孔雀王とは?【レトロゲームプロフィール】
孔雀王は、退魔師の孔雀となり、各地で起こる怪異を追っていくファミリーコンピュータ用アドベンチャーゲームです。
画面に並ぶ「みる」「はなす」「いどう」「じゅつ」などのコマンドを選び、少しずつ手掛かりを集めながら全8章の物語を進めていきます。
怪物や魔族と遭遇するとRPG風の戦闘へ切り替わり、通常攻撃や術を選んで戦います。
ただし、雑魚敵を何度も倒して経験値を稼ぎ、ひたすらレベルを上げるゲームではありません。
能力は物語の進行や武具の入手で伸びていくため、どこを調べるか、どこで気力を使うかが攻略の軸になります。
序盤はコマンドを一通り試せば何とかなる場面も多いのですが、中盤以降は術を使った謎解きやマス目式の探索が加わり、少しずつ手強くなっていきます。
特に後半のピラミッドは、「あれ、今どっちを向いていたっけ」となりやすいうえに戦闘まで入るため、本作でもかなり厄介な場所です。
今から遊ぶなら、ファミコン版とセガ・マークIII版を混同しないことも大切です。
ファミコン版には横スクロール型のアクション場面はなく、最後までコマンド選択を中心に進めます。
一見すると昔ながらのADVですが、遊んでいると術が戦闘だけでなく謎解きにも使えることに気づき、そこから独特の面白さが見えてきます。
パスワードの確認方法まで少し変わっているので、最初に仕組みを知っておくだけでもかなり遊びやすくなります。
| 発売日 | 1988年9月21日 |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| ジャンル | コマンド選択式アドベンチャー |
| プレイ人数 | 1人 |
| 開発 | グラフィックリサーチ |
| 発売 | ポニーキャニオン |
| 特徴 | 全8章、コマンド選択、ターン制戦闘、9種類の術、パスワード方式、マス目式探索 |
| シリーズ | 孔雀王ゲームシリーズ |
| 関連作 | 孔雀王II、孔雀王2 幻影城 |
孔雀王の紹介(概要・ストーリーなど)
孔雀王は、怪事件を1つずつ調べながら、その裏にいる大きな存在へ近づいていく伝奇アドベンチャーです。
前半は若狭で起きた事件の調査から始まり、比叡山を経て、やがて岩戸神族を巡る大きな争いへと話が広がっていきます。
面白いのは、会話と調査だけでなく、術や戦闘までも同じ流れの中へ組み込まれていることです。
普通のADVのつもりで「みる」と「はなす」だけを総当たりしていると、途中でぴたりと止まることがあります。
そんな時に疑いたいのが、画面の細かな場所を調べることと、術を使うことです。
「そこまで見るのか」と思うような位置が手掛かりになったり、「術って戦闘だけじゃないのか」と気づかされたりするあたりに、本作らしいクセがあります。
発売年・対応ハード・ジャンル
孔雀王は1988年9月21日にポニーキャニオンから発売されたファミリーコンピュータ用ソフトです。
開発はグラフィックリサーチで、ジャンルは1人用のコマンド選択式アドベンチャーとなっています。
同じ題材を使ったセガ・マークIII版も近い時期に登場していますが、遊び方はかなり異なります。
ファミコン版では、移動、調査、会話、戦闘まですべてコマンドを選びながら進み、横スクロール型のアクション場面はありません。
十字キーで選択肢を動かし、Aボタンで決定、Bボタンで前の選択へ戻るのが基本です。
SELECTを押せば、孔雀の体力や気力、攻撃力、防御力なども確認できます。
敵と遭遇すると「こうげき」「にげる」「じゅつ」「どうぐ」といった戦闘用コマンドが現れ、そこだけ少しRPGらしい顔を見せます。
原作付きのキャラクターゲームではありますが、実際の作りはADVとRPG風戦闘を強引に混ぜたような構成です。
1988年らしい大胆さがあり、今遊ぶと「ここで戦闘が入るのか」と驚かされる場面もあります。
アクションゲームだと思って買うとかなり印象が違うため、ファミコン版を探す時はコマンド式だと覚えておくと安心です。
ストーリー/目的(ネタバレなし)
孔雀王の主人公は、裏高野に所属する退魔師の孔雀です。
物語の序盤では、若狭で起きている神隠しや怪物の事件を調べることになります。
海岸、役場、霊安室、民家などを回り、住民の話を聞いたり、遺体に残された痕跡を調べたりしながら事件の正体へ近づいていきます。
最初は地方で起きた怪事件という規模ですが、それを片付けた後に比叡山で大きな異変が判明します。
そこから岩戸神族や魔族を巡る争いへ広がり、日本各地を移動する長い物語へつながっていきます。
最終的な目的は、復活しようとしている強大な闇の勢力を止めることです。
ただし目的地へ行けば自動的に話が進むゲームではなく、誰と話したか、どこを調べたか、どの術を使ったかまで進行条件になります。
序盤から「一度調べた場所をもう一度見る」場面があり、今のゲームの感覚で「さっき見たからもういいか」と離れると、そのまま迷子になりやすいです。
会話のあとに同じ場所へ戻ってみるくらいのしつこさが、本作ではちょうどいい攻略法になります。
原作を知らなくても事件そのものは追えますが、人物関係や神話モチーフを知っていると、登場人物の意味がさらに分かりやすくなります。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
孔雀王で一番変わっているのは、術が単なる戦闘用の魔法ではないことです。
「はやくじ」「いんどら」「ふどう」「かんのん」「まゆきり」「まりしてん」「はってん」「かんぎてん」「してんのう」といった術が登場します。
戦闘中は気力を消費し、攻撃や能力強化などに使います。
ところが調査場面では、同じ術が謎解き用のコマンドとして働き、しかも気力を消費しません。
普通に「みる」を繰り返しても何も起きない場所で、場面に合った術を使うと急に話が動くことがあります。
初見だと「術はボス用に取っておこう」と考えてしまうので、ここがかなり引っかかりやすいところです。
戦闘では敵を倒すと気力を吸収できるため、雑魚戦にも意味があります。
とはいえ毎回戦えば体力を削られるので、見つけた敵を全部倒せば得というわけでもありません。
気力が少なければ戦い、十分なら逃げる。
体力と気力のどちらを残したいかで戦うか逃げるか決めるのが重要です。
謎解きと資源管理が妙な形でつながっており、この荒削りな組み合わせが本作独自の面白さになっています。
難易度・クリア時間の目安
孔雀王は、何も知らずに始めるとかなり難しく感じる作品です。
厄介なのは、謎解きだけでなく戦闘まで安定しないことです。
同じ相手へ同じ攻撃をしても、ほとんど減らない時があれば、急に大きなダメージが出ることもあります。
敵側の攻撃も同じで、「まだ大丈夫」と思っていたところから一気に体力を削られることがあります。
しかも体力は好きな場所で簡単に回復できるわけではありません。
一般的なRPGのように経験値を何時間も稼ぎ、レベルを上げて力押しする方法も使えません。
後半になるとマス目式の探索や、術を絡めた謎解きまで重なってきます。
攻略情報を見ずに初見で進めるなら、10時間以上かかっても不思議ではありません。
どこで詰まるかによっては、さらに長く遊ぶことになります。
反対に手順が分かっていれば、必要なコマンドへまっすぐ進めるので大幅に短縮できます。
難しさの中心は腕前ではなく、手順と戦闘運です。
今遊ぶなら1章ずつ区切り、パスワードをきちんと残しながら進めるくらいがちょうどいいでしょう。
孔雀王が刺さる人/刺さらない人
孔雀王と相性がいいのは、昔のコマンド式アドベンチャーをじっくり調べながら進めるのが好きな人です。
日本神話、密教、怪異、魔族といった伝奇物が好きなら、題材だけでもかなり濃く感じられます。
術の名前や神社、神話上の存在が次々に出てくるため、普通の探偵ADVとはまるで違う空気があります。
また、ADVの途中へ突然RPG風の戦闘を放り込むような、1980年代らしい実験的なゲームが好きな人にも向いています。
一方、考えて正解を選べば必ず勝てる戦闘を求める人には少し厳しいです。
ダメージのばらつきが大きいため、同じ戦いでも結果が安定しません。
後半の探索も現在地を見失いやすく、同じ場所や同じコマンドを何度か試す場面があります。
物語だけをテンポよく追いたい人には、かなり重たく感じるでしょう。
逆に、「昔のゲームの不親切さを攻略してやる」と思える人なら相性は良好です。
攻略表や簡単なメモを横に置けば、今でもかなり遊びやすくなります。
孔雀王の遊び方
孔雀王では、場所ごとに表示されるコマンドを選び、会話や調査を何度も重ねながら話を進めます。
敵が現れた時だけ戦闘画面へ切り替わり、通常攻撃や術を使って対処します。
最初に覚えておきたいのは、「みる」と「はなす」は1回押しただけで終わりとは限らないことです。
同じ人物へもう一度話したり、会話後に同じ場所を見直したりすると、新しい選択肢が出ることがあります。
今のADVほど次の目的地を親切に教えてくれないので、少し粘って調べるくらいがちょうどいいゲームです。
基本操作・画面の見方
孔雀王の基本操作はかなりシンプルです。
十字キーでコマンドや対象を選び、Aボタンで決定します。
Bボタンは1つ前の選択へ戻る時に使用します。
SELECTを押すとステータス画面が開き、孔雀の体力、気力、攻撃力、防御力などを確認できます。
ゲームを始めたら、まず今いる場所で「いどう」「みる」「はなす」など何が選べるのかを眺めてみてください。
調査中に指先型のカーソルが出た場合は、十字キーで画面の中を直接動かし、見る位置を指定します。
ここが少々クセのあるところで、人の顔や大きな物だけでなく、机、壁、遺体の一部分といった細かな場所が正解になる場合があります。
「この辺を見れば十分だろう」と雑に合わせると反応せず、正解のすぐ横を何度も調べる羽目になることもあります。
戦闘へ入ったら、まず体力と気力を確認しましょう。
気力を全部使ってしまうと後の強敵で困るため、雑魚相手なら通常攻撃や逃走も十分候補になります。
文章が変わったか、新しい選択肢が増えたかを毎回見る癖を付けておくと、序盤の詰まりはかなり減ります。
基本ループ(何を繰り返すゲーム?)
孔雀王の基本的な流れは、移動して情報を集め、怪しい場所を調べ、必要なら術を使い、敵を倒して次の場所を開いていく形です。
まず人と話し、事件について聞きます。
その情報を持って現場へ向かい、「みる」で手掛かりを探します。
新しい物を見つけると「とる」や「つかう」といった別のコマンドが増える場合もあります。
普通に調べても何も起こらない時は、覚えている術を試す場面かもしれません。
敵の気配が出た時には、そのまま戦うか、逃げて体力を残すかを選びます。
倒せば気力を補充できますが、こちらも体力を削られる可能性があります。
章の終盤まで進めば、ボス級の敵との戦いが待っています。
事件を解決すると物語が次の章へ進み、また新しい場所で調査が始まります。
情報収集、調査、術、戦闘の4つを行き来するゲームと考えると分かりやすいです。
1つの方法だけで進まなくなった時は、「話す以外に何があるか」と別の手段へ切り替えてみましょう。
序盤の進め方(最初にやることチェック)
孔雀王の序盤は、若狭で起きている事件の調査から始まります。
海岸で状況を確認した後は役場へ行き、事件、怪物、遺体について順に話を聞いていきます。
霊安室へ着いたら、遺体をただ眺めるだけで終えないようにしてください。
首の右側付近を繰り返し調べることで、光る物を見つけられます。
ここは「さっき見たのに何もなかった」と諦めると、序盤からきれいに詰まる場所です。
民家では娘の部屋と居間を行き来し、普通に話しても進まなければ「はやくじ」も試します。
その後、もう一度娘の部屋へ戻り、引き出しや水槽を調べると事件が動きます。
この作品では、会話したあとに以前の場所へ戻ると新しい反応が出ることがよくあります。
新しい話を聞いたら、前に調べた場所をもう一度見る。
序盤ではこれを癖にしておくとかなり楽です。
若狭編を抜けると物語の規模が大きくなり、使える術も少しずつ増えていきます。
初心者がつまずくポイントと対処
孔雀王で最初につまずきやすい原因は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、指先カーソルで調べる位置がかなり細かいことです。
文章で怪しい場所が示されたら、画面の中央だけでなく、人物の周囲や物の端まで少しずつカーソルを動かしてみてください。
2つ目は、術を謎解きへ使うという発想が抜けやすいことです。
戦闘用だと思って温存したくなりますが、調査場面での術は気力を消費しないため、怪しいところではどんどん試して構いません。
3つ目は、出てきた敵と律儀に全部戦ってしまうことです。
雑魚を倒せば気力は増えますが、体力は簡単に回復できません。
気力が十分なら逃げたほうが、その先のボス戦では楽になります。
さらに序章を終えるまでは、パスワード確認用の「かんぎてん」が使えません。
「少しだけ遊ぼう」と始めてすぐ電源を切りたくなると困りやすいところです。
最初だけは1つ目の区切りまで遊べる時間を取っておくと安心です。
孔雀王の攻略法
孔雀王を進めるうえでは、レベル上げよりも正しい手順と体力・気力の管理が重要です。
序盤は細かな調査、中盤は雑魚戦をするか逃げるか、後半はマス目式ダンジョンでの方向管理が大きなポイントになります。
戦闘では同じコマンドでも結果にかなり幅があるため、正しい手順を踏んでいても負けることがあります。
そんな時は、手順を疑う前に、体力を残してもう一度挑むくらいの考え方も必要です。
「正解を選んだのに勝てない」が普通に起こるのが、このゲームの少し困ったところでもあります。
序盤攻略:若狭編で迷わない調査順
孔雀王の若狭編は、海岸、役場、霊安室、民家、そして再び海岸という流れを頭へ入れておくと迷いにくくなります。
海岸で最初の戦闘を終えたら、村長から事件について話を聞きます。
次に役場へ行き、怪物や遺体に関する情報まで聞いたら霊安室へ向かってください。
霊安室では遺体の首の右側付近を1度見るだけでは足りません。
何度か調べて光る物を見つけ、それを取ることで次の流れへつながります。
そのあと海岸へ戻って会話を進めると、事件に関係する民家へ行けるようになります。
娘の部屋を調べたあと居間へ移り、普通の会話だけで動かなければ「はやくじ」を使います。
さらにもう一度娘の部屋へ戻り、下側の引き出しと水槽を調べてください。
ここから敵との戦闘が入り、事件は再び海岸側へ動いていきます。
初見だと「同じ部屋へまた戻るの?」と思いますが、そこが本作の作法です。
新しい会話のあとに、前の場所へ戻ることを忘れなければ、若狭編はかなりスムーズに進みます。
中盤攻略:気力を温存する戦闘と探索
孔雀王の中盤では、気力を増やすために戦う時と、体力を残すために逃げる時を分けることが大切です。
敵を倒すと気力を吸収できますが、こちらの体力は好きな場所で回復できません。
つまり、体力を10失って気力を少し増やす戦闘が、必ずしも得とは限らないわけです。
この先で「してんのう」のような強力な術を使いたいなら、必要な分だけ雑魚戦で気力を補います。
逆に気力が十分なら、ランダム戦闘は逃げて体力を温存したほうが安心です。
出雲周辺では、出雲大社の本堂を細かく調べて札を手に入れる流れが重要になります。
熱田神宮では草薙の剣に関わるイベントがあり、入手すると攻撃力も上がります。
三輪山では、入手した物を持っているだけでは話が進まず、適した場面で使わなければなりません。
「道具を取ったから終わり」ではないので、以前に出てきた場所や人物とのつながりを考えてみましょう。
この戦闘は気力補充なのか、それとも進行に必要なのかと目的を分けて考えると、中盤の無駄な消耗をかなり減らせます。
終盤攻略:詰み回避とラスボス対策
孔雀王の終盤では、皆神山のピラミッドと鹿島神社周辺が大きな山場になります。
ピラミッドでは1マスずつ進む探索へ変わり、何回右へ曲がったかだけで向きを覚えようとすると、すぐに分からなくなります。
「みる」から現在位置を確認できる場面では、少し面倒でもこまめに地図を表示してください。
紙へ入口と分岐だけ書いておくだけでも、迷い方がかなり変わります。
内部では雑魚敵も出るため、全部相手にするとボス前に体力を削られます。
気力が十分なら逃げるのも立派な攻略です。
後半は阿修羅や複数の魔族との重要戦闘が続きます。
そして最終決戦になると、これまでの戦闘とは仕組みそのものが変わり、八岐大蛇の8つの頭へ命令を出して戦います。
行動には火炎、雷撃、突撃、防御などがあり、闇の大君の気力を削り切れば勝利です。
孔雀の体力が尽きると負けるため、攻撃だけを選び続けるより防御も混ぜたほうが安定します。
最後だけは、いつもの戦闘とは別ゲームくらいに考えると混乱しにくいです。
運による揺れもあるので、1回負けただけで手順そのものが間違いだと決めつけないようにしてください。
ボス別の安定戦術(負けパターン→対策)
孔雀王のボス戦では、強い術を覚えているかだけでなく、残り体力と気力を見ながら何を使うか決めることが大切です。
若狭の怪物戦では序盤で使える手段が少ないため、通常攻撃や「はやくじ」を軸に戦います。
中盤以降は「いんどら」「ふどう」といった攻撃術が増えてきますが、気力を全部使い切ると次の重要戦闘で困ります。
強敵へ入る直前にはSELECTを押し、残り体力と気力を確認しておきましょう。
「まりしてん」は攻撃力を一時的に上げるため、通常攻撃を何度か続けたい相手で候補になります。
「してんのう」は4回連続攻撃で、終盤ではかなり頼れる火力です。
ただしこのゲームはダメージ幅が大きく、強力な術を使ったのに拍子抜けするほど減らない時もあります。
ここで「この術は効かない」とすぐ判断すると、かえって遠回りになります。
1回の数字ではなく、何度か使った結果で判断するほうが安全です。
負けても復活地点へ戻る戦いが多いため、単純に運が悪かった時はもう一度挑むだけで突破できることもあります。
取り返しのつかない要素(取り逃し防止)
孔雀王は、大量の収集品を集め損ねて永久に取り返せなくなるタイプのゲームではありません。
ただし、進行に必要な道具や術を使うタイミングを見落とすと、その場で物語が止まります。
出雲大社で見つける札や、熱田神宮で関わる草薙の剣などはその代表です。
新しい道具を手に入れたら、説明を読んで満足するのではなく、「さっき誰かが似た話をしていなかったか」と少し振り返ってみてください。
また一部の重要戦闘では、選択を誤ることで通常の復活ではなくバッドエンディングへつながる場合があります。
重要人物との戦いで、いつもの敵とは違う反応が出た時は、攻撃以外のコマンドも候補です。
パスワードについても注意が必要です。
「かんぎてん」で表示された文字列を1文字間違えるだけで、その状態から再開できません。
昔なら紙へ必死に書き写すところですが、今なら画面ごと撮ってしまうのが一番確実です。
大きな区切りでは必ずパスワードを写真で残すようにすると安心です。
重要な道具を取った時も、簡単に用途をメモしておくと後半で「これ何だっけ」が減ります。
孔雀王の裏技・小ネタ
孔雀王は、無敵になって一気に最後まで進めるような裏技が大量にある作品ではありません。
有名なのはパスワード入力を使った少し変わったバグ系の挙動です。
むしろ普通に攻略する時に役立つのは、気力の増やし方と、戦闘と調査で術の扱いを変えることです。
パスワード欄へ特定の文字を大量に入れる技は、正しい進行を呼び出すためのものではありません。
本編の攻略とは別のお遊びとして扱うくらいが安全です。
有名な裏技一覧(効果/手順)
孔雀王で知られている裏技の1つに、復活用のパスワード欄をすべて「あ」で埋める方法があります。
これは普通の続きを呼び出すパスワードではなく、入力すると正常なゲーム画面とは違う表示になるバグ系の挙動として知られています。
手順そのものは、パスワード入力画面で指定された欄へ「あ」を入れ続け、そのまま開始するだけです。
ただし攻略が簡単になるわけではなく、強い状態でゲームを始められる救済技でもありません。
「こんな画面になるのか」と変な表示を見るための小ネタに近いものです。
通常の続きを遊びたいなら、正しく取得したパスワードと混ぜないようにしてください。
一番困るのは、本物の再開用パスワードを残さないまま、遊び半分で入力画面をいじってしまうことです。
今なら元のパスワード画面をスマートフォンで撮ってから試せば問題ありません。
攻略用ではなく、バグ表示を見るための裏技と覚えておきましょう。
版によって同じ挙動になる保証はないため、日本国内向けファミコン版を前提として扱うのが無難です。
気力を稼ぐテク(雑魚戦・術の節約)
孔雀王には、経験値やお金を何度も稼いでキャラクターを育てる仕組みはありません。
その代わり、雑魚敵と戦う大きな理由になるのが気力の補充です。
敵を倒すと術に使う気力を吸収できるため、強敵の前で残量が少ない時は周辺の戦闘を利用できます。
ただし、戦えば当然こちらも体力を失う可能性があります。
気力が満タンに近いのに、出てきた敵を全部倒すのはあまり得ではありません。
そんな時は「にげる」を選び、体力を残して先へ進みます。
一方、調査場面で術を使う場合は、戦闘時と違って気力を消費しません。
ここを知らず「気力がもったいないから」と術を試さないと、気力は満タンなのに謎が解けないという妙なことになります。
逆に戦闘中の「してんのう」などは消費が重いため、雑魚へ毎回使う必要はありません。
調査では気軽に術を試し、戦闘では消費量を考えて使う。
この区別ができるだけでも、終盤の気力不足はかなり防げます。
隠し要素(隠しキャラ/隠しステージ等)
孔雀王は、隠しキャラクターを何人も集めたり、秘密のステージを開放したりするタイプではありません。
むしろ、普通に進めているだけでは気づきにくい術の使い道や、場面ごとの特殊な反応そのものが隠し要素のように感じられます。
代表的なのが「かんぎてん」です。
ほかの術と同じ一覧に並んでいるため、最初は攻撃や補助に使うものに見えますが、実際には再開用パスワードを確認する役割があります。
また「まゆきり」は孔雀本来の力を解放して空を飛ぶ術で、特定の移動や謎解きに使います。
「はってん」も風を起こす術で、普通に敵へダメージを与える魔法とは使い方が違います。
こうした術は、コマンドを「みる」「はなす」だけで考えているとかなり見落としやすいところです。
どうしても進まない時に、場面と術の名前を見比べてみると意外な反応が出ることがあります。
術そのものが隠しコマンドのような役割を持っているのが本作らしいところです。
クリア後に別の術を選び、どんな反応が返ってくるか試してみるのも面白いでしょう。
バグ技の注意点(データ破損・再現性)
孔雀王の「あ」で埋めるパスワード技は、正常な続きを読み込むためのものではありません。
そのため画面表示がおかしくなったり、通常ではない状態になったりしても、その内容を攻略データとして信用しないほうがいいです。
本作はパスワード方式なので、カセット内部のセーブデータを壊すという意味での心配はあまりありません。
ただし、本物のパスワードを控えていなければ、それまでの進行状態を自分で失うことはあります。
試す前に通常のパスワードを別に残しておきましょう。
また中古カセットで画面が乱れたり起動が不安定だったりする場合は、ゲーム内バグではなく端子の接触や本体側の状態が原因のこともあります。
昔のカセットだと、この2つをつい一緒に考えてしまいがちです。
攻略だけが目的なら、そもそもバグ技を使う必要はありません。
正規パスワードを残したうえで、別のお遊びとして試すくらいがおすすめです。
再現性を見る場合も、日本国内向けファミコン版と他機種版は分けて考えてください。
孔雀王の良い点
孔雀王の面白いところは、普通のコマンド式ADVへ戦闘や術の管理をかなり大胆に混ぜていることです。
きれいに整ったゲームではありませんが、そのぶん次に何が起こるのか分からない勢いがあります。
特に術を調査へ使う仕掛けは、「みる」と「はなす」を総当たりするだけでは終わらない面白さにつながっています。
少々分かりにくくても、自力で「あ、この術か」と気づいた時はかなり気持ちいい作品です。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
孔雀王は、会話だけを延々と読み続ける一般的なアドベンチャーとは少し違います。
情報を集めていたかと思えば怪物との戦闘が始まり、それが終わるとまた現場の調査へ戻ります。
物語の途中に戦闘が差し込まれるため、画面は静かでも展開には意外と緩急があります。
戦闘では体力と気力を見ながら、戦うか逃げるかまで自分で決めます。
さらに覚えた術が謎解きにも関わるため、能力が戦闘だけで終わらず、物語の中でもきちんと役割を持っています。
出雲大社や熱田神宮など実在の地名を巡りながら、草薙の剣や八岐大蛇といった神話へ話がつながっていくのも印象的です。
最初は若狭の小さな怪事件だった話が、気づけば世界規模の戦いまで大きくなっていきます。
詰まりやすい箇所は多いのですが、自力で「ここでこの術を使うのか」と分かった瞬間はかなり爽快です。
ADVとRPGの境目を気にせず混ぜてしまった設計は、今遊ぶとむしろ新鮮に見えます。
1988年のゲームらしい、整いきっていない挑戦を楽しめる1本です。
演出・音楽・グラフィックの魅力
孔雀王は、画面右下に主人公の孔雀を大きく描き、その上側へ場所の風景や人物を表示する構成です。
今のゲームほど大量の一枚絵が用意されているわけではありませんが、怪異や魔族のデザインにはかなり濃い雰囲気があります。
八百比丘尼、人魚、岩戸神族、阿修羅、ベルゼバブなど、話が進むにつれて登場する存在の方向性までどんどん広がっていきます。
日本神話と密教と西洋の魔族が、特に遠慮なく同じ物語へ入ってくるごった煮感も本作ならではです。
音楽面ではメインテーマに高見沢俊彦が関わり、ゲーム内の音楽は安田毅が担当しています。
ファミコンらしい限られた音数の中でも、伝奇物らしい怪しさや緊張感が出ています。
グラフィックだけを見ると地味な画面も多いのですが、文章と絵を一緒に読むことで怪事件の雰囲気を想像させる作りです。
通常の調査画面から突然戦闘へ切り替わる瞬間も、静かな画面との差があるぶん印象に残ります。
宗教伝奇の濃い世界を8ビットで押し切っているところに、この作品ならではの味があります。
やり込み要素(収集・周回・高難度)
孔雀王には、図鑑を埋めたり大量のアイテムを集めたりするタイプのやり込みはありません。
その代わり、1度クリアして答えを知ったあと、どこまで無駄なく進められるかを詰める楽しさがあります。
初見では何度も「みる」「はなす」を試した場面でも、答えが分かれば必要なコマンドだけを選んで進めます。
若狭編だけでも、霊安室のどこを見るのか、民家でいつ術を使うのかを覚えていると驚くほど短くなります。
後半のマス目式探索も、地図を覚えていれば移動回数をかなり減らせます。
戦闘はダメージ幅が大きいため、完全に安定した攻略を作るのは難しいです。
それでも気力の残し方や術の使いどころを工夫すれば、勝ちやすくする余地はあります。
2周目なら戦う必要のない雑魚を逃げ、重要な相手だけへ気力を使うこともできます。
原作を知ってからもう一度遊べば、人物関係や神話モチーフの意味も初回より見えやすくなります。
初回で苦労した場所ほど、2周目では気持ちよく抜けられるタイプです。
その攻略知識自体が、このゲームでは立派なやり込み要素になっています。
孔雀王の悪い点
孔雀王で一番つらいのは、謎解きの答えを知っていても戦闘結果までは安定しないところです。
正しい術を使っているのにほとんど減らず、逆に敵から大きな一撃を受けることもあります。
後半では、そこへ迷路とランダム戦闘まで重なります。
攻略手順を知っただけでは全部が楽にならないのが、このゲームを人を選ぶ作品にしています。
「答えを知れば終わり」というADVではないぶん、最後まで少し荒々しい手触りが残ります。
不便な点(UI/セーブ/ロード等)
孔雀王はバッテリーバックアップを使わず、ゲームの続きはパスワードで残します。
しかもゲーム開始直後から自由にパスワードを聞けるわけではありません。
序章を進め、「かんぎてん」という術を覚えたあと、その術を使うことで初めて再開用の文字列を確認できます。
「今日は10分だけ」と遊びたい人にとって、最初だけ少し困る仕組みです。
パスワードそのものも手入力なので、1文字の書き間違いや読み間違いで再開できなくなる可能性があります。
調査時のカーソル操作も、現在のゲームほど直感的ではありません。
かなり狭い位置を指定する場面では、正解のすぐ横を選んでも何も起きないことがあります。
後半のマス目式探索も、数回曲がっただけで方向感覚を失いやすいです。
ゲーム内で現在位置は確認できますが、毎回開いているとどうしてもテンポは落ちます。
パスワードは写真、迷路は紙へ簡単な地図を残すだけでも、この不便さはかなり軽くできます。
理不尽ポイントと回避策(救済案)
孔雀王で理不尽に感じやすいのは、やはり戦闘ダメージのばらつきです。
同じ敵へ同じように攻撃しても、ほとんど減らない時と一気に大きく削れる時があります。
敵の攻撃も同様で、体力に余裕があるつもりだったのに突然危険域まで落とされることがあります。
しかも戦闘中に回復アイテムを何度も使いながら粘るタイプのゲームではありません。
だからこそ、雑魚戦へ付き合いすぎないことが重要です。
気力が十分なら逃げ、ボスや重要戦闘のために体力を残します。
逆に強い術を使う気力が足りない時だけ、周辺の雑魚を倒して補充します。
ボス戦で1回負けた時も、すぐに「攻略法が違う」と思わなくて大丈夫です。
単純にダメージ運が悪かっただけという場合があります。
何度挑んでも勝てないなら、そこではじめて気力や術の使い方を見直します。
雑魚を全部相手にせず、ボスへ体力と気力を集中させるのが分かりやすい対策です。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
孔雀王を今遊ぶと、次に何をすればいいのかを教えてくれる案内の少なさはかなり目立ちます。
誰かと話したあと、以前の場所へ戻ってもう一度調べる必要があっても、「あそこへ戻れ」とは教えてくれません。
画面内の狭い場所を指す謎解きも、正解を知っているかどうかで難易度が極端に変わります。
後半のダンジョンでは移動、ランダム戦闘、謎解きが同時に来るため、テンポもかなり落ちます。
RPG風の見た目なのに、一般的な経験値稼ぎができない点も知らないと戸惑うところです。
ボスに負けても、周辺でレベルを上げれば解決という定番の方法が使えません。
一方で、コマンドを何度も試し、自分で正解へ近づく遊びが好きなら、この不親切さがそのまま面白さにもなります。
今遊ぶなら、攻略情報を完全に封印するより、30分くらい止まったらその場所だけヒントを見るくらいでもいいでしょう。
昔のADVらしい「そこで詰まるのか」を楽しめるかで評価はかなり分かれます。
孔雀王を遊ぶには?
孔雀王のファミコン版をそのまま遊びたい場合、2026年8月10日時点では中古カセットと実機を使う方法が分かりやすいです。
任天堂が公開している現行のNintendo Classics一覧では、本作のファミコン版は確認できません。
そのため、今のところは公式配信を待つより中古の実機環境で探すほうが現実的です。
裸カセットなら比較的見つけやすい一方、箱や説明書までそろうと価格はかなり変わります。
また同名に近い他機種版もあるため、購入時は対応機種まで確認したいところです。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
孔雀王はファミリーコンピュータ版のほか、当時MSX2にも移植されています。
また同じ題材を扱ったセガ・マークIII版もありますが、こちらはファミコン版とゲーム内容が同一ではありません。
この記事で扱っているコマンド選択式の内容を遊びたいなら、商品写真と対応機種を見てファミコン版を選んでください。
2026年8月10日時点で任天堂のNintendo Classics公開一覧を確認した範囲では、ファミコン版孔雀王の配信は見当たりません。
Nintendo Switch Onlineへ加入すればすぐ遊べるタイトルではない、ということです。
中古カセットは現在もショップや個人売買で見つけられます。
購入するなら、国内ファミコン用であることと、動作確認の有無を見ておきましょう。
マークIII版を間違えて買うと、必要な本体だけでなく遊び方まで変わります。
対応機種名とカセット写真を両方確認すると取り違えを防ぎやすいです。
公式配信の状況は今後変わる可能性があるため、購入直前に任天堂側の最新一覧をもう一度見るのもおすすめです。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
孔雀王を実機で遊ぶなら、国内向けファミリーコンピュータ本体、カセット、それをテレビへ映すための接続環境が必要です。
初期型ファミコンは、現在のテレビへそのまま接続しにくい場合があります。
本体を買う前に、手持ちのテレビ側にどの入力端子があるのか確認しておきましょう。
中古本体ではAボタン、Bボタン、十字キーに加え、SELECTが正常に反応するかも見たいところです。
本作はアクションゲームではないので高速な入力は必要ありませんが、調査画面ではカーソルを細かく動かします。
十字キーの一方向だけ反応しにくいと、正しい位置へカーソルを合わせるだけでも地味にストレスがたまります。
SELECTもステータス確認に使うため、使えないと戦闘前の体力や気力確認が面倒です。
カセットは、できれば起動確認済みの物を選んでください。
端子に強い腐食が見える物や、外装が大きく割れている物は避けたほうが無難です。
テレビへの接続方法とコントローラーの状態を先に確認しておけば、届いてから「遊べない」となる可能性を減らせます。
パスワード式なので、バックアップ電池の寿命を気にしなくていい点は気楽です。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
孔雀王の中古価格は、カセット単品か、箱と説明書まで付いているかでかなり変わります。
2026年8月10日に確認した例では、2026年7月10日にカセット単品が789円で購入された記録があります。
同日の中古ショップ掲載では、箱と説明書なしのカセットが1,650円という例も確認できます。
箱や説明書を含む商品になると、保存状態によって数千円以上になる場合があります。
レトロゲームの価格は動きやすいので、この数字だけを固定相場だと思わないようにしてください。
遊ぶのが目的なら、箱のきれいさよりも動作確認を優先したほうが安心です。
商品写真ではラベルの傷み、記名、カセット外装の割れ、端子の状態も見ておきましょう。
個人売買では「起動確認済み」と書いてあっても、それが最後まで遊べることを保証しているとは限りません。
実際に売れた価格と、現在の販売価格を見比べると高値づかみを避けやすくなります。
購入する当日にも、最新の成約例を確認してから決めるのがおすすめです。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
孔雀王は反射神経を要求するゲームではないため、映像遅延よりもパスワードと攻略メモの管理が快適さへ直結します。
「かんぎてん」でパスワードを表示したら、紙へ書くだけでなく画面を写真に残してください。
長い文字列は1文字違うだけでも再開できません。
後半のマス目式ダンジョンでは、紙へ簡単に方角を書くこともかなり役立ちます。
入口を四角で書き、右へ進んだ、左へ曲がった程度のメモでも、何もない状態よりずっと迷いにくくなります。
ゲーム内で現在位置を確認できる場面では、方向感覚が怪しくなったら意地を張らず使いましょう。
戦闘へ入る前にはSELECTで体力と気力を確認します。
気力が十分なら雑魚は逃げ、少なければ必要な分だけ倒すという基準を作っておくと楽です。
一番もったいないのは、パスワードを取らないまま長時間進め、そこで電源を切ってしまうことです。
章の区切りで写真と簡単なメモを残すだけでも、昔のADV特有の不便さはかなり和らぎます。
攻略情報を使う場合も、全部の答えを見るより、詰まった場所だけ確認するほうが謎解きの面白さを残せます。
孔雀王のQ&A
孔雀王を今から遊ぶ人が迷いやすいのは、保存方法、レベル上げの有無、他機種版との違い、それから後半の迷路です。
どれも仕組みを知らないまま始めると、必要以上に難しいゲームだと感じやすいところです。
特に敵を倒して経験値を稼ぐ普通のRPGではないことは、先に知っておきたいポイントです。
ファミコン時代らしいクセを理解しておけば、無駄な戦闘ややり直しはかなり減らせます。
セーブはどうする?かんぎてんはいつ使える?
孔雀王には、バッテリーバックアップ式のセーブ機能はありません。
ゲームの続きを残したい時は、パスワード方式を利用します。
ただしメニューへ最初から「セーブ」と表示されているわけではありません。
「かんぎてん」という術を使うことで、再開用の文字列を確認する仕組みになっています。
この術は序章をある程度進めてから覚えるため、ゲーム開始直後には使用できません。
そのため「少しだけ試して今日は終わり」と思って始めると、まだパスワードを取れず困る場合があります。
最初だけは、若狭の事件とその後の区切りまで進められる時間を見ておくと安心です。
「かんぎてん」を覚えた後は、必要なところで術を使い、表示された文字列を残します。
今なら手書きよりも、パスワード画面をそのまま写真へ残すほうが確実です。
最初の保存までは少し進める必要があると覚えておきましょう。
パスワードを使えば、次回も進行状態に近い形から再開できます。
レベル上げはできる?雑魚敵と戦う意味は?
孔雀王には、敵を何百体も倒して経験値をためるような一般的なレベル上げはありません。
孔雀の体力最大値などは物語の進行に応じて伸びていきます。
攻撃力や防御力についても、イベントや武具の入手が関係します。
そのためボスに負けたからといって、同じ場所で雑魚を何時間も倒し続ければ大幅に強くなるわけではありません。
では雑魚敵と戦う意味がないかというと、そうでもありません。
敵を倒すと、術に使う気力を吸収できます。
終盤で強力な術を何度も使いたい時は、必要に応じて雑魚戦で気力を補充します。
ただし戦えばこちらの体力も減る可能性があるため、むやみに全部の敵を倒す必要はありません。
気力が欲しい時だけ戦い、十分なら逃げるのが本作での実質的な稼ぎ方です。
レベルの数字よりも、今の体力と気力がどれだけ残っているかを見たほうが攻略につながります。
セガ・マークIII版との違いは?
孔雀王のファミコン版とセガ・マークIII版は、同じ題材や近い物語を使っていますが、ゲームとしての遊び方は別物です。
ファミコン版はコマンド選択式アドベンチャーを中心に、RPG風のターン制戦闘を組み合わせています。
通常の移動中に孔雀を直接操作して走ったり、ジャンプしたり、敵を殴ったりする場面はありません。
一方のマークIII版にはアクション要素が含まれています。
ネットで攻略情報を探していて、ジャンプや横移動の説明が出てきたら、別機種版の記事を見ている可能性があります。
画面構成や細かな進行手順も同一ではありません。
中古で探す時も、作品名だけを見て買わず、対応機種まで確認してください。
この記事で扱っているのは、1988年9月21日発売のファミリーコンピュータ版です。
直接動かすアクションがないコマンド式がファミコン版と覚えておくと区別しやすくなります。
後半の3Dダンジョンで迷ったらどうする?
孔雀王の後半では、海上やピラミッドなどで1マスずつ進む探索場面が登場します。
それまでの一枚絵を選ぶ移動とは感覚が変わるため、初見だとかなり方向感覚を失いやすいです。
まず「みる」から現在位置を確認できる場面では、面倒でも地図を出して自分のいるマスを確認してください。
次に紙へ入口の位置と進んだ方向だけ簡単に書いておきます。
完璧な方眼紙マップを作らなくても、分岐と行き止まりだけ印を付ければ十分役立ちます。
内部では敵も出るため、地図を作るつもりで全戦闘へ付き合っていると、今度は体力のほうが危なくなります。
気力が足りているなら逃げましょう。
一番危険なのは、現在位置を見失ったまま「たぶんこっち」と適当に歩き続けることです。
現在位置を確認してから、1区画ずつ進むだけでも後半最大の難所はかなり整理しやすくなります。
どうしても抜けられない時だけ攻略チャートを見るのも、時間を無駄にしない遊び方です。
孔雀王のまとめ
孔雀王は、コマンド選択式ADVへターン制戦闘と術の管理を混ぜ込んだ、かなりクセの強いファミコン作品です。
何も知らずに始めると難しいですが、仕組みさえ分かれば無駄な戦闘や迷子になる時間をかなり減らせます。
大事なのは、会話後の再調査、術の使い分け、気力管理です。
さらに後半では地図を残すだけでも難しさが大きく変わります。
荒さはありますが、その荒さまで含めて「昔のADVを攻略している」感覚を味わえる作品です。
結論:おすすめ度と合う人
孔雀王は、1980年代の少し不親切なアドベンチャーを、自分で少しずつ崩していくのが好きな人に向いています。
退魔師、密教、日本神話、魔族が同じ物語の中へ入り交じる世界観もかなり濃く、普通の探偵物とはまるで違う雰囲気です。
「みる」「はなす」だけではなく、術まで謎解きへ使う仕組みも変わっています。
一方で戦闘ダメージの幅が大きく、後半には長いマス目式ダンジョンまであります。
誰にでも気軽にすすめられる優しいゲームではありません。
攻略チャートを絶対に見ないと決めるより、長く止まったら少しヒントを借りるくらいの遊び方が合っています。
ファミコンのキャラクターゲームに、今ではあまり見ない大胆なシステムを求める人にも面白いでしょう。
完成度の荒さまで含めて、変わったADVを味わいたい人向けと考えると分かりやすいです。
中古カセットも現在まだ見つけやすいため、実機環境があるなら試しやすい1本です。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
孔雀王を今から遊ぶなら、まず国内ファミコン版と、それを動かせる本体環境を用意します。
ゲームが始まったら、若狭の海岸から役場、霊安室、民家という流れを意識してください。
誰かと新しい話をした後は、前に行った場所ももう一度調べます。
指先カーソルが出た時は、大きな物だけでなく画面の細かな位置まで動かしてください。
「かんぎてん」を覚えたら、パスワード画面を写真へ残し、1章ずつ区切って遊ぶと気楽です。
戦闘では気力が十分なら雑魚から逃げ、足りない時だけ倒して補充します。
調査中の術は気力を消費しないため、怪しい場面では積極的に試しましょう。
後半のピラミッドでは現在位置を何度も確認し、紙へ簡単な地図を残します。
最後の戦いでは通常戦と仕組みが変わることも忘れないでください。
再調査、術、気力、地図。
この4つを意識しておけば、初見で迷う時間はかなり減らせます。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
孔雀王を最後まで遊んだら、まず続編の孔雀王IIが分かりやすい候補です。
ファミリーコンピュータで1990年に発売され、前作と同じくコマンド選択を中心にしながら、RPG要素をさらに強めた作品になっています。
同じ題材を別の遊び方で見てみたいなら、セガ系の作品へ進む方法もあります。
孔雀王2 幻影城はメガドライブ向けで、ファミコン版とは違いアクション寄りの内容です。
タイトルがよく似ているので、「II」と「2 幻影城」を同じ作品だと思わないよう注意してください。
物語を読みながらコマンドを選ぶ流れを続けたいなら孔雀王II。
今度は孔雀を直接動かしてみたいなら孔雀王2 幻影城という分け方が分かりやすいです。
当然ながら必要な本体も異なります。
次に買う時はタイトルだけでなく、遊び方と対応機種まで確認すると失敗しません。
まずはファミコン版孔雀王の全8章を突破し、この少し変わった伝奇ADVの手触りを味わってみてください。