森田将棋とは?【レトロゲームプロフィール】
森田将棋は、ファミコンで本格的な対局と棋譜研究を楽しめる将棋ソフトです。
CPUの強さはL1からL3まで用意され、人間同士はもちろん、コンピューター同士の対局まで設定できます。
通常対局に加えて、棋譜の再現、好きな局面の作成、詰将棋の解析も収録されました。
タイトル画面には、開発者の名を冠した「森田和郎の将棋」と表示されます。
歴史的に見逃せないのが、ファミコン用ROMカセットで初めてバッテリーバックアップを採用した点です。
対局途中で基本画面へ戻れば、電源を切った後でも次回に続きを指せる設計でした。
ただし、現在流通しているカセットは発売から長い年月が経っています。
内蔵電池が切れていれば、棋譜や中断状態を保存できません。
今から遊ぶ場合は、購入後すぐに短い対局を保存し、電源を入れ直して内容が残っているか確認しましょう。
将棋初心者ならL1から始め、王を囲う、駒をただで取られない、相手の王へ少しずつ迫るという3点を意識します。
経験者には、再現と盤面モードを使い、負けた局面をじっくり研究する遊び方もおすすめです。
面白さの芯は、1局指して終わりではない棋譜研究の充実にあります。
一方、L3は1手を長く考えることもあるため、思考時間の長さには注意が必要です。
操作方法、勝ちやすくなる考え方、4つのモード、裏技、中古購入時の注意まで順番にまとめています。
| 発売日 | 1987年4月14日 |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| ジャンル | 将棋 |
| プレイ人数 | 1~2人 |
| 開発 | セタ |
| 発売 | セタ |
| 特徴 | CPU3段階、人間同士の対局、棋譜の保存と再現、盤面編集、詰将棋解析、バッテリーバックアップ、日本将棋連盟推薦 |
| シリーズ | 森田将棋シリーズ |
| 関連作 | 森田和郎の将棋、初段 森田将棋 |
森田将棋の紹介(概要・ストーリーなど)
物語や大会を勝ち抜く演出はなく、盤上の将棋と対局後の研究へまっすぐ向き合う作品です。
対局では先手と後手を別々に設定でき、CPU同士を戦わせて観戦することもできます。
再現モードなら棋譜を1手ずつ前後へ動かし、気になった途中局面から対局を再開できます。
盤面モードでは駒落ちや任意の局面を作り、詰めモードではCPUへ詰将棋を考えさせられます。
派手さはありませんが、遊ぶほど「対局盤だけではない」と分かってくる内容です。
ただし、駒の動きから順番に教える初心者講座はほとんどありません。
将棋盤と研究道具を1本にまとめた作品だと捉えると、本作の立ち位置が分かりやすくなります。
発売年・対応ハード・ジャンル
森田将棋は、1987年4月14日にセタから発売されました。
対応ハードはファミリーコンピュータで、1人または2人で遊べます。
ジャンルは将棋で、アクションや物語の要素は入っていません。
開発者の森田和郎は、プロ棋士ではなく、ゲーム制作と将棋プログラムで知られたプログラマーです。
先にパソコン向けの森田和郎の将棋が発売され、その考え方を広げたファミコン版となりました。
正式な商品名は森田将棋ですが、タイトル画面には「森田和郎の将棋」と表示されます。
コンピューターとの対局はL1、L2、L3の3段階です。
人間同士の対局に加え、CPU同士を戦わせて観戦する設定も選べます。
発売当時は日本将棋連盟の推薦を受け、級位認定へ応募できる用紙も同梱されました。
現在は当時の級位認定受付を利用できないため、申請書は収集品として扱われます。
本作はファミコン用ROMで初のバッテリーバックアップ採用作としても有名です。
将棋ソフトと保存技術の両面で歴史に残る1本になっています。
目的と勝利条件(将棋を知らない人向け)
対局の目的は、相手の王将または玉将を逃げられない状態へ追い込むことです。
相手の王へ次に駒を取る攻撃をかけた状態を王手と呼びます。
王手を防ぐ方法が1つも残っていない状態が詰みです。
本作でも一般的な将棋と同じく、詰みへ追い込んだ側が勝ちます。
盤上では歩、香車、桂馬、銀将、金将、角行、飛車、王将を動かします。
相手の駒を取ると持ち駒となり、自分の手番で空いているマスへ打てます。
敵陣へ入った駒は、条件を満たすと成るかどうかを選びます。
成った駒は動ける方向が増え、飛車は龍王、角は龍馬になります。
初心者が最初に覚えたいのは、王を取られないことと、駒をただで渡さないことです。
相手へ王手を続けても、自分の王が次に詰むなら負けてしまいます。
勝ちを急がず、自分の王の安全も毎手見る必要があります。
相手の王を詰ませることが目的で、駒を多く取るだけでは勝利になりません。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
森田将棋には、対局、再現、盤面、詰めという4種類のモードがあります。
対局では先手と後手の担当を決め、CPUのL1からL3か人間を選びます。
途中で対局者を変更できるため、難しい局面だけCPUへ任せる遊び方も可能です。
再現では保存された棋譜を1手ずつ進めたり、1手ずつ戻したりできます。
最初や最後まで一気に移動し、気になる局面から指し継ぐことも可能です。
盤面では駒を自由に配置し、駒落ちや実戦の途中局面を作れます。
どちらにも属さない空白の駒箱があり、使わない駒を外へ置くこともできます。
詰めでは自分で作った詰将棋をCPUへ考えさせます。
難しい問題では長く考え、解けないまま初期画面へ戻る場合もあります。
単にCPUへ勝つだけでなく、対局後の反省や局面研究まで1本で行える構成です。
指す・戻す・作る・解かせるという4つの遊びが、長く触れる理由になっています。
難易度・クリア時間の目安
本作に物語の終点や、全員を倒すクリア画面は用意されていません。
1局ごとの勝敗と、自分で決めた目標が区切りになります。
CPUはL1、L2、L3の順に強くなり、高いレベルほど考える時間も長くなります。
L1でも将棋のルールを知らない状態では簡単に勝てません。
最初は駒の動き、王手の防ぎ方、持ち駒の打ち方を別に覚える必要があります。
将棋経験者ならL1で操作を確かめ、L2から本格的な対局へ入るとよいでしょう。
L3は局面によって待ち時間が長く、1手に数分かかることもあります。
長い対局では全体が1時間を超え、展開によってはさらに伸びます。
CPU同士をL3で戦わせる場合も、短時間で終わるとは限りません。
遊ぶ時間が30分ほどなら、L1かL2を選ぶ方がまとまりやすくなります。
途中で中断し、次回に続きを指せますが、カセットの内蔵電池が生きていることが条件です。
強さより思考時間を基準にレベルを選ぶと、待ち時間で疲れにくくなります。
森田将棋が刺さる人/刺さらない人
森田将棋は、余計な演出を省き、盤上の勝負へ集中したい人に向いています。
ファミコンでCPUとの将棋を指したい人はもちろん、実戦棋譜を保存したい人にも合います。
人間同士の対局盤として使い、終局後に手順を再現する遊び方もできます。
好きな局面を作り、どちらが有利かCPUへ指させて確かめたい人にも便利です。
詰将棋を自分で配置し、コンピューターの解答を眺める楽しみもあります。
一方で、駒の動きから教えてくれる将棋教室を期待すると戸惑います。
初心者向けの練習問題や、戦法を順番に教える講座は収録されていません。
キャラクター、物語、大会演出を求める人にも画面は地味に見えるでしょう。
L3の長い思考時間を待てない人は、快適さより古さが気になりやすくなります。
保存を重視する場合は、内蔵電池が切れた中古カセットも避けなければなりません。
対局後に考え直す時間まで楽しめる人なら、現在でも味のある1本です。
森田将棋の遊び方
盤上の操作は、十字ボタンでカーソルを動かし、Aで駒を選び、移動先でもう一度Aを押す流れです。
選ぶ駒を間違えた場合は、Bを押せば着手前にキャンセルできます。
相手の駒を取ると左右の駒台へ移り、後の手番で自分の持ち駒として盤へ打てます。
画面の外側には対局者、思考時間、手数、直前の指し手、案内メッセージが並びます。
将棋のルールを知っていれば、操作そのものへ迷う場面は多くありません。
まずはL1で数手だけ指し、カーソル操作と保存機能が正常か確かめてみましょう。
駒を選ぶ前に移動先まで決めることが、うっかりした操作ミスを減らす近道です。
基本操作・画面の見方
十字ボタンは、盤上やメニューにあるカーソルの移動へ使います。
指したい駒の上へカーソルを動かし、Aボタンを押すと駒を持ちます。
次に移動先のマスまで動かし、もう一度Aを押すと着手が確定します。
駒を持った後に間違いへ気づいた場合は、Bボタンで取り消してください。
持ち駒を打つときは、自分の駒台へカーソルを動かします。
使いたい駒をAで選び、盤上の空いているマスでAを押します。
盤の上には先手と後手の名前や思考時間が表示されます。
右側には手数と直前の指し手、先手側の持ち駒が並びます。
左側には後手側の持ち駒が置かれ、下部には案内メッセージが出ます。
右端の縦長部分はセレクトメニューで、投了、中断、対局者変更などを選びます。
CPUが考えている間は「思考中です」と表示され、完了するまで待つのが通常です。
Aで選択と着手、Bで取り消しを覚えれば、盤上操作はすぐ慣れます。
対局の基本ループ(選択・移動・成り・駒打ち)
自分の手番になったら、最初に相手から王手を受けていないか確かめます。
王手なら、王を逃がす、攻撃している駒を取る、間へ駒を置く方法から選びます。
王手でなければ、動かしたい駒をAで持ち、移動先へ運びます。
相手の駒がある場所へ動かすと、その駒を取って自分の持ち駒にできます。
敵陣へ入る条件を満たした場合は、成るかどうかを選ぶ表示が出ます。
歩や銀は成ると金と同じ動きになり、攻めと守りの両方で使いやすくなります。
取った駒は元の種類へ戻り、空いているマスへ自分の駒として打てます。
歩を打つ場合は、同じ筋に自分の成っていない歩がないかを見てください。
着手が終わると相手の番になり、CPUなら思考時間の表示が進みます。
相手の手が終わったら、何を狙っている手か考えて次を選びましょう。
相手の直前の狙いを見ることを毎手の決まりにすると、駒の取り逃しが減ります。
序盤の進め方(L1対局と保存確認)
最初は基本画面から対局を選び、自分を先手、相手をL1に設定します。
後手を選んでも遊べますが、先手なら最初の操作をすぐ試せます。
開始後は中央の歩を1枚動かし、AとBの反応を確かめてください。
次に角や飛車の前を開け、数手だけ対局を続けます。
操作を確認したらセレクトメニューから中断を選び、基本画面へ戻りましょう。
その状態で本体の電源を切り、少し待ってから再び入れます。
対局の続きが表示されれば、バッテリーバックアップが働いています。
保存されていなければ、内蔵電池が切れている可能性があります。
保存できない状態でも通常対局はできますが、長いL3戦の中断には向きません。
初回の本格対局では、飛車角を急に前へ出さず、王の周りに金銀を寄せます。
王を2~3枚の駒で守ってから、中央か飛車側の歩を進めましょう。
L1で操作と保存を同時に試すと、中古カセットの状態も早く判断できます。
初心者がつまずくポイントと対処
最初につまずきやすいのは、駒を選んだ後に移動できる場所が分からないことです。
本作は駒の動きを細かく教える講座ではないため、別に動き方を覚える必要があります。
迷った場合は、歩、金、銀、飛車、角の5種類から先に覚えてください。
次に多いのが、王手を受けているのに攻めの手を指そうとする失敗です。
王手中は自分の王を安全にする手以外を指せません。
駒を動かせない場合は、王を逃がす場所と攻撃駒の位置を見直します。
持ち駒の歩を打てないときは、二歩や打ち歩詰めなどの反則が関係します。
同じ縦の列に自分の歩が残っていないかを先に見てください。
CPUの思考が止まったように感じても、L3では長く考える場合があります。
本体の故障と決めつけず、思考時間の数字が動いているか確認しましょう。
操作をやり直したい場合は、着手前ならBでキャンセルできます。
王手、駒の動き、反則の3点を確認すると、指せない原因を見つけやすくなります。
森田将棋の攻略法
CPUへ安定して勝つには、派手な王手を連発するより、局面を悪くしない基本の積み重ねが大切です。
将棋には毎回同じ正解手がなく、相手の指し方によって盤面は大きく変わります。
それでも、序盤に王を守り、中盤で駒得を狙い、終盤で詰みを読む流れは共通しています。
CPUは大きな見落としを待つだけでなく、こちらの小さな駒損も着実に広げてきます。
王手を続けることだけに夢中になると、逃げ道を残したまま攻めが切れてしまいます。
負けた対局は再現モードで戻し、形勢が悪くなった最初の手を探しましょう。
勝敗より最初の悪手を見つけることが、次の対局で同じ崩れ方を防ぐ攻略になります。
序盤攻略:王を囲いながら駒損を防ぐ
序盤は相手の王へ急いで攻めるより、自分の王を安全な場所へ動かします。
居玉のまま中央が開くと、飛車や角の攻撃を直接受けやすくなります。
王を左右のどちらかへ移し、金銀を近くへ集めてください。
初心者は複雑な囲いを完成させなくても、王の隣に金と銀がいる形を目指します。
攻める側では、飛車の前か角の通り道にある歩を少しずつ進めましょう。
同じ駒だけを何度も動かすと、相手は別の駒を育てて先に攻めてきます。
飛車角だけを敵陣へ入れると、退路を断たれて大駒を失いがちです。
歩と銀を前へ出し、その後ろから飛車や角を働かせます。
相手の駒を取れる場合も、取り返されないか1手先を見てください。
歩を取るために銀を失うような交換は避けます。
駒の価値を簡単に比べるなら、飛車、角、金銀、桂香、歩の順です。
王の安全と駒損回避を先に整えると、L1戦で急に崩れる場面が減ります。
中盤攻略:飛車角を働かせて両取りを狙う
双方の駒がぶつかり始めたら、飛車と角が通る線を確認します。
飛車は縦横、角は斜めに遠くまで動き、離れた駒も一度に狙えます。
味方の歩が道をふさいでいる場合は、目的なく大駒を動かしても力を出せません。
歩交換で道を開き、銀や桂馬を使って相手の守りを動かしましょう。
1枚の駒で相手の2枚を同時に狙う両取りが決まると、駒得を作れます。
角で飛車と金を狙う形や、桂馬で王と大駒へ当てる形が分かりやすい例です。
こちらが両取りを狙うだけでなく、相手の角筋と桂馬の利きも見てください。
駒を取った後は、持ち駒として相手陣へ打てる場所を探します。
金や銀を王の近くへ打てれば、守りを崩す強い手になります。
ただし、攻め駒を全て使い切ると自分の王を守れません。
金は終盤まで1枚ほど王の近くへ残すと安心です。
大駒の通り道と両取りを毎手見ることで、CPUより先に有利な交換を作れます。
終盤攻略:自玉の安全を見て詰みを探す
相手の王が狭くなったら、王手をかける前に逃げ道を数えます。
王手を1回かけても、広い場所へ逃げられれば攻めが続きません。
先に金や銀を打ち、王が逃げたいマスをふさぐ手も考えてください。
金は相手の王の斜め前へ置くと、広い範囲を押さえられます。
飛車や角は遠くから王手をかけ、金銀が近くで逃げ道を閉じる形が理想です。
持ち駒が多くても、打つ順番を間違えると相手へ守る時間を与えます。
王手、相手の応手、次の王手という順に、少なくとも3手ほど考えましょう。
攻める前には、自分の王が王手を受けていないかも必ず確認します。
相手へ詰めろをかけても、自玉が先に詰むなら負けです。
詰みが見えない場合は、無理に大駒を捨てず、守りの駒を取ります。
終局後は再現モードを使い、詰ませられた局面を数手戻して見直してください。
相手の逃げ道と自玉の危険を同時に見ることが、終盤の逆転負けを防ぎます。
L1・L2・L3別の安定戦術
L1では、まず将棋の操作と序盤の形を覚えることを優先します。
CPUが駒を動かした後、その駒が何を狙っているかを毎回考えてください。
大きな駒損を避け、王を囲えば、終盤まで戦える局面を作りやすくなります。
L2では単純な取り合いだけでなく、次の両取りや王手まで読む必要があります。
飛車角を前へ出す前に、歩と銀で相手の守りを動かしましょう。
相手が攻めてきた側だけを守らず、反対側から王へ迫る手も候補です。
L3では思考時間が長く、短い対局を求める人には負担になります。
待ち時間中に盤面を見て、次に指したい手を2つほど考えておきましょう。
CPUが指した瞬間に予定どおり動かず、その手で状況が変わったか確認します。
レベルを上げても、派手な奇襲より駒損を防ぐ基本が重要です。
勝てない場合は再現で20手ほど戻り、形勢が悪くなった交換を探してください。
レベルごとに読む手数を1手ずつ増やすと、急に難しく感じにくくなります。
棋譜保存・中断・内蔵電池の注意点
森田将棋は、バッテリーバックアップで対局の棋譜や中断状態を保存します。
対局中に中断を選び、基本画面へ戻ってから電源を切れば、次回に続きを指せます。
ただし、中古カセットの内蔵電池が切れていると保存内容は残りません。
長い対局を始める前に、数手だけ指した状態で保存試験を行ってください。
電源を入れ直して続きが表示されれば、その時点では保存が働いています。
保存できても、古い電池が今後どれだけ持つかは外見から判断できません。
大切な棋譜は画面を撮影するか、紙の棋譜へ書き残すと安心です。
再現モードへ残る棋譜も、保存状態が失われれば見直せません。
電池交換済みの商品を買う場合は、作業時期と保存試験の内容を見ます。
個人でカセットを開けると外装や基板を傷める可能性があります。
交換が必要な場合は、レトロゲームの修理を扱う専門店へ相談する方法が安全です。
保存できる前提で長時間対局を始めないことが、棋譜消失を防ぐ大切な手順です。
森田将棋の裏技・小ネタ
派手な隠しキャラクターや無敵技はありませんが、対局操作を応用した変わった挙動が残されています。
代表的なのが、CPUの思考中にカーソルを出し、相手側へ投了を選ばせる裏技です。
正規の実力勝負とは別物ですが、古い将棋ソフトらしい小ネタとして楽しめます。
再現モードを経由すれば、直接の待った機能がなくても数手前の局面から指し直せます。
盤面編集では、駒落ちや詰み直前の形を自由に作り、苦手な場面だけを練習できます。
勝つための裏技より、棋譜や局面を何度も使い回せる機能の方が本作らしいところです。
勝利用の裏技と研究用の機能を分けて使うと、将棋そのものの面白さも損ないません。
思考中のCPUを投了させる裏技
CPUが手を考えている間に、相手を投了させられる変わった裏技があります。
まず通常どおりCPUとの対局を始め、自分の手を指してください。
画面へ「思考中です」と表示されたら、Bボタンを押してカーソルを出します。
カーソルを右端のセレクトメニューへ動かし、投了を選びます。
通常は自分が負けを認めるための項目ですが、CPUの手番中に操作すると相手側へ働きます。
成功すれば盤面の優劣に関係なく、CPUが投了した形で対局が終わります。
入力する時期が遅く、CPUの着手が終わると自分側の操作へ戻ります。
L1は思考が短いため、試すならL2かL3の方がカーソルを動かしやすいでしょう。
この方法で勝っても、将棋の読みや終盤力が上がるわけではありません。
正規の勝負を楽しみたい対局では使わず、挙動を見る小ネタとして試してください。
保存する棋譜へ残したくない場合は、裏技を試す前に通常対局の棋譜を別に控えます。
CPU思考中にBから投了を選ぶのが、再現の要点です。
再現モードを使って実質的に待ったをする
対局画面には、着手を確定した後に戻す専用の待った項目がありません。
それでも、中断と再現を組み合わせれば数手前から指し直せます。
悪い手を指したら、セレクトメニューから中断を選び、基本画面へ戻ってください。
次に再現を選び、保存された対局の手順を表示します。
再現画面では1手進む、1手戻る、最後まで進む、最初まで戻るを選べます。
自分が指し直したい局面まで、1手戻る操作を使って移動しましょう。
その局面で中断を選び、基本画面へ戻ります。
対局を選んで指し継げば、戻した局面から別の手を試せます。
自分の悪手だけを戻したい場合は、相手の応手と自分の手を合わせて2手戻すのが目安です。
操作を間違えて最初まで戻しても、1手進む項目から目的の局面へ戻れます。
研究には便利ですが、正式な勝負で何度も使うと緊張感は薄れます。
中断、再現、2手戻し、指し継ぎの順を覚えると、苦手な局面を繰り返し練習できます。
盤面モードで駒落ちと途中局面を作る
盤面モードでは、通常の初期配置だけでなく自由な局面を作れます。
最初に平手を選べば、一般的な将棋の開始局面が配置されます。
駒落ちを作る場合は、外したい駒をAで持ち、盤外にある空白の駒箱へ移してください。
飛車落ち、角落ち、飛車角落ちなど、相手との実力差に合わせた対局を作れます。
任意の局面では、Aで駒を選び、好きなマスへ置きます。
Bを押すと駒の向きや成った状態を変更できます。
新聞や本に載っている局面を再現し、そこからCPUと指す使い方も可能です。
終盤の寄せだけ練習したい場合は、王と必要な攻め駒だけを配置します。
守り側をL1、攻め側を自分に設定すれば、詰みまでの手順を試せます。
反対に自分を守り側へ設定し、CPUの攻めを受ける練習もできます。
配置を終えたら中断で基本画面へ戻り、対局から担当者を選びましょう。
1局を最初から指さず苦手な場面だけ練習できる点が、盤面モードの強みです。
バックアップ電池切れと棋譜消失への対処
発売当時のバッテリーバックアップは、カセット内の電池で保存内容を保ちます。
電池が弱ると、電源を切った後に対局や棋譜が消える場合があります。
外見がきれいなカセットでも、保存できるとは限りません。
購入後はL1と数手指し、中断して電源を入れ直す試験を行ってください。
保存されない場合でも、対局、盤面、詰めなどの通常機能は遊べます。
ただし、L3の長い対局を日をまたいで続ける使い方は難しくなります。
棋譜を残したい場合は、1手ごとに紙へ記録する方法があります。
再現画面をスマートフォンで動画撮影し、後から手順を書き起こす方法も便利です。
電池交換済みの商品でも、保存試験をしていない場合は状態を断定できません。
出品者へ聞ける場合は、電源を切った後も棋譜が残るか確かめてもらいましょう。
自分で交換するより、実績のある修理店へ相談すると外装や基板を傷めにくくなります。
大切な棋譜はカセットだけへ任せないことが、現在遊ぶ際の安全策です。
森田将棋の良い点
対局だけでなく、棋譜再現、盤面編集、詰将棋まで1本にまとまっている点は、今遊んでも目を引きます。
人間対CPUに限らず、人間同士やCPU同士も選べるため、将棋盤や観戦ソフトとしても使えます。
途中局面から担当者を変更し、難しい場面だけCPUへ任せることも可能です。
盤上と持ち駒は見やすく、派手な演出が読みを邪魔しません。
終局後に1手ずつ戻り、「ここで別の手を指していたら」と試せるのも便利です。
バッテリーバックアップによって長い対局を中断できた点も、発売当時としては画期的でした。
対局と研究の両方が充実していることが、単なる古いCPU将棋で終わらない理由です。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
森田将棋は、起動後すぐに対局へ入れるシンプルな作りです。
長い導入、キャラクター選択、物語説明がなく、将棋を指したい気分を止めません。
先手と後手を別々に設定でき、人間、L1、L2、L3から担当を選べます。
自分対CPUだけでなく、人間同士やCPU同士の観戦も可能です。
対局途中に担当を変えられるため、友人と交代しながら1局を指す遊び方もできます。
CPUへ途中から任せ、自分の局面をどのように指すか見る研究も面白いところです。
終局後は棋譜を再現し、良かった手と悪かった手を順番に確かめられます。
局面を戻して別の手を試せるため、負けがそのまま次の練習になります。
盤面編集を使えば、長い序盤を飛ばして中盤や終盤だけ遊べます。
詰将棋解析もあり、自分で答えを見つけた後にCPUへ確認させられます。
1局の結果を次の対局へつなげる設計が、繰り返し遊びたくなる強さです。
演出・音楽・グラフィックの魅力
画面中央には9×9の将棋盤が大きく表示され、駒の文字も読み取りやすく作られています。
盤の左右には持ち駒が並び、どちらが何を持っているか一目で分かります。
上部には対局者名と思考時間が表示され、CPUの待ち時間も数字で確認できます。
右側には手数と直前の指し手が示され、対局の進行を追いやすい配置です。
カーソルは手の形で表示され、どの駒を選ぼうとしているか分かりやすくなっています。
駒を動かす演出は短く、盤面を考える流れを止めません。
派手な音楽や人物アニメはありませんが、静かな将棋盤としては落ち着けます。
相手が考えている間はメッセージが表示され、動作中か停止中かを判断できます。
成った駒や向きも文字で区別され、盤面編集でも迷いにくい画面です。
現在の高精細な将棋ソフトより表示は小さいものの、必要な情報は整理されています。
将棋へ集中するための地味さが、作品の雰囲気としてよく合っています。
やり込み要素(収集・周回・高難度)
本作には収集品や物語の周回はありませんが、将棋そのものが繰り返し遊べます。
同じ初期配置でも、序盤の1手が変われば、その後の盤面も大きく変化します。
L1へ安定して勝てたらL2、次にL3と目標を上げられます。
先手だけでなく後手を選び、相手の最初の手へ対応する練習も可能です。
飛車落ちや角落ちの局面を作り、強い人と弱い人の差を調整できます。
CPU同士を違うレベルで戦わせ、指し方の違いを見る遊びもあります。
再現モードでは、自分が迷った局面を何度も往復できます。
別の手を指した場合に展開がどう変わるか、対局へ戻して試してください。
詰めモードへ本や新聞の問題を配置し、CPUが何分で解くかを見る楽しみもあります。
難問では解答まで長くかかり、解けずに戻る場合もあります。
対局、観戦、研究、詰将棋と目的を変えれば、勝敗以外にも長く遊ぶ理由が残ります。
森田将棋の悪い点
現在の将棋ソフトと比べると、CPUの待ち時間や学習補助の少なさには年代を感じます。
L3は1手を考えるだけで数分かかる場合があり、短時間の対局には向きません。
駒の動きや戦法を教える講座もなく、完全な初心者には説明が足りない作りです。
対局を盛り上げる人物、物語、大会演出も用意されていません。
さらに保存機能はカセット内の電池へ依存し、中古品では棋譜や中断状態が残らない可能性があります。
棋力や細かな設定を優先するなら、現代のソフトの方が圧倒的に便利です。
古いCPUと保存方式を理解して選ぶことが、購入後に「思っていたのと違う」と感じる落差を減らします。
不便な点(UI/セーブ/ロード等)
バッテリーバックアップは便利ですが、保存枠を何個も選べる現代型の方式ではありません。
現在の対局や棋譜を残すための機能で、複数の棋譜を整理して保管する用途には向きません。
保存内容へ名前や日付を付ける機能もなく、どの対局かは自分で覚えます。
大切な対局を別に残したい場合は、紙や動画へ移す必要があります。
待ったを直接選ぶ項目もなく、指し直すには中断と再現を経由します。
対局者変更や投了も右端のメニューへ移動して選ぶため、最初は場所を見失いがちです。
駒の動ける場所を色で表示する補助もありません。
初心者は、選んだ駒がどこへ進めるかを別に覚えなければなりません。
棋譜の符号に慣れていない場合、右側の直前手も読み取りにくく感じます。
内蔵電池が切れると、中断と再現の便利さも大きく失われます。
保存と操作補助が現在より少ないことは、初めて遊ぶ前に知っておきたい弱点です。
理不尽ポイントと回避策(救済案)
もっとも戸惑いやすいのは、L3の思考時間が非常に長くなることです。
画面が変わらないため、故障したと思って本体を切りたくなる場合があります。
まず上部の思考時間が進んでいるか確認してください。
数字が増えていればCPUは考えている途中です。
短時間で遊びたい日はL1かL2を選び、L3は時間に余裕のある日に使いましょう。
初心者がL1へ簡単に勝てない点も、名前から受ける印象より厳しく感じます。
駒の動きを覚えていない場合は、盤面モードで数枚だけ置いて練習してください。
保存したはずの棋譜が消えた場合は、内蔵電池切れが考えられます。
もう一度長時間対局を始める前に、短い保存試験を行いましょう。
対局で悪手を指した場合は、中断から再現へ入り、2手ほど戻して指し継げます。
レベル選択と再現モードを救済として使うと、古い仕様による負担を減らせます。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
現在は無料や低価格でも、本作より強い将棋AIと短時間で対局できます。
駒の動ける場所、形勢、悪手、詰みまで表示するソフトも珍しくありません。
森田将棋には、それらの学習補助や詳しい解析表示がありません。
CPUの強さを純粋に求める場合は、現代の将棋ソフトを選ぶ方が満足しやすいでしょう。
オンライン対戦、詰将棋の問題集、段級位の自動判定も現在は利用できません。
1人用では盤面とCPUの思考を眺める時間が長く、派手な変化はありません。
将棋を知らない子どもが、ゲームだけでルールを覚えるのも難しい作りです。
一方で1987年の機械が、限られた性能で将棋を考える姿には独特な味があります。
バッテリーバックアップ第1号として、ゲーム史を触る価値もあります。
強さより当時の技術と研究機能を楽しめるかが、今から買う際の分かれ目です。
森田将棋を遊ぶには?
2026年7月31日時点で遊ぶ場合は、ファミコン用の正規カセットと対応本体をそろえる方法が中心です。
任天堂の公式公開一覧を確認した範囲では、Nintendo Classicsへの収録は見当たりません。
カセット単品は中古市場で比較的見つけやすく、数百円の落札例もあります。
ただし、本作では値段の安さ以上に、内蔵電池が生きているかどうかが重要です。
起動できても、電源を切った後に中断対局や棋譜が消えるカセットはあります。
保存機能を使いたい場合は、商品説明の「起動確認」だけでなく「保存確認」まで見てください。
安さよりバックアップの動作を優先することが、本作ならではの中古選びです。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
森田将棋のファミコン版を現在遊ぶ現実的な方法は、中古カセットを対応本体で動かす形です。
2026年7月31日時点で任天堂の公式公開一覧を確認した範囲では、Nintendo Classicsへの収録は見当たりません。
Nintendo SwitchやNintendo Switch 2向けに、同じファミコン版を単品購入できる配信も確認できませんでした。
森田将棋という名前は、PlayStation、NINTENDO 64、携帯機など別の作品にも使われています。
中古商品を探す際は、対応機種がファミリーコンピュータかを必ず見てください。
スーパーファミコンの初段 森田将棋や早指し二段 森田将棋は別作品です。
ファミコン版は黒い外装と専用ラベルを持ち、一般的なカセットより少し重く感じられます。
公式配信は将来追加される場合があるため、購入直前にも任天堂の一覧を見直しましょう。
権利のはっきりしない複製カセットや配布データは避けます。
1987年発売のファミコン版かを確認すれば、同名シリーズとの買い間違いを防げます。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
必要なのは、ファミコン用カセット、対応本体、電源、コントローラー、映像接続です。
1人用では1P側のコントローラーだけでCPUと対局できます。
人間同士で遊ぶ場合も、駒の操作を1P側で交代して行えるため、2P側は必須ではありません。
ただし、対局者同士で1個のコントローラーを渡しながら指す形になります。
初代ファミコンはRF接続が中心で、現在のテレビでは映らない場合があります。
ニューファミコンなら赤白黄のAV端子を使えます。
テレビ側に黄色の入力がなければ、HDMI変換機器を用意してください。
将棋は素早い入力を求めませんが、文字と駒がにじむ機器は避けたいところです。
テレビの表示は4対3に近い設定にし、盤の端と持ち駒が切れないようにします。
コントローラーでは十字ボタン、A、B、START、SELECTを試してください。
細かなマスへカーソルを合わせるため、十字ボタンの誤入力が少ない物を選びます。
文字の見やすさと十字ボタンの正確さが、実機での快適さを左右します。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
2026年7月31日に直近180日間の落札結果を確認すると、関連78件の平均は1207円でした。
この数字にはスーパーファミコン版、セット商品、箱説明書、認定資料なども含まれます。
ファミコン用のカセット単品では、120円や280円など数百円の落札例が見られました。
箱と説明書付きでも625円の例がありますが、状態や付属品で価格は変わります。
高額品には級位認定証、申請書、未使用に近い箱などが含まれる場合があります。
遊ぶ目的なら、カセット単品か説明書付きの動作品を比べましょう。
本作では「起動確認済み」だけでなく「保存確認済み」の記載が重要です。
電源を切った後も中断対局や棋譜が残ったかを見てください。
電池交換済みなら、交換時期と作業後の保存試験も確認します。
外装ではラベルの破れ、ネジの傷、カセットを開けた跡を見ましょう。
価格は出品数と状態で変動するため、送料込みの総額で比べてください。
単品は数百円、保存確認品は状態優先という基準なら、目的に合う商品を選びやすくなります。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
購入後は、最初にL1と数手指して保存試験を行います。
中断から基本画面へ戻り、電源を切ってから再び起動してください。
続きが残っていれば、長い対局へ進みます。
残らない場合は、1局を終えられる時間にL1かL2を選びましょう。
テレビは標準表示か4対3へ設定し、盤面の縦横が伸びないようにします。
映像の輪郭補正を強くすると、駒の文字がつぶれる場合があります。
明るさと輪郭を少しずつ調整し、成駒まで読める状態へしてください。
L3と対局する日は、待ち時間へ別の作業を入れすぎない方が安全です。
CPUの着手を見逃すと、相手の狙いを確認せず指してしまいます。
手元に紙を置き、自分が迷った手数と候補手を書いておくと研究しやすくなります。
大切な棋譜は再現画面を動画で撮り、カセット外にも残してください。
保存試験と棋譜の外部記録を行えば、古い電池への不安を減らせます。
森田将棋のQ&A
購入前に気になりやすいのは、初心者でも遊べるのか、CPUの3段階にどれほど差があるのかという点です。
対局と研究の機能は充実していますが、駒の動きを教える講座は多くありません。
L1、L2、L3の違いには強さだけでなく、CPUが考える時間の長さも含まれます。
電源を切った後も対局を続けられるかどうかは、カセット内の電池状態次第です。
2人対戦では、基本的に同じ盤面と1Pコントローラーを手番ごとに交代して使います。
始める前に知りたい4つの答えを押さえ、自分に合う遊び方を選びましょう。
将棋のルールを知らなくても遊べる?
操作自体は簡単ですが、将棋のルールを全く知らない状態では難しく感じます。
本作には、駒の動きを1枚ずつ教える詳しい講座がありません。
選んだ駒が動けない場合も、理由を長い説明で教えてくれるわけではありません。
最初は歩、金、銀、飛車、角、王の動きを別に覚えてください。
次に、王手を受けたら必ず防ぐことを覚えます。
相手の駒を取ると持ち駒になり、自分の手番で盤へ打てる点も重要です。
歩を打つ際は、同じ筋へ2枚の歩を置けない二歩へ注意します。
ルールを覚えたらL1を選び、勝敗より最後まで指すことを目標にしましょう。
盤面モードで駒を数枚だけ置き、動き方を試す練習もできます。
王、金、飛車だけを置けば、盤面が混み合わず操作を覚えやすくなります。
ルール表を横に置いてL1で練習すれば、初心者でも少しずつ対局へ慣れられます。
L1・L2・L3はどれくらい違う?
CPUはL1、L2、L3の順に強くなり、考える時間も長くなる傾向があります。
L1は操作確認と、将棋を覚え始めた人の練習に向きます。
ただし、無意味な手だけを指す相手ではなく、駒を取れる場面では狙ってきます。
L2は数手先の交換を意識し、序盤で駒損すると立て直しにくくなります。
L3は本作でもっとも強い設定ですが、局面によって長時間考えます。
1手の思考が数分へ伸び、対局全体が1時間以上になる場合もあります。
現在の将棋AIと比べれば棋力は低いものの、初心者には十分な壁です。
まずL1へ安定して勝ち、次にL2へ進んでください。
L3を選ぶ前には、カセットの保存機能が働くか確かめましょう。
保存できない状態で長時間対局を始めると、その日のうちに終える必要があります。
強さと待ち時間の両方でレベルを決めるのが、無理なく楽しむ選び方です。
電源を切っても対局を続けられる?
カセット内のバッテリーバックアップが正常なら、対局途中で電源を切っても続けられます。
対局画面のセレクトメニューから中断を選び、基本画面へ戻ってください。
その後に電源を切れば、次回の起動時に対局を再開できます。
棋譜も保存され、再現モードから手順を見直せます。
ただし、発売から長い年月が経った中古カセットでは内蔵電池が切れている場合があります。
電池が切れていると、電源を切った時点で保存内容が消えます。
購入後は数手だけ指し、中断して電源を入れ直す試験を行いましょう。
続きが残っていなければ、保存なしで1局を終える遊び方へ切り替えます。
交換済みカセットを買う場合も、交換したという説明だけでなく保存確認を見てください。
大切な棋譜は紙や動画にも残し、電池だけへ任せない方法が安全です。
中断後に基本画面へ戻ってから電源を切ることも、正しい保存手順として覚えておきましょう。
2人対戦ではコントローラーが2個必要?
人間同士の対局はできますが、操作は基本的に1P側のコントローラーを交代で使います。
先手と後手の対局者を、それぞれ人間へ設定してください。
先手が指し終わったら、コントローラーを後手の人へ渡します。
盤面は常に同じ向きで表示されるため、座る位置を途中で変える必要はありません。
2P側のコントローラーを1人ずつ専用に持つ現在型の対戦とは異なります。
1個を渡す手間はありますが、実際の将棋盤に近い交代制です。
対局途中でCPUへ変更することもでき、難しい局面だけコンピューターへ任せられます。
CPU同士を設定すれば、2つのレベルを戦わせて観戦できます。
友人と遊ぶ前には、Bボタンによるキャンセルと投了メニューの場所を共有してください。
着手を確定した後に直接戻す項目はないため、指す前に相手と確認すると安心です。
1Pコントローラーを手番ごとに交代するのが、2人対戦の基本的な遊び方です。
森田将棋のまとめ
対局、棋譜再現、盤面編集、詰将棋解析まで備えた、研究機能の多い将棋ソフトです。
CPUはL1からL3の3段階で、人間同士やCPU同士の対局も選べます。
ファミコン初のバッテリーバックアップ採用作として、ゲーム史の面でも重要な1本です。
その一方、初心者向け講座の少なさ、L3の長考、中古カセットの内蔵電池切れには注意が必要です。
今から購入するなら、起動だけでなく、電源を切った後も棋譜が残るか確認しましょう。
現代の将棋AIほど強くはありませんが、当時の技術で対局と研究を両立させた作りには独特の味があります。
対局後の研究まで楽しみたい人なら、現在でも触る意味のある作品です。
結論:おすすめ度と合う人
森田将棋は、ファミコンで落ち着いて将棋を指したい人へおすすめです。
CPUの強さを3段階から選べ、人間同士の対局盤としても使えます。
棋譜を保存して1手ずつ戻せるため、負けた理由を後から考えたい人と好相性です。
盤面編集では駒落ちや終盤局面を作り、苦手な場面だけ練習できます。
詰将棋をCPUへ解かせる機能もあり、対局以外の研究道具としても充実しています。
反対に、駒の動きから丁寧に教わりたい初心者には向きません。
キャラクター、大会、物語などの演出を求める人にも地味に感じられます。
L3の長い思考を待てない場合は、L1かL2が中心になります。
保存を使いたい人は、内蔵電池の状態まで含めて中古品を選んでください。
カセット単品は安く見つかるため、ゲーム史の資料として触る目的でも買いやすい作品です。
強さより機能と当時の技術を味わう人なら、満足しやすい1本でしょう。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
最初に動作確認済みのカセットと対応本体を用意します。
保存を使うなら、商品説明に保存確認済みとある品を優先してください。
起動後は対局を選び、自分を先手、相手をL1へ設定します。
数手だけ指し、中断から基本画面へ戻りましょう。
電源を入れ直し、対局が残っているか確かめます。
保存できたらL1と1局指し、王の近くへ金銀を集めてください。
飛車角を急に前へ出さず、歩と銀で道を作ります。
終局後は再現を開き、駒損した最初の場面まで戻りましょう。
別の手を試したい場合は、その局面から対局へ戻ります。
L1へ安定して勝てたらL2へ進み、読む手数を増やしてください。
盤面モードでは駒落ち、詰めモードでは短い詰将棋も試します。
保存確認、L1対局、棋譜再現の順に触れば、本作の特徴を短時間で理解できます。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
同じ森田将棋シリーズを強いCPUで遊びたいなら、初段 森田将棋が候補です。
スーパーファミコンへ移り、表示とCPU性能が強化されています。
思考時間の短さも重視するなら、早指し二段 森田将棋や早指し二段 森田将棋2も選べます。
ファミコンで別の将棋ソフトと比べるなら、本将棋 内藤九段将棋秘伝がおすすめです。
本作より前に発売され、駒落ちや待ったを含む違う操作感を楽しめます。
人物や大会演出も欲しい場合は、谷川浩司の将棋指南IIが候補です。
複数の対戦相手を倒し、最後の相手を目指すゲームらしい進行があります。
現在の環境で将棋を学びたい場合は、駒の動きと悪手を示す現行ソフトの方が親切です。
まず森田将棋で対局、再現、盤面、詰めを一通り試してください。
CPUの強さ、学習機能、演出のどれを増やしたいかで、次の作品を選ぶと外しにくくなります。