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アップルタウン物語徹底攻略ガイド

アップルタウン物語





アップルタウン物語徹底攻略ガイド



アップルタウン物語とは?【レトロゲームプロフィール】

アップルタウン物語は、3階建ての家で暮らす女の子と猫を眺めながら、ときどき生活へちょっかいを出して反応を楽しむ、かなり変わったディスクシステム作品です。

敵を倒すわけでも、経験値を稼ぐわけでもなく、女の子はプレイヤーが何もしなくても自分で起き、食事をし、部屋を移動し、猫と一緒に暮らしています。

こちらができるのは、画面下のアイコンを選んで電話を鳴らしたり、手紙や食事を届けたり、ピアノをお願いしたりすることです。

「主人公を操作してゲームを進める」のではなく、ファミコンの中に誰かが住んでいて、その暮らしを外から眺める感覚こそ本作の中心です。

原作はActivisionのLittle Computer Peopleで、日本版では男性の住人が女の子へ、犬が猫へ変更されています。

ラスボスも明確なエンディングもなく、どこまで見たら終わりにするかはプレイヤー次第です。

それでもピアノ、ファミコン、占い、ダンスといった普段と違う行動や、2コンとマイクを使った妙な隠し演出がたくさん仕込まれています。

最初からイベントを全部出そうとせず、まず30分くらいぼんやり眺めて「本当に勝手に暮らしてるな」と感じるところから入るのがおすすめです。

操作そのものは簡単ですが、普通のゲームとは遊び方の発想がかなり違う1本です。

発売日 1987年4月3日
対応機種 ファミリーコンピュータ ディスクシステム
ジャンル 生活観察・コミュニケーションシミュレーション
プレイ人数 1人
開発 スクウェア(原作:Activision)
発売 DOG(Disk Original Group/スクウェア)
特徴 女の子と猫の生活観察、8つのアイコン、ピアノ、占い、ファミコン、隠しコマンド、エンディングなし
シリーズ Little Computer People関連
関連作 Little Computer People、リトル・コンピュータ・ピープル

アップルタウン物語の紹介(概要・ストーリーなど)

アップルタウン物語でやることは、画面の中で自分なりに生活している女の子を見守ることです。

家には寝室、リビング、浴室、ピアノなどがあり、女の子は自分のタイミングで階段を上り下りしながら部屋を移動します。

十字キーで主人公を歩かせる普通のファミコンゲームとは違い、プレイヤーが直接女の子を動かせないところが大きな特徴です。

こちらからアイコンを選べば、食事を届けたり、手紙を送ったり、電話を鳴らしたりできます。

何かを達成するより、「今度はどんな反応をするんだろう」と眺めること自体が遊びになっています。

発売年・対応ハード・ジャンル

アップルタウン物語は1987年4月3日にファミリーコンピュータ ディスクシステム向けに発売されました。

発売ブランドはスクウェアを中心としたDOGで、パッケージにはLittle Computer Peopleの名前も併記されています。

もとになったのはActivisionが海外のパソコン向けに発売した生活観察型ソフトLittle Computer Peopleです。

日本版では男性住人と犬だった原作の構成を、女の子と猫へ大胆に変更し、家の作りや遊び方もファミコン向けに組み直しています。

ジャンルはシミュレーションやコミュニケーションゲームとされますが、現在の育成ゲームのように能力値を上げたり、職業を選んだりするわけではありません。

プレイヤーは家を外側から眺め、必要な時だけ画面下のアイコンを通して住人へ働きかけます。

発売時の価格は3400円で、型番はSQF-APTです。

1987年6月5日にはディスクライター向けの書き換え版も記録されています。

ファミコンで「何もしなくても暮らしているキャラクターを眺める」という発想を前面へ出した、かなり早い時期の実験作です。

女の子と猫を見守る目的(エンディングなし)

アップルタウン物語には、魔王を倒す、何点取る、何日目まで進めるといった一般的なクリア条件がありません。

家の中では女の子と猫が暮らしていて、起床、食事、歯みがき、休憩、遊び、就寝などを自分たちのペースで繰り返します。

プレイヤーはその様子を眺め、気になった時だけ電話や手紙などのアイコンを使います。

「何時間遊べばエンディングになるんだろう」と待っていても何も始まらないので、観察そのものを目的にするのが正解です。

お願いするとピアノを弾いたり、ファミコンで遊んだり、占いをしたりすることもあります。

電話や郵便にも反応しますが、こちらが押した瞬間に必ず同じ動きをしてくれるわけではありません。

時間が進めば自主的な行動も変わるので、何も操作していない時間もちゃんとゲームの一部です。

猫も別に家の中を歩き回り、女の子とは違った生活を見せます。

ゴールを探すより、「今日は何をして過ごすんだろう」と1日の変化を眺めた方が、このゲームの狙いはずっと分かりやすくなります。

ゲームシステムの要点(何が面白い?)

アップルタウン物語のおもしろさは、コントローラーから手を離しても女の子の生活が止まらないところです。

多くのファミコンゲームではプレイヤーが操作しなければ主人公も立ち止まりますが、本作では住人が勝手に部屋を移動し、日常を続けます。

プレイヤーが世界の中心ではなく、家の外からそっと覗いているような距離感がかなり独特です。

画面下には8つのアイコンが並び、電話、郵便、食事などを通して女の子へ働きかけられます。

お願いを聞いてくれると、ピアノ、ファミコン、占い、ダンスなど普段とは違う行動が始まることもあります。

押したボタンに対して即座に決まった動きを返すキャラクターではなく、少し待たされるところも本作らしさです。

猫も家の中を自由に移動し、ときには女の子と別々の階で過ごしています。

さらに普通に遊んでいるだけではまず見つけないような隠し演出まで用意されています。

ぼんやり生活を眺める遊びと、「こんな入力で何が起きるんだ?」と裏技を試す遊びが同居しているのもおもしろいところです。

遊ぶ時間・区切りの目安(エンディングなし)

アップルタウン物語にはエンディングがないため、一般的な意味での「クリアまで○時間」という遊び方はできません。

初めて触るなら、まず30分から1時間くらい眺めながら、食事、電話、手紙、ピアノなどを少しずつ試すと作品の雰囲気をつかめます。

短時間でイベントを全部出そうとアイコンを連打するより、女の子が勝手に行動する時間をきちんと残した方が本作のおもしろさは伝わります。

朝から夜までの変化を見たいなら、さらに長い時間電源を入れて観察することになります。

服の色や細かな行動にも変化があり、1回のプレイでは見られない場面もあります。

ただし、新しい町やステージが順番に開放されるゲームではないので、何時間遊んでも舞台となる家そのものは変わりません。

区切りが欲しいなら、ピアノ、ファミコン、占い、ダンスなど、いくつかの特別行動を見たところでその日のプレイを終えるとちょうどいいです。

ゲーム側が終わりを教えてくれないぶん、「今日はここまで」と自分で決めるのが本作にはよく合っています。

アップルタウン物語が刺さる人/刺さらない人

アップルタウン物語が刺さりやすいのは、昔の変わったゲームや、キャラクターの日常を眺めているだけでも楽しめる人です。

現在の生活シミュレーションやペット系ゲームにつながる発想を、1987年のファミコンで見てみたい人にも向いています。

敵を倒して勝つことより、「自分が触っていないのに、この子まだ何かしてるな」と感じることに面白さを見つけられる人向けです。

植松伸夫氏が関わった初期スクウェア作品の音楽を追っている人にも興味深い1本でしょう。

反対に、レベル上げ、ステージ攻略、濃いストーリー、明確なエンディングを求める人にはかなり厳しいです。

何も起こらない時間もありますし、ボタンを押したからといってすぐ派手なイベントが返ってくるわけでもありません。

現在のゲームに慣れていると、「で、結局何をすればいいの?」という気持ちになりやすいでしょう。

何も起きていないように見える時間まで楽しめるかどうかが、この作品との相性を大きく分けます。

アップルタウン物語の遊び方

アップルタウン物語では、女の子本人を十字キーで歩かせるのではなく、画面下に並ぶアイコンを選んで間接的に生活へ関わります。

基本は家の中をしばらく眺め、女の子が何をしているか見てから必要なコマンドを使う流れです。

お願いを連打するより、1回操作したらその反応が終わるまで待つ方が、このゲームらしい空気を味わえます。

電話、郵便、食事などを1つずつ試すと、少しずつ生活の変化が見えてきます。

最初は8つのアイコンを全部覚えようとせず、「これは何を起こすボタンか」を順番に確かめれば十分です。

基本操作・画面の見方

アップルタウン物語の画面には、横から切り開いたような3階建ての家と、そこに暮らす女の子、猫、そして操作用のアイコンが表示されています。

十字キーで画面下のアイコン側へカーソルを動かし、決定操作で使いたいコマンドを選びます。

家の中では女の子が勝手に階段を上り下りし、ベッド、浴室、リビング、ピアノなどへ移動します。

最初の30秒くらいは何も押さず、「本当に自分で動いてるな」と確認してみるのがおすすめです。

そのあと電話や手紙など、見た目から役割を想像しやすいアイコンを1つずつ試します。

ただしコマンドを選んでも、女の子が別の行動をしている最中ならすぐ応じてくれないことがあります。

アクションゲームのつもりで見ると、この待ち時間を「入力が効いてない」と感じるかもしれません。

本作では、その待っている間にも日常が続いています。

画面下のアイコンは命令ボタンというより、家の住人へそっとお願いする道具だと思うと理解しやすいです。

基本ループ(観察→アイコン→反応を見る)

アップルタウン物語の基本は、女の子を眺め、アイコンを1つ使い、その反応が終わるまで待ってからまた観察するという流れです。

たとえば手紙を送れば玄関へ郵便が届き、電話を使えば家の中で電話が鳴ります。

食事関係のコマンドなら食べ物にまつわる行動が始まり、音楽関係ではピアノやダンスへつながることもあります。

大事なのはアイコンを次々押さず、1つの出来事が終わって女の子が普段の生活へ戻るところまで見ることです。

女の子はプレイヤーのイベントを見るためだけに存在しているわけではなく、眠ったり、座ったり、部屋を歩いたりする自主行動も続けます。

猫も別行動をするので、たまたま2人が同じ場所へ集まった時にはちょっと得した気分になります。

特別なことが起こらない時は、そこで操作を増やさず少し待ってみてください。

その繰り返しの中で「あ、こんなこともするんだ」という行動を見つけていくのが本編です。

ゲームを前へ進めるというより、住人の生活へ少しずつ関わっていく感覚で遊ぶと長く楽しめます。

最初の1日で試したい8つのアイコン

最初のプレイでは、画面下の8つのアイコンを1個ずつ使い、それぞれ何が起きるのか見てみましょう。

手紙を送れば玄関へ郵便が届き、電話を使えば女の子が電話のある場所まで移動してきます。

食事関係のコマンドは生活を支える役割があり、猫の世話へつながる反応もあります。

ピアノ、ファミコン、占いのような特別行動が始まった時は、別の操作を重ねず最後まで眺めるのがおすすめです。

ピアノでは数分続く曲もあり、女の子が演奏している様子をぼんやり眺めているだけでも当時としてはかなり珍しい体験です。

ファミコンを始めると専用の音や動きが入り、いつもの生活とは少し違う雰囲気になります。

占いでは入力を求められることもあるので、その時は画面の指示に合わせて進めてください。

一通り試したら、今度は何も押さず放置して、自主的な食事や休憩を見てみます。

初日は8つ全部の細かな仕様を覚えるより、「このアイコンを押すと生活のどこが変わるか」を見るだけで十分です。

初心者がつまずくポイントと対処

アップルタウン物語を始めて一番困るのは、「何を達成したらいいゲームなの?」というところです。

これは単に説明が少ないからではなく、そもそもステージクリアやエンディングを目指す作りではありません。

まずは攻略目標を探すのをやめて、「この女の子は今日何をして過ごすんだろう」と眺めることを最初の目的にしてください。

もう1つありがちなのが、反応が遅いからと同じアイコンを何度も押してしまうことです。

女の子が別の部屋にいたり、何かしている最中だったりすれば、こちらのお願いへすぐ応じない場合があります。

電話なども、何回も鳴らせば必ず面白い反応になるわけではありません。

珍しい行動を見たい時ほど、1度お願いしたら少し待った方が結果を確認しやすくなります。

また猫ばかり追っていると、別の階で始まった女の子の特別行動を見逃すこともあります。

操作する時間より眺める時間を長くするだけで、このゲームの「何をすればいいか分からない」はかなり解消されます。

アップルタウン物語の攻略法

アップルタウン物語には一般的なクリア攻略がないため、ここでは珍しい行動を見つけやすくする遊び方を攻略として考えます。

まず大切なのは、女の子の生活を急かさず、電話や郵便、食事などを必要以上に連打しないことです。

普段の生活をしばらく見たあとで特別なお願いを1つ入れると、「いつもと違う動き」が分かりやすくなります。

長時間遊んでいると、時間帯による生活の変化も少しずつ見えてきます。

イベントを全部一気に出そうとせず、1種類ずつ観察する方がこの作品の楽しみを長く残せます。

序盤攻略:女の子の生活を邪魔せず反応を見る

ゲームが始まったら、まず数分ほど何もせず、女の子が自分で家の中を移動する様子を眺めてください。

いきなりアイコンを全部押してしまうと、本来どんな生活をしている住人なのか分からないままイベントだけを見ることになります。

最初の攻略ポイントが「操作しないこと」というのが、普通のゲームとは真逆でおもしろいところです。

女の子が落ち着いているタイミングで、電話や手紙など分かりやすいアイコンを1つ選びます。

何か反応が始まったら、また通常の生活へ戻るまで別の入力を重ねません。

猫も常にこちらから世話をする必要はなく、部屋をふらふら移動する様子を見ているだけで構いません。

女の子がピアノやファミコンを自主的に始めることもあるので、お願いを送り続けない方が自然な行動へ出会いやすくなります。

初見で一番もったいないのは、何も起きない数十秒を「退屈だ」と判断してすぐやめてしまうことです。

10分ほど普段の生活を見てから少しずつ干渉すると、観察ゲームとしての面白さがぐっと分かりやすくなります。

中盤攻略:電話・手紙・食事を使い分ける

普段の生活がなんとなく分かってきたら、電話、手紙、食事など、日常へ直接関わるアイコンを順番に試します。

電話を使うと家の電話が鳴るので、女の子が今いる場所からどう移動してくるのかまで見てみてください。

手紙では郵便が届き、女の子が玄関へ向かうところまで含めてイベントになっています。

結果だけを見るより、呼ばれた場所へ向かって階段を移動する途中まで眺めると生活シミュレーションらしさがよく出ます。

食事関係の操作は生活を支える役目がありますが、短時間に同じお願いを何度も送る必要はありません。

猫にも食事や世話に関する場面があり、女の子とは別に生活しています。

電話ばかり何度も鳴らすなど、同じ刺激を続ければ楽しい反応ばかり返るわけでもありません。

1つイベントを見たら少し放置し、別の自主行動が始まってから次を試すくらいがちょうどいいです。

こちらから干渉する時間と、何もしない時間を交互に作ると、イベント一覧ではなく1日の暮らしとして楽しめます。

長時間攻略:ピアノ・ファミコン・占いを楽しむ

アップルタウン物語を少し長く遊ぶなら、普段の生活とは違うピアノ、ファミコン、占いなどの行動も狙ってみましょう。

ピアノ演奏ではクラシック曲やオリジナル曲が使われ、曲によってはかなり長く演奏が続きます。

演奏が始まったら次の操作を急がず、指の動きと曲が最後まで続く様子をそのまま眺めるのがおすすめです。

ファミコンで遊ぶ場面には専用BGMが複数あり、いつもの生活とは少し違う空気になります。

占いでは年齢や日付などに関係する入力を求められる場合があります。

普通に入力するだけでなく、後述する特殊な内容を入れると普段とは違う反応も見られます。

ステレオから音楽が流れると激しく踊ることもあり、本作の中ではかなり動きの大きなイベントです。

全部一気に出そうとせず、女の子が暇そうな時に少しずつお願いしてみてください。

何気ない日常を先に見ているほど、ピアノやダンスのような特別行動が始まった時の変化を楽しめます。

機嫌を悪くしにくい遊び方(失敗→対策)

女の子の反応をたくさん見たいからといって、同じコマンドを何度も続けて入力するのはあまりおすすめできません。

電話に応じている途中でもう1回電話を鳴らすなど、生活の流れを無視して操作すると、何が原因でどの反応が出たのか分かりにくくなります。

基本は「1回お願いする→反応を見る→普段の行動へ戻るまで待つ」の3段階です。

星座占いでは現実にはありえない生年月日を入れると、女の子と猫が怒る特殊な反応も確認されています。

これは普段の交流とは違う裏技的な演出なので、普通の生活を見たい時は正しい内容を入力してください。

睡眠、食事、入浴など別の行動へ入った時も、すぐ次のイベントを要求せずしばらく見守ります。

何も起きていないから失敗なのではなく、何も要求されず暮らしている状態が本作では通常です。

反応を急ぐほど同じイベントばかり見ることになりやすいので、操作回数そのものを減らしてみましょう。

ご機嫌を取るというより、「邪魔しすぎない」と考えた方が珍しい自主行動にも出会いやすくなります。

時間帯ごとの行動を見逃さないコツ

アップルタウン物語は同じ3階建ての家が舞台でも、時間の経過によって女の子の行動が少しずつ変化します。

朝には起床後の身支度があり、日中は部屋を移動したり遊んだりし、夜になると生活も落ち着いていきます。

珍しいイベントだけを短時間で連打するより、時計を見ながら30分くらい何もしない時間を作る方が変化へ気付きやすいです。

服の色にもいろいろな変化があるとされ、1回だけ遊んですべてを見るのは難しくなっています。

ピアノやダンスのような派手な行動だけでなく、歯みがき、座る、階段を移動するなど、何でもない日常動作にも注目してみてください。

猫が別の階へ行っている時に女の子だけ追っていると、猫側の行動を見逃します。

珍しい場面を見つけたら、時間帯と直前に使ったアイコンだけ簡単にメモしておくと再現を狙いやすくなります。

「イベントを出す」より「生活の変化へ気付く」という目線に変えると、本作の観察はかなり面白くなります。

アップルタウン物語の裏技・小ネタ

アップルタウン物語には、2コンのボタンやファミコン本体のマイクを使った隠し演出がいくつも知られています。

白い象、うさぎ人形、しらけ鳥、隠しアイコンなど、普通の生活観察とはまったく関係のない妙なものまで出てきます。

2コンマイクを使う技もあるため、使っているファミコン本体やコントローラーによっては同じ方法を試せない場合があります。

本体のRESETを使う技もあるので、古い実機ではむやみに繰り返さない方が安心です。

まず普通の生活を一通り見てから裏技へ進むと、「何が変わったのか」が分かりやすくなります。

有名な裏技一覧(効果/手順)

よく知られている小ネタの1つが、白い象を画面へ出すものです。

1コンのSELECTを13回押し、そのあと十字キーの右を1回入力すると白い象が現れるとされています。

うさぎ人形を出したり消したりする技では、2コンのAを15回、そのあとBを15回押します。

隠しアイコンは2コンの上を20回、続けて下を20回入力する方法が複数の攻略資料で共通して紹介されています。

猫が3階にいる時に2コンの左を押し続けると、猫がふんをするという妙に生活感のある演出もあります。

女の子が植木へ水をやっている時に2コンの上を連打すると、双葉がいつもより伸びる小ネタも知られています。

星座占いでは現実にはありえない生年月日を入力すると、女の子と猫が怒ります。

どれもゲームを有利にする裏技ではなく、いつもの家へ変な出来事を足すためのものです。

本作の裏技は「強くなる技」ではなく、画面の中の住人へちょっかいを出す遊びだと思うとしっくりきます。

隠しアイコンを出すコマンド

アップルタウン物語の中でも比較的試しやすいのが、通常とは違う隠しアイコンを出すコマンドです。

攻略資料では、2コンの十字キー上を20回押したあと、下を20回入力すると隠しアイコンが現れるとされています。

入力回数が多いので、途中で左右へ触れたり「今17回だっけ?」と分からなくならないよう、一定のリズムで数えながら押してください。

出ない時はいったん通常状態へ戻し、上20回、下20回を最初からやり直します。

連射機能へ任せるより、自分で数えながら押した方が回数を確認しやすいでしょう。

このコマンドはクリア条件とは関係がなく、隠れた遊びを見るためのものです。

まだ通常の8アイコンをほとんど触っていないなら、先に普通の反応を見ておくのがおすすめです。

元の状態が分かっていると、隠しアイコンを出した時の違いも楽しめます。

最初から裏技だけ消化するより、いつもの生活を知ってから試す方がこのゲームらしさを残せます。

白い象・うさぎ人形・しらけ鳥などの小ネタ

隠し演出の中でも分かりやすいのが、白い象とうさぎ人形です。

白い象は1コンのSELECTを13回、そのあと右を1回入力する方法が知られています。

うさぎ人形は2コンのAを15回、続いてBを15回入力すると出現や消失を起こせます。

普段の生活とはまるで関係のない演出なので、女の子が何もしていない時に試すと「急に何が出てきたんだ」と変化を確認しやすいです。

さらに2コンのAを押しながらマイクへ歌うと、しらけ鳥が現れるとされています。

2コンのBを5回押すと、普段の家とは違う変わった絵が表示される技もあります。

階段を移動している女の子へ2コンマイクを使うと、転んだり階段から落ちたりする特殊な演出も確認されています。

入力方法が複雑なものは、一度にいくつも混ぜると何が成功したのか分からなくなります。

隠しキャラクターを集めるゲームではないのに、妙な悪ふざけだけはたっぷり仕込まれているのが面白いところです。

リセット技・2コンマイク技の注意点

ピアノ演奏中に本体のRESETを使うと、演奏する曲が別のものへ変わる裏技が古い攻略資料で知られています。

ただしRESETはコントローラーの普通の入力ではなく、本体の動作そのものへ関わります。

古いディスクシステムで試すなら、ディスクアクセス中や読み書き中にRESETを押すのは避けてください。

2コンのマイクを使う裏技も、初代ファミリーコンピュータの2Pコントローラーに付いているマイク機能を前提にしています。

ツインファミコンや交換コントローラー、現在の互換環境では同じ条件にならない場合があります。

しらけ鳥や階段での転倒が再現できなくても、ゲームディスクの故障とは限りません。

古いマイクは感度にも個体差があり、大声を出せば必ず反応するわけでもありません。

まず白い象やうさぎ人形など、普通のボタン入力だけで試せる技から確認すると切り分けしやすいです。

隠し演出を見るために年代物の本体へ無理をさせず、再現できる範囲だけ楽しむのが安全です。

アップルタウン物語の良い点

アップルタウン物語の良さは、1987年のファミコンで「画面の中に誰かが住んでいる」と感じさせようと本気で作られているところです。

プレイヤーが触らなくても女の子と猫は動き、食事をし、遊び、休憩しながら生活を続けます。

勝敗やハイスコアからここまで離れたゲームデザインは、現在触ってもかなり新鮮です。

ピアノや占いなどの細かな行動もあり、さらに隠しコマンドまで大量に用意されています。

後の生活シミュレーションへつながるアイデアを、かなり素朴な形で体験できるのが大きな魅力です。

ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)

アップルタウン物語のゲーム性は、一般的なファミコン作品と比べると驚くほど薄く見えます。

ところが、その「自分で直接動かせない」ことが、女の子を本当に別の存在のように感じさせます。

こちらが操作しなくても部屋を移動し、座り、遊び、猫と同じ家で生活します。

コントローラー入力を待って立ち尽くす主人公ではないからこそ、つい「次は何するんだろう」と見続けてしまいます。

電話を鳴らせば電話へ向かい、郵便が届けば玄関へ行くなど、こちらのお願いも普段の生活の中へ入ってきます。

アイコンを押してイベントだけを見るなら短時間ですが、何もしない時間を残すと自主行動まで見えてきます。

何時頃にどの部屋へ行くのか、猫がどこへ移動するのかといった小さな変化まで遊びになります。

現在の生活シミュレーションと比べれば機能は少ないものの、根っこの発想はかなり大胆です。

ゲーム側が全部の遊び方を用意せず、プレイヤー自身に「何を見るか」を任せている余白が大きな長所です。

演出・音楽・グラフィックの魅力

アップルタウン物語では、3階建ての家を横から切り開いたような画面の中で、女の子の生活が細かなドットアニメーションで描かれます。

歯みがき、階段移動、ピアノ演奏など、ゲーム攻略にはまったく必要のない日常動作まで用意されています。

少ないドット数の中で「この家には生活がある」と感じさせようとしている細かさが見どころです。

音楽面では植松伸夫氏が作・編曲を担当した作品として知られています。

通常時に派手なBGMを延々鳴らすのではなく、ピアノ、ファミコン、占い、ダンスなど、行動に合わせて音楽が入ります。

ピアノにはクラシック曲とオリジナル曲があり、ファミコンで遊ぶ場面にも複数の専用BGMがあります。

ダンス曲の「スイフト・ツイスト」など、本作の楽曲は後年スクウェア・エニックスの公式音源集にも収録されました。

普段が静かなぶん、演奏やダンスが始まった瞬間の変化も分かりやすくなっています。

常にBGMで埋めず、生活イベントが起きた時だけ音を目立たせる作りが本作の空気によく合っています。

やり込み要素(生活観察・隠しコマンド)

アップルタウン物語には、レベル99や全ステージ制覇のような分かりやすいやり込み目標はありません。

その代わり、女の子が普段何をするのか、時間帯でどこが変わるのか、珍しいイベントをいくつ見られるのかを自分で目標にできます。

ピアノの曲、ファミコン時のBGM、占い、ダンスなどを1つずつ確認するだけでも、意外と簡単には全部そろいません。

さらに2コンを使った隠しアイコン、うさぎ人形、白い象、しらけ鳥、猫の特殊行動など、多数の裏技があります。

植木へ水をやっている時や階段を移動している最中など、特定のタイミングでしか起こせないものもあります。

服の色や自主行動も、1回のプレイだけですべて確認できるような固定パターンではありません。

スクリーンショットやメモを残し、自分が見つけた行動を記録していく遊びとも相性があります。

ゲーム内には達成率表示がないので、自分で観察項目を決める必要があります。

ゲーム側の100%を目指すのではなく、自分だけの「見たものリスト」を作るのが本作らしいやり込みです。

アップルタウン物語の悪い点

アップルタウン物語の弱点は、普通のゲームらしい目的を求めるほど、本当に何をすればいいのか分からなくなるところです。

エンディングもステージもなく、アイコンを押していない時間は女の子の日常をただ眺めることになります。

アクションや育成、明確な進行を求める人には、この待ち時間そのものがかなり退屈に感じやすいです。

原作パソコン版から省略された要素もあり、生活シミュレーションとしてできること自体は多くありません。

「何かを攻略するゲーム」ではなく、観察ソフトとして割り切れるかどうかが大切です。

不便な点(UI/セーブ/ロード等)

アップルタウン物語で今遊んで特に困りやすいのは、どのアイコンが何を起こすのか画面だけでは分かりにくいところです。

8つのアイコンが生活へ干渉する入口になっていますが、現在のゲームのような長いチュートリアルや目的一覧はありません。

説明書のない中古品なら、まず電話や郵便など分かりやすいアイコンから触って役割を覚えるのが現実的です。

また本作には、現在の生活状態を好きな瞬間に保存し、後日まったく同じところから再開する一般的なセーブ機能はありません。

そのため電源を入れ直せば、またその時の生活を新しく観察する感覚になります。

ディスクシステムなので起動時の読み込みもあり、本体の状態によっては待ち時間が長くなることもあります。

隠し技の一部では2コンマイクを使うため、現在の交換コントローラーや互換環境では再現できない場合があります。

舞台も3階建ての家が中心なので、長時間遊んでも新しい地域へ出掛けることはありません。

説明書、安定したディスク環境、2コンマイクまでそろっているほど、本来の遊びを体験しやすくなります。

理不尽ポイントと回避策(救済案)

理不尽に感じやすいのは、アイコンを押したのに、自分が期待した行動がすぐ始まらない時です。

女の子はプレイヤーが完全に操作するキャラクターではないので、別のことをしていればこちらのお願いを待たされる場合があります。

反応がないからと同じアイコンを何度も押さず、いったん普段の生活へ戻るまで待つのが一番簡単な対策です。

また「あと何時間遊べば終わるのか」とエンディングを探し続けてしまうこともあります。

本作には一般的なクリア画面がないため、待ってもその瞬間はやってきません。

ピアノ、ファミコン、占い、ダンスなど、見たい行動を3つくらい決め、それを見たらその日のプレイを終えると自分なりの区切りを作れます。

隠しコマンドが成功しない場合も、使っているコントローラーや2コンマイクの状態が原因になっていることがあります。

成功するまで本体を何度も乱暴に操作する必要はありません。

ゲーム側のゴールを探すより、自分で「今日はこれを見る」と観察目標を決めることが一番の救済になります。

現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)

アップルタウン物語を現在の生活シミュレーションと比べると、プレイヤーが直接できることはかなり少なめです。

家を増築したり、家具を好きな場所へ置いたり、住人の見た目や予定を細かく設定したりすることはできません。

育成やカスタマイズを期待すると、「本当に見てる時間の方が長いな」と感じやすいです。

女の子との会話も、現在のコミュニケーションゲームほど大量に用意されているわけではなく、基本は行動を見る遊びです。

エンディングがないため、達成感をゲーム側から明確に与えてほしい人にも向きません。

それでも1987年に、プレイヤーが何もしなくても暮らし続けるキャラクターを家庭用ゲームへ持ち込んだ発想はかなり興味深いものがあります。

ザ・シムズのような後年の生活シミュレーションと比べると、できることの差だけでなく発想のつながりも見えてきます。

ゲーム史を見る目的なら、この不便さや素朴さそのものが時代を知る材料になります。

現在の便利な生活ゲームの代わりではなく、そのかなり初期にあるアイデアへ触れる作品として遊ぶと納得しやすいです。

アップルタウン物語を遊ぶには?

2026年9月7日時点でディスクシステム版アップルタウン物語そのものを遊ぶなら、正規の中古ディスクと対応する実機を用意する方法が中心です。

Nintendo Classicsの現行公式ラインナップでは、本作が配信されていることを確認できません。

中古ではパッケージ販売版と書き換えディスクがあるため、見た目だけでなくラベルと実際の収録内容まで確認することが大切です。

2コンマイクを使う裏技まで試したい場合は、本体とコントローラーの組み合わせにも注意します。

まず普通に遊ぶことが目的なら、何よりディスク両面を安定して読める実機環境を優先してください。

今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)

2026年9月7日時点では、ディスクシステム版アップルタウン物語がファミリーコンピュータ Nintendo Classicsの現行公式配信タイトルとして掲載されていることは確認できません。

そのためNintendo SwitchやNintendo Switch 2だけを用意して、1987年版をそのまますぐ遊べる状況ではありません。

ファミコン版を現在そのまま体験したい場合は、正規の中古ディスクとファミリーコンピュータ ディスクシステムを使う方法が中心です。

原作のLittle Computer Peopleには海外パソコン版があり、日本では後にPC-8801向けのリトル・コンピュータ・ピープルも発売されています。

ただし住人や家の構造、収録されている機能には違いがあるので、ファミコン版の完全移植だと思わない方がいいでしょう。

音楽についてはスクウェア・エニックスの公式音源商品へアップルタウン物語の楽曲が収録されていますが、当然ながらゲーム本編の復刻ではありません。

今後の配信状況が変わる可能性はあるため、実機購入前には任天堂とスクウェア・エニックスの最新情報を確認してください。

現状は実機で遊ぶか、将来の公式復刻を待つかの2つで考えると分かりやすいです。

実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)

アップルタウン物語を実機で遊ぶには、ファミリーコンピュータ本体、RAMアダプタ、ディスクシステム本体、ゲームディスクが基本です。

ディスクシステムを内蔵したツインファミコンでもプレイできます。

本作は両面ディスクなので、中古ドライブを買うならA面とB面の両方を実際に読み込めるか確認してください。

さらに隠し技をできるだけ多く試したい場合は、2P側にマイクが付いた初代ファミコンのコントローラー構成が便利です。

ツインファミコンや交換コントローラーでは、同じマイク操作をそのまま再現できない場合があります。

テレビ接続は使っているファミコン本体へ合わせ、必要なら映像変換機器を用意します。

本作は激しいアクションではないため、多少の映像遅延が即ミスにつながるタイプではありません。

その代わり音楽や効果音も見どころなので、映像と音が大きくずれる環境は避けたいところです。

普通に遊ぶなら安定したディスク環境、裏技まで遊ぶなら2コンマイク付き環境という分け方で考えると選びやすいです。

中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)

アップルタウン物語の中古品を探す時は、まずディスクカードの収録内容と両面の動作確認を見てください。

本作にはパッケージ販売版のほか、1987年6月からディスクライター向けの書き換え版が存在した記録があります。

ディスクシステムは内容を書き換えられる媒体なので、外側のラベルだけ見て中身まで同じだと決めつけない方が安全です。

箱や説明書がそろった商品とディスク単品では、価格条件もかなり変わります。

2026年9月7日時点でも中古販売情報は確認できますが、販売中の値段と実際の成立価格は同じではありません。

少数の出品だけで固定相場を決めるより、落札済みや売り切れ履歴をいくつか見比べる方が確実です。

遊ぶ目的なら、外箱がきれいかどうかより、A面とB面を実機で最後まで正常に読めるかを優先してください。

コレクション目的なら、パッケージ、説明書、ディスクラベルなど、付属条件が近い商品同士で比べます。

安い未確認品より、収録タイトルと動作状態が具体的に書かれた商品を選んだ方が買い直しを防ぎやすいです。

快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)

アップルタウン物語を落ち着いて遊ぶなら、長めに電源を入れても安定する本体とディスクドライブを用意しておきたいところです。

エンディングを急いで見る作品ではないため、30分から1時間ほどそのまま生活を眺める遊び方が多くなります。

読み込みが不安定なドライブより、整備されていて長時間でも安定して動く本体の方が本作には向いています。

一般的な途中セーブで同じ生活状態を保存するゲームではないので、その日の観察内容を紙へ残しておくと便利です。

見たピアノ曲、占い、ダンス、隠し演出などを書いておけば、次回はまだ見ていない行動へ狙いを変えられます。

2コンマイク技を試す場合も、最初に普通のアイコンで一通り遊び、そのあとまとめて挑戦すると日常観察を邪魔しません。

ピアノやダンスでは音楽も大きな見どころなので、テレビの音をきちんと聞ける状態にしておきたいところです。

ディスクアクセス中はRESETや電源操作を避け、読み込みが終わるまで待ってください。

普通の攻略メモではなく、「今日は何を見たかメモ」を作るのが、このゲームでは一番役立ちます。

アップルタウン物語のQ&A

アップルタウン物語は普通のゲームとはかなり目的が違うため、初めて見るとエンディング、操作、セーブ、現在の配信状況あたりで迷いやすい作品です。

特に「何をしたらクリアなの?」という疑問は、遊び始めるとかなり自然に出てきます。

本作には明確な勝利条件がなく、女の子と猫の日常そのものを眺めることがゲームになっています。

現在遊ぶなら、ディスクシステム実機ならではの事情も少し知っておきたいところです。

初プレイ前に気になりやすい4点を、ディスクシステム版を基準に整理します。

アップルタウン物語にエンディングはある?

アップルタウン物語には、一般的なゲームにある最終ステージ、ラスボス、スタッフロールへ進むような明確なエンディングはありません。

女の子と猫は家の中で生活を続け、プレイヤーが電源を切るまで観察できます。

何時間遊んでも突然「クリア!」とはならないので、自分でその日の終わりを決めるゲームです。

初回なら、普通の生活を少し眺めたあと、電話、手紙、ピアノ、ファミコン、占い、ダンスなど数種類の反応を見るところまで遊べば、かなり雰囲気をつかめます。

その後は時間帯を変えて観察したり、2コンを使う隠しコマンドへ挑戦したりして遊びを広げます。

原作のLittle Computer Peopleも勝利条件のない生活観察型の設計でした。

その考え方をファミコン向けへアレンジしたのが本作です。

エンディングを見るためのゲームではなく、画面の中に住む人との時間を楽しむゲームと考えるのが一番分かりやすいです。

女の子は自分で操作できる?

女の子を十字キーで直接歩かせることはできません。

女の子は家の中を自分の判断で動き、眠る、食べる、休む、遊ぶといった生活を続けます。

プレイヤーが操作するのは女の子本人ではなく、その生活へ働きかけるための画面下のアイコンです。

電話を選べば電話が鳴り、手紙を使えば郵便が届くといった形で、外側から出来事を起こして反応を見ます。

ピアノやファミコン、占いなどもお願いできますが、押した瞬間に必ず動く命令型の操作とは少し違います。

ほかの行動をしていれば待つ必要があり、その待ち時間も含めてゲームです。

現在の育成ゲームのように、予定表を組んだり移動先を細かく指定したりすることもできません。

猫も同じように、自分で家の中を歩き回ります。

直接動かせないからこそ、画面の中に自分とは別の誰かが暮らしているように感じられる仕組みです。

セーブはできる?

アップルタウン物語には、現在の生活状態を好きなところで保存し、翌日にまったく同じところから再開する一般的なセーブ機能はありません。

そのため長時間眺めて見つけた日常場面や珍しい反応を、次回そのまま引き継ぐ遊び方はできません。

電源を切る前に、その日見たイベントや隠し演出を紙へメモしておくとかなり便利です。

ディスクシステム用だからといって、「ディスクなら何でも保存できる」と考えない方がいいでしょう。

媒体そのものが書き込み可能であることと、ゲームに任意セーブ機能があることは別の話です。

本作は生活状態を積み重ねるより、その時その時に画面へ現れる女の子の行動を見ることへ重点が置かれています。

服や行動にも変化があるため、毎回少し違う様子を見ること自体を楽しめます。

長時間観察したい場合は、その日のプレイ中は本体の電源を入れたままにする必要があります。

セーブデータを育てる作品ではなく、1回ごとの生活との出会いを眺める作品と考えると分かりやすいです。

Nintendo Switchで遊べる?

2026年9月7日時点では、ディスクシステム版アップルタウン物語がファミリーコンピュータ Nintendo Classicsの現行公式タイトルへ収録されていることは確認できません。

そのためNintendo SwitchやNintendo Switch 2だけで、1987年版を現在すぐ遊べる状況ではありません。

ファミコン版そのものを遊びたい場合は、正規の中古ディスクとディスクシステム対応実機をそろえる方法が中心です。

スクウェア・エニックスから本作の楽曲を収録した公式音源商品は発売されていますが、ゲーム本編の移植ではありません。

また原作のLittle Computer PeopleやPC-8801向けのリトル・コンピュータ・ピープルも、住人や収録機能が異なります。

ファミコン版が目的なら、別機種版を同じ内容だと思って購入しないよう注意してください。

将来Nintendo Classicsや別の復刻サービスへ追加されれば状況は変わります。

実機を購入する前には、任天堂やスクウェア・エニックスの最新公式情報も確認しておくと安心です。

現状では実機で遊ぶか、正式な復刻を待つかのどちらかで考えるのが安全です。

アップルタウン物語のまとめ

アップルタウン物語は、ファミコンの中で暮らす女の子と猫を眺め、アイコンから少しだけ生活へ関わる異色のシミュレーションです。

勝敗も明確なエンディングもなく、日常の変化やピアノ、占い、ダンスなどを見つけることが遊びになります。

何かを急いで攻略するより、コントローラーから手を離して住人が勝手に動く時間を楽しむのが一番のコツです。

2コンを使った隠し演出も多く、普通に眺めているだけでは出会わない妙な遊びまで仕込まれています。

生活ゲームの歴史や、初期スクウェアの実験的な作品に興味があるなら、とても印象へ残る1本です。

結論:おすすめ度と合う人

アップルタウン物語は、誰にでもおすすめできる王道タイプのゲームではありません。

ステージを進めたい、キャラクターを強くしたい、最後にエンディングを見たいという人には、何も起きない時間が長すぎると感じるでしょう。

一方で、画面の中の住人が自分とは関係なく生活していること自体へ興味を持てるなら、現在でもかなり独特な体験があります。

生活シミュレーションの歴史、変わったファミコン作品、初期スクウェア作品が好きな人とは特に相性が良いです。

ピアノやダンスの曲を目当てに遊ぶのもよく、植松伸夫氏の初期作品を追う楽しみもあります。

2コンマイクまで用意すれば、白い象やしらけ鳥など妙な隠し演出もいろいろ試せます。

できること自体は少ないのに、「何を見るか」はプレイヤー側へかなり任されています。

現在の生活ゲームと比べれば当然粗削りですが、1987年にこの発想を家庭用ゲームへ持ち込んだことはやはり印象的です。

クリアするゲームというより、「昔のファミコンの中に住人がいた」という不思議な体験を味わう1本として選ぶのがおすすめです。

最初の30分で楽しむロードマップ(次にやること)

初めて遊ぶなら、起動してすぐアイコンへ飛びつかず、まず5分ほど女の子と猫をそのまま眺めてみてください。

自分で部屋を移動し、生活していることが分かったら、電話か手紙を1回だけ使います。

その反応が終わったら食事関係のアイコンを試し、また普段の生活へ戻るまで少し待ちます。

次にピアノをお願いし、演奏が始まったら途中で別の操作をせず最後まで聞いてみましょう。

ファミコンや占いも見られる状態なら、それぞれ1回ずつ試します。

ここまでで20分から30分くらい経てば、本作が普通のシミュレーションとはかなり違うことを感じられるはずです。

さらに遊ぶなら、2コンの上20回、下20回で隠しアイコンを狙ったり、SELECT13回と右1回で白い象を試したりします。

最初から裏技だけ見るより、普通の生活を知ったあとで使った方が変化を楽しめます。

観察5分→通常アイコン→特別行動→隠しコマンドという順番が、最初の30分で本作らしさを味わう近道です。

次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品

アップルタウン物語の発想そのものへ興味が湧いたなら、まず原作のLittle Computer Peopleを見てみると違いがよく分かります。

原作では住人が男性で犬と暮らしており、ファミコン版では女の子と猫へかなり大胆に作り替えられています。

基本の発想は同じでも、住人と家の見せ方を日本向けへ変えるだけで印象が大きく違うところがおもしろいです。

日本ではPC-8801向けのリトル・コンピュータ・ピープルも後に登場しています。

こちらもファミコン版と完全に同じ内容ではないので、比べてみると機種ごとのアレンジが見えてきます。

さらに後年の生活シミュレーションへ興味を広げるなら、住人の暮らしへもっと深く関われるザ・シムズなどと見比べるのも面白いでしょう。

現在では当たり前になった「ゲーム内の住人が自分で暮らす」という考え方が、その後どこまで発展したかを感じられます。

アップルタウン物語はできることこそ少ないものの、そのかなり原始的な形を家庭用ゲームで体験できる作品です。

次は原作との違いを見るか、後世の生活ゲームへ一気に飛ぶかで選ぶとゲーム史として楽しめます。


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