シムシティ2000とは?【レトロゲームプロフィール】
シムシティ2000は、1995年5月26日にイマジニアから発売された、スーパーファミコン用の都市開発シミュレーションゲームです。プレイヤーが務めるのは、街の将来を左右する市長。何もない土地に道路を敷き、住宅地や商業地、工業地を整備しながら、自分だけの都市を少しずつ発展させていきます。
1991年に発売されたシムシティーから大きく変わったのが、斜め上から街を見渡せる立体的なグラフィックです。建物の高さや地形の起伏が表現され、都市が成長していく様子をより実感できるようになりました。さらに、水道や地下鉄、教育、医療、条例といった要素も追加。建物を並べるだけではなく、街全体がうまく機能する仕組みを考えることが、本作の醍醐味です。
ただし、スーパーファミコン版にはPC版と異なる部分もあります。マップは96×96マスに縮小され、都市が発展するほど動作が重くなることや、保存できる都市が1つだけという制約もあります。その一方で、雨や雪のアニメーション、独自のプレゼント施設、5種類のオリジナルシナリオなど、家庭用ならではの追加要素が用意されているのも見逃せません。
2026年10月29日時点では、スーパーファミコン版を現行機で遊べる公式配信サービスは確認できません。一方、仕様の異なるPC版はEA appで購入できます。当時の家庭用版を味わいたいなら中古カセットと実機、都市開発の仕組みをPCで楽しみたいならPC版が選択肢になるでしょう。基本操作から序盤の黒字化、交通渋滞や公害への対処、資金を増やす裏技まで、街づくりに役立つポイントを見ていきます。
| 発売日 | 1995年5月26日(日本) |
|---|---|
| 対応機種 | スーパーファミコン |
| ジャンル | 都市開発シミュレーション |
| プレイ人数 | 1人 |
| 開発 | ハル研究所、ダイス(スーパーファミコン版移植)/原作:Maxis |
| 発売 | イマジニア |
| 特徴 | 斜め見下ろし視点、住宅・商業・工業地区、水道・電力・交通網、予算・条例、アルコロジー、天候アニメーション、5つの独自シナリオ、プレゼント施設、バッテリーバックアップ |
| シリーズ | シムシティシリーズ |
| 関連作 | シムシティー、シムシティ2000(PC版) |
シムシティ2000の紹介(概要・ストーリーなど)
シムシティ2000には、倒すべきラスボスも、決められた順番で進む物語もありません。プレイヤー自身が市長となり、道路をどこへ延ばすか、住宅地をどれくらい広げるか、工場をどの地域に集めるかといった判断を重ねながら、ひとつの都市を育てていきます。税金の使い道まで自分で決められるのですから、なかなか責任重大ですね。
最初は小さな家が数軒並ぶだけだった街も、人口が増えるにつれて商店や工場が建ち、やがて高層ビルが立ち並ぶ大都市へと変わっていきます。ただし、発展すれば交通渋滞や公害、犯罪といった問題も出てきます。都市を成長させることと、住民が暮らしやすい環境を守ることを両立しなければなりません。前作との違いや基本システムを知ると、その奥深さが見えてきます。
発売年・対応ハード・ジャンル
シムシティ2000のスーパーファミコン版が日本で発売されたのは、1995年5月26日です。発売元はイマジニアで、移植にはハル研究所とダイスが携わりました。もともとはMaxisが開発したPC向けの都市開発シミュレーションで、原作は1993年に登場しています。スーパーファミコンでは、それから少し遅れて楽しめるようになったわけですね。
1991年発売のシムシティーでは、都市を真上から眺める画面が採用されていました。ところが本作では視点が斜め見下ろし型に変わり、ビルの高さや土地の高低差まで表現されるようになっています。自分の都市を立体的に眺められるようになったことは、見た目の進化としてかなり印象的です。
ゲームの中身も、前作よりずっと細かくなりました。住宅・商業・工業という基本の3地区に加えて、水道管や地下鉄、学校、病院などの施設が登場。税率や予算、条例の調整まで必要になるため、市長として考えなければならないことが増えています。街が大きくなるほど、新しい問題に向き合うことになるでしょう。
もっとも、スーパーファミコン版がPC版の機能をすべて再現しているわけではありません。都市を作れるマップは96×96マスに縮小され、地形を自由に編集する機能も省略されています。PC版の都市開発を家庭用機向けに調整し、独自の要素も加えた作品として楽しむのがよさそうです。
ゲームの目的(市長として何を目指す?)
プレイヤーに任されるのは、ひとつの都市を運営する市長の仕事です。最初は建物も道路もほとんどない土地からスタートし、発電所や住宅地を作るところから街づくりが始まります。住宅地に住民が集まり、商店や工場が発展して働く場所が増えると、少しずつ税金も入ってくるようになります。
まず目指したいのは、人口を増やしながら、毎年の収支を黒字にすることです。いくら立派な施設を建てても、税収より維持費のほうが大きければ資金は減り続けてしまいます。警察署や消防署、学校などは都市にとって大切ですが、必要になる前から建てすぎると財政を圧迫する原因にもなるんです。
都市の人口が増えれば、交通渋滞や公害、犯罪、失業など、さまざまな問題が表面化します。道路を増やすことで渋滞が改善する場合もありますが、建設費や維持費は増えます。工業地を広げれば雇用が生まれる一方、公害によって住宅地の環境が悪くなることもあります。ひとつの対策には、良い面も悪い面もあるわけですね。
なお、自由に都市を開発するモードには、一般的なRPGのような明確なエンディングがありません。人口10万人を目指してもよいですし、緑豊かな街や未来的な大都市を作っても構いません。一方、シナリオモードには期限や達成条件が設定されています。好きな都市を自由に育てる遊び方と、課題を解決する都市経営の両方を楽しめるのが、本作の魅力です。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
都市開発の中心となるのは、住宅地、商業地、工業地という3種類の地区です。住宅地には住民が暮らし、商業地には店やオフィスが建ち、工業地では工場などが発展します。それぞれ役割が異なるため、住宅だけを大量に作っても仕事が足りなくなり、反対に工場ばかり増やしても住民が集まりにくくなります。
そこで大切になるのが、都市の需要を確認しながら、必要とされている地区を増やすことです。住宅が求められているなら住宅地を広げ、働く場所が足りないなら商業地や工業地を整備します。さらに道路や鉄道で各地区を結び、住民が移動できる環境も用意しなければなりません。
電気や水道も都市に欠かせない設備です。発電所を建てれば自動的に街全体へ電気が届くわけではなく、送電線や地区同士のつながりを考える必要があります。水道についても、ポンプ場を建設して水道管を敷き、必要な場所まで水を届けなければなりません。
さらに、学校や病院、公園、条例、税率といった仕組みも関わってきます。住民のために施設を増やせば環境は改善するかもしれませんが、その分維持費が必要になります。ある問題を解決すると、今度は別の問題が見えてくるという都市経営の難しさこそ、本作に夢中になってしまう理由のひとつでしょう。
難易度・都市発展にかかる時間の目安
本作で求められるのは、素早いボタン操作よりも都市の仕組みを理解する力です。最初は道路を引いて住宅地を作るだけでも楽しいのですが、思ったように人口が増えなかったり、税収が不足したり、水道が届かなくなったりすると、原因を調べて対策を考える必要が出てきます。
新しい都市を作る際には難易度を選べるので、初めてなら資金に余裕のある設定から始めるとよいでしょう。失敗しても立て直しやすい条件で、施設の役割や予算の仕組みを覚えることが大切です。最初から資金の少ない設定に挑戦すると、必要な設備をそろえる前にお金がなくなってしまうかもしれません。
プレイ時間については、はっきりしたクリア時間が存在しません。小さな町なら短い時間でも形にできますが、大都市へ成長させるにはゲーム内の年月を進める必要があります。しかもスーパーファミコン版は、画面の切り替えや時間の進行が遅め。都市が大きくなるほど、待ち時間も気になってきます。
一方、シナリオモードでは目標と期限が決められています。例えば「市長の試練」では、市民の支持率を高めることが目的です。自由モードで街づくりに慣れてから、シナリオで腕試しをするという順番なら、無理なくゲームの仕組みを覚えられるでしょう。
シムシティ2000が刺さる人/刺さらない人
シムシティ2000が向いているのは、街づくりや箱庭ゲームが好きな人です。何もない土地に道路を引き、小さな住宅地を作ると、やがて家や商店が少しずつ増えていきます。自分で配置した施設が街の成長につながり、風景が変化していく様子を眺めているだけでも、なかなか楽しいものです。
予算管理や交通網の設計が好きな人にも相性がよいでしょう。どの施設をどの順番で建てれば、無理なく都市を発展させられるかを考える面白さがあります。同じ地形を選んでも、道路の引き方や地区の配置が違えば、まったく別の街になります。思うように発展しなかった都市を立て直す過程も、大切な楽しみのひとつです。
反対に、短時間で次々に目標を達成したい人には、少し合わないかもしれません。地区を作ってもすぐに建物が増えるとは限らず、都市が発展するまでには時間が必要です。とくにスーパーファミコン版は処理が遅めなので、テンポのよさを重視する人には厳しく感じられる可能性があります。
自由モードには明確なゴールがないため、何を目指せばよいかわからなくなる人もいるでしょう。自分で目標を決め、時間をかけて理想の街を作りたい人なら、本作ならではの奥深さを楽しめるはずです。
シムシティ2000の遊び方
ゲームを始めたら、まずはカーソルの動かし方と建設メニューの使い方を覚えましょう。PC版ではマウスを使って施設を配置しますが、スーパーファミコン版ではコントローラーを操作します。最初は少し手間に感じるかもしれませんが、基本となるボタンの役割さえ覚えれば、街づくりを始めるのはそれほど難しくありません。
ただし、住宅地を作ればすぐに街が発展するわけではありません。電力や道路をどう配置するかが、住民の集まりやすさに関わってきます。必要な設備を小さく整え、資金に余裕を残しながら都市を広げることが、序盤の失敗を防ぐコツです。操作方法と建設の流れを確認していきましょう。
基本操作・画面の見方
スーパーファミコン版では、十字キーでカーソルを動かし、Aボタンで選択中の地区や施設を配置します。Bボタンは、カーソルを合わせた土地の情報を調べる際に使用します。Lボタンでは建設メニューとマップ表示を切り替え、Rボタンでは拡大・縮小に関するメニューを開けます。
STARTボタンを押せばゲームを一時停止できます。オプションメニューからは都市の保存なども行えます。また、SELECTボタンでは都市の状況を確認する特別なマップを表示できます。Aボタンで建設、Bボタンで調査、Lボタンでメニューの切り替えという基本操作を覚えるだけでも、街づくりがずいぶん進めやすくなります。
画面には道路や建物のほか、人口や所持金などの情報も表示されます。建物がなかなか発展しないときは、見た目だけで原因を判断せず、電力や水道、地価、公害などの状況を調べてみましょう。目には見えない問題が、都市の成長を妨げている場合もあります。
とくに役立つのが、都市の状態を色分けして表示する各種調査マップです。交通渋滞が起こっている道路や、公害の多い地域などを探すときに便利。街に問題が発生したら、まず調査マップで原因を確認する習慣をつけたいところです。なお、本作はスーパーファミコンマウスには対応しておらず、基本的にコントローラーで操作します。
基本ループ(区画整備・人口増加・予算管理)
都市開発の基本は、生活に必要な設備を整え、住民を集め、税収を使ってさらに街を発展させることです。まず発電所を建て、道路を敷き、住宅地、商業地、工業地を配置します。電気が届いて交通の便もよければ、地区には少しずつ建物が建ち始め、人口が増えていきます。
人口が増えると税収も伸びますが、同時に道路や公共施設の維持費も必要になります。だからこそ、収入が増えたからといって、高額な施設を次々に建てないことが大切です。毎年の予算を確認し、黒字を維持できる範囲で都市を広げていきましょう。
街が成長すると、学校や病院、警察署といった施設も求められるようになります。ただし、住民の要望をすべて一度にかなえようとすると、あっという間に資金不足になるかもしれません。都市の規模や財政を見ながら、本当に必要な場所から整備することが重要です。
渋滞や公害が発生した場合は、道路のつなぎ方や工業地の配置を見直しましょう。地区を整備し、人口を増やし、収支を確認して、発生した問題を改善する。この繰り返しによって都市は成長していきます。うまくいかなかった場所を少しずつ直していくことも、本作の面白いところですね。
序盤の進め方(最初の街づくりチェック)
新しく都市を作るなら、最初に地形をよく見ておきましょう。スーパーファミコン版では用意された地形を選んで街づくりを始めます。初心者には、平らな土地が多く、道路や住宅地を配置しやすいマップがおすすめです。川や山の多い土地は見た目こそ魅力的ですが、建設できる場所が限られるため、最初は苦労しやすいでしょう。
建設を始めたら、発電所と道路を用意し、住宅地・商業地・工業地を小さく整備することを意識しましょう。発電所は住宅地から少し離して建て、送電線などで必要な地区へ電力を届けます。道路も将来の拡張を考えながら配置しておくと、人口が増えてから整備しやすくなります。
住宅地と商業地は比較的近い場所にまとめ、工業地は少し離して作るとよいでしょう。工場は雇用を生む大切な施設ですが、公害の原因にもなります。住宅地のすぐ隣へ大量に配置すると住みやすさが下がり、思ったように人口が増えなくなる可能性があります。
水道の整備も忘れたくないところですが、最初からあらゆる施設をそろえようとすると資金が不足します。まずは小さな都市を作り、毎年の収支を黒字にすることを目標にしましょう。安定した税収が入るようになってから、少しずつ規模を広げるほうが失敗しにくくなります。
初心者がつまずくポイントと対処
初めて遊ぶ人が悩みやすいのは、住宅地を配置したのに建物が建たないことです。よくある原因としては、電気が届いていない、道路との接続が悪い、住宅の需要が低いといった問題があります。まずは建設した地区を調べ、電力と交通の状態を確認してみましょう。
もうひとつ多い失敗が、資金の使いすぎです。警察署や消防署、学校、病院などは住民のために必要な施設ですが、建設費だけでなく毎年の維持費もかかります。人口がまだ少ない段階で公共施設を建てすぎないことが、序盤の財政を守る大切なポイントです。
工業地の配置にも注意が必要です。住宅地のすぐそばに工場を集中させると、公害によって地価が下がり、住民が集まりにくくなることがあります。工業地は住宅地から距離を取り、道路や鉄道で通勤できるようにするとよいでしょう。
道路も、たくさん引けばよいというわけではありません。増やした分だけ維持費がかかるため、必要な地区を効率よく結ぶことが大切です。建物が発展しないときは、需要・電力・交通・予算を順番に確認すると、問題の原因を見つけやすくなります。焦って施設を増やすより、まず現状を調べてみましょう。
シムシティ2000の攻略法
シムシティ2000を安定して進めるには、人口の増加だけでなく、財政と住みやすさのバランスを取ることが欠かせません。住宅地を広げても働く場所がなければ人は集まりませんし、工業地を増やしすぎれば公害が問題になります。渋滞を改善するために道路を増やしても、その維持費が財政を圧迫することもあるでしょう。
そこで意識したいのが、都市の成長に合わせ、必要になった施設を適切なタイミングで建てることです。序盤は電力と3つの地区、中盤は税収と交通網、終盤は大都市化やアルコロジーを中心に考えていきましょう。都市の発展段階ごとに、重要な攻略ポイントを確認します。
序盤攻略:住宅・商業・工業と電力の整備
序盤で何より重要なのは、都市の土台をしっかり整えることです。最初に発電所を建て、住宅地や商業地、工業地へ電気が届くようにします。発電所を街の中心に置く必要はありません。公害の影響を考えると、住宅地から少し離した場所に建てるほうが扱いやすいでしょう。
次に、道路を敷いて各地区を結んでいきます。住宅地には住民が暮らしますが、働く場所がなければ都市は成長しにくくなります。住宅地だけを増やすのではなく、商業地や工業地も整備して雇用を確保することが大切です。需要を確認しながら地区を増やせば、人口と仕事のバランスも取りやすくなります。
工業地は雇用を生む一方、公害の発生源にもなります。住宅地のすぐ隣に大量の工場を建てると、住民が暮らしにくくなるかもしれません。できれば少し離れた場所に工業地をまとめ、道路で通勤できるようにしておきましょう。
水道も都市を発展させるためには重要です。ポンプ場を用意し、水道管を敷いて地区へ水を届けます。ただし、最初の資金は限られているので、一度に大きな都市を作ろうとするのは危険。小さな区画を発展させ、税収を確認しながら次の開発へ進むことが、安定した序盤攻略につながります。
中盤攻略:税収を増やす予算・交通対策
人口が増えて中盤へ入ると、都市の税収も大きくなっていきます。しかし、同時に道路や公共施設の維持費も膨らむため、安心してはいられません。まずは予算画面を開き、毎年どれくらい収入があり、何にお金を使っているのか確認しましょう。
とくに意識したいのは、税収の伸び以上に維持費を増やさないことです。学校や病院、警察署、消防署などは都市に欠かせない施設ですが、人口に対して多すぎれば赤字の原因になります。住民の要望や実際に発生している問題を確認し、必要性の高い場所から整備していきましょう。
また、都市が大きくなると交通渋滞も目立ち始めます。道路が混雑すると住民の移動が難しくなり、地区の発展にも悪影響を与えます。交通量の多い場所では道路の接続を見直したり、鉄道や地下鉄を導入したりすることを考えましょう。ただし、鉄道や地下鉄も建設費と維持費がかかるため、導入する場所は慎重に選びたいところです。
税率の調整も大切ですが、赤字を解消しようとして一気に引き上げるのは考えもの。税金が高すぎると住民や企業が集まりにくくなり、かえって発展が鈍る場合があります。毎年の黒字を守りながら、交通網と公共施設を必要な分だけ増やすことが、中盤の都市経営を安定させるコツです。
終盤攻略:大都市化とアルコロジー建設
都市が十分に発展すると、住宅地や商業地には高層ビルが立ち並び、人口も大きく増えていきます。街の見た目は立派になりますが、それに合わせて電力や水道の需要も増え、渋滞や公害などの問題も複雑になります。序盤と同じように地区を広げているだけでは、安定した成長を続けるのが難しくなってくるでしょう。
ここで重要なのが、新しい開発を進める前に、都市全体のインフラを見直すことです。発電所の供給能力は足りているか、水道が行き届いていない場所はないか、混雑している道路に鉄道や地下鉄が必要ではないか。調査マップを利用しながら、都市が抱える問題をひとつずつ解決していきましょう。
さらに、技術が発展するとアルコロジーという巨大施設を建設できるようになります。アルコロジーは多くの住民を収容できる未来的な施設で、都市の人口を大きく伸ばしたいときには魅力的な存在です。ただし、建設費は高額なので、資金が少ないうちに無理して建てるのは避けたいところ。
スーパーファミコン版では、大都市になるほど画面の切り替えや時間の進行が遅くなるという問題もあります。アルコロジーの建設は、財政と都市基盤が十分に整ってから考えるとよいでしょう。人口の記録を伸ばすことだけでなく、住民が暮らしやすい環境を維持することも忘れずに進めたいですね。
都市問題別の安定対策(渋滞・公害・災害)
街が大きくなると、交通渋滞や公害、犯罪、火災、洪水など、さまざまな問題が発生します。放置すれば都市の発展を妨げる原因になるため、まず問題が起きている場所を調べ、それぞれに合った対策を考える必要があります。
渋滞が発生した場合は、道路のつながり方と交通量を確認しましょう。住宅地と商業地、工業地を結ぶ道路が少ないと、特定の場所に車が集中しやすくなります。混雑している道路を見つけ、別の移動経路を用意することが基本です。鉄道や地下鉄も有効ですが、維持費とのバランスを考えて導入したいところです。
公害が問題になっているなら、工業地や発電所の配置を見直しましょう。住宅地のすぐ近くに公害の原因となる施設があると、地価や住民の満足度に影響する場合があります。工業地を離れた場所へ移したり、公害の少ない発電設備へ切り替えたりする方法を検討してみてください。
犯罪への対策には警察署、火災への備えには消防署が役立ちます。ただし、施設を建てれば都市全体の問題が一度に解決するわけではありません。調査マップで問題の多い地域を探し、必要な範囲に公共施設を配置することで、無駄な維持費を増やさずに街の安全を守りやすくなります。
取り返しのつかない要素(財政破綻・セーブ対策)
都市経営で避けたいのは、資金を使い切ってしまうことです。発電所や道路、公共施設を建てるには建設費が必要で、完成後も維持費がかかります。収入より支出が多い状態が続けば、必要な設備を整備する余裕がなくなり、都市を発展させることが難しくなってしまいます。
とくに、人口が少ない段階で高額な公共施設を建てすぎないことが重要です。立派な学校や病院、鉄道などを早いうちからそろえたくなるかもしれませんが、利用する住民が少ないと維持費ばかりが増えてしまいます。まずは住宅地や商業地、工業地をバランスよく発展させ、安定した税収を確保しましょう。
また、スーパーファミコン版には保存できる都市が1つだけという制約があります。新しい都市やシナリオを保存しようとするときには、現在のデータがどうなるのか確認が必要です。何時間もかけて育てた街を失わないよう、保存するときは慎重に操作したいですね。
中古カセットでは、バックアップ電池の経年劣化にも注意が必要です。長時間の都市開発を始める前に、セーブとロードが正常に行えるか確認すると安心でしょう。財政の破綻とセーブデータの消失は、どちらも大きな痛手です。街を大切に育てるためにも、資金と保存の管理を忘れないようにしましょう。
シムシティ2000の裏技・小ネタ
シムシティ2000には、資金を増やすための裏技や、普通の建設操作では見られない特殊な現象が知られています。なかでも有名なのが、スタジアムに特定の名前を付けることで都市の資金が増えるという方法です。通常の街づくりで資金繰りに悩んだ人なら、一度は試してみたくなるかもしれませんね。
また、スーパーファミコン版には独自のプレゼント施設や、PC版にはないシナリオも収録されています。資金を増やす裏技だけでなく、家庭用版ならではの追加要素を楽しむのも面白いところです。知られている裏技の手順や、利用するときに注意したいポイントを確認しておきましょう。
有名な資金増加の裏技(効果/手順)
スーパーファミコン版の裏技として知られているのが、スタジアムのチーム名を利用して資金を増やす方法です。まずは都市を発展させ、スタジアムを建設できる状態にします。そして、スタジアムを建てる際に設定するチーム名へ「たなからぼたもち」と入力すると、都市の資金が増えるというものです。
この方法はスーパーファミコン版向けの攻略情報で紹介されており、スタジアムのチーム名を「たなからぼたもち」にするのがポイントです。入力する文字の順番を間違えないようにし、設定後には資金の表示が変化しているか確認してみましょう。
ただし、スタジアムを建設するには都市をある程度発展させなければなりません。ゲームを始めてすぐに使える裏技ではないため、序盤は通常の方法で税収を増やし、必要な設備を整備していくことになります。
なお、PC版で知られている「imacheat」や「buddamus」といった文字入力は、スーパーファミコン版向けの裏技ではありません。PC版と家庭用版の裏技を混同せず、対応する機種の手順を使うことが大切です。通常プレイで街づくりを楽しんだあと、資金を気にせず自由な都市設計を試してみたいときに利用するのもよいでしょう。
稼ぎ系テク(税収・経費削減・黒字化)
裏技を使わずに資金を増やすなら、税収を伸ばすことと維持費を抑えることの両方が重要になります。住宅地を広げれば人口が増える可能性がありますが、働く場所が足りなければ住民は集まりません。商業地や工業地も需要に合わせて増やし、都市全体のバランスを取ることが大切です。
とくに序盤で効果が大きいのが、必要以上の公共施設を建てないことです。警察署や消防署、学校、病院などは都市にとって便利な存在ですが、建設費に加えて毎年の維持費も必要になります。人口が少ないうちから大量に建てると、税収より支出のほうが大きくなりがちです。
道路も無計画に増やさないようにしましょう。交通網は住民の移動に欠かせませんが、道路を延ばすほど維持費も増えていきます。住宅地と働く場所を結ぶなど、必要な経路を優先して整備するほうが、資金を残しやすくなります。
税率についても、上げれば必ず都市が豊かになるわけではありません。高すぎる税率は住民や企業の流入を妨げ、長い目で見ると税収が伸びなくなる可能性があります。税率の引き上げだけに頼らず、人口と雇用を増やして収入を伸ばすことが、安定した黒字経営につながります。
隠し要素(プレゼント施設・特別シナリオ)
スーパーファミコン版には、PC版にはない独自のプレゼント施設が用意されています。人口や都市の発展状況など、特定の条件を満たすことで、通常の建設メニューにはない施設を利用できるようになります。テレビ局やロケット基地など、街の風景に変化を与えてくれる施設も登場します。
さらに注目したいのが、スーパーファミコン版だけに収録された5つのオリジナルシナリオです。「メガロポリス」「市長の試練」「地球温暖化」「娯楽シティー」「宇宙へゴー」という、それぞれ異なる目標が設定されたシナリオを楽しめます。
「メガロポリス」では火災によって被害を受けた都市の再建を目指し、「市長の試練」では市民の支持率を高めることが目的になります。「地球温暖化」では洪水の被害から復興し、「娯楽シティー」では隠居した住民を増やすという、少し変わった条件に挑戦します。
そして「宇宙へゴー」では、宇宙移民という未来的な目標が待っています。人口を増やすだけではない、特定の課題を解決する街づくりができるため、自由モードで都市経営に慣れたあとに遊ぶと新鮮でしょう。自分の好きな街を作るのとは違った、市長としての腕試しが楽しめます。
バグ技の注意点(データ破損・再現性)
本作には、通常の都市開発では起こらない現象を利用したバグ技も知られています。例えばスーパーファミコン版では、樹木を配置する操作とLボタンを組み合わせることで、建物の一部を削ったような状態になる場合があります。普通の建設操作とは異なる動作なので、試すときには注意が必要です。
この方法では、建物の形が不自然になったり、調査ツールで表示される情報が変化したりすることがあります。長い時間をかけて育てた大切な都市では、建物を削るバグ技を試さないほうがよいでしょう。見た目だけでなく、内部の都市情報にも影響する可能性があるためです。
また、火災や洪水が発生している場所へ警察署を配置すると、災害が消えるという現象も報告されています。ただし、建物が残っている場所では利用できないなど条件があるため、どこでも同じ結果になるとは限りません。通常の災害対策とは異なる方法だと理解しておきましょう。
とくに気をつけたいのが、セーブデータへの影響です。スーパーファミコン版は都市を1つしか保存できないので、データに問題が起きたときの被害は大きくなります。バグ技は大切な都市では使わず、通常の建設や災害対策を優先するのが安心です。せっかく育てた街を失わないよう、特殊な操作は慎重に扱いたいですね。
シムシティ2000の良い点
シムシティ2000の魅力は、自分の考えた街を自由に作り、少しずつ発展させていけることです。最初は住宅が数軒並ぶだけだった場所に商店や工場が増え、やがて高層ビルが立ち並ぶ大都市へと成長していきます。その変化を自分の判断で生み出せるところに、都市開発シミュレーションならではの達成感があります。
スーパーファミコン版には雨や雪などの天候演出も追加されており、街の風景を眺める楽しさも増しています。都市を設計する面白さと、そこに暮らす人々の街が変化していく様子を楽しめるのが、本作の大きな魅力です。ゲームシステムだけでなく、演出ややり込み要素にも目を向けてみましょう。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
本作の大きな長所は、自由な街づくりと本格的な都市経営がうまく組み合わされていることです。住宅地を増やせば人口が伸びるかもしれませんが、働く場所がなければ発展は止まってしまいます。工業地を増やせば雇用が生まれる一方、公害が問題になることもあります。ひとつの要素だけを考えていては、理想の都市にならないんです。
だからこそ、自分の判断が都市の成長や問題の発生に反映されることが面白く感じられます。道路のつなぎ方を見直したら渋滞が改善したり、公園を増やすことで住環境がよくなったりと、小さな工夫が街全体に影響します。思いどおりにいかなかった場所を改善できたときには、独特の達成感がありますね。
自由モードには決められたゴールがないため、目標も自分で設定できます。人口10万人の都市を目指してもよいですし、緑の多い住宅都市を作るのも自由。工業地区を中心にした街や、高層ビルが立ち並ぶ商業都市を設計するのも面白そうです。
さらに、税率や予算、条例、教育、医療など、前作にはなかった仕組みも増えています。都市設計の自由度と、経営を考える奥深さが両立しているからこそ、何度も新しい街を作りたくなるのでしょう。
演出・音楽・グラフィックの魅力
前作から大きく進化した部分のひとつが、街の見た目です。真上から眺める2D画面から斜め見下ろし視点へ変わり、建物の高さや街並みの立体感を感じられるようになりました。高層ビルが増えれば遠くから見た景色も変わり、自分の街が大きくなっていることを実感できます。
スーパーファミコン版ならではの特徴が、雨や雪、雲の動きなどがアニメーションで表現されることです。PC版では天候を情報として確認することが中心ですが、こちらでは画面上でも天候の変化を感じられます。街を作るだけでなく、その風景を眺めて楽しめるのはうれしいところですね。
建物を壊すときの演出にも工夫があります。道路や建物を取り壊す際のアニメーションが増えており、都市を作り直す操作にも独特の見た目の楽しさがあります。何かを建てるだけでなく、古い施設を撤去して街並みを変える場面にも変化があるんです。
音楽は曲数こそ多くありませんが、スーパーファミコンの音源に合わせたアレンジが施されています。落ち着いた音楽を聴きながら、立体的な街並みが育っていく様子を眺める時間は、今遊んでも魅力的でしょう。
やり込み要素(人口記録・シナリオ・都市設計)
本作のやり込みで、まず挑戦したくなるのが人口の記録を伸ばすことです。小さな住宅地から始まった都市も、電力や水道、交通網を整え、住民の需要に合わせて地区を増やしていけば、少しずつ発展していきます。高層ビルが立ち並ぶ大都市を完成させたときには、時間をかけて育てた甲斐を感じられるでしょう。
さらに、アルコロジーを建設して未来的な都市を作ることも、やり込みの大きな目標になります。巨大施設に多くの住民を収容できるため、人口を大きく増やしたい人には魅力的です。ただし、それを支える都市基盤や資金も必要になるので、計画的に開発しなければなりません。
スーパーファミコン版には、5つの独自シナリオも用意されています。火災や洪水からの復興、市民の支持率向上、宇宙移民など、自由モードとは違った目的で都市を経営できます。決められた条件に挑戦することで、自分の都市経営の腕を試せるでしょう。
そして、同じ地形から始めても、道路や地区の配置を変えるだけで別の都市を作れます。理想の都市を求めて、何度でも設計をやり直せることが、このゲームの尽きない魅力です。
シムシティ2000の悪い点
シムシティ2000は奥深い都市開発を楽しめる作品ですが、スーパーファミコン版には無視できない弱点もあります。とくに気になるのが処理の遅さです。都市が大きくなるほど画面の切り替えや施設の建設に時間がかかり、現代のゲームに慣れている人には、かなりもどかしく感じられるかもしれません。
PC版と比べるとマップが狭く、保存できる都市も1つだけという制限があります。家庭用版ならではの演出や追加要素がある一方、操作の快適さや自由度には制約があるというわけです。遊ぶ前に知っておきたい不便な点と、その対処法を確認しておきましょう。
不便な点(UI/セーブ/ロード等)
スーパーファミコン版で最も気になるのが、処理速度の遅さです。建物をひとつ配置するだけでも待ち時間が発生することがあり、都市が大きくなるにつれて画面の切り替えやゲーム内時間の進行も遅くなります。PC版と同じ規模の開発を目指そうとすると、操作にかなり時間がかかるかもしれません。
また、スーパーファミコンマウスに対応していないことも、不便に感じやすい部分です。道路を引くときも地区を配置するときも、基本的にはコントローラーで操作する必要があります。PC版のようにマウスで広い範囲を素早く指定できないため、大規模な開発には手間がかかります。
都市を作れるマップもPC版より狭くなっています。PC版が128×128マスなのに対し、スーパーファミコン版は96×96マス。広大な都市を思いどおりに設計したい人には、少し物足りなく感じられるでしょう。
さらに、保存できる都市は1つだけです。複数の都市を同時に育てたり、自由モードとシナリオモードのデータを別々に残したりすることはできません。大切な都市を誤って上書きしないよう、保存操作には十分注意する必要があります。
都市が発展しない原因と回避策
初心者が悩みやすいのが、地区を用意したのに建物が増えないという問題です。住宅地を広げても家が建たない、商業地を作っても店が増えない場合は、需要やインフラに問題があるかもしれません。まずは電力や水道、道路の接続状況を調べてみましょう。
とくに覚えておきたいのが、需要のない地区をいくら増やしても、思ったようには発展しないことです。住宅の需要が低いなら、働く場所を増やしたり、住みやすさや税率を見直したりする必要があります。商業地や工業地についても同じで、都市全体のバランスが重要になります。
公害や犯罪の多さも、都市が発展しない原因です。住宅地の近くに工場を大量に建てているなら、工業地の配置を見直してみましょう。犯罪の多い場所には警察署を配置し、公園を作って環境を整える方法もあります。ただし、公共施設には維持費が必要なので、財政とのバランスを考えることが大切です。
交通渋滞によって都市の成長が妨げられる場合もあります。電力・水道・需要・公害・交通の順番で状況を確認すると、問題を絞り込みやすくなります。手当たり次第に施設を建てるのではなく、調査マップを使って原因を探しましょう。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
最近の都市開発ゲームに慣れていると、本作の操作や処理速度には時代を感じるかもしれません。とくにスーパーファミコン版は、都市が発展するほど待ち時間が増える傾向があります。建物をひとつ配置する操作にも時間がかかることがあるので、テンポよく街を作りたい人には厳しい部分でしょう。
都市の状態を確認する仕組みも、現代のゲームほど親切ではありません。人口や交通量、地価などの情報は調べられますが、なぜ都市が発展しないのか、原因を自分で考える必要があるため、最初は戸惑うこともあります。どの施設を建てれば解決するのか、すぐに答えが表示されるわけではないんです。
また、ゲーム内の時間を進めても、都市が必ず成長するとは限りません。需要や税率、交通網などが整っていなければ、何年待っても人口が増えない場合があります。短い時間で成果が出るゲームを好む人には、少し退屈に感じられる可能性があります。
ただ、こうした試行錯誤こそが都市開発シミュレーションの面白さでもあります。問題の原因を考え、時間をかけて理想の都市に近づけていくことを楽しめる人なら、不便さも含めて味わえるでしょう。PC版との違いを理解して遊ぶことで、スーパーファミコン版独自の魅力も見つけやすくなるはずです。
シムシティ2000を遊ぶには?
シムシティ2000のスーパーファミコン版を今から遊びたいなら、中古カセットと対応する本体を用意する方法が基本になります。2026年10月29日時点では、Nintendo Switchなどの現行機でスーパーファミコン版を公式配信しているサービスは確認できません。
一方、都市開発システムそのものを楽しみたいなら、PC版という選択肢もあります。ただし、PC版とスーパーファミコン版ではマップの広さやシナリオ、演出などが異なるため、同じ内容だと思って購入しないようにしましょう。現在の遊び方と、実機や中古ソフトを選ぶ際のポイントを確認していきます。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
スーパーファミコン版のシムシティ2000を当時の内容で楽しみたいなら、現在は中古カセットを探すのが基本です。2026年10月29日時点では、Nintendo Switch Onlineのクラシックゲーム配信などで本作のスーパーファミコン版が提供されていることは確認できません。
ただし、原作に近いPC版には現在も購入する方法があります。EA公式サイトでは、シムシティ2000(PC版)がEA app向けに販売されています。現在のPC環境で都市開発を楽しみたいなら、公式販売されているPC版も候補になるでしょう。
もっとも、販売されているPC版は英語版であり、スーパーファミコン版と収録内容が同じではありません。PC版には独自の機能やシナリオ、都市データが用意されています。一方、スーパーファミコン版にある雨や雪の演出、独自のシナリオなどは、そのまま再現されているわけではありません。
本作には、ほかにもセガサターン版やPlayStation版、ニンテンドウ64版などが存在します。機種によって操作性や処理速度、収録されている要素に違いがあります。家庭用独自の要素を楽しむならスーパーファミコン版、操作の快適さや自由な都市設計を重視するならPC版という選び方がよさそうですね。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
スーパーファミコン実機で遊ぶには、本体、ゲームカセット、コントローラー、ACアダプター、映像出力ケーブルが必要です。もちろん、映像を表示するテレビやモニターも用意しましょう。本作は1人用なので、コントローラーは1つあれば十分です。
確認しておきたいのが、現代のテレビとの接続方法です。以前のテレビにはアナログ映像入力が付いていましたが、最近のテレビでは対応する端子が省略されている場合があります。スーパーファミコン本体の出力方法と、テレビ側の入力端子が対応しているかを確かめ、必要なら映像変換機器を用意しましょう。
なお、スーパーファミコン版はマウス操作に対応していません。地区や道路、施設の配置はコントローラーで行うため、十字キーやAボタンの反応が悪いと操作に時間がかかります。中古のコントローラーを使う場合は、ボタンが正常に動作するか確認しておきたいところです。
そして、本作はバッテリーバックアップに対応しています。何時間もかけて育てた都市を保存するには、カセットの保存機能が正常に動作することが欠かせません。ゲームが起動するかだけでなく、セーブとロードが正しく行えるかも確認しておくと、安心して街づくりを続けられるでしょう。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
中古カセットを探す際には、ラベルの傷みやケースの割れ、端子部分の汚れなどを確認しましょう。外見がきれいだからといって、必ず正常に動作するとは限りません。できれば動作確認済みの商品を選びたいところです。とくに本作は保存機能を使うため、バックアップ電池の状態にも気を配る必要があります。
日本版の型番は「SHVC-P-AWWJ」です。日本版を探しているなら型番と発売元のイマジニアを確認することで、海外版やほかの機種向けの商品との取り違えを防ぎやすくなります。
2026年10月29日時点の中古販売情報では、箱や説明書のないカセット単品が数百円から1,000円前後で販売されている例があります。一方、箱や説明書がそろった商品は、状態によってさらに高額になる場合もあります。もっとも、中古価格は店舗の在庫や商品の状態で変わるため、常に同じ金額で購入できるわけではありません。
購入前には、いくつかの中古ショップや通販サイトを比較してみましょう。実際に遊ぶことが目的なら、外箱のきれいさよりも、ゲームが正常に起動して保存できることを優先するのがおすすめです。セーブ機能に問題があると、せっかく発展させた都市を安心して残せなくなってしまいます。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
遊び始める前に、まず確認しておきたいのがセーブ機能です。スーパーファミコン版では都市を1つしか保存できないため、新しい都市を始める場合には、現在のデータがどうなるか注意する必要があります。最初に短い時間だけプレイし、保存したあとで正常に読み込めるか試しておくと安心でしょう。
また、画面の切り替えや時間の進行が遅めなのは、スーパーファミコン版の特徴です。都市が大きくなるほど処理が重くなるため、一度に大量の施設を建てるのではなく、少しずつ開発を進めると操作の負担を減らしやすくなります。建設する前に配置を考えておくことも大切ですね。
テレビの設定も確認してみましょう。現代のテレビでは、映像処理による入力の遅れが生じる場合があります。ゲームモードなどの低遅延設定が用意されているなら、試してみるとカーソル操作が少し快適になるかもしれません。
都市の問題を調べるときには、調査マップを活用する習慣もつけたいところです。すべての地区を目で見て回るより、問題が集中している場所を調べてから対策するほうが効率的です。こまめに保存し、建設計画を立ててから施設を配置することで、処理に時間のかかるスーパーファミコン版でも街づくりを楽しみやすくなるでしょう。
シムシティ2000のQ&A
シムシティ2000は、都市開発の仕組みが豊富なぶん、初めて遊ぶと戸惑うことも多い作品です。住宅地を作ったのに人口が増えない、水道をいつ整備すればよいのかわからない、公共施設を建てたら資金がなくなったなど、序盤からさまざまな問題に直面するでしょう。
スーパーファミコン版とPC版の違いや、自由モードにエンディングがあるのかも気になるところです。都市開発でつまずいたときや購入前に確認しておきたい5つの疑問を取り上げているので、必要な項目から参考にしてみてください。
住宅地を作ったのに人口が増えないのはなぜ?
住宅地を配置したのに人口が増えない場合は、まず電力と道路の接続を確認しましょう。発電所を建てていても、住宅地まで電気が届いていなければ建物は発展しにくくなります。道路とのつながりが悪い場合も、住民が集まりにくくなる原因になります。
次に確認したいのが、住宅地の需要です。都市に住みたい人が少ない状態で住宅地を大量に増やしても、すぐに家が建つとは限りません。需要の高い地区から優先して整備することが大切です。住宅地の需要が低いなら、ほかの地区を増やす必要があるかもしれません。
仕事が不足していることも、人口が伸びない原因になります。住宅地だけを増やしても、住民が働く場所がなければ都市は成長しにくくなります。商業地や工業地を適切に配置し、雇用を確保しましょう。ただし、工業地を住宅地のすぐ近くに集中させると、公害の影響で住みやすさが下がる場合があります。
さらに、税率の高さや犯罪、公害、渋滞なども都市の成長を妨げます。電力、道路、需要、雇用、住環境の順に問題を確認すると、原因を見つけやすくなるでしょう。人口が増えないからといって住宅地ばかり広げず、街全体の状態を見直してみてください。
水道は必ず作らないといけない?
水道は、都市を大きく発展させるために重要な設備です。小さな町では水道が十分に整備されていなくても建物が建つ場合がありますが、人口が増え、地区を高密度に発展させようとすると、安定した水の供給が必要になります。
水道を整備するには、ポンプ場などで水源を確保し、水道管を通して各地区へ水を届けます。ポンプ場を建設するだけではなく、水道管を必要な地区まで接続することが大切です。水道管が届いていない場所では、水不足が都市の発展を妨げる原因になる場合があります。
また、都市が大きくなるほど必要な水の量も増えていきます。最初は十分な供給量があっても、人口が増えると足りなくなるかもしれません。水不足の情報が表示されたら、ポンプ場の能力や水道管のつながりを確認してみましょう。
ただし、最初からマップ全体へ大量の水道管を敷くのは、建設費の面で負担になります。まず発展させたい地区へ水道を届け、都市の成長に合わせて配管を広げるとよいでしょう。資金に余裕ができた段階で、将来の都市拡大を見越した整備を考えるのがおすすめです。
資金が足りなくなったらどうすればいい?
都市の資金が不足したら、まず予算画面で収入と支出を確認しましょう。税収が少ないのか、それとも公共施設の維持費が高すぎるのかによって、必要な対策が変わります。赤字になったからといって、すぐに税率を上げるだけでは問題が解決しないこともあります。
ありがちな失敗が、人口の少ない段階で警察署や消防署、学校、病院などを建てすぎることです。これらの施設は住民にとって大切ですが、毎年の維持費が必要です。まず不要な支出を減らし、税収に見合った規模の都市を維持することを優先しましょう。
住宅地、商業地、工業地のバランスを見直すことも重要です。働く場所が不足している都市では人口が伸びにくく、税収も増えません。需要を確認しながら必要な地区を整備して、住民と雇用の両方を増やしていきましょう。
なお、ある程度都市が発展してスタジアムを建てられるようになれば、チーム名に「たなからぼたもち」と入力する資金増加の裏技も知られています。ただし、通常の攻略では黒字経営を優先し、裏技は自由な都市設計を楽しむための別の手段として考えるのがおすすめです。まずは予算を見直し、自力で収支を改善する楽しさを味わってみましょう。
スーパーファミコン版とPC版は何が違う?
スーパーファミコン版とPC版で大きく異なるのは、都市を作れるマップの広さと操作方法です。PC版では128×128マスの都市を作れるのに対し、スーパーファミコン版は96×96マスになっています。また、PC版はマウスで操作するのが基本ですが、スーパーファミコン版ではコントローラーを使って施設や地区を配置します。
スーパーファミコン版には、地形を自由に編集する機能もありません。あらかじめ用意された地形を選び、そこに都市を作っていく方式です。広い土地を使って自由に都市を設計したいなら、PC版のほうが選択肢は多いでしょう。
一方、スーパーファミコン版にしかない要素もあります。雨や雪、雲の動きがアニメーションで表現されるほか、独自のプレゼント施設が登場。さらに5種類のオリジナルシナリオが収録されており、PC版とは違う目標で都市を経営できます。
ただし、スーパーファミコン版は処理が遅く、街が大きくなるほど待ち時間も長くなりがち。保存できる都市も1つだけです。操作の快適さや都市設計の自由度ならPC版、独自の演出やシナリオを楽しむならスーパーファミコン版というように、何を重視するかで選ぶとよいでしょう。
シムシティ2000にエンディングはある?
自由に都市を作るモードには、一般的なRPGのような明確なエンディングはありません。プレイヤーが自分で目標を決め、納得するまで街を発展させていくことになります。人口10万人の都市を目指したり、アルコロジーを建設したり、公園の多い緑豊かな街を作ったりと、遊び方は自由です。
一方、スーパーファミコン版のシナリオモードには、達成するべき条件が設定されています。「メガロポリス」では都市の再建、「市長の試練」では住民の支持率を高めることなど、それぞれ違った目標が待っています。明確なゴールに向かって遊びたいなら、シナリオモードがおすすめです。
「宇宙へゴー」のように、未来的な都市の発展を目標とするシナリオもあります。アルコロジーを建設しながら街を発展させることで、自由モードとは違った達成感を味わえるでしょう。
自由モードでは、どこまで人口を増やすか、どんな街並みを作るかを自分で決められます。終わりが決まっていないからこそ、自分だけの理想の都市を追い求められるのが魅力です。まずは小さな町を黒字にし、少しずつ高層ビルが並ぶ街へ育ててみてください。
シムシティ2000のまとめ
シムシティ2000は、住宅地や商業地、工業地を整備しながら、自分だけの都市を作っていくシミュレーションゲームです。斜め見下ろし視点による立体的な街並みや、水道、教育、医療、条例といった経営要素が加わり、前作よりも本格的な都市開発を楽しめるようになっています。
スーパーファミコン版には処理速度の遅さやマップの狭さなどの制約がありますが、雨や雪の演出、独自のプレゼント施設、オリジナルシナリオといった家庭用版ならではの魅力もあります。最後に、どんな人に向いているのか、遊び始めるときに何をすればよいのかを振り返っておきましょう。
結論:おすすめ度と合う人
シムシティ2000は、街づくりや経営シミュレーションが好きな人におすすめしたい作品です。住宅地を整備して住民を増やし、商業地や工業地で働く場所を用意し、税収を使って公共施設を建てていく。こうした積み重ねによって、小さな街が大都市へ成長していく達成感があります。
とくに、自分で計画を立てて街を育て、発生した問題を解決することが好きな人には相性がよいでしょう。道路の配置を変えたり、地区のバランスを調整したり、渋滞や公害を改善したりと、単に建物を並べるだけではない奥深さがあります。
ただし、スーパーファミコン版は処理が遅く、PC版より操作に手間がかかるのが弱点です。街が大きくなるほど待ち時間が増えるため、快適さを優先する人には合わないかもしれません。保存できる都市も1つだけなので、複数の街を同時に育てたい人には不便でしょう。
それでも、家庭用版独自の天候演出やシナリオは魅力的です。1990年代の都市開発ゲームを、時間をかけてじっくり楽しみたい人なら、今でも十分に挑戦する価値があります。昔ながらの箱庭ゲームが好きな人には、ぜひ触れてみてほしい作品ですね。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
これから本作を遊ぶなら、まずスーパーファミコン本体と中古カセットを用意しましょう。購入するときには起動確認だけでなく、セーブ機能が正常に動作するかどうかも確かめたいところです。準備が整ったら、最初に操作方法と建設メニューの使い方を確認しておきましょう。
街づくりを始めたら、平らな土地の多いマップを選び、発電所と道路を配置します。そのあと住宅地、商業地、工業地を小さく整備し、電気がきちんと届いているか確認してください。最初から人口を大きく増やすことより、毎年の収支を黒字にすることを優先すると、安定した都市を作りやすくなります。
人口が増え始めたら水道を整備し、必要に応じて警察署や消防署、学校、病院などを追加していきます。渋滞や公害が発生した場合は、調査マップで問題のある場所を調べ、必要な範囲だけ改善しましょう。無計画に施設を増やさないことが大切です。
都市経営の基本を覚えたら、5種類のオリジナルシナリオにも挑戦してみてください。小さな街づくりから黒字化、交通や公害の改善、大都市化、シナリオ攻略へと進むことで、本作のさまざまな仕組みを楽しめるでしょう。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
本作を気に入ったなら、まずは前作のシムシティーを遊んでみてはいかがでしょうか。1991年にスーパーファミコン向けに発売された作品で、都市開発の基本をよりシンプルな形で楽しめます。本作よりも仕組みが少ないため、街づくりの流れを最初から覚えたい人にも向いています。
さらに本格的な都市経営を求めるなら、シムシティ2000(PC版)もおすすめです。スーパーファミコン版より広いマップを使えるうえ、地形を編集する機能なども用意されています。広い土地を自由に設計し、思いどおりの都市を追求したい人には魅力的な選択肢でしょう。
反対に、もっと気軽に街づくりを楽しみたいなら、スーパーファミコン用のシムシティJr.も候補になります。こちらは複雑な経営要素を抑え、身近な街を作る楽しさを重視した作品です。細かな予算管理が苦手な人でも、建物を配置して街並みを整える面白さを感じやすいでしょう。
より新しい時代の都市開発を味わいたいなら、シムシティ4も選択肢になります。まずは本作で小さな町を黒字にし、高層ビルが並ぶ大都市へ育てる達成感を味わうことで、シムシティシリーズならではの面白さをじっくり理解できるはずです。