、3キャラに性能差がないのも珍しく、好きなキャラを安心して選べるように配慮されています。
本作の小ネタは隠しコマンドより、作り手のやさしさそのものにあると言えます。
稼ぎ系テク(経験値・お金・アイテム)
にこにこぷんに経験値や通貨のような稼ぎ要素はありませんが、実質的な蓄えは果物配置の記憶です。
一度やり直した面で「ここに果物があった」と覚えているだけで、次から無駄な往復が減り、進行がかなり滑らかになります。
また、敵を倒せない以上、敵を避ける場所と待つ場所を覚えることも同じくらい大事です。
本作でいう稼ぎは、派手な裏ワザではなく、やり直しを減らすことに近いです。
少しずつ面を覚えていくと、最初は幼児向けでも意外にきれいな攻略感が見えてきます。
隠し要素(隠しキャラ/隠しステージ等)
本作にRPGのような隠しキャラや大きな隠しステージがあるタイプではありませんが、幼児向け作品としてここまでゲームシステムをやさしく整えた例そのものが大きな見どころです。
とくに、攻撃がない、ゲームオーバーがない、好きなキャラを選んでも性能差がない、という設計は今見てもかなり徹底しています。
普通のアクションゲームを求めると物足りなくても、子ども向け作品としてどこまで配慮して作るかを見るととても面白いです。
つまり本作の隠し味は、派手な秘密より、徹底した対象年齢設計にあります。
そこまで含めて眺めると、単なる簡単なゲーム以上の面白さが見えてきます。
バグ技の注意点(データ破損・再現性)
古いアクションゲームでは思わぬ挙動が小技扱いされることがありますが、にこにこぷんはまず通常プレイを安定して楽しむことが先に来る作品なので、無理に再現性の低い現象を追う必要はほとんどありません。
とくにHuCARD作品は本体や端子状態で挙動が怪しく見えることがあり、ジャンプの違和感や当たり判定の印象をソフト固有の問題と混同しやすいです。
しかし本作は全体がとてもやさしいため、もし極端な不具合らしきものがあるなら環境側を疑う方が安全です。
珍しい現象を探すより、果物回収と安全な移動を落ち着いて確認する方が、この作品ではずっと価値があります。
まずは普通に遊んで、どう作られているかを感じる方がこのゲームには合っています。
にこにこぷんの良い点
にこにこぷんが今でも印象に残る理由は、単に人形劇が人気だったからだけでなく、PCエンジン作品としてここまで“やさしさ”へ振り切った設計がかなり珍しいからです。
特に強いのは、難易度の低さ、ゲームオーバーがない安心感、そしてじゃじゃまるたちをそのまま触っている感じが素直に出ているところです。
大人向けの歯ごたえは薄くても、目的の明確さと安心感はかなりしっかりしています。
ここでは、その良さをゲーム性、演出、やり込みの3方向から見ていきます。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
本作のゲーム性が良いのは、移動とジャンプだけに絞ったことで、小さな子どもでもすぐ触り始めやすいところです。
攻撃がないぶん複雑な操作を覚える必要がなく、敵を避けることと果物を取ることへ意識を集中しやすくなっています。
また、ゲームオーバーがないため、失敗しても気持ちを切らさずそのまま続けられるのも大きいです。
難しいシステムはなくても、やり直し前提で少しずつ覚える流れがきれいに作られているので、対象年齢へ対する誠実さを感じます。
つまり本作の魅力は、派手さより遊び始めのわかりやすさにあります。
演出・音楽・グラフィックの魅力
にこにこぷんは、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの見た目をそのままゲーム画面へ落とし込んでいて、人形劇のやさしい空気がかなりしっかり残っています。
背景や色づかいも明るく、緊張感より親しみやすさを優先した印象です。
音楽も強く前へ出るタイプではありませんが、幼児向け作品らしい軽さがあり、画面の雰囲気を邪魔しません。
派手な演出や大きな物語はなくても、キャラクターを安心して見ていられる感じはかなり大きな長所です。
見た目の魅力は、人形劇の空気を壊していないことそのものにあります。
やり込み要素(収集・周回・高難度)
本作はやり込み重視の作品ではありませんが、果物配置や安全な通り道を覚えながら少しずつスムーズに進めるようになる面白さはちゃんとあります。
最初はゆっくり確認しながら進み、次第にどこで止まり、どこを飛べばいいかが分かるようになると、簡単なゲームなりの気持ちよさが見えてきます。
また、3キャラに性能差がないため、純粋に好きなキャラクターで最後まで遊べるのも地味にうれしい点です。
高難度に挑む作品ではなくても、“安心して最後まで触れる”こと自体がやり込みの入口になっています。
その意味で、本作のやり込みはスコアより、無駄なくきれいに進めることへ近いです。
にこにこぷんの悪い点
完成度の高い幼児向け作品ではありますが、今の感覚で遊ぶと気になる点ももちろんあります。
特に感じやすいのは、アクションとしての単調さ、キャラ性能差のなさ、そして大人が遊ぶとやさしすぎて手応えを感じにくいことです。
良くも悪くも、難しさを徹底的に削った作品なので、人によってはそこが大きな物足りなさにもなります。
ここでは、遊ぶ前に知っておくと期待とのズレが減るポイントを整理します。
不便な点(UI/セーブ/ロード等)
にこにこぷんはHuCARD作品なので起動自体は軽快ですが、現代の子ども向けゲームのような分かりやすいガイドやセーブ補助があるわけではありません。
また、ゲーム内容自体もかなり単純で、移動とジャンプだけに絞っているため、大人が長く遊ぶと変化の少なさを感じやすいです。
攻撃がないことも含めて、アクションとしての派手さや爽快感はかなり薄いです。
さらに、3キャラに性能差がないため、攻略面でキャラ選択の楽しさもあまり広がりません。
つまり本作は、遊びやすさの代わりに深さと変化をかなり削った作品です。
理不尽ポイントと回避策(救済案)
理不尽に感じやすいのは、難しさそのものより、果物を取り忘れたままゴールしてやり直しになる時です。
敵にやられて終わる作品ではないだけに、終点まで行ったあとで不足を知らされると、かえってもどかしく感じやすいです。
これを防ぐには、ゴール前へ着いた時に「まだ左へ戻る必要はないか」を一度だけ確認する癖をつけることです。
また、敵を倒せないので無理に突破しようとせず、動きを見てから通るだけでも十分です。
理不尽というより、確認不足のやり直しがいちばん印象に残りやすい作品だと言えます。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
今の目線でいちばん人を選ぶのは、幼児向けらしく徹底してやさしく作られていることです。
現代の大人プレイヤーや、レトロゲームへ歯ごたえを求める人からすると、攻撃がない、ゲームオーバーがない、キャラ差がないという設計はかなり単調に映るはずです。
一方で、その単純さこそが本作の価値でもあるため、欠点と長所が同じ場所にあるタイプのゲームでもあります。
つまり本作は、手応えより安心感を求める人の方が満足しやすい作品です。
逆にそこが合えば、今でもかなり優しくて印象のいいレトロアクションだと言えます。
にこにこぷんを遊ぶには?
にこにこぷんを今遊ぶ方法はそこまで多くなく、現実的にはHuCARD版の中古をPCエンジン実機かHuCARD対応互換機で動かす形が中心になります。
現行機向けの定番配信で気軽に遊べるタイプではないので、遊ぶまでのハードルは作品内容より環境側にあります。
この章では、いま現実的なプレイ手段、実機で必要になるもの、中古で見るべきポイント、快適に遊ぶためのコツを整理します。
近年は相場がかなり上がっているので、相場の幅を先に知っておくと動きやすいです。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
現在もっとも現実的なのは、PCエンジン本体、CoreGrafx系、Duo系などのHuCARD対応機、またはHuCARD対応互換機でオリジナル版を遊ぶ方法です。
にこにこぷんは、少なくとも今すぐ現行機へ落として気軽に遊べる定番配信タイトルとしては見つけにくく、実機寄りの準備が前提になります。
そのぶん、当時のままのやさしいテンポと画面で触れられるので、HuCARD時代の家庭向けキャラゲームの雰囲気はかなりしっかり味わえます。
最新の快適さを求めるには不便ですが、レトロな空気をそのまま感じたい人には十分価値があります。
今遊ぶ理由は、最新アクションの代わりではなく、1991年の幼児向けゲーム設計をそのまま体験することにあります。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
HuCARD版を遊ぶには、まずPCエンジン本体、CoreGrafx系、Duo系など、HuCARD対応の本体が必要です。
そのうえで、今のテレビへどう接続するか、コントローラの方向キーとボタンが安定しているかまで見ておくと安心です。
本作は難しい入力を要求しませんが、ジャンプ中心のゲームなので、十字キーやボタンの反応が悪いと意外に遊びづらく感じやすいです。
また、小さな果物や敵の位置を確認しやすい表示環境の方が、子ども向け作品としての遊びやすさも活きます。
ソフト代だけでなく、入力と表示の環境まで含めて整えた方が、この作品はずっと楽しみやすいです。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
にこにこぷんは、PCエンジンHuCARDの中では近年かなり価格が上がっている部類で、個人売買と店舗在庫の差もかなり大きいです。
2026年4月26日確認では、メルカリ系で3,500円前後の出品が見られる一方、駿河屋では7,510円から13,100円前後、買取価格も7,500円という状態でした。
つまり、流通量そのものが厚いわけではなく、状態や販売経路でかなり上下しやすいタイトルです。
遊ぶ目的なら端子状態と起動確認を優先し、コレクション目的なら箱や説明書を重視する方が納得しやすいです。
価格だけで飛びつくより、その状態で本当に欲しいかを先に決めた方が失敗しにくい作品です。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
快適に遊ぶコツは、まず本作へ普通の高難度アクションを期待しないことです。
そう考えるだけで、攻撃がないことやゲームオーバーがないことが欠点ではなく、作品の狙いとしてかなり理解しやすくなります。
また、入力反応のいいパッドと見やすい画面があるだけでも、ジャンプや果物確認のストレスはかなり減ります。
最初は一気に先へ進もうとせず、1面だけを遊んで果物回収の流れを覚えるだけでも十分です。
この作品は、ゆっくり丁寧に遊ぶだけでかなり印象が良くなるので、焦って攻略しようとしない方が相性はいいです。
にこにこぷんのまとめ
にこにこぷんは、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりを操作して果物を集めながら進む、PCエンジンでもかなり珍しい“本当にやさしい横スクロールアクション”です。
大人向けの手応えや深い攻略性は薄くても、ゲームオーバーがなく、攻撃もなく、好きなキャラを安心して選べる設計は今見てもかなり徹底しています。
単なる簡単なゲームで終わらず、幼児向け作品としての完成度をちゃんと感じられるところが本作の強みです。
最後に、どんな人へ向くかと、今から触るなら何を優先すると失敗しにくいかを短く整理します。
結論:おすすめ度と合う人
結論から言うと、にこにこぷんは、歯ごたえの強いゲームを求める人より、やさしいレトロゲームや人形劇の思い出込みで楽しみたい人へかなりおすすめできます。
アクションとしての刺激はかなり控えめですが、そのぶん失敗のストレスが少なく、安心して最後まで触りやすいです。
特に、『にこにこ、ぷん』が好きだった人、家族で見られるレトロ作品を探している人、PCエンジンの珍しい立ち位置のソフトへ興味がある人とは相性がいいです。
逆に、最初から高難度と攻略性を最優先で求める人にはかなり物足りないかもしれません。
それでも、PCエンジンのキャラゲームを語る時には一度触っておきたい、かなり特別なタイトルです。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
最短で楽しみたいなら、まずは好きなキャラを選んで1面だけを遊び、果物の取りこぼしをしないことへ意識を絞ってください。
次に、敵をどうにかしようとするより、ジャンプで避ける位置だけを覚えるとかなり進めやすくなります。
そのうえで、ゴール前では一度だけ果物不足がないか確認する癖をつけると、やり直しがかなり減ります。
慣れてきたら、キャラ差がない安心感を活かして、その日の気分でじゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりを自由に選ぶだけでも十分楽しいです。
この順番で触ると、ただ簡単な作品ではなく、安心して少しずつ進めるレトロアクションとしてしっかり楽しめます。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
にこにこぷんが気に入った人は、ゲームとして近い高難度作品を探すより、同じ時代のやさしいキャラゲームや家族向けタイトルへ広げる方が相性がいいです。
作品世界をさらに味わいたいなら、ゲームより先に人形劇本編や映画の海だ!船出だ!にこにこ、ぷんへ触れる方が、このタイトルの空気もより楽しみやすくなります。
にこにこぷんの魅力は、難しさや派手さではなく、やさしさをきちんとゲームの形へ落とし込んでいることにあります。
だから次に選ぶ作品も、安心して触れるキャラゲームを軸にすると外しにくいです。
1本の簡単なソフトで終わらせず、1991年のPCエンジンがどれだけ幅広い層へ向けてゲームを作っていたかを感じる入口としても、かなりおもしろい立ち位置の作品です。