上海Ⅲとは?【レトロゲームプロフィール】
同じ絵柄の麻雀牌を2枚見つけて消していく。一見すると簡単そうですが、遊び始めるとなかなか手ごわい。上海Ⅲは、1994年9月15日にサンソフトから発売された、スーパーファミコン用の麻雀牌パズルゲームです。積み上がった牌をすべて取り除けばクリアという分かりやすいルールながら、何も考えずに消していると、思わぬところで手が止まります。
このゲームが面白いのは、同じ牌を見つけても、すぐに消していいとは限らないこと。目の前の2枚を取ったせいで、別の牌が取り出せなくなることもあります。順調に減らしていたはずなのに、最後の数枚で手詰まり。「ああ、さっきの組み合わせがまずかったのか……」となる瞬間が、なんとも悔しいんですよね。消せる牌と、先に消すべき牌は違う。この駆け引きが本作の醍醐味です。
盤面には十二支をモチーフにした12種類の配列が用意されています。1人でじっくり考えるのはもちろん、2人で協力したり、対戦したりすることも可能。さらに制限時間を無限に設定できるため、時間に追われず遊びたい人にも向いています。派手な操作はありませんが、気づけば画面の牌をじっと見つめてしまう。そんなタイプのゲームです。
現在遊ぶなら、スーパーファミコンの実機と中古カセットを用意する方法があります。Nintendo SwitchとPS4ではアーケードアーカイブス 上海Ⅲも配信されていますが、こちらはアーケード版の復刻です。スーパーファミコン版とは仕様が異なるため、昔遊んだものを探している人は注意してください。
攻略で最初に意識したいのは、上段と左右の端を見て、どの牌を取れば次の道が開くか考えること。これだけでも、行き当たりばったりに消すよりずっと進めやすくなります。12配列の攻略から補助機能の使い方、手詰まりを減らす考え方まで押さえながら、じっくり上海の世界を楽しんでいきましょう。麻雀の役を知らなくても大丈夫です。
| 発売日 | 1994年9月15日(日本)、1997年7月25日(廉価版) |
|---|---|
| 対応機種 | スーパーファミコン(1994年版)、アーケード(原作・1993年)、Nintendo Switch・PlayStation 4(アーケードアーカイブス版) |
| ジャンル | 麻雀牌パズル、パズルゲーム、テーブルゲーム |
| プレイ人数 | 1~2人(1人用・2人協力・2人対戦) |
| 開発 | 空想科学(アーケード版の開発実績にサクセスの記載もあり) |
| 発売 | サンソフト(サン電子) |
| 特徴 | 144枚の麻雀牌、十二支をテーマにした12配列、制限時間の設定、HELP・PEEP・TIME、2人協力プレイ、黄金牌をめぐる対戦、スーパーファミコンマウス対応 |
| シリーズ | 上海シリーズ |
| 関連作 | 上海Ⅱ、上海 万里の長城 |
上海Ⅲの紹介(概要・ストーリーなど)
麻雀牌が何段にも積まれた画面を前に、どこから手をつけるか考える。上海Ⅲは、そんな静かな時間を楽しむパズルゲームです。麻雀牌を使ってはいますが、4人で対局したり、役をそろえたりするわけではありません。同じ種類の牌を2枚ずつ取り除き、最後まで消し切ることが目的です。
ただし、同じ牌が見えているからといって、何でも取れるわけではないのが難しいところ。上に別の牌が乗っていたり、左右を挟まれていたりすると選べません。見えている牌と、実際に取れる牌は別なんです。この違いを覚えると、盤面の見方も少しずつ変わってきます。
十二支を題材にした12種類の配列も見どころです。中央が高く積まれたもの、横に広がったものなど、形が変われば考えるべき場所も変わります。単純なルールなのに、なかなか一筋縄ではいきません。
発売年・対応ハード・ジャンル
上海Ⅲの始まりは、1993年に登場したアーケード版です。その翌年、1994年9月15日にスーパーファミコンへ移植されました。発売元はサンソフトで、開発には空想科学が関わっています。なお、アーケード版の開発実績にはサクセスの名前も記載されています。
ジャンルは麻雀牌を使ったパズルゲーム。普通の麻雀のように役を作ったり、相手の捨て牌を読んだりする必要はありません。同じ種類の牌を2枚選んで消していくという、覚えやすいルールです。ただし、最後まで解くとなると話は別。消す順番ひとつで結果が変わります。
スーパーファミコン版には1人用だけでなく、2人協力と2人対戦も用意されています。普段は1人で静かに考え、誰かと遊ぶときには相談したり競争したり。同じ牌のパズルでも、人数によって楽しみ方が変わるのがうれしいところです。スーパーファミコンマウスにも対応しており、カーソル操作で牌を選べます。
1997年7月25日には廉価版が発売され、1998年にはニンテンドウパワー向けにも登場しました。中古市場では通常版と廉価版でパッケージが異なる場合があるため、購入するときは写真をよく見ておきましょう。
ちなみに、Nintendo SwitchとPS4にも同名の作品が配信されています。ただし、こちらは1993年のアーケード版を復刻したもの。基本の遊び方は共通していても、スーパーファミコン版そのものではありません。当時の家庭用版を遊び直したいなら、この違いは覚えておきたいですね。
目的:十二支12配列の牌をすべて消す
主人公が冒険に出たり、悪者を倒したりする物語はありません。上海Ⅲで向き合う相手は、目の前に積み上がった麻雀牌の山です。1組ずつ牌を取り除き、最後の2枚まできれいに消せれば、その盤面はクリアとなります。
用意されている配列は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の12種類。十二支がテーマになっており、動物の姿を思わせる形もあります。初めて選ぶ配列では、牌の並びを眺めるだけでもちょっと楽しいものです。
もちろん、見た目が違うだけではありません。牌の重なり方と、左右から崩せる場所が配列ごとに変わります。中央が高い盤面では上段を崩す判断が大切になりますし、横に長い形では端の処理を間違えると厄介です。
クリアすると、その干支にちなんだ絵や言葉が表示されます。さらに神経衰弱のようなボーナスゲームも登場し、次の局面で使える補助アイテムを手に入れるチャンスがあります。ひとつ解けたあとに、ちょっとしたご褒美があるのはいいですね。
配列は好きな順番で選べるので、最初から子、丑、寅と進める必要はありません。見た目が解きやすそうなものから挑戦しても大丈夫。すべての配列をクリアすると特別な演出が見られるため、慣れてきたら十二支の全配列制覇を目指すのも面白い遊び方です。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
同じ絵柄の牌が2枚見つかった。さて、消すかどうか。上海Ⅲでは、ここで少し考える時間が生まれます。取れる組み合わせが複数あるとき、どれを選ぶかによって次の盤面が変わるからです。
牌を取り除くには、上に別の牌が乗っておらず、左右どちらかが開いていなければなりません。この条件を満たしたものを自由牌と呼びます。自由牌同士で同じ種類のペアを作るのが基本ですが、問題はその先です。
たとえば、同じ絵柄が3枚見えている場面。何となく近くの2枚を消した結果、残った1枚が重要な場所を塞いでしまうことがあります。反対に、別の組み合わせを選んでいれば、下に隠れた牌が次々に開いたかもしれません。こうした判断の積み重ねが、クリアできるかどうかを左右します。
どうしても迷ったときには、HELP、PEEP、TIMEという補助機能も頼れます。取れる牌を探したり、下に隠れた牌を確認したり、残り時間を増やしたりと、それぞれ役割が違います。使える回数には限りがあるので、ここぞという場面で使いたいところです。
取れるペアが少ないときはもちろん、多すぎるときも悩ましいもの。どれから消してもよさそうに見えるのに、実際にはその順番が大切なんです。派手なアクションはなくても、先を読んだ一手がぴたりとはまる気持ちよさがあります。気づくと、もう1局だけと続けてしまうタイプのパズルですね。
難易度・クリア時間の目安
上海Ⅲは、ルールだけなら数分で覚えられます。ところが、盤面をすべて消そうとすると意外なほど頭を使います。初期設定では制限時間が5分なので、どの牌を取ろうか迷っているうちに時間がなくなることも珍しくありません。
ありがたいことに、スーパーファミコン版では制限時間を5分から9分まで変更でき、無限設定も選べます。最初は時間を無限にして、盤面をじっくり読むのがおすすめ。慌てず考えられるだけで、プレイの印象はかなり変わります。
難易度はLEVELで調整でき、標準設定は3です。4や5に上げると難しい牌の並びが増え、判断にも時間がかかるようになります。同じ配列でも牌の並びによって難しさが変わるので、前回の手順をそのままなぞればいいわけではありません。
クリアまでの時間は、設定や慣れによって大きく変わります。数分で解ける盤面もあれば、何度も手詰まりになってやり直すものもあります。12配列すべてを一度に攻略するなら、それなりに時間を確保しておきたいところです。
まず時間無限で牌の取り方を覚え、慣れたら制限時間ありで挑戦する。さらにLEVELを上げれば、同じ配列でも新鮮な緊張感が味わえます。速く解くことだけが正解ではありません。ゆっくり考えて解く楽しさも、しっかり残されています。
上海Ⅲが刺さる人/刺さらない人
静かに画面を眺めながら、次の一手を考える時間が好き。そんな人なら、上海Ⅲはかなり相性のいいゲームです。落ちてくるブロックを素早く動かすタイプではなく、自分のペースで盤面と向き合えるのが特徴です。
詰将棋やナンプレのように、先の展開を考えるパズルが好きな人には特におすすめ。いま消せる牌だけでなく、消したあと何が取れるようになるのかを読む。この予想が当たって、隠れていた牌がきれいに開いたときは気持ちいいものです。
麻雀牌に見覚えがある人なら、絵柄を探す時間にも親しみを感じるでしょう。ただし、麻雀の経験はなくても問題ありません。役や点数計算を知らなくても遊べるので、牌の種類さえ少しずつ覚えれば十分です。
一方、派手なアクションや物語の盛り上がりを求める人には、少々地味に映るかもしれません。画面の中心にあるのは、最初から最後まで麻雀牌の山。キャラクターが成長したり、新しい世界を冒険したりするゲームではありません。
また、運悪く難しい配置に当たると、何度もやり直すことになります。これを面倒と感じるか、次こそ解いてやろうと思えるかで評価が分かれそうです。何度も考え直した末に最後の2枚が消えた瞬間。その小さな達成感に魅力を感じる人なら、長く付き合える一本でしょう。
上海Ⅲの遊び方
上海Ⅲを始めたら、まずは牌が消せる条件を覚えましょう。同じ絵柄が2枚見えていても、上に別の牌が乗っていたり、左右を挟まれていたりすると選べません。ここを知らないと、最初から「あれ、どうして取れないんだ?」となってしまいます。
盤面を見るときは、いちばん上の段と左右の端を先に確認するのがコツです。どこを消せば次の牌が出てくるのか、少しずつ考えてみましょう。
慣れないうちは制限時間を無限にしておけば大丈夫。急いで消すより、1組取るたびに盤面がどう変わるのかを眺めるほうが、あとで効いてきます。
基本操作・画面の見方
操作の中心になるのは、画面上のカーソルです。上海Ⅲでは十字ボタンでカーソルを動かし、決定操作で牌を選びます。スーパーファミコンマウスにも対応しているので、マウスを使って直接牌を選ぶ遊び方も可能です。
最初に取りたい牌を選び、続けて同じ種類の自由牌をもう1枚選ぶと、その2枚が消えます。ここで忘れたくないのが、上に牌が重なっておらず、左右どちらかが開いていること。この条件を満たさない牌は、見えていても選べません。
画面には牌の山のほか、残り時間や補助機能も表示されています。HELPは取れる牌を探すとき、PEEPは下に隠れた牌を調べるときに便利。TIMEは残り時間を増やすためのものです。それぞれ役割が違うので、使いどころを覚えておきましょう。
牌の種類には萬子、筒子、索子、風牌、三元牌などがあります。基本は同じ絵柄同士を組み合わせますが、春夏秋冬の季節牌と梅蘭菊竹の花牌だけは少し特殊。同じ仲間の牌なら絵柄が違っても消せるルールがあります。
最初はボタンを押す前に、30秒ほど盤面を眺めてみてください。どこが高く積まれているか、横に長い列はどこか、取れそうなペアはいくつあるか。急いで消さなくても大丈夫です。盤面全体を見る習慣をつけることが、手詰まりを減らす第一歩になります。
基本ループ(何を繰り返すゲーム?)
やることは、自由牌のペアを探して2枚ずつ取り除く。それだけです。上海Ⅲでは牌を消すと、その下や隣にあった牌が新しく選べるようになります。そこから次の組み合わせを探し、また2枚消していきます。
ただ、見つけた順に取っていけばいいわけではありません。たとえば、あるペアを消しても新しい牌がほとんど出てこないなら、ほかの組み合わせを先に取ったほうがいい場合があります。次に選べる牌が増えるかどうかを意識すると、無駄な手を減らせます。
高い山の頂上を崩せば、下の牌が姿を現します。左右の端を取れば、横に並ぶ牌が自由牌になることもあります。どちらも大切なので、片方だけを消し続けず、盤面全体を見ながら進めたいところです。
すべての牌を取り除けばクリアですが、途中で取れるペアがなくなれば手詰まりです。残り時間が十分あっても、それ以上進めません。調子よく牌を減らしていたのに突然行き詰まる、あの悔しい瞬間があるんですよね。
配列をクリアすると、干支にちなんだ演出とボーナスゲームが待っています。ここで補助機能を増やせれば、次の盤面でも助けになります。牌を探す、消す、次の自由牌を確認する。この繰り返しに慣れてくると、少しずつ先の展開まで読めるようになります。
最初の1局:盤面を見る順番
初めての1局では、同じ絵柄を片っ端から探すより、まず牌の積まれ方を眺めてみましょう。中央が高いのか、横に長いのか。それだけでも、どこから崩すべきか考える手がかりになります。
最初に見るのは上段の自由牌です。ここを取り除けば、下に隠れていた牌が見えるようになります。ただし、上だけ崩しても左右が塞がったままでは選べないことがあるので、端の状態も忘れずに確認してください。
同じ絵柄の自由牌が見つかっても、すぐ決定しないのがコツ。その2枚を消したあと、どの牌が新しく取れるようになるかを考えます。たくさんの牌が開く組み合わせなら、優先する価値があります。
厄介なのは、同じ牌が3枚見えている場面です。2枚を消せば当然1枚が残ります。その1枚が上段や端にあって、別の牌を塞いでしまうなら困りもの。どの2枚を組み合わせるべきか、ここは少し考えたいところです。
最初は制限時間を無限にして、1組消すたびに盤面の変化を確かめてみましょう。時間はかかっても構いません。消す前に一度考える癖がつけば、慣れたころには自然と次の手が見えてくるようになります。
初心者がつまずくポイントと対処
序盤でありがちなのが、同じ牌を見つけた勢いでどんどん消してしまうこと。最初は調子よく進むのですが、終盤になると取れるペアがなくなり、あと数枚を残して手詰まり。上海Ⅲでは、こうした失敗が意外と起こります。
防ぐためには、取ったあとに何が残るかを先に考えることが大切です。特に同じ絵柄が3枚見えているときは要注意。どの2枚を消すかで、あとから取り出せる牌が変わってきます。
中央の高い山を放置するのも、よくある失敗です。左右ばかり崩していると、中央に隠れた牌がいつまでも出てきません。反対に中央だけを減らしても、横に伸びた列が残ってしまいます。上段と両端を見比べながら、少しずつ開いていきましょう。
時間切れが続くなら、設定を見直してみてください。5分で焦ってしまうなら7分や9分に延ばしてもいいですし、最初は無限にするのも手です。慌てて取った1組が原因で手詰まりになるくらいなら、落ち着いて考えたほうが楽しめます。
どうしてもペアが見つからないときはHELP、下の牌が気になるときはPEEPを使いましょう。ただし、回数には限りがあります。見つけた瞬間に使い切るのではなく、本当に判断に迷う場面まで取っておきたいですね。
上海Ⅲの攻略法
上海Ⅲを攻略するうえで大切なのは、いま取れる牌の数より、次に動かせる牌をどれだけ増やせるかです。目の前のペアを消しても、別の牌が取り出せなくなっては困ります。
とくに悩ましいのが、同じ絵柄の牌が3枚見えている場面。どの2枚を選ぶかで、その後の展開が変わります。盤面が減ってくるほど、この判断の重みが増していきます。
序盤は上段と端の崩し方、中盤は組み合わせの選択、終盤は残った牌の取り出し方が重要です。十二支の配列ごとの特徴や、HELP・PEEP・TIMEの使いどころも押さえておくと、難しい局面で慌てずに済みます。
序盤攻略:上段と両端を優先する
ゲームが始まったら、まず高く積まれた部分と左右の端を見てみましょう。上段の牌を取れば下が見え、端の牌を消せば横に並ぶ牌が自由になります。どちらも、次の選択肢を増やすための大切な場所です。
取れるペアがいくつもあるなら、消したあとに新しい自由牌が増える組み合わせを選びたいところ。単に2枚減らすだけでなく、その先へつながる一手を考えます。
同じ絵柄の4枚がすべて自由牌になっていれば、比較的気楽に2組を消せます。ただし、3枚しか見えていない場合は慎重に。どれか1枚が残るので、その牌が重要な場所を塞がないか確かめましょう。
中央の高い山だけを崩し続けるのも考えものです。下の牌が見えても、左右を挟まれていればまだ取れません。中央と端の両方に目を配り、どちらか一方が取り残されないようにしたいですね。
序盤は取れるペアが多いため、つい調子よく消してしまいがち。でも、ここで大事な組み合わせを使い切ると、終盤で困ることになります。最初の数手だけでも、消したあとの形を想像してみてください。あとから効いてきます。
中盤攻略:同じ牌が3枚見えたときの判断
盤面が少しずつ崩れ、隠れていた牌が見え始める中盤。ここで迷いやすいのが、同じ絵柄の牌が3枚あるときです。2枚を選んで消すのは簡単ですが、残った1枚があとで邪魔になることがあります。
まずは3枚の位置を比べてみましょう。中央の上段にあるのか、左右の端にあるのか、それとも下の牌を塞いでいるのか。位置によって、取ったときの意味が変わります。先に取り除かないと盤面が開かない牌があるなら、そちらを含めたペアを考えたいところです。
たとえば、中央の上段に1枚、左右の端にそれぞれ1枚、同じ絵柄が見えているとします。左右の2枚を取れば中央の1枚が残りますが、その下に重要な牌が隠れていたら厄介です。
そんなときは、中央の1枚と左右どちらかを組み合わせる方法を考えます。ただし、端に残した1枚があとから取れるかどうかも確認が必要。目の前の2枚だけでなく、次の数手まで見ておくことが大切です。
下に隠れた牌が分からず判断できないなら、PEEPの出番です。もちろん、すべての答えが見えるわけではありませんが、手がかりにはなります。中盤は焦って消すより、どの組み合わせなら盤面が広がるかを考える。これだけでも、手詰まりの回数はかなり変わってくるはずです。
終盤攻略:残り牌が少ないときの詰み回避
あと数組でクリア。ここまで来ると、早く最後の2枚を消したくなりますよね。ところが上海Ⅲでは、牌が少なくなってからが本当の勝負になることもあります。残った組み合わせが噛み合わなければ、いくら盤面がすっきりしていてもクリアできません。
終盤は、同じ絵柄が何枚残っているかを確認しましょう。通常の牌は同じ種類が4枚あり、最終的には2組に分けて消す必要があります。最後の1枚だけが取り出せない状態を作らないことが大切です。
たとえば、横に並ぶ2種類の牌が互いを塞いでいる場合。別の場所でペアを先に消してしまうと、残りの牌を取り出せなくなることがあります。いま消せるからといって、それが正しい順番とは限りません。
ここまで来たら、次に自由牌になる場所をひとつずつ確認してください。取っても新しい場所が開かない組み合わせは、ほかの手を先に試せないか考えてみましょう。
時間が残り少ないときはTIMEが役立ちます。ただし、TIMEで延ばせるのは時間だけ。牌の配置や取り方が変わるわけではありません。手詰まりが起きたら、どこで選択を間違えたか振り返る必要があります。
最後の数枚で失敗すると悔しいものですが、その分だけ次の挑戦に生かせることもあります。同じ配列をやり直すなら、前回と違う組み合わせを選んでみましょう。何度か試すうちに、終盤までの道筋が見えてくるはずです。
配列別の安定戦術(十二支の難所対策)
十二支をテーマにした12種類の配列は、それぞれ牌の積まれ方が違います。上海Ⅲでは、どの盤面も同じ順番で崩せばいいというわけではありません。高く積まれた場所を優先するのか、横に伸びる列を先に開くのか。形を見て判断を変えましょう。
子の配列は、全体のバランスが取れた形で、最初の練習にも向いています。ただし、端ばかり消していると中央が残りがち。上段と左右を交互に見ながら進めると、偏りを防げます。
丑では、中央の高い部分と横に伸びた場所の両方が気になります。寅は中央の構造が複雑で、高さと横幅の両方に注意が必要。寅のような難しい配列では、TIMEを確保しておくのもひとつの手です。時間を気にせず判断できれば、余計なミスも減らせます。
卯は丸みのある形が特徴ですが、内側にも取れる場所があります。巳では中央の底が長く残りやすいため、下段の処理に注意。申は左右の肩にあたる部分を崩さないと、下の列がなかなか開きません。
酉では中央の高さと下段の長さが厄介です。戌は中央が崩しにくく、序盤の組み合わせ選びが重要になります。亥には少しだけ顔を出している自由牌があるので、見落とさないようにしましょう。小さく見えている牌が、思わぬ突破口になることもあります。
辰、午、未も、上下の重なりと左右の開き方を確認するのが基本です。どの配列でも、最初に全体を眺めてから動くこと。崩しにくそうな場所を放置しないよう意識すると、最後の数枚で困る場面を減らせます。
HELP・PEEP・TIMEの使いどころ
どうしても次の手が見つからない。そんなときに頼れるのが、HELP、PEEP、TIMEの3つです。上海Ⅲにはこれらの補助機能が用意されていますが、使える回数には限りがあります。便利だからと何となく使っていると、本当に困った場面で足りなくなるかもしれません。
HELPは、取れる牌を探すための機能です。何度盤面を見てもペアが見つからないときにはありがたい存在。ただし、HELPが示した牌を消せば必ず正解というわけではありません。あくまで、選べる牌を見つける手助けです。
PEEPは、重なった牌の下を確認する機能。いま見えているペアを消すと何が出てくるのか、判断したいときに使います。特に同じ絵柄が3枚見えている場面では、どの組み合わせがよさそうか考える材料になります。
TIMEは制限時間を増やすための機能です。スーパーファミコン版では、時間がなくなったときに自動で消費される仕組みがあります。制限時間ありで難しい配列に挑むなら、いくつか残しておくと心強いですね。
コンフィグ画面では補助機能の初期数も変更できます。HELPとPEEPは無限設定も選べますが、TIMEは同じ扱いではありません。練習中はHELPやPEEPを多めに使い、慣れてきたら回数を減らしてみるのもおすすめです。
どれも便利ですが、最後に頼れるのは自分の判断です。とくにPEEPは、隠れた牌の情報を得られる貴重な手段。難しい組み合わせで迷ったときまで残しておくと、攻略がぐっと楽になります。
上海Ⅲの裏技・小ネタ
上海Ⅲには、派手な隠しコマンドよりも、知っておくと助かる設定や便利な仕組みがいくつもあります。制限時間を無限にしたり、補助機能の回数を増やしたりするだけでも、遊びやすさはかなり変わります。
配列クリア後に登場するボーナスゲームも見逃せません。ここでHELPやPEEP、TIMEを増やしておけば、次の難しい盤面で助けになります。ボーナスで何を手に入れるかも、次の攻略につながるわけです。
さらに、十二支の全12配列をクリアしたときの演出や、同じ盤面をやり直す方法も覚えておきたいところ。ちょっとした知識ですが、遊び続けるうえではなかなか役立ちます。
覚えておきたい便利機能(設定/手順)
最初に確認しておきたいのは、コンフィグ画面です。上海Ⅲでは、ここから難易度や制限時間、HELP・PEEP・TIMEの初期数を調整できます。特別なコマンドを覚えなくても、自分が遊びやすい設定に変えられるんです。
制限時間は5分、6分、7分、8分、9分、そして無限から選択可能。牌の種類を覚えている途中なら、まず無限にしてみましょう。慣れてから5分に戻せば、今度は時間との勝負も楽しめます。
難易度はLEVELで調整します。標準設定は3で、4や5にすると難しい牌の並びが増えます。時間と難易度を別々に変更できるので、制限時間は無限のまま高難度に挑む、といった遊び方も可能です。
HELPとPEEPの初期数は0~3回のほか、無限にも設定できます。まだ自由牌を探すのに慣れていないなら、多めにしておくのがおすすめ。補助機能を使いながら、どの牌が選べるのかを覚えていきましょう。
また、ゲーム中にSELECTボタンを押せば、その配列を最初からやり直せます。同じ牌の並びでもう一度挑戦できるため、失敗した手順を変えて試したいときには便利。ただし、直前の1手だけを戻す操作ではないので注意してください。
なお、スーパーファミコン版で確実に使える隠しコマンドとして、特定の牌を一気に消すような手順は確認できていません。怪しいコマンドを探すより、最初から用意されている設定と補助機能を使うほうが安心です。
ボーナス面でHELP・PEEP・TIMEを増やす
配列をクリアして、ようやくひと息。そんなところで始まるのが、神経衰弱に似たボーナスゲームです。上海Ⅲでは伏せられた牌を2枚選び、同じ絵柄をそろえると得点やアイテムを獲得できます。
ここで手に入るHELP、PEEP、TIMEは、次の配列で役立つ補助機能です。ボーナスゲームは次の盤面への準備と考えると、少し気合いも入ります。特に苦手な配列を残しているなら、アイテムはありがたいところです。
神経衰弱なので、めくった牌の位置を覚えておくことが大切。最初は運任せの部分もありますが、一度見た絵柄を覚えておけば次の挑戦に使えます。似た牌を取り違えないよう、場所と絵柄を意識しましょう。
通常は3回ミスすると終了しますが、失敗できる回数を増やす「1 TRY」というアイテムも登場します。HELPやPEEPだけでなく、こうしたアイテムの効果も覚えておくと便利です。
得点アイテムには200点、500点、1000点などがあります。高得点を目指すならうれしいところですが、全12配列の攻略を優先するなら補助機能も捨てがたいもの。どちらを重視するかで楽しみ方が変わります。
時間制限ありで遊んでいるなら、TIMEのありがたみは特に大きくなります。次の盤面に余裕を持って挑めるよう、ボーナスゲームでも集中しておきたいですね。
十二支12配列とクリア後の演出
子から亥まで、十二支を題材にした12種類の配列。上海Ⅲでは好きな干支を選んで挑戦できるので、難しそうな形を後回しにするのも自由です。
配列をクリアすると、その干支にちなんだ絵や言葉が表示されます。ことわざや四字熟語も登場し、ただクリアの文字が出るだけでは終わりません。牌を消し終えたあとに、ちょっとした楽しみが残されています。
たとえば、戌の配列には犬にちなんだ「蜀犬吠日」、亥では「猪突猛進」といった言葉が登場します。干支ごとの絵と言葉を見ていくのも、全配列を遊ぶ楽しみのひとつです。
クリア済みの配列には「了」の印がつきます。どれを終えたか一目で分かるので、12種類すべてに印をつけたくなりますね。苦手な形だけが残ってくると、次こそ解こうという気持ちも強くなります。
そして全12配列をクリアすると、特別なグラフィックが表示されます。長い物語のエンディングではありませんが、12種類の牌の山を攻略し終えた達成感はなかなかのものです。
ただし、スーパーファミコン版には全12配列の進行状況を保存するパスワードがありません。すべてを通してクリアしたいなら、まとまった時間が必要です。まずは好きな配列を練習し、解き方に慣れてから一気に挑むのがよさそうです。
行き詰まりとやり直し時の注意点
牌がまだ残っているのに、取れるペアがひとつもない。上海Ⅲでいちばん避けたいのが、この手詰まりです。時間が残っていても先へ進めないので、それまで順調だったほど悔しくなります。
そんなときは、同じ配列を最初からやり直してみましょう。スーパーファミコン版では、ゲーム中にSELECTボタンを押すことで局面を初期状態へ戻せます。同じ牌の並びで、別の消し方を試せるのが便利なところです。
ただし、SELECTで戻るのは1手前ではありません。盤面全体が最初の状態に戻るため、それまで進めた手順はやり直しになります。うっかり押さないように気をつけたいですね。
コンティニューでも同じ配列の同じパターンに再挑戦できます。前回と同じペアを同じ順番で消していたら、当然また行き詰まる可能性があります。どこで選択を間違えたか思い出し、そこだけでも変えてみましょう。
TIMEで増やせるのは残り時間であって、牌の取り方ではありません。HELPも、いま取れる牌を探すための機能です。手詰まりになった盤面を自動で解決してくれるわけではないので、最後は自分で順番を考える必要があります。
何度も失敗するなら、難易度を下げたり、時間を無限にしたりして練習するのも手です。慌てて何度もやり直すより、1組ずつ消したあとの変化を確かめる。そのほうが次の挑戦につながります。
上海Ⅲの良い点
ルールは簡単なのに、何度やっても考えさせられる。上海Ⅲのよさは、そんな奥深さにあります。同じ種類の牌を2枚ずつ消すだけですが、最後まできれいに取り除くには、少し先まで読む必要があります。
落ち着いた音楽や見やすい牌のグラフィックも、このゲームによく合っています。派手な演出で盛り上げるというより、じっくり盤面と向き合える雰囲気です。考えたとおりに牌が開いていく気持ちよさは、ほかのパズルとはまた違うものがあります。
十二支の12配列に加え、2人協力や対戦まで用意されているのも魅力。1人で黙々と遊ぶ日もあれば、誰かと相談しながら解く日があってもいい。そんな懐の深さを感じる作品です。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
上海Ⅲは、遊び始めるまでのハードルが低いゲームです。同じ種類の牌を2枚選んで消す。ただし、上に牌が乗っていたり、左右が塞がっていたりすると取れない。この条件さえ覚えれば、すぐに始められます。
ところが、最後まで解くとなると急に難しくなるんです。目の前の2枚を消したことで、別の牌が取り出せなくなることもあります。単純なルールの中に、先を読む面白さが詰まっているのが本作の強みでしょう。
十二支をテーマにした12種類の配列も、遊び続けたくなる理由です。中央が高く積まれたもの、横に広く伸びたもの、形が入り組んだものと、それぞれ考える場所が違います。同じ牌を消すゲームでも、盤面が変われば気分も変わります。
時間の設定を変えられるのもありがたいところ。じっくり考えたい日は時間無限、少し緊張感が欲しいなら5分に設定。自分の気分や腕前に合わせて、遊び方を切り替えられます。
そして何より、苦戦した盤面を解き切った瞬間が気持ちいい。最後の2枚が消えたとき、思わず「よし!」と言いたくなるような達成感があります。特別な大演出がなくても、もう一度遊びたくなる。そんな不思議な中毒性を持ったパズルです。
演出・音楽・グラフィックの魅力
麻雀牌が積み上がった画面は、一見すると地味に見えるかもしれません。ところが上海Ⅲは、牌の絵柄や背景の色合いが落ち着いていて、長く遊んでも見やすい作りになっています。複雑な盤面でも、牌の種類を探しやすいのはうれしいところです。
十二支を題材にした配列にも遊び心があります。動物の姿を思わせる形に牌が積まれていて、次はどんな形なのかと気になります。普通の四角い山だけではないので、配列を選ぶ楽しさもありますね。
音楽は、考える時間を邪魔しない落ち着いた雰囲気。派手に盛り上げる曲というより、じっくり牌を眺める時間に寄り添うような印象です。静かに集中できる空気が、このゲームにはよく似合います。
配列クリア後の演出も、ちょっとした楽しみです。干支にちなんだ絵やことわざが表示され、そのあとにはボーナスゲームが始まります。牌を全部消して終わりではなく、小さなご褒美が用意されているわけです。
もちろん、今のゲームと比べれば映像は控えめです。それでも牌の見やすさや背景、音楽がうまくまとまっていて、古さが気になりにくい作りになっています。派手さより落ち着きを重視した演出が、ゲーム性にもよく合っています。
やり込み要素(12配列・高レベル・対戦)
上海Ⅲを遊び込むなら、まずは十二支の12配列をすべてクリアすることが目標になります。形が違えば得意不得意も出てくるので、最初は簡単だった配列と、何度も手詰まりになった配列がはっきり分かれてくるはずです。
標準のLEVEL3で慣れたら、4や5に挑戦するのもおすすめ。同じ配列でも難しい牌の並びが増えるため、いつもどおりには進みません。自分の腕前に合わせて難易度を上げられるので、長く遊ぶ目標も作りやすくなっています。
時間制限を短くする遊び方もあります。時間無限ならじっくり考えられますが、5分で解こうとすると一手ごとの判断にも速さが必要です。慣れた盤面でも時間切れになることがあり、別の緊張感が味わえます。
2人協力では同じ牌の山を一緒に消していきます。1人では気づかなかったペアを、もう1人が見つけることもあるでしょう。対戦では黄金牌を先に取ることを競うので、のんびり考えてばかりもいられません。
スコアを意識して遊ぶのも面白いところ。ボーナスゲームで得点を増やしたり、コンティニューを減らしたりと、自分なりの目標を作れます。ルールはずっと同じでも、挑戦するたびに違う判断を求められる。そこに長く遊べる理由があります。
上海Ⅲの悪い点
じっくり考えるのが楽しい上海Ⅲですが、その反面、今のゲームと比べると気になるところもあります。制限時間ありの設定では、牌を探しているだけで時間がなくなることも。慣れるまでは、なかなか落ち着いて遊べないかもしれません。
それ以上に悔しいのが、終盤の手詰まりです。あと数枚でクリアだったのに、取れる牌がひとつもなくなる。最後まで進めたつもりが、最初からやり直しになるのは、なかなかこたえます。
途中保存の不便さやカーソル操作も含め、現代のパズルゲームとは違う部分があります。ただ、設定を工夫すれば遊びやすくなるところも多いので、最初から無理をしないのがよさそうです。
不便な点(UI/セーブ/ロード等)
スーパーファミコン版の上海Ⅲで不便に感じやすいのが、途中保存の仕組みです。全12配列の進行状況を保存するパスワードがないため、すべてを通してクリアしたいなら、それなりにまとまった時間が必要になります。
初期設定の制限時間が5分なのも、初心者には少し厳しいところ。牌の種類を見分けるだけでも時間がかかるうちは、あっという間に残り時間が減ってしまいます。慣れるまでは制限時間を無限にするのがおすすめです。
操作はカーソルで牌を選ぶ方式。コントローラーでも問題なく遊べますが、画面の端から反対側へカーソルを動かすときは少し手間に感じるかもしれません。スーパーファミコンマウスを使えば、より直感的に選べます。
HELPやPEEPにも使用回数の制限があり、使い切ったあとで困ることがあります。最初から補助機能を多めに設定しておけば、慣れないうちでも落ち着いて進められるでしょう。
また、SELECTボタンで同じ局面を最初からやり直せますが、直前の1手だけを取り消せるわけではありません。「あ、今の組み合わせは違った」と思っても、そこだけ戻すことはできないんです。今のパズルゲームに慣れていると、少し不便に感じる部分でしょう。
時間切れ・手詰まりの原因と対策
あと少しでクリアできそうだったのに、取れるペアがなくなってしまった。上海Ⅲで何より悔しいのは、この終盤の手詰まりでしょう。牌が残っていても動かせなければ先へ進めず、残り時間があってもゲームオーバーになります。
原因になりやすいのは、同じ絵柄の牌を見つけたらすぐに消してしまうこと。3枚見えているときに2枚を取れば、1枚だけが残ります。その残った牌が重要な場所を塞いでしまうと厄介です。どの牌を残すかまで考えて選ぶようにしましょう。
中央の高い山を放置するのも危険です。左右の端だけを崩していると、下に隠れた牌がいつまでも出てきません。逆に中央だけ進めても、端の長い列が残る場合があります。盤面全体を見ながら、複数の場所を少しずつ開いていきたいところです。
時間切れが多いなら、設定の変更がいちばん手軽です。5分で慌ててしまうなら7分や9分に延ばし、最初は無限で練習してもいいでしょう。TIMEを持っていれば、残り時間が足りなくなったときの助けになります。
ただし、TIMEで手詰まりを直すことはできません。取る順番を間違えたなら、やり直して別の組み合わせを試す必要があります。同じ失敗を繰り返さないよう、どこで行き詰まったか覚えておくと次につながります。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
上海Ⅲは、今のゲームと比べるとかなりシンプルです。画面に積まれた麻雀牌を2枚ずつ消す。その繰り返しが中心なので、キャラクターの成長や物語の変化を楽しみたい人には物足りなく感じるかもしれません。
また、難しい牌の並びに当たると、何度もやり直すことがあります。じっくり考えたからといって、必ずすぐに解けるわけではないのが厳しいところ。試行錯誤そのものを楽しめるかどうかで、印象は大きく変わりそうです。
麻雀牌に慣れていない人は、絵柄を覚えるところから始まります。萬子や筒子、索子など、似た模様の中から同じ種類を見つけるのは最初こそ大変。時間制限ありだと、牌を探すだけで焦ってしまうこともあります。
スーパーファミコン版には自由な途中保存もありません。全12配列をクリアするなら、遊ぶ時間を確保しておく必要があります。最近の携帯ゲームのように、少しずつ進行状況を残したい人には不便でしょう。
それでも、制限時間を無限にできるのは大きな救いです。急がず考える遊び方なら、今でも十分に楽しめます。派手な変化はありませんが、最後の2枚を消したときの達成感はしっかり残っています。こうした静かな面白さが好きな人に向いた作品です。
上海Ⅲを遊ぶには?
今から上海Ⅲを遊ぶなら、スーパーファミコンの実機と中古カセットを用意する方法があります。もうひとつ、Nintendo SwitchやPS4で配信されているアーケード版の復刻を利用する方法もあります。
ここで気をつけたいのが、スーパーファミコン版とアーケードアーカイブス版は別の仕様だということ。牌を消していく基本ルールは同じですが、設定や操作環境には違いがあります。
昔遊んだスーパーファミコン版をそのまま楽しみたいのか、今のゲーム機で手軽に遊びたいのか。目的によって選ぶ環境が変わるので、購入前に確認しておきたいところです。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
1994年発売のスーパーファミコン版上海Ⅲを当時の仕様で遊びたいなら、実機と専用カセットを用意する方法があります。通常版のほか、1997年に発売された廉価版も存在します。
現在のゲーム機で楽しみたい人には、アーケードアーカイブス 上海Ⅲという選択肢があります。PS4版は2015年7月3日、Nintendo Switch版は2020年12月31日に配信されました。
ただし、こちらに収録されているのは1993年のアーケード版です。スーパーファミコン版をそのまま移植したものではありません。当時の家庭用版を遊び直したい人は、この違いを確認してから選びましょう。
アーケードアーカイブス版には、難易度や画面表示、ボタン配置などを調整する機能があります。オンラインランキングにも対応しているので、ほかのプレイヤーとスコアを競う楽しみもあります。
2026年10月17日時点で公式サイトに掲載されている価格は、Nintendo Switch版、PS4版ともに838円です。ただし、販売価格や配信状況は変わる場合があるため、購入時には各ストアで最新の情報を確認してください。
気軽に麻雀牌パズルを楽しみたいなら、アーケードアーカイブス版は便利な選択肢です。一方、スーパーファミコンマウスへの対応や独自の設定など、家庭用版の仕様を楽しみたいなら実機が向いています。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
スーパーファミコン版の上海Ⅲを当時の環境で遊ぶなら、本体と専用カセットが必要です。ほかにもコントローラー、ACアダプター、映像ケーブル、対応するテレビを用意しましょう。
本作はスーパーファミコンマウスにも対応しています。カーソルで牌を選んでいくゲームなので、マウスとの相性はなかなか良好。目当ての牌を直接選ぶ感覚は、じっくり考える本作によく合っています。もちろん、通常のコントローラーでも遊べます。
中古の本体やカセットを使う場合は、動作確認も忘れずに。古いゲーム機は電源が入っても映像が出なかったり、ソフトを読み込まなかったりすることがあります。購入前には、正常に動作するか確認できると安心です。
テレビとの接続も確認しておきたいところ。最近のテレビには、スーパーファミコンが使うアナログ映像端子がない場合があります。HDMI入力しか備えていないテレビでは、対応する映像変換機器が必要になることもあります。
安価な変換機器の中には、映像がぼやけたり、操作が遅れて反映されたりするものもあります。アクションゲームほど素早い反応は必要ありませんが、カーソルが思ったとおりに動かないと、やはり気になるもの。遊びやすさを考えて接続環境を整えましょう。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
上海Ⅲのスーパーファミコン版を中古で探すなら、まずカセットの状態を見ておきましょう。発売から長い年月がたっているため、ラベルの傷みや端子の汚れ、ケースの変色などがある場合があります。
価格を比較するときは、ソフト単品なのか、箱や説明書が付いているのかも重要です。付属品の有無をそろえて値段を見るようにしましょう。説明書を読みながら遊びたい人なら、箱付きの商品を探すのもいいですね。
1997年には廉価版も発売されています。通常版とはパッケージの見た目が異なる場合があるため、どちらを探しているのか確認しておくと安心です。コレクション目的なら、特に見逃せないところでしょう。
2026年10月17日時点では、中古の出品価格に幅があります。相場を調べるなら、販売中の商品だけでなく、オークションで落札されたものや、フリマアプリの売り切れ商品も参考にしてください。出品価格と実際に売れた価格は、必ずしも同じではありません。
中古相場は時期や保存状態によって変わります。安さだけで選ばず、動作確認済みかどうかも確かめましょう。状態が不明なカセットを購入すると、手元に届いてから遊べない可能性もあります。
また、上海 万里の長城やスーパー上海 ドラゴンズアイなど、名前の似たシリーズ作品も存在します。目的のソフトが上海Ⅲなのか、タイトルと対応機種をよく見てから購入してください。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
上海Ⅲを快適に遊ぶなら、まずはゲームを始める前の設定が大切です。初期状態の制限時間は5分なので、牌の種類を覚えている途中だと時間切れになりがち。最初は制限時間を無限にしておくと、落ち着いて盤面を考えられます。
HELPやPEEPの回数を増やしておくのもおすすめです。特にPEEPは、下に隠れた牌を確認する練習に向いています。慣れてきたら回数を減らして、自分の判断だけで解く楽しさを味わってみましょう。
操作にはスーパーファミコンマウスも使えます。画面のあちこちにある牌を選ぶので、カーソルを直接動かせるのは便利。通常のコントローラーで遊ぶ場合は、十字ボタンがきちんと反応するか確認しておきたいところです。
実機を最近のテレビにつなぐなら、テレビのゲームモードを試してみてください。映像処理による操作の遅れを抑えられる場合があります。特に制限時間ありで遊ぶなら、カーソルを気持ちよく動かせる環境が理想です。
なお、スーパーファミコン版には全12配列の進行状況を自由に保存する機能がありません。一気にクリアを目指すなら、時間に余裕のある日を選びましょう。短時間だけ楽しみたいときは、好きな配列をひとつ選んで遊ぶだけでも十分。自分のペースで付き合えるのが、このゲームのいいところです。
上海ⅢのQ&A
麻雀牌を使うゲームと聞くと、役や点数計算を覚えなければならないと思う人もいるかもしれません。でも、上海Ⅲは普通の麻雀とは別のパズルゲームです。同じ種類の牌を2枚ずつ消すルールなので、麻雀を知らなくても遊べます。
ただし、花牌と季節牌には少し変わった組み合わせのルールがあります。同じ絵柄でなくても消せる牌があることを知っておくと、最初の戸惑いも減るはずです。
2人用モードの違いや、Nintendo Switch・PS4で遊べる復刻版についても、気になるところを押さえておきましょう。
麻雀の役や点数計算は必要?
麻雀をまったく知らなくても、上海Ⅲは問題なく遊べます。麻雀牌を使っていますが、4人で対局したり、役を作ったりするゲームではありません。同じ種類の牌を2枚ずつ消していくパズルです。
覚えておきたい基本ルールは、同じ種類の牌を組み合わせることと、自由牌しか選べないこと。上に牌がなく、左右どちらかが開いている牌だけ取れると覚えれば、まずは十分です。
同じ絵柄が2枚見つかっても、片方の上に別の牌が乗っていれば消せません。左右をほかの牌に挟まれている場合も同じです。最初は少しややこしく感じますが、何度か試せば自然に分かってきます。
萬子、筒子、索子などの絵柄も、遊びながら少しずつ覚えれば大丈夫。慣れてくると、同じ牌を探す速度も上がっていきます。牌の名前を全部覚える必要はありません。
ただし、ルールが簡単だからといって、クリアまで簡単というわけではないのが面白いところ。取る順番を間違えると手詰まりになるため、少し先まで考える必要があります。麻雀の知識よりも、盤面を読む力がものを言うゲームです。
花牌と季節牌は同じ絵でなくても消せる?
上海Ⅲでは、通常の牌と違って、花牌と季節牌には特別なルールがあります。普通の牌は同じ絵柄を2枚そろえますが、この2種類は同じ仲間同士なら絵柄が違っても消せます。
季節牌は春、夏、秋、冬の4種類。この4枚は季節牌同士なら組み合わせられるので、たとえば春と冬でも消せます。ただし、どちらも自由牌になっていることが条件です。
花牌は梅、蘭、菊、竹の4種類。こちらも花牌同士なら違う絵柄で組み合わせられます。季節牌は季節牌同士、花牌は花牌同士と覚えておけば迷いにくいでしょう。
ただし、春と梅のように、季節牌と花牌を混ぜた組み合わせでは消せません。見た目が少し特別な牌だからといって、何でも組み合わせられるわけではないので注意してください。
さらに、季節牌や花牌を消すと残り時間が増える仕組みもあります。時間制限ありで遊んでいるときにはありがたい効果です。
とはいえ、時間を増やしたいからと見つけ次第消してしまうのは考えもの。ほかの牌と同じく、取ったあとにどこが開くかも確認しておきましょう。特殊な牌でも、消す順番の大切さは変わりません。
2人で協力・対戦できる?
1人でじっくり考えるイメージが強い上海Ⅲですが、スーパーファミコン版は2人プレイにも対応しています。協力と対戦の両方があり、1人用とはまた違った楽しさがあります。
協力プレイでは、同じ牌の山を2人で取り除いていきます。画面を見ながら「こっちの牌を先に消したほうがよさそう」と相談するのも面白いところ。自分では気づかなかったペアを、もう1人が見つけてくれることもあるでしょう。
ただし、協力だからといって適当に消していいわけではありません。2人で取る順番を考えることが大切です。どちらかが勝手に大事な牌を消してしまうと、あとで困るかもしれません。
対戦プレイでは画面が2つに分かれ、それぞれが同じ配列の牌を消していきます。目標は、山に隠された黄金牌を相手より先に取ること。先に2勝したプレイヤーが勝利します。
相手の進み具合が見えると、つい急いでしまいますよね。でも、焦って消して手詰まりになっては意味がありません。速さと正確さの両方が必要になるので、1人用とは違う緊張感があります。
家族や友人と遊ぶなら、まず協力プレイでルールに慣れるのがおすすめ。慣れてきたら対戦に切り替えて、どちらが早く黄金牌へたどり着けるか競ってみるのも楽しそうです。
Switch・PS4版はスーパーファミコン版と同じ?
Nintendo SwitchとPS4で配信されているアーケードアーカイブス 上海Ⅲは、スーパーファミコン版をそのまま移植したものではありません。収録されているのは、1993年に登場したアーケード版です。
同じ種類の自由牌を2枚ずつ消し、すべて取り除けばクリアという基本ルールは共通しています。十二支をテーマにした配列や、2人で遊べる仕組みもシリーズの魅力です。
ただし、操作方法や細かな設定には版ごとの違いがあります。アーケードアーカイブス版には、当時のアーケードゲームの設定を変更する機能や、オンラインランキングなどが用意されています。
一方、スーパーファミコン版では制限時間や補助機能の初期数をコンフィグ画面から変更できます。スーパーファミコンマウスに対応している点も、家庭用版ならではの特徴です。
昔遊んだスーパーファミコン版の操作感をそのまま楽しみたいなら、実機で遊ぶ方法が向いています。反対に、現在のゲーム機で手軽に麻雀牌パズルを楽しみたいなら、アーケードアーカイブス版も便利です。
購入するときは、対応機種だけでなく、どの版が収録されているかも確認しておきましょう。同じタイトルだから同じ内容だと思って買うと、細かな違いに戸惑うかもしれません。
上海Ⅲのまとめ
同じ種類の麻雀牌を2枚ずつ消す。ただそれだけなのに、なかなか一筋縄ではいかない。上海Ⅲは、シンプルなルールの中に、先を読む楽しさが詰まったパズルゲームです。
十二支をテーマにした12配列に加え、2人協力や対戦まで用意されています。制限時間を無限にできるので、最初は落ち着いて練習できるのもうれしいところ。考えた順番で牌がきれいに消えていく気持ちよさは、今遊んでも十分に味わえます。
現在はスーパーファミコンの実機に加え、アーケード版の復刻でも基本の遊びを楽しめます。ただし、版によって仕様が異なるので、自分の遊びたい環境を確認してから選びましょう。
結論:おすすめ度と合う人
上海Ⅲは、落ち着いて考えるパズルが好きな人におすすめです。積み上がった牌から同じ種類を2枚ずつ選ぶという簡単なルールですが、最後まで解くには先の展開を読む力が必要になります。
ナンプレや詰将棋のように、じっくり考える時間そのものを楽しめる人なら、かなり相性がいいはず。最初は同じ牌を探すだけでも時間がかかりますが、慣れてくると盤面全体を見る余裕が生まれます。
昨日は手詰まりになった配列を、今日は最後まで解けた。そんな小さな上達がうれしいゲームです。最後の2枚を取り除いた瞬間の達成感は、派手な演出がなくても十分に気持ちいいものがあります。
制限時間を無限にできるので、忙しい操作が苦手な人にも向いています。落ち着いた音楽を聴きながら、ゆっくり盤面を眺める。そんな遊び方が似合います。
一方で、物語やキャラクターの成長を楽しみたい人には、少し物足りないかもしれません。基本的な遊び方は変わらないため、次々と新しい展開を求めるタイプのゲームではありません。
それでも、簡単なルールの奥にしっかり考える余地があります。少しの時間だけ遊ぶつもりが、気づけばもう1局。そんな静かな面白さを求めているなら、今でも十分におすすめしたい一本です。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
これから上海Ⅲを始めるなら、まず遊ぶ環境を選びましょう。スーパーファミコン版を当時の仕様で楽しみたいなら、実機と中古カセットを用意します。手軽に同じルールのパズルを楽しみたいなら、アーケードアーカイブス版も選択肢です。
スーパーファミコン版を始めたら、最初にコンフィグ画面を確認してください。制限時間は無限、難易度は標準のLEVEL3から始めるのがおすすめ。HELPやPEEPも多めにしておけば、迷ったときに助かります。
次に、好きな十二支の配列を選びましょう。最初は上段と左右の端を眺めて、消したあとに新しい自由牌が増える組み合わせを探します。目の前の2枚だけでなく、その下や隣に何があるかも考えてみてください。
同じ絵柄が3枚見えているときは、少し慎重に。どの2枚を消すかによって、残る牌の取りやすさが変わります。判断に迷ったらPEEPを使い、下に隠れた牌を確かめるのも手です。
ひとつの配列をクリアできたら、今度は違う形に挑戦してみましょう。慣れてきたら制限時間を短くしたり、LEVELを4や5に上げたりすると、同じゲームでも歯ごたえが増します。
最後は全12配列クリアが目標です。途中保存がないため、時間に余裕のあるときに挑戦したいところ。最初は手詰まりばかりでも、少しずつ盤面の読み方を覚えていけば、以前は難しく感じた配列にも落ち着いて向き合えるようになります。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
上海Ⅲの麻雀牌パズルが気に入ったなら、シリーズのほかの作品にも触れてみたいところです。同じ基本ルールでも、配列の形やゲームモードが変わると、また違った面白さが見えてきます。
まず候補になるのが、前作の上海Ⅱです。麻雀牌を2枚ずつ取り除く基本の遊びを楽しめる作品で、本作と配列や演出を比べてみるのも面白いでしょう。シリーズの変化を知りたい人にも向いています。
続いて遊びたいのが、1995年11月17日に発売されたスーパーファミコン用の上海 万里の長城です。さまざまな牌の配置に挑戦できるので、もっと多くの盤面を解きたい人には気になる一本です。
ゲームの鉄人 THE 上海も候補に入ります。こちらは上海だけでなく、龍龍や紫禁城といったパズルも収録しています。麻雀牌を使った遊びを、少し違うルールでも楽しみたい人によさそうです。
現在のゲーム機で遊ぶなら、Nintendo Switch向けの上海 Refreshもあります。タッチ操作や現代的な機能を取り入れているので、昔ながらの上海とはまた違った快適さが味わえます。
当時の画面でじっくり考えるのも、今の環境で気軽に遊ぶのも、それぞれに良さがあります。最後の2枚を消す気持ちよさが忘れられなくなったら、ぜひほかの上海シリーズにも挑戦してみてください。