VS.エキサイトバイクとは?【レトロゲームプロフィール】
VS.エキサイトバイクは、1988年に任天堂から発売されたディスクシステム用のモトクロスレースゲームです。
ジャンプ台やぬかるみ、障害物が並ぶコースを走り、規定タイムより速くゴールして次のレースへ進みます。
ただBボタンを押しっぱなしにして突っ走ればいいゲームではなく、ジャンプ中の姿勢や着地角度、ターボによるエンジン温度まで自分で調整しなければなりません。
元のエキサイトバイクへ2人同時対戦とコース編集を加えた強化版と考えると分かりやすいでしょう。
1人用には7種類のトラックがあり、まず予選でコースを覚え、突破すると対抗モトクロッサーが走る本選へ進みます。
さらに2人用ではBATTLEとFREEという異なるルールを選べ、画面分割で直接競争できます。
最初は最高速より、転ばずきれいに着地することを覚えるだけでもタイムはかなり安定します。
短時間で何度も記録へ挑みたい人にも、友達と横でワイワイ競争したい人にも遊びやすいレトロレースゲームです。
| 発売日 | 1988年12月9日 |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
| ジャンル | バイクレース |
| プレイ人数 | 1~2人 |
| 開発 | 任天堂、パックスソフトニカとする資料あり |
| 発売 | 任天堂 |
| 特徴 | 7種類のトラック、予選と本選、2人同時対戦、ターボ、オーバーヒート、コース作成・保存 |
| シリーズ | エキサイトシリーズ |
| 関連作 | エキサイトバイク、エキサイトバイク64 |
VS.エキサイトバイクの紹介(概要・ストーリーなど)
VS.エキサイトバイクは、障害物だらけのモトクロスコースを走り、規定タイムの突破を目指すレースゲームです。
ただ速く走るのではなく、ジャンプと着地まで自分で操作するところに独特の面白さがあります。
1人用のORIGINAL EXCITEだけでなく、2人用のVS. EXCITEやコース編集まで用意されているため、見た目以上に遊びの幅があります。
通常版との違いを知っておくと、本作が単なる焼き直しではないことも分かりやすくなります。
発売年・対応ハード・ジャンル
VS.エキサイトバイクは、1988年12月9日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフトです。
1984年発売のエキサイトバイクを土台にしつつ、遊べる内容を大きく広げたバイクレースゲームになっています。
1人だけでなく2人同時プレイへ対応し、ディスクの書き込み機能を使って作成したコースを保存できるのも大きな特徴です。
ディスクシステムの容量と記録機能を、きちんとゲーム内容へ生かした強化版という印象です。
任天堂公式でも1988年発売のディスクシステム作品として紹介されており、後にはWii UやNintendo Switchへも復刻されました。
ジャンルはレースですが、単純に他車より前へ出れば終わりではなく、規定タイムを切れるかどうかがかなり重要です。
操作数は少ないのに、加速、温度管理、ジャンプ、着地の組み合わせで腕前の差がはっきり出ます。
ストーリー/目的(ネタバレなし)
物語を追うタイプではなく、モトクロッサーを操作して各レースの規定タイム突破を狙う、純粋なレースゲームです。
1人用のORIGINAL EXCITEには7種類のトラックが用意されています。
各トラックでは、まず対抗モトクロッサーがいないチャレンジレースと呼ばれる予選を1周します。
予選を規定時間以内で走り切ると、他車が加わる本選へ進めます。
本選は同じトラックを2周し、入賞可能タイムより早くゴールできれば次のレースへ進みます。
時間を超えると残機が減り、残機が0になるとゲームオーバーです。
本選7へ到達して入賞すると、その後はゲームオーバーになるまで本選7へ繰り返し挑めます。
物語のゴールを見るというより、自分の走りをどこまで安定させられるかを突き詰めるアーケード型の構成です。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
本作の面白さは、アクセルを押している時間が長いほど速い、という単純な作りではないところです。
Aボタンで通常走行し、Bボタンを押すとターボで一気に加速できます。
ただしターボを使い続ければエンジン温度が上がり、限界を超えるとオーバーヒートしてしばらく動けなくなります。
速さを取りたい気持ちと、熱を上げ過ぎたくない気持ちの間でBボタンを刻むのがタイムアタックの基本です。
ジャンプ中は十字ボタンで車体の前後角度を変え、飛距離と着地姿勢を調整できます。
どれだけ速く飛んでも、前輪から突き刺さるように着地して転べば、その数秒ですべて台無しです。
コースごとにターボを入れる場所、車体を傾ける角度、温度を下げる区間を覚えていくと、同じトラックでも走りがどんどん変わってきます。
難易度・クリア時間の目安
最初のトラックは操作を覚えやすい作りですが、先へ進むほど障害物の並びがいやらしくなってきます。
ジャンプ台へ勢いよく入り過ぎて前輪から落ちたり、ターボを欲張って直線の途中でオーバーヒートしたりすると、一気にタイムを失います。
難しさは障害物の数より、速度を落とさず安全に抜ける操作にあります。
各レースは短く、1回だけなら数分で遊べます。
ただし7トラックを予選と本選の両方で進むとなると、障害配置を覚えながら何度も挑戦することになります。
数時間遊べば終わる物語型ゲームというより、「前より1秒縮んだ」を積み重ねる作品です。
Nintendo Switch版なら再挑戦も気軽なので、レトロゲームに慣れていない人でも練習しやすいでしょう。
VS.エキサイトバイクが刺さる人/刺さらない人
VS.エキサイトバイクが合いやすいのは、短いコースを何度も走って少しずつベストタイムを削るのが好きな人です。
転倒した場所やオーバーヒートした地点が分かりやすいので、「次はここだけ直そう」とすぐ再挑戦できます。
操作は簡単なのに、練習するほど走りが変わるゲームが好きならかなり相性がいいでしょう。
2人で直接競争できるので、1人用だった家庭用エキサイトバイクとの違いを楽しみたい人にも向いています。
一方で、長いストーリーや大量の車種、細かなマシンカスタマイズなどはありません。
背景やグラフィックもシンプルなので、現代のレースゲームらしい豪華さを期待するとかなり淡泊に見えます。
タイムを削ることそのものが楽しいかどうか。そこが一番大きな分かれ目です。
VS.エキサイトバイクの遊び方
まず覚えたいのは、Aボタンの通常走行とBボタンのターボが別物だということです。
そのうえで十字ボタン上下によるジャンプ中の車体角度調整を覚えると、驚くほど転倒が減ります。
最初から速さだけを求めると、オーバーヒートと着地失敗でかえって遅くなりがちです。
まず安全に1周し、そこからクールゾーンやウィリーを少しずつ走りへ足していきましょう。
基本操作・画面の見方
走行中は十字ボタンの上下で前輪の角度を調整し、左右で走るレーンを移動します。
Aボタンは通常アクセル、Bボタンはターボ加速です。
ターボ中はエンジン温度が上がるため、画面上の温度表示を見ながら使い過ぎないようにします。
最初のうちはBを押しっぱなしにせず、AとBを切り替える感覚を覚えるほうが安全です。
ジャンプ台へ乗ったら十字ボタン上下で車体を傾け、着地点の斜面へタイヤが沿うように姿勢を合わせます。
小さな障害物なら前輪を浮かせるウィリーで越えると、速度を落としにくくなります。
転倒した時はAボタンかBボタンを素早く連打すると、通常より早く復帰できます。
最初は温度、ジャンプ角度、着地の3つだけ見ていれば十分です。
基本ループ(何を繰り返すゲーム?)
ORIGINAL EXCITEでは、最初にチャレンジレースと呼ばれる予選を走ります。
予選には対抗モトクロッサーがいないため、まず障害物の位置と走り方だけに集中できます。
規定タイムを突破すると同じトラックの本選へ進み、今度は他車を避けながら2周走ります。
予選でコースを覚え、本選で他車への対応だけを追加するというのが基本の流れです。
時間内にゴールできれば次へ進み、失敗すれば残機が1つ減ります。
残機があるうちは再挑戦できるので、前回転倒した場所や熱を上げ過ぎた区間を次の走りで修正します。
走る、失敗する、1か所直す。また走る。この短い繰り返しがゲーム全体の気持ち良さにつながっています。
序盤の進め方(最初にやることチェック)
初めてなら、最初の予選で最高速度を狙わず、まず転倒なしで1周することを目標にしてみましょう。
スタート直後にBボタンで加速しても構いませんが、エンジンが点滅して警告音が鳴る前にはAボタンへ戻します。
ジャンプ台では空中で上下を入力し、前輪と後輪が着地点の斜面へ自然に沿う姿勢を探します。
序盤はジャンプ後も速度を残して着地することを最優先にすると、タイムが安定しやすくなります。
小さな障害物では前輪を上げ、ウィリーで越える練習もしておくと後半が楽です。
ぬかるみやトラック外へ入ると速度が落ちるので、無理なレーン変更は避けます。
クールゾーンが見えたら積極的に通り、温度を落として次のターボ区間へ備えましょう。
最初のうちは「速かったか」より「転ばなかったか」を見たほうが、その後の上達は早いです。
初心者がつまずくポイントと対処
初見で一番やりがちなのは、Bボタンを長く押し続けてオーバーヒートすることです。
ターボは常時使うものではなく、発進や長い直線、ジャンプ前など「ここで欲しい」という場所へ絞ります。
もうひとつ多いのが、ジャンプ中に何もせず、そのまま前輪や後輪から斜面へ落ちる失敗です。
空中では着地点を見て、車体と斜面をできるだけ平行へ近づけると転倒がかなり減ります。
対抗車を抜こうとしてトラック外やぬかるみへ逃げるのも、見た目以上に大きなロスです。
無理に横へ避けるより、相手の後輪へ自分の前輪を当てない位置を保ったほうが安全です。
転倒したら「あーやった」と眺めず、すぐAかBを連打して復帰を早めましょう。
初心者のうちは最高速を伸ばすより、大きな停止時間をなくすだけでかなり記録が縮まります。
VS.エキサイトバイクの攻略法
攻略で重要なのは、一瞬の最高速度よりも大きなタイムロスを減らすことです。
ターボ、ジャンプ姿勢、クールゾーンをひと続きで考えると、少しずつ走りがまとまってきます。
本選では対抗車もひとつの障害物だと思い、無理にぶつからず自分のラインを守る判断が必要です。
まず転倒しない走りを作り、その後でターボを使う時間を増やすほうが記録は安定して伸びます。
序盤攻略:ターボとオーバーヒート管理
Bボタンのターボはタイム短縮の大きな武器ですが、押し続ければエンジンがオーバーヒートします。
完全に止まってしまうと、せっかく直線で稼いだ時間を一気に吐き出すことになります。
基本はスタート直後、長い直線、ジャンプ台へ入る少し前だけBを使い、それ以外をAでつなぐ形です。
バイクが点滅して警告音が鳴ったら、その時点でターボをやめる癖をつけてください。
「この先にクールゾーンがあるから大丈夫」と限界まで引っ張り、直前で止まるのはありがちな失敗です。
少し余裕を残した状態でクールゾーンへ入り、温度が下がった直後にまたターボを使うほうが安全です。
まず完走できる配分を作り、慣れてからBボタンを押す時間を少しずつ伸ばしましょう。
中盤攻略:ジャンプ角度と着地を安定させる
ジャンプの飛距離は、ジャンプ台へ入った時の速度と空中での車体角度によって変わります。
前輪を上げれば高く飛びやすく、前輪を下げれば低く遠くへ飛ぶ感覚です。
ただし大事なのは、遠くへ飛んだかどうかより着地した瞬間に転ばないことです。
着地面の傾きとバイクの角度を近づけると、そのまま速度を残して次へつなげられます。
遠くまで行こうとして前輪を下げ過ぎ、そのまま平地へ突き刺さるように落ちるのはよくある失敗です。
逆に前輪を上げ過ぎれば後輪から落ちて転倒します。
予選なら他車がいないので、各ジャンプ台でどの角度なら気持ちよく着地できるのかを覚える練習に向いています。
着地した瞬間から次のターボへつなげられるようになると、本選のタイムも一気に縮みます。
終盤攻略:クールゾーンと対抗車を使ったタイム短縮
慣れてきたら、クールゾーンを単なる救済場所ではなくターボ計画へ組み込んで走ります。
クールゾーンへ入るとエンジン温度が下がるため、その直前までは普段より少し長めにターボを使えます。
どこで冷やせるかを覚え、その地点まで熱を使うようになるとタイム短縮へつながります。
本選では対抗モトクロッサーとの接触にも注意が必要です。
自分の後輪を相手へ引っ掛ける形なら相手を転倒させられますが、前方の相手へ正面から突っ込めばこちらが転びます。
無理に倒そうとせず、相手のレーン移動を見て空いている側を通るほうが安定します。
追い越す瞬間だけ少し横へずらし、抜き終わったらすぐ速いラインへ戻るとロスを抑えられます。
障害物別の安定走法(転倒パターン→対策)
ジャンプ台では進入速度と着地角度が重要で、速過ぎると着地斜面を飛び越し、その先の平地へ無理な角度で落ちることがあります。
小さな障害物は普通の姿勢で正面から当たるより、前輪を上げたウィリーで越えるほうが速度を残しやすいです。
ぬかるみへ入れば大きく減速するので、多少遠回りに見えても通常路面を維持したほうが速い場合があります。
障害を避けるために、コース外へ大きく逃げ過ぎないことも大切です。
連続したコブでは、目の前の1つだけを見ると次の着地が崩れます。
少し先まで見て、次の斜面へつながる姿勢を作る意識が必要です。
転倒したらAかBを連打し、復帰直後に焦ってBを長押ししないようにします。
転倒の直後にオーバーヒートまで重ねるとかなり悲惨なので、まずAで走りを整えましょう。
残機を減らさない予選・本選の走り方
ORIGINAL EXCITEでは規定時間を超えると残機が1つ減り、残機が0になればゲームオーバーです。
そのため最初からベストタイム更新を狙うより、まず入賞可能タイム以内で確実にゴールするほうが大事です。
予選では障害物の配置を覚え、本選ではそこへ対抗車の動きだけを足すと考えると走りやすくなります。
本選で相手を抜くことばかり考えると、自分のジャンプ位置や温度管理が崩れがちです。
順位だけでなく規定タイムも重要なので、危険な追い抜きをするより自分の速いラインを守ったほうが得なこともあります。
残機が少なくなったら、ターボを少し減らしてでも転倒しない走りへ切り替えましょう。
完走回数が増えれば自然とコースも頭へ入り、その後で攻めた走りへ移りやすくなります。
VS.エキサイトバイクの裏技・小ネタ
VS.エキサイトバイクは、隠しコマンドよりも最初から用意されている遊びの幅そのものが面白い作品です。
2人対戦、転倒後の高速復帰、オリジナルコース作成、ディスク間のデータ移動まで備えています。
特にEDIT機能はディスクシステムの書き込み機能と相性がよく、当時の家庭用ゲームとしてはかなり自由です。
知っているだけで遊び方が広がる小ネタを押さえておくと、1人用を終えた後も長く遊べます。
BATTLEとFREEで変わる2人対戦ルール
VS. EXCITEは2人専用モードで、1コントローラーが赤バイク、2コントローラーが青バイクを操作します。
開始前にROUND、トラック、周回数などを決め、さらにBATTLEかFREEを選べます。
BATTLEではモトクロッサー同士がぶつかると転倒し、1周差が付けば周回遅れ側がその時点で負けです。
相手への接触そのものが駆け引きになるのがBATTLEの面白いところです。
FREEではバイク同士が接触しても転倒せず、1周差になってもその場では終わりません。
純粋に走行タイムと障害物攻略で勝負したいならFREEのほうが向いています。
初心者と経験者で遊ぶならまずFREE、慣れてきたらBATTLEへ移ると、一方的な事故祭りになりにくいでしょう。
転倒から最速復帰するボタン連打
ジャンプの着地や他車との接触で転倒すると、ライダーがバイクへ戻るまでかなりのタイムを失います。
ただ待つしかないように見えますが、AボタンまたはBボタンを素早く何度も押すことで復帰を早められます。
転んだ瞬間からすぐ連打へ切り替えるだけでも、ぼんやり待っているよりロスを減らせます。
本選では数秒がそのまま規定タイム超過につながることもあるので、かなり大事な操作です。
障害物の上で転ぶと端まで転がることもあり、連打だけですべて帳消しにできるわけではありません。
復帰した直後に慌ててBを押しっぱなしにすると今度はオーバーヒートへつながります。
まず連打で立ち上がり、Aで進行方向を整え、それから短くターボ。そんな流れにすると二次災害を減らせます。
VS EDITでオリジナルコースを作る
本作には、自分でオリジナルのトラックを作れるEDIT機能があります。
TRACK EDITでは障害物やジャンプ台を配置し、VS. EXCITEで使うトラック4~7を自作コースへ変更できます。
ジャンプ台だらけの難コースも、思いきり加速できる高速コースも自分で作れるのが魅力です。
最初から障害物を詰め込み過ぎると、自分でも「誰がこれ走るんだ」となるので、まずは直線とジャンプ台を少し置くくらいでも十分です。
実際に走り、簡単なら障害物を追加し、難し過ぎた場所は間隔を広げます。
2人対戦用なら左右どちらのレーンでも同じくらい走りやすくしておくと公平です。
作る、走る、直す、また走るという流れは、後のコース作成ゲームにも通じる面白さがあります。
DISK EDITでコースデータを移す時の注意点
DISK EDITでは、友達が作ったオリジナルトラックを自分のディスクカードへ移したり、自分のディスクに保存したデータを編集したりできます。
実際にディスクへ書き込めるディスクシステムならではの遊びです。
自作コースそのものを交換して遊べるのは、本作の隠れた魅力と言っていいでしょう。
実機で使う場合は、書き込み中に電源を切ったり、画面の指示より早くディスクを抜いたりしないよう注意が必要です。
発売からかなり年月が経っているため、読み込みが不安定なディスクやドライブでは書き込みも慎重に扱いたいところです。
大事な自作データが残っているなら、古いドライブで何度も不用意に上書きするより、状態を確認してから操作したほうが安心です。
Nintendo Switch Online版では、実機のディスク交換そのものを楽しむというより、ゲーム本編を手軽に遊ぶ形が中心になります。
VS.エキサイトバイクの良い点
良いところは、少ない操作の中にタイムを縮める技術がぎゅっと詰まっていることです。
ターボ、温度、ジャンプ、着地、レーン移動のどれかひとつが雑でも記録へすぐ返ってきます。
2人対戦やコースEDITまであるので、1人用をひと通り進めた後にも別の遊びが残っています。
数分で始められ、練習したぶんだけ走りが滑らかになる分かりやすさは、今遊んでも気持ちいい部分です。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
1レースが短いので、失敗しても「今のところだけ直してもう1回」とすぐ挑みたくなります。
ジャンプで転んだなら次は少し前輪を上げる、熱が上がり過ぎたならBを早めに離す、と改善点が非常に分かりやすいです。
自分の操作がそのまま数秒の差として記録へ返ってくるため、ベストタイム更新がかなり癖になります。
ターボも単なる高速ボタンではなく、オーバーヒートという弱点があるから使いどころを考えます。
予選ではコースだけに集中し、本選では対抗車が加わることで同じトラックでも別の緊張感が出ます。
2人用ならさらに人間相手の動きが加わり、CPU相手にはない展開が生まれます。
ルールは少ないのに、遊び方がちゃんと増えていく設計は今見てもよくできています。
演出・音楽・グラフィックの魅力
見た目は8ビットらしいシンプルな横スクロールですが、ジャンプや転倒の動きが分かりやすく、必要な情報をすぐ拾えます。
ジャンプ台の傾き、ぬかるみ、クールゾーンなども見分けやすく、速度が出ていても次の操作を考えやすい画面です。
派手さより、走りながら状況を判断しやすい画面作りがゲーム性によく合っています。
ディスク版では音楽面も強化され、何度も同じトラックへ挑む遊びに軽快さを足しています。
2人プレイでは上下分割画面で相手の走りも同時に見えるため、横で「あ、転んだ」と笑いながら競争できるのも楽しいところです。
リアルなモトクロスを再現するゲームではありませんが、そのぶん障害物とライン取りだけへ集中できます。
やり込み要素(収集・周回・高難度)
アイテム集めやバイクの強化はありませんが、ベストタイム更新そのものが十分なやり込みになります。
各トラックのジャンプ位置を覚え、どこでターボを入れるかを詰めていくと、同じコースでも走り方がどんどん変わります。
本選7へ到達した後もゲームオーバーになるまで繰り返し挑めるため、自分の腕を試し続けられます。
2人用ではBATTLEとFREEで勝負の感覚が変わり、同じ相手と遊んでも接触やミス次第で毎回展開が変わります。
さらにEDITを使えば、用意された7トラック以外の自作コースまで増やせます。
難しいコースを攻略するだけでなく、「友達が走ったら面白いコース」を考える方向でも遊び込めます。
用意された要素を消化するというより、自分で記録やコースを作って遊ぶタイプです。
VS.エキサイトバイクの悪い点
現在のレースゲームと比べると、車種や景色の変化は少なく、基本操作もかなりシンプルです。
タイムアタックそのものが好きでないと、早い段階で単調に感じやすいのが一番の弱点でしょう。
実機で遊ぶ場合は、ゲーム以前にディスクドライブの状態まで気にしなければなりません。
ただし現在はNintendo Switch Online版があるため、ゲーム内容だけ試したいなら実機の面倒は避けられます。
不便な点(UI/セーブ/ロード等)
ディスクシステム版はROMカセットより起動や読み込みに手順があり、ドライブの状態次第ではエラーも起こります。
EDITしたコースを保存できるのは魅力ですが、実機ではディスクへ書き込むため、保存中に雑に電源を切るわけにもいきません。
現在の実機プレイでは、ゲームそのものよりディスクドライブの経年劣化が大きな問題になりやすいところがあります。
ゲーム画面も必要最低限の情報だけで、現代作品のような理想ラインや着地ガイドはありません。
どこで前輪を上げるのか、どの角度で着地するのかは失敗しながら覚える必要があります。
Nintendo Switch Online版ならディスク交換やドライブの状態を気にせず遊べます。
実機ならではのデータ交換へこだわらないなら、現行環境のほうがかなり気楽です。
理不尽ポイントと回避策(救済案)
ジャンプ台では着地角度が少しずれただけでも転倒するため、初めのうちは判定が妙に厳しく感じるかもしれません。
さらに本選では対抗車がジャンプ前へ割り込み、予定していたラインを崩されることもあります。
障害物の直前では無理な追い越しをせず、まずきれいに着地するほうが事故を減らせます。
オーバーヒートも突然止まったように見えますが、直前には警告音とバイクの点滅があります。
この合図が出たらBを離し、クールゾーンまでAでつなげば避けやすくなります。
転倒してもAかBの連打で復帰時間を短縮できます。
失敗ゼロを目指すより、転倒や熱暴走を起こした後の損失を小さくする方法を覚えたほうが、かなり遊びやすくなります。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
現代のレースゲームにある車体カスタマイズ、オンライン大会、広大なコース、ストーリー仕立てのキャンペーンなどはありません。
同じバイクで短いトラックを何度も走り、自分の操作精度だけで記録を縮めていくゲームです。
数値成長ではなく、自分自身が上手くなることが報酬になるタイプなので、育成要素が好きな人には淡泊に感じるでしょう。
2人対戦も基本は同じ場所に集まって遊ぶローカル向けの設計です。
グラフィックも記号的で、モトクロスのリアルな迫力を再現する方向ではありません。
その一方で、分かりやすい操作と短い再挑戦のテンポは今でも十分通用します。
Nintendo Switch Onlineなら気軽に試せるので、まず数レース走って自分に合うか見てみるのもいいでしょう。
VS.エキサイトバイクを遊ぶには?
VS.エキサイトバイクは、今では実機だけにこだわらなくても遊べます。
Nintendo Switch Online加入者ならファミコンアプリから公式に遊べるため、内容を試すだけなら現行環境が最も手軽です。
一方で実機版には、ディスクカードや当時の説明書、自作コースをディスクへ保存する体験そのものを楽しむ魅力があります。
中古を買う時は、ゲーム入りディスクと説明書だけの商品を取り違えないよう注意しましょう。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
VS.エキサイトバイクは、2019年5月15日に『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』へ追加されました。
2026年9月14日時点でも、任天堂公式の作品ページではNintendo Switchが遊べる本体として案内されています。
Nintendo Switch Onlineへ加入していれば、ディスクシステム実機なしで公式版を遊べます。
過去にはWii Uのバーチャルコンソールでも2015年9月16日から配信されていました。
今から始めるならNintendo Switch版がもっとも分かりやすい選択です。
オリジナルのディスクカードや当時の読み込み、EDITデータをディスクへ保存するところまで含めて味わいたいなら実機版を選びます。
単純に1人用や2人対戦を遊びたいだけなら、現行公式環境のほうが手間も費用も抑えやすいです。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
ディスクシステム版を遊ぶには、ファミリーコンピュータ本体、ディスクシステム、RAMアダプタ、本作のディスクカードが必要です。
2人対戦をする場合は、1コントローラーと2コントローラーの両方を使います。
中古のディスクシステムでは、読み込みだけでなく書き込み機能の状態も重要です。
TRACK EDITやDISK EDITを実機で使いたいなら、読み込みはできても書き込みが不安定な本体だと困ります。
現代のテレビへつなぐ場合は、使用するファミコンの映像出力方式に合った接続環境も必要です。
ジャンプの姿勢調整が重要なゲームなので、表示遅延は少ないほうが操作しやすくなります。
初めて実機をそろえるなら、読み書き確認済みのディスクシステム一式を選ぶとトラブルを減らせます。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
2026年9月14日時点で確認できる中古販売例では、駿河屋で通常価格1550円、マーケットプレイスでは1010円前後から掲載された例があります。
箱説明書なし品には別の価格が付き、付属品や状態で金額は変わります。
あくまで販売価格の例で、直近の落札済み相場そのものではありません。
同じ条件の成約情報を十分そろえにくい場合は、購入直前にオークションの終了品や複数店舗の売り切れ価格も見ておくと安心です。
中古市場には「書き換え用説明書のみ」と書かれた商品もあります。
1000円台だからソフト本体だろうと思い込まず、実際にディスクカードが付属するか写真と説明文を確認してください。
ディスク面、ラベル、ケース、説明書、動作確認の有無まで比べて選びましょう。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
とにかく手軽に遊びたいなら、Nintendo Switch Online版が便利です。
実機ドライブや磁気ディスクの状態を気にせず、すぐレースへ入れます。
ジャンプの着地タイミングが大切なので、テレビのゲームモードなどで遅延を減らすと操作しやすくなります。
実機でも映像補正が強いテレビだと、入力した感覚と画面上の動きがずれる場合があります。
EDIT目的で実機を使うなら、コースを作り込む前にディスクの読み書きが安定しているか確認しておきましょう。
ディスクカードは高温多湿や強い磁気を避け、遊び終わったらケースへ戻して保管します。
タイムアタックは長時間だらだら続けるより、同じトラックを数回走って失敗地点を1か所だけ直すほうが上達しやすいです。
VS.エキサイトバイクのQ&A
VS.エキサイトバイクは、名前だけ見るとアーケード版をそのまま移植した作品のようにも見えます。
実際には2人対戦やコース作成・保存まで加えたディスクシステム独自の強化版です。
現在はNintendo Switchでも公式に遊べるため、実機を持っていなくても内容を確かめられます。
通常版との違いや対戦、EDIT機能について気になりやすいところをまとめます。
VS.エキサイトバイクは普通のエキサイトバイクと何が違いますか?
VS.エキサイトバイクは、1984年のエキサイトバイクを土台に内容を広げた作品です。
大きな違いは、2人が同時に走れるVS. EXCITEが追加されていることです。
1人用にも7種類のトラックがあり、予選1周、本選2周を順番に突破していく大会形式になっています。
コース編集も強化され、自作したトラックをディスクカードへ保存できます。
さらにDISK EDITを使えば、友達が作ったトラックを自分のディスクへ移す遊びもできます。
ターボ、ウィリー、ジャンプ姿勢といった基本の面白さは元作品から受け継いでいます。
「家庭用エキサイトバイクへ対戦と編集を本格的に足した上位版」と考えると分かりやすいでしょう。
2人同時対戦はできますか?
はい、VS. EXCITEを選べば2人同時にレースできます。
1コントローラーで赤バイク、2コントローラーで青バイクを操作し、ROUND、トラック、周回数などを設定して競争します。
ルールはBATTLEとFREEの2種類です。
BATTLEでは接触すると転倒し、1周差が付いた時点で周回遅れ側が負けになります。
FREEでは接触しても転倒せず、1周差が付いてもその場では終了しません。
純粋な走行技術を比べたいならFREE、ぶつかり合いまで含めて勝負したいならBATTLEが向いています。
同じコースでもルールを変えるだけでかなり雰囲気が違うので、2人で遊ぶなら両方試してみたいところです。
自作コースは保存できますか?
ディスクシステム版ではEDIT機能を使い、オリジナルのトラックを作成できます。
TRACK EDITで障害物やジャンプ台などを配置し、VS. EXCITEで使用するトラック4~7を書き換える仕組みです。
作成したコースをディスクカードへ記録し、後からまた遊べるのが大きな特徴です。
さらにDISK EDITでは、友達が作ったトラックを自分のディスクへ移す機能も用意されています。
現在ではユーザー作成コースは珍しくありませんが、1988年の家庭用ゲームで交換まで考えられていたのはかなり個性的です。
実機で保存する時は書き込み中に電源を切らず、画面の指示に従って操作してください。
古いディスクシステムを使うなら、ドライブの書き込み状態も事前に確認しておくと安心です。
今でもVS.エキサイトバイクを遊べますか?
はい。現在は実機だけでなく、Nintendo Switchでも公式に遊べます。
VS.エキサイトバイクは2019年5月15日に『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』へ追加されました。
Nintendo Switch Online加入者なら、ファミコンアプリからすぐ始められます。
任天堂公式の作品ページでも、2026年9月14日時点でSwitchが対応本体として案内されています。
オリジナルのディスクシステム版を遊ぶなら、ファミコン本体、ディスクシステム、RAMアダプタ、正規ディスクカードが必要です。
ゲーム本編だけを楽しむならSwitch版のほうが圧倒的に手軽です。
当時のディスクカードや自作コースの書き込みまで含めて体験したい人は、状態の良い実機版を探してみましょう。
VS.エキサイトバイクのまとめ
VS.エキサイトバイクは、シンプルなモトクロスレースへ対戦とコース作成を加えた、完成度の高い強化版です。
ジャンプと着地、ターボ管理、2人対戦、EDITという4つの軸でじっくり遊べます。
Nintendo Switch Onlineにも収録されているので、今では実機をそろえず気軽に触れられるのもうれしいところです。
ルールは簡単ですが、何度も走るうちに自分の操作が目に見えて良くなっていくタイプのゲームです。
結論:おすすめ度と合う人
VS.エキサイトバイクは、簡単な操作を繰り返しながら少しずつタイムを縮めるゲームが好きな人へおすすめです。
数分でルールは覚えられますが、ターボの温度管理やジャンプの着地にはかなり上達の余地があります。
1人で記録を詰める遊びと、2人で直接競争する遊びの両方が成立するのも大きな強みです。
EDIT機能まで使えば、自分でコースを作る楽しみも残っています。
反対に、ストーリーやマシン収集、長いキャンペーンを求める人にはかなり淡泊です。
今はNintendo Switch Onlineで気軽に試せるので、まず数レース走って、このストイックなタイムアタックが自分に合うか確かめるのもいいでしょう。
短く遊べて奥深い、任天堂らしいレトロレースゲームを探しているなら触れておきたい1本です。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
最初はORIGINAL EXCITEの予選を選び、Aボタン中心で1周を完走します。
次に直線だけBボタンを使い、警告音が鳴る前にAへ戻すターボ管理を覚えましょう。
ジャンプ台では十字ボタン上下で姿勢を変え、斜面とバイクの角度を合わせます。
転倒しない1周が作れたら、ターボを使う区間を1か所ずつ増やすのが上達しやすい流れです。
小さな障害物をウィリーで越えられるようになったら、クールゾーンまでターボをつなぐ練習へ進みます。
本選では対抗車を無理に倒そうとせず、自分のラインを守ることを優先してください。
1人用へ慣れた後はVS. EXCITEのFREEで2人対戦し、最後にBATTLEやTRACK EDITへ進むと、本作の主な魅力を順番に味わえます。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
本作が気に入ったなら、まず元になったエキサイトバイクと遊び比べるのがおすすめです。
通常版を触ると、2人対戦やディスク保存などVS.エキサイトバイクで追加された要素の大きさがよく分かります。
さらに立体的で本格的なモトクロスへ進みたいならエキサイトバイク64も候補です。
エキサイトバイク64では3Dコースへ進化し、ジャンプやスタントをより広い感覚で楽しめます。
シリーズの変化を追うなら、Wii向けに配信されたエキサイトバイク ワールドレースも興味深い作品です。
まずは本作でジャンプとターボの基本を身に付け、その後に各世代のエキサイトシリーズがどう変わったのか比べてみてください。
単純なルールから走りを詰めていく気持ち良さは、時代が変わってもシリーズにしっかり受け継がれています。
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