上海Ⅱとは?【レトロゲームプロフィール】
上海Ⅱは、1990年8月24日にサンソフトから発売されたファミリーコンピュータ用のパズルゲームです。
積み上げられた144個の麻雀牌から、上に別の牌がなく、左右どちらかが開いている同じ種類の牌を2個ずつ取り除き、最後まで消し切ればクリアです。
麻雀牌を使うため一見すると難しそうですが、役や点数計算を覚える必要はありません。
やることは同じ絵柄を探して取るだけ。
ただし、取れる牌を見つけたからといって反射的に消していると、終盤で「同じ牌が中に残って取れない」という手詰まりが起きます。
今取れる2枚より、その2枚を消したあと何が開くかを見ることが、本作を解くうえで一番大切です。
前作より牌が立体的に見えるようになり、TIGER、SCORPION、MONKEY、SNAKE、PANTHER、DRAGONという6種類の積み方も収録されました。
1人でじっくり遊ぶソリティアだけでなく、時間制限付きのトーナメント、2人対戦のチャレンジまで入っています。
2026年8月21日時点では、今回確認した範囲でファミコン版そのものの現行機向け公式配信は見つかりませんでした。
最初はソリティアのTIGERで牌の取り方を覚え、慣れてからトーナメントへ進むと入りやすいです。
| 発売日 | 1990年8月24日 |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| ジャンル | 麻雀牌パズル |
| プレイ人数 | 1~2人 |
| 開発 | サンソフト/東海エンジニアリングなど資料により表記差あり |
| 発売 | サンソフト |
| 特徴 | 144牌、6種類の配列、ソリティア、トーナメント、チャレンジ、立体的な牌表示、HELP機能 |
| シリーズ | 上海 |
| 関連作 | 上海、スーパー上海 ドラゴンズアイ |
上海Ⅱの紹介(概要・ストーリーなど)
上海Ⅱは、麻雀牌を使いながら麻雀そのものの知識は必要ない、定番の牌取りパズルです。
同じ牌を2枚ずつ消していくだけなので、操作を覚えるのはあっという間です。
ところが「取れるから取る」を続けるだけでは、最後の最後で必要な牌が山の中へ閉じ込められてしまいます。
「あれ、さっきの2枚を残しておくべきだったか」と気づいた時には、もう数手戻したくなるわけです。
上段や外側を開いて、次に選べる牌そのものを増やしていく感覚が分かると、一気に面白くなります。
前作から立体表示、6種類の配列、複数モードが追加されており、単なる問題追加版ではなく、かなり遊びやすく広がった続編です。
発売年・対応ハード・ジャンル
上海Ⅱは1990年8月24日にサンソフトからファミリーコンピュータ向けに発売されました。
当時の税別価格は5,500円で、型番はTEC-XTです。
ジャンルは麻雀牌を使ったパズルですが、一般的な4人麻雀とはまったく別物です。
役を作るのでも、相手より高い点数を狙うのでもなく、同じ種類の牌を2個ずつ消し、144個すべてを取り除くのが目的になります。
開発についてはサンソフトとする資料のほか、東海エンジニアリングやActivisionの名を併記する資料もあり、情報源によって表記に差があります。
ファミコン版前作の上海では、牌の高さを色の違いで見せていました。
続編の上海Ⅱでは牌の側面まで描かれ、どの牌が上に乗っているのかを立体的に判断しやすくなっています。
盤面の高さが見た目で分かりやすくなったのは、長時間遊ぶほど効いてくる大きな改良です。
さらに6種類の積み方と3つのゲームモードも追加され、前作より遊びの幅がかなり広がりました。
ストーリー/目的(ネタバレなし)
上海Ⅱには、キャラクターを動かして旅をしたり、敵を倒して物語を進めたりするストーリーはありません。
目の前に積まれた144個の牌を、決められたルールに従ってすべて消す。
目的はそれだけです。
ソリティアモードなら好きな配列を選び、時間を気にせず最後の2牌までじっくり解いていけます。
トーナメントではTIGERから始まり、6種類の配列を時間制限の中で順番に突破していきます。
ステージを抜けると一枚絵と4文字の言葉が表示され、6面すべてをクリアすればエンディングです。
物語の代わりに、毎回変わる牌の並びそのものが新しい問題になるのが、このゲームの魅力です。
同じTIGERを選んでも牌の絵柄配置は変わるため、完全な手順暗記だけで最後まで押し切ることはできません。
10分だけ1局遊ぶこともできますし、6面制覇を狙って腰を据えて挑戦することもできます。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
上海Ⅱでは、上に別の牌が乗っておらず、左右のどちらか一方が完全に開いている牌だけを選べます。
その条件を満たした同じ種類の牌を2枚選べば、盤面から取り除けます。
萬子、筒子、索子、字牌などは同じ絵柄同士で組ませますが、春夏秋冬の季節牌は季節牌同士、梅蘭菊竹に当たる花牌は花牌同士なら絵柄が違っていても組にできます。
序盤は選べる牌が多いため、「これ簡単かも」と思いやすいです。
ところが問題は、その2枚を今使っていいかどうかです。
同じ牌が4枚ある時に外側の2枚を先に使ってしまうと、残り2枚が内側で互いにふさがれてしまうことがあります。
1組消したあと、新しく自由になる牌を必ず見るようにすると、単なる絵合わせから先読みパズルへ変わってきます。
FINDやBACKといったHELPも用意されているので、最初は補助を使いながら考え方を覚えられます。
難易度・クリア時間の目安
上海Ⅱの難しさは、素早い操作ではなく、数手先を見て同柄牌をどう残すかにあります。
ソリティアのTIGERならHELPを使いながらルールを覚えやすく、慣れれば1局10~30分程度で終わる場合もあります。
ただし配置や考える時間によってかなり差があり、終盤で手詰まりすればそこから戻してやり直すことになります。
PANTHERのように中央を開く順番が難しい配列では、序盤を適当に進めると最後に苦しくなりやすいです。
トーナメントになるとさらに話が変わります。
時間ゲージが減り続けるため、ソリティアではゆっくり考えられた1手も、今度は数秒で決めなければなりません。
いきなりトーナメント6面制覇を狙わず、各配列をソリティアで何度か触っておくほうが圧倒的に楽です。
同じルールでも、時間制限の有無だけでほとんど別ゲームのように感じられます。
上海Ⅱが刺さる人/刺さらない人
上海Ⅱが合いやすいのは、「あと1組取れば、その下の牌が開くな」と盤面を眺める時間が好きな人です。
数独やソリティアのように、ルールは簡単なのに毎回同じ答えにならないパズルが好きならかなり相性があります。
麻雀牌を使っていますが、役や点数計算を知っている必要はありません。
1局だけなら短時間で区切れるため、「今日は少しだけファミコンを触りたい」という日にも向いています。
反対に、ストーリー、キャラクター育成、派手な演出を求めるとかなり地味に見えるはずです。
トーナメントも、じっくり考えたい人にはかなり慌ただしく感じます。
静かに考えるソリティアと、時間に追われるトーナメントの両方を楽しめるところが魅力です。
前作より盤面も見やすいため、ファミコンで上海を初めて遊ぶならこちらからでも入りやすいです。
上海Ⅱの遊び方
上海Ⅱは十字ボタンでカーソルを動かし、Aボタンで牌を選ぶだけなので、操作自体はかなり簡単です。
難しいのは、「取れる牌」と「取れるけど今は残したほうがいい牌」を見分けることです。
最初から盤面の真ん中ばかり見ていると、どこから崩せばいいか分からなくなります。
まず左右の端と一番上に乗っている牌を見ると、自由な牌の条件をつかみやすいです。
最初はソリティアで選択、解除、HELPを触り、そのあと6種類の配列へ広げていくと迷いません。
基本操作・画面の見方
上海Ⅱでは十字ボタンでカーソルを動かし、Aボタンで牌を選択します。
自由になっている牌を選ぶと色が変わり、次に同じ種類の取れる牌を選べば2枚とも盤面から消えます。
まだ上に別の牌が乗っていたり、左右の両方を別の牌に挟まれていたりすると選べず、「NOT FREE」と表示されます。
最初に選んだ牌と種類が合わなければ「NOT A MATCH」と出て、Bボタンで選択を解除できます。
画面下にはHELPがあり、FINDで現在取れる組を探したり、BACKで直前の取り方を戻したりできます。
最初はわざと取れない牌へカーソルを合わせてみるのもありです。
「この状態だとNOT FREEになるのか」と分かれば、盤面を見る目がかなり早く育ちます。
絵柄だけでなく、牌の側面と重なり方を見る癖を付けると、立体表示を活かしやすくなります。
基本ループ(何を繰り返すゲーム?)
上海Ⅱでは、取れる牌を探し、同じ種類を2枚選び、その2枚が消えたことで新しく開いた場所を見る、という流れを繰り返します。
牌は全部で144個あるため、すべて消すには72組を正しく処理しなければなりません。
ただし同じ牌が4枚ある場合、どの2枚を先に使うかで終盤の展開が変わります。
何もふさいでいない外側の2枚を先に使うより、下や横に多くの牌を抱えている1枚を先に消したほうが、盤面が一気に開くこともあります。
1組取ったあと、すぐ次の同柄を探したくなりますが、そこで一度だけ視線を止めてください。
新しく見えるようになった牌、新しく自由になった牌が、次の候補です。
「取る→開いた場所を見る→次の1組を決める」の3段階で考えると、手詰まりをかなり減らせます。
最後まで組が残ればクリア、取れる組がなくなれば手詰まりです。
序盤の進め方(最初にやることチェック)
上海Ⅱを初めて遊ぶなら、まずソリティアモードでTIGERを選ぶのがおすすめです。
時間制限がないので、焦らず左右の端と最上段の牌を探します。
同じ牌が何組も見つかった場合は、どれを消せば新しい牌が一番多く開くかを見比べてみてください。
花牌と季節牌は少し特殊で、同じ絵柄でなくても、それぞれ同じグループ内なら組にできます。
最初はそこだけ覚えておけば十分です。
「取れる組が見つからない」と感じたらFINDを1回使い、コンピューターがどこを候補として示すかを見ると、自由な牌の条件を理解しやすくなります。
序盤はクリアより、「この2枚を消すとどこが開くか」を見る練習を優先したほうが上達は早いです。
TIGERを何度か解けるようになれば、SCORPION以降でも基本は同じです。
初心者がつまずくポイントと対処
上海Ⅱで最初にやりがちなのが、「同じ牌が2枚取れるなら、今すぐ消していい」と考えることです。
同柄牌が4枚ある時、外側の2枚を先に使ってしまうと、山の奥に残った2枚が互いにふさがれて取れなくなる場合があります。
終盤になって「この2枚、同じなのにどうやっても自由にならない」と気づくわけです。
立体表示は前作より分かりやすいものの、上の牌や手前の牌に隠れて絵柄の一部しか見えないこともあります。
迷ったらFINDで自由な組を確認し、数手前の判断をやり直したいならBACKを使います。
同じ配置でもう一度最初から考えるならRETRY、配置自体を変えたいならNEWです。
「取れるか」ではなく、「この2枚を今使って大丈夫か」と一度考えるだけで、かなり手詰まりしにくくなります。
最初からHELP禁止にせず、学習用として使ってしまったほうが上達しやすいです。
上海Ⅱの攻略法
上海Ⅱで大切なのは、現在取れる牌の数を増やすことではなく、1組消したあとに自由になる牌を増やすことです。
上段や左右端、長い列をふさいでいる牌を優先して崩すと、次の選択肢が広がります。
同柄牌が4枚見えている時も、早くペアを固定しすぎると後半で困ります。
「今取れる2枚」より「残す2枚がどこにいるか」を見ることが手詰まり回避につながります。
6種類の配列は形が違っても、この考え方が基本になります。
序盤攻略:まず覚える外側・上段優先の取り方
上海Ⅱの序盤では、山の中心にある牌より、上に乗っている牌と左右端をふさいでいる牌を優先してみてください。
理由は単純で、そこを1組取ると下や横にある牌まで自由になり、次の候補が増えるからです。
逆に、すでに完全に外側へ出ていて何もふさいでいない2枚を先に消しても、盤面がほとんど開かない場合があります。
同じ牌が3~4枚見えている時は、反射的に最初の2枚を組ませないようにします。
それぞれの牌が下や横で何をふさいでいるのかを見比べ、大きく山を開けるほうを使います。
2枚消せたことより、その2枚で何枚新しく自由になったかを見るようになると序盤はかなり安定します。
最初は少し時間がかかっても、この考え方はトーナメントへそのまま持ち込めます。
中盤攻略:花牌・季節牌と4枚組の残し方
上海Ⅱの中盤では、普通の同柄牌4枚と、特殊な花牌・季節牌をどう残すかが大事になります。
通常の牌は同じ絵柄同士でなければ取れませんが、春夏秋冬は季節牌同士、梅蘭菊竹は花牌同士なら絵柄が違っていても組にできます。
この柔軟さは便利なので、見つけた瞬間に全部使うより、後半で組が減った時の逃げ道として残す考え方もあります。
通常牌が4枚見えている場合は、外側2枚と内側2枚を単純に組ませるのではなく、どれを取れば下の層が開くかを比べます。
深い場所をふさいでいる1枚があるなら、その牌と自由な1枚を先に組ませるほうが盤面は広がりやすいです。
特殊牌は組み合わせの自由、通常牌4枚はペア選択の余裕として考えると、中盤の手詰まりを減らせます。
残り牌が減ってきたら、どの2枚を最後に残したいかまで少し意識してみましょう。
終盤攻略:手詰まり回避と6配列の攻略
上海Ⅱは、残り牌が少なくなるほど選択肢も少なくなり、序盤の判断ミスが一気に表へ出てきます。
6配列はTIGER、SCORPION、MONKEY、SNAKE、PANTHER、DRAGONで、それぞれ山の重なり方と開きやすい場所が違います。
TIGERは基本を学びやすく、SCORPIONは横長の部分、MONKEYは序盤の組み方、SNAKEは最初から自由な牌が少なめなのが難しいところです。
PANTHERは中央部の崩し方が難しく、攻略資料でも高難度の配列として挙げられています。
DRAGONはシリーズではおなじみの龍型です。
終盤で「もう1組も取れない」となった場合、最後の1~2手だけ戻しても原因が消えないことがあります。
同柄4枚を最初にどう分けたかまでBACKで戻って見直すほうが効果的です。
トーナメントへ挑む前に、6配列すべてをソリティアで何度か見ておくとかなり違います。
配列別の安定戦術(失敗パターン→対策)
上海Ⅱは、6種類の配列で手詰まりの起き方も少しずつ変わります。
TIGERでは上段と端を素直に崩し、「新しく自由な牌を増やす」という基本をつかみます。
SCORPIONでは長く伸びた部分の片側だけを残しすぎず、左右を並行して開けるほうが進みやすくなります。
MONKEYは序盤で見えている組を連続して消しすぎると、早い段階で候補が減る場合があります。
SNAKEはもともと自由になる場所が限られやすいので、1組取ったあと新しく何枚開くかを最優先します。
PANTHERでは中央部の4隅周辺を大きく開けられる展開を作ると進みやすく、DRAGONでは高さのある中央を早めに崩していきます。
配列の形そのものを暗記するより、どの場所をふさいでいる牌が危険かを見るほうが、絵柄配置が変わっても対応できます。
HELP・BACK・RETRYを使った詰み回避
上海Ⅱのソリティアには、初心者だけでなく手順を研究したい時にも便利なHELPがあります。
FINDは現在取れる組を教えてくれるので、牌が一部しか見えていない時や、「本当にもう取れないのか?」と迷った時に便利です。
BACKは直前の1組を戻せるだけでなく、続けて使えばさらに前の局面まで戻れます。
終盤で詰まった時は、最後の1手だけ取り消すのではなく、同柄4枚から最初の2枚を選んだところまで戻って別のペアを試すのがおすすめです。
RETRYなら同じ牌配置で最初からやり直せるため、「前回どこでまずかったか」を覚えながら再挑戦できます。
NEWは別の配置で仕切り直したい時に使います。
FINDで候補を見る、BACKで原因を直す、RETRYで同じ問題を解き直すと役割を分けると、HELPを使っても考える楽しさは残せます。
上海Ⅱの裏技・小ネタ
上海Ⅱは、派手な隠しコマンドでゲームを壊すというより、標準のHELPや設定を知っているほど遊びやすくなるタイプです。
ソリティアではFIND、BACK、PEEKなどの補助があり、トーナメントでは牌を取ること自体が時間回復につながります。
2人用のチャレンジや牌デザイン変更もあり、メニューをひと通り触ると意外に細かい要素が見つかります。
裏技を探す前に、まず標準機能を使い切るだけでも難しさはかなり変わります。
確認できる便利機能一覧(FIND/BACK/PEEK)
上海Ⅱのソリティアには、盤面を解くためのHELPがかなり充実しています。
FINDは現在取れる組を示す機能で、「もう手がないのかな」と感じた時に使えます。
BACKは直前の1組を元へ戻せるだけでなく、続けて使えばさらに前まで巻き戻せます。
PEEKは下に隠れた牌を確認するための機能で、その後はステージを終了してメニューへ戻る形になります。
RETRYなら同じ配置を最初から、NEWなら別の配置でやり直せます。
「FINDがあるなら全部任せればいい」と思うかもしれませんが、連続して答えだけ追うと考え方はなかなか身に付きません。
FINDを1回使ったら、なぜその2枚が取れるのかを自分の目で確認すると学習用としてかなり役立ちます。
今回確認した範囲では代表的な裏コマンドは見つからなかったため、まずこの標準機能を使うのが安全です。
トーナメントの時間回復テク
上海Ⅱのトーナメントでは、開始すると時間ゲージがどんどん減っていきます。
ソリティアのつもりで「この4枚はどう組むべきかな」と長く考えていると、それだけで残り時間がなくなります。
一方、牌を1組取るたびに時間は少し回復し、攻略資料では開始時がおよそ64秒、1組取ると約4秒戻るとされています。
そのため時間が少ない時は、最善手を長考するより、確実に取れる組を素早く消してゲージを戻す判断も必要です。
FINDも無制限ではなく、トーナメントでは3回までとされています。
早い段階で使い切るより、時間切れ寸前や本当に候補が見つからない場面へ残しておくと安心です。
時間に余裕がある時は先読みし、残りが少なくなったら確実な1組を優先する切り替えが大切です。
結局、一番の時短はソリティアで各配列の開き方に慣れておくことです。
チャレンジモードと牌デザインの変更
上海Ⅱには1人用だけでなく、2人が交互に牌を取って競うチャレンジモードがあります。
左右別々の盤面を同時に操作するタイプではなく、同じ山から順番に取れる組を選ぶ形式です。
1人用なら自分が最後まで解けるかだけを考えればいいですが、対戦では自分の1手で相手にどんな牌を開くかまで気になってきます。
「この2枚を取れば自分は有利だけど、その下の組を相手に渡すな」といった読みが加わるわけです。
SETTINGでは難易度などを変更でき、牌の表示を日本向けのものからヨーロッパ向けの図柄へ変えられる設定も確認されています。
同じルールでも見慣れない絵柄へ変えると、同柄を探す感覚が少し変わります。
1人で盤面の崩し方を覚えたあとにチャレンジへ進むと、今度は対人の読み合いが見えてくるのが面白いところです。
コンティニューと手詰まり時の注意点
上海Ⅱでは、ソリティアとトーナメントで手詰まり後の立て直し方が違います。
ソリティアならBACKを使って手順を戻し、「どこで組み方を間違えたか」をその場で探せます。
トーナメントでは時間制限があり、手詰まりやタイムアップ後はコンティニューして同じ並びへ再挑戦できます。
ただしセーブやパスワードはないため、電源を切って翌日に6面目から再開するような遊び方はできません。
一部の攻略記録では、多数のコンティニューを繰り返した際にランキング表示との条件で停止する可能性も報告されていますが、公式仕様として確認できたものではありません。
何十回もコンティニューする前提ではなく、各配列をソリティアで練習してからトーナメントへ行くほうが安全です。
6面通しを狙うなら、ある程度まとまった時間を取れる時に始めましょう。
上海Ⅱの良い点
上海Ⅱの良さは、「同じ牌を2枚取る」だけのルールから、かなり深い先読みが生まれるところです。
前作より牌の高さが見やすくなり、6種類の配列、時間制限付きモード、2人対戦まで加わりました。
最初の1局でルールは分かるのに、何十局遊んでも判断の余地が残ります。
覚えるのは簡単なのに、上手く解こうとすると何度でも考えたくなるのが強みです。
落ち着いた音楽も盤面との相性がよく、短時間でも長時間でも付き合いやすい1本です。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
上海Ⅱは、「同じ牌を2枚選ぶ」という単純な操作だけで、しっかり先を読ませてくるのがよくできています。
序盤には取れる組が何個も見えますが、その中のどれを選ぶかで10手後の盤面がかなり変わります。
一度手詰まりしても、BACKで何手か戻し、別の2枚を組ませるだけで急に道が開くことがあります。
「なるほど、あの2枚を早く使ったのが原因だったのか」と、自分で原因へ気づけるのが気持ちいいところです。
同じ配列名でも絵柄の並びは変わるため、攻略手順を1本覚えれば終わりにはなりません。
ソリティアではゆっくり考え、トーナメントでは同じ判断を短時間で行うという違いもあります。
考え方を覚えるほど、クリア率だけでなく判断の速さまで上がっていくので、上達を実感しやすいです。
「もう1回だけ」と再挑戦しやすい中毒性もしっかりあります。
演出・音楽・グラフィックの魅力
上海Ⅱは前作からグラフィック面が改善され、牌の側面まで描くことで積み重なった高さを立体的に見せています。
前作の色分けより、「この牌の上に別の牌が乗っている」という状態を感覚的に追いやすくなりました。
その一方で、下や奥にある牌の絵柄が少ししか見えない死角も生まれており、そこを見分けるのも盤面を読む一部になっています。
クリア後には通常の盤面とは違う一枚絵が入り、トーナメントでは面ごとに4文字の言葉も表示されます。
音楽は3種類のプレイ曲を中心に、中国風の落ち着いた旋律が使われています。
前作のメロディーを発展させた曲もあり、シリーズらしい雰囲気も残っています。
同じ盤面を長く眺めるゲームだからこそ、見やすい立体表示と落ち着いたBGMがよく合っている作品です。
やり込み要素(6配列・トーナメント・2人対戦)
上海ⅡにはTIGER、SCORPION、MONKEY、SNAKE、PANTHER、DRAGONという6種類の配列があり、それぞれ崩し方が違います。
最初はソリティアですべての形を1回ずつクリアし、その後はFINDを使わない、BACKなしで解く、時間を縮めるといった目標を作れます。
トーナメントでは6面を時間制限付きで連続攻略するため、ソリティアで身に付けた考え方をどれだけ素早く実行できるかが問われます。
コンティニューなしでどこまで行けるか、スコアをどこまで伸ばせるかという挑戦もできます。
さらにチャレンジでは2人で交互に牌を取り、1人用とは違う読み合いも楽しめます。
同じ144牌のルールを、研究・速度・対戦の3方向へ広げられるため、見た目よりかなり遊びが多いです。
基本ルールが気に入れば、何度でも戻って遊べるタイプの1本です。
上海Ⅱの悪い点
上海Ⅱは前作より盤面が見やすくなった一方で、立体表示になったことで奥の牌が隠れ、絵柄を判別しにくい場面もあります。
トーナメントは時間制限がかなり強く、ゆっくり考える上海とは別のゲームのような忙しさです。
途中保存もありません。
最初からトーナメントへ行かず、まずソリティアとHELPで牌の見方を覚えるだけでも印象はかなり変わります。
不便な点(牌の死角/セーブなし等)
上海Ⅱの立体表示は前作より分かりやすい反面、下段の牌が上や手前の牌に隠れ、絵柄の一部しか見えないことがあります。
慣れていないと同じ牌が盤面にあることへ気づかず、「もう取れる組がない」と思い込むこともあります。
ソリティアならFINDやPEEKを使って確認できますが、補助なしで遊ぶなら模様の一部から牌を判断する慣れも必要です。
さらにセーブやパスワードはなく、トーナメントの途中で電源を切って翌日再開することはできません。
6面すべてを見るなら、そのプレイ中に進める必要があります。
マウスやタッチ操作ではなく、十字ボタンで144牌の間を移動するため、盤面の端から端へ動くと少し手間も感じます。
ソリティアは1局ずつ、トーナメントは時間を確保できる時にまとめて遊ぶほうがストレスを減らせます。
理不尽ポイントと回避策(救済案)
上海Ⅱで一番がっくり来るのは、残り数組まで順調だったのに突然「NO MORE MOVES」と表示される瞬間です。
ただ、その原因は最後の1手とは限りません。
かなり前に同柄4枚をどう組んだかが、最後まで響いている場合があります。
そこで手詰まりしたら、残った牌だけ眺めて諦めるより、BACKを複数回使って同柄4枚の選択まで戻ります。
同じ配置を研究したいならRETRYで最初からやり直し、前回とは違う2枚を残してみます。
単に候補を見落としているだけならFINDも便利です。
手詰まりを運のせいだけにせず、「どの2枚を早く使いすぎたか」を探すと次の挑戦につながります。
最初から完全ノーヘルプにこだわらないことも立派な救済です。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
上海Ⅱを今遊ぶと、画面の小ささと十字ボタンでのカーソル移動にはかなり時代を感じます。
現在の上海系ゲームなら、高解像度の表示、タッチ操作、候補牌の強調、途中保存などが使えるものもあります。
ファミコン版ではそのあたりの便利機能はかなり限定的です。
特にトーナメントは時間制限があるため、思考パズルなのにのんびり考える余裕はありません。
ストーリーや育成もないので、牌取りそのものへ興味が持てない人には変化が少なく見えます。
一方で、余計な演出がなく、電源を入れてすぐ盤面へ集中できるのは今見るとむしろ潔いです。
便利機能の少なさを不便と見るか、盤面だけに集中できる良さと見るかで評価が分かれます。
純粋なパズルを求める人なら、古さはそれほど大きな問題になりません。
上海Ⅱを遊ぶには?
上海Ⅱを2026年8月21日時点で遊ぶ場合、今回確認した範囲ではファミコン版そのものをNintendo Switch Onlineなどで遊べる公式配信は確認できませんでした。
上海シリーズ自体は後年も多数展開されていますが、配列やモードまでこの版と同じとは限りません。
1990年のファミコン版を指定して遊びたいなら、型番TEC-XTのカセットを確認するのが分かりやすいです。
中古は箱・説明書の有無で価格差があるため、遊ぶことが目的ならカセット単体も十分候補になります。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
上海Ⅱのファミリーコンピュータ版について、2026年8月21日時点で今回確認した範囲では、Nintendo Switch Onlineなど現行家庭用機向けの公式配信ページを確認できませんでした。
「上海」というパズル自体はPC、アーケード、携帯電話、各種家庭用機などへ長く展開されています。
サン電子も過去に携帯電話向けクラシック上海などを配信していました。
ただし、それらがファミコン版上海Ⅱをそのまま移したものとは限りません。
6配列、トーナメント、チャレンジまで含めてこの版を遊びたい場合は、作品名だけでなく機種まで見る必要があります。
現在の上海シリーズと、1990年のファミコン版を別作品として確認することが大切です。
この版そのものを遊ぶなら中古カセット、牌取りの基本だけ楽しみたいなら現在購入できる別作品まで広げて探すと選択肢が増えます。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
上海Ⅱをオリジナル環境で遊ぶなら、ファミリーコンピュータ本体、カセット、コントローラー、テレビへ映像を出す接続環境が必要です。
本体の種類によって映像出力が違うため、今使っているテレビへ直接つなげられるかを先に確認します。
古い入力方式へ対応していないテレビでは、環境に合った変換機器が必要になる場合があります。
本作は激しいアクションではありませんが、盤面を何度も移動するので十字ボタンの反応が悪いとかなり遊びにくくなります。
Aボタンで牌を決定し、Bボタンで解除する操作も頻繁です。
チャレンジモードまで遊ぶなら、2人で操作できる環境も確認しておきます。
最初にTIGERを1局触り、カーソルが上下左右へ正確に動くか確かめると安心です。
セーブ用電池を使う作品ではないため、中古カセットでは起動と端子状態を中心に見ておきましょう。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
上海Ⅱの中古品は現在も専門店で扱われており、2026年8月21日に確認した駿河屋では通常中古や、箱・説明書の状態が異なる商品など複数条件の掲載がありました。
ふるいちオンラインでも、カセット単体に当たるBランク商品の掲載が確認されています。
つまり、同じタイトルでも付属品の有無で販売条件はかなり変わります。
また販売中の値段は、そのまま実際の成約相場とは限りません。
購入する時は販売店、フリマの売り切れ品、オークションの落札履歴を、同じ付属品条件で比べるほうが安全です。
遊ぶことが目的なら、箱より端子の汚れ、ラベル傷、ケース割れ、起動確認を優先します。
カセット単体と箱・説明書付きの価格を混ぜず、同じ状態どうしで比較することが大切です。
型番TEC-XTも確認しておけば、別機種版との取り違えを防げます。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
上海Ⅱは反射神経中心のゲームではないため、アクションゲームほど入力遅延に神経質になる必要はありません。
それより大切なのは、牌の細かな絵柄と重なりをしっかり見分けられる画面です。
現代のテレビへ接続する場合は、画面を無理に引き伸ばさず、牌の文字や側面がつぶれない表示にしておくと見落としを減らせます。
トーナメントだけは時間制限があるので、ゲーム向けの低遅延設定が使えるなら有効です。
セーブ機能はないため、ソリティアなら1局で区切り、トーナメントなら6面へ挑戦できるだけの時間を取ってから始めます。
画面の見やすさ、十字キーの状態、遊ぶ時間の3つを整えるだけでも、ファミコン版はかなり快適になります。
最初はSETTINGで難度を下げ、牌の見え方へ慣れてから通常条件へ戻すのもありです。
上海ⅡのQ&A
上海Ⅱを初めて見ると、麻雀牌を使っているだけで「麻雀を知らないと無理かな」と身構えるかもしれません。
実際には役や点数計算は不要で、同じ種類の牌を2枚ずつ取るだけです。
覚えるべきなのは麻雀のルールではなく、どの牌が自由になっているかという条件です。
さらに6種類の配列、2人対戦、時間制限付きのトーナメントも収録されています。
まず「上が空いている」「左右どちらかが開いている」の2条件を覚えるところから始めれば問題ありません。
麻雀のルールを知らなくても遊べる?
上海Ⅱは麻雀牌を使いますが、一般的な麻雀のルールを知らなくても遊べます。
役、点数、鳴き、リーチなどは一切覚えなくて構いません。
必要なのは、「自由になっている同じ種類の牌を2枚取る」というルールだけです。
自由な牌は、上に別の牌が乗っておらず、左右どちらか一方が完全に開いている必要があります。
萬子や筒子の意味を知らなくても、絵柄が同じかどうかを見れば大丈夫です。
春夏秋冬の季節牌は季節牌同士、花牌は花牌同士なら別の絵柄でも組にできます。
麻雀を勉強してから始める必要はなく、絵合わせパズルのつもりで触ってOKです。
最初はTIGERでFINDも使いながら進めると、すぐルールをつかめます。
牌の配置は何種類ある?
上海Ⅱには6種類の牌配置があります。
名前はTIGER、SCORPION、MONKEY、SNAKE、PANTHER、DRAGONです。
前作のファミコン版上海では基本となる龍型が中心でしたが、続編では形が一気に増えました。
TIGERは基本を覚えやすく、SCORPIONは横長部分、MONKEYは序盤の取り方、SNAKEは自由な牌の少なさで苦戦しやすいです。
PANTHERは中央部の崩し方が難しく、攻略資料では特にクリアしにくい配列として挙げられています。
DRAGONはシリーズらしい龍型です。
まずTIGERから1つずつ触り、苦手だった配列だけあとで繰り返すと覚えやすくなります。
トーナメントではこの6配列を順番に攻略するので、ソリティアでの経験がそのまま役立ちます。
2人で遊べる?
上海Ⅱにはチャレンジモードがあり、2人で対戦できます。
一般的な対戦パズルのように別々の盤面を同時操作するのではなく、同じ牌の山から交互に取れる組を選びます。
1人用なら、自分が最後まで解けるかだけ考えれば十分です。
対戦では、自分が1組取ったことで相手にどんな牌を開いてしまうかまで気になってきます。
こちらにとって便利な1手が、そのまま相手へ強い選択肢を渡すこともあります。
1人用で牌の自由条件を覚えてから対戦すると、盤面の崩し方を巡る駆け引きが分かりやすいです。
ファミコンで落ち着いて遊べる2人用パズルを探している場合にも候補になります。
Nintendo Switchで遊べる?
2026年8月21日時点で今回確認した範囲では、ファミリーコンピュータ版上海ⅡをNintendo Switch Onlineの収録作品として遊べる公式ページは確認できませんでした。
「上海」というゲーム自体は長く続くシリーズで、別タイトルや別機種版が多数存在します。
そのためNintendo Switchなどで上海系作品を見つけても、1990年のファミコン版と同じ6配列やトーナメント、チャレンジが入っているとは限りません。
この版を指定して遊びたい場合は、ファミリーコンピュータ用カセットを中古で探す方法が分かりやすいです。
購入前に任天堂や権利元の最新公式ラインアップをもう一度確認するのがおすすめです。
復刻状況は今後変わる可能性があるため、ここでは2026年8月21日時点の確認結果として扱っています。
上海Ⅱのまとめ
上海Ⅱは、144個の麻雀牌を2枚ずつ取り除くだけの単純なルールから、かなり深い先読みを楽しめるファミコン用パズルです。
前作より牌が立体的で見やすくなり、6種類の配列、トーナメント、2人対戦まで追加されました。
最初は「取れる牌を探す」だけでも十分ですが、慣れてくると「今この2枚を使って大丈夫か」と考えるようになります。
TIGERとHELPで基本を覚え、上段と外側を開く感覚をつかむところから始めれば入りやすいです。
1局だけでも遊べますし、6面制覇を目指してじっくり付き合うこともできます。
結論:おすすめ度と合う人
上海Ⅱは、ルールが簡単で、何度でも違う展開を楽しめる思考型パズルを探している人におすすめしやすい作品です。
麻雀牌を使っていますが麻雀知識は不要で、同じ種類を2枚ずつ取る仕組みだけ覚えればすぐ始められます。
そこから同柄4枚の残し方、上段の崩し方、花牌や季節牌の使いどころを覚えるほどクリア率が上がります。
前作からグラフィックも見やすくなり、ファミコンで遊ぶ上海としてかなりまとまりの良い内容です。
一方でストーリーや派手なアクションはなく、トーナメントの時間制限も好みが分かれます。
数分でルールを覚えられるのに、上手くなるには何度も考えたくなるゲームが好きなら相性はかなり良好です。
ソリティアだけでも十分遊べますが、慣れたあとにトーナメントへ入るとまた違った面白さが見えてきます。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
上海Ⅱを始めたら、まずソリティアでTIGERを選び、自由な牌の条件だけ覚えます。
一番上と左右端の牌を優先し、1組消したあとに新しく自由になった牌を見る癖を付けます。
候補が分からなければFINDを使い、間違った組み方に気づいたらBACKで戻します。
TIGERを1~2回クリアできたら、SCORPION、MONKEY、SNAKE、PANTHER、DRAGONと進み、それぞれ山の開き方を見ていきます。
6種類を一度ずつ経験したら、そこで初めて時間制限付きトーナメントへ挑みます。
ソリティアで6配列を覚える→トーナメントで判断を速くする→最後に2人対戦という順番なら迷いにくいです。
最初からHELPなしにこだわらず、補助を使いながら考え方を覚えるほうが早く上達できます。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
上海Ⅱを楽しめたら、まずファミコン第1作の上海を遊んでみると、表示方法の違いがよく分かります。
前作では牌の側面ではなく色分けで高さを表しているため、同じ上海でも盤面の見え方はかなり違います。
さらに後の作品へ進むなら、スーパーファミコンのスーパー上海 ドラゴンズアイも候補です。
こちらは牌が大きく表示され、さらに多くの配列や別ルールも入り、家庭用機でシリーズがどう発展していったかを比べられます。
純粋な思考パズルを続けたいなら、麻雀牌にこだわらず、同時期のソリティア系や盤面パズルへ広げるのも面白いです。
シリーズの変化を見たいなら前作から後発作へ、より多くの盤面を解きたいなら後発作へ進むと選びやすくなります。
ファミコン版だけでも前作と続編で見え方がかなり違うため、2本を並べて遊ぶ価値があります。