ゴールドシチーとは?【競走馬プロフィール】
ゴールドシチーは昭和末期のクラシック戦線を彩った栗毛の牡馬で、阪神3歳S(G1)を制して最優秀2歳牡馬に選出された実力馬です。
皐月賞と菊花賞でいずれも2着と健闘し、世代屈指の総合力を示しました。
瞬時の反応よりも中盤からのギアチェンジと長く良い脚を持続するタイプで、道中の手応えを保ったままロングスパートに移行できるのが武器でした。
血統は北米の名血と日本の名牝系が交わる配合で、柔らかいフットワークと粘りを兼備した点が評価されました。
通算20戦3勝のうち重賞1勝でありながら、強豪相手の好走が多く、対一線級でも着差僅少の競馬を繰り返した競走生活でした。
生年月日 | 1984/04/16 |
---|---|
性別・毛色 | 牡・栗毛 |
生産 | 田中茂邦(北海道門別町) |
調教師 | 清水出美/栗東 |
馬主 | 友駿ホースクラブ(株) |
通算成績 | 20戦3勝 |
主な勝ち鞍 | 阪神3歳S(G1) |
父 | ヴァイスリーガル |
母 | イタリアンシチー(母父:テスコボーイ) |
目次
ゴールドシチーの血統背景と特徴
父はノーザンダンサー系の名種牡馬ヴァイスリーガルで、母はイタリアンシチー、母父に名種牡馬テスコボーイを持つ配合です。
ノーザンダンサーの俊敏性にテスコボーイ由来の持続力が重なり、中距離での巡航速度の高さと長く脚を使う資質が際立ちました。
骨格のバランスが良く、肩の可動域の広さに対して後肢の蹴り返しも強いタイプで、先行〜好位で速度を保ちながら溜めを利かせられる点がセールスポイントでした。
幼少期から背腰の強さと柔らかい捌きが両立しており、荒れ馬場でもフォームを崩さない器用さが目を引きました。
血統的には瞬発一辺倒ではなく、ペースの上がる持久戦で真価を示す構造で、世代一線級と対峙してもパフォーマンスが安定していました。
ゴールドシチーの父馬・母馬の戦績と特徴
父ヴァイスリーガルはノーザンダンサー直仔で、スピードの伝達力とコンフォメーションの良さが評価された種牡馬です。
産駒は前躯の可動が滑らかで、スムーズに加速へ移れる反応を示す一方、締まった馬場での先行力にも秀でる傾向がありました。
母イタリアンシチーは現役時に堅実な先行力を見せた牝馬で、母父テスコボーイからはパワーと粘り強さを受け継ぎました。
本馬の走りにもその影響が色濃く、序盤の追走が楽で中盤の息入れからロングスパートに移る流れで強みが出ます。
総じて、父系の俊敏性と母系の底力のバランスが取れた配合であり、完成度の高さと持続的な脚がキャリアを通じての武器となりました。
ゴールドシチーの血統から見る適性距離と馬場
血統構成からは芝1800m〜2400mが中核で、とりわけ2000m前後で巡航力を活かす形が理想です。
レースの質としては平均ペースからのロングスパートが最適で、道中での減速が少ない持久型の戦いで高い再現性を示します。
馬場は良〜稍重でパフォーマンスが安定し、高速馬場でも時計負けしない地力を備えつつ、多少の渋りでもフォームを崩さないのが強みでした。
コースは右回りのコーナー4つで息を入れやすく、長い直線よりも立ち回りと持続加速の両立が問われる舞台が合います。
瞬発型の上がり勝負では切れ味特化型に譲る場合もありますが、持続戦に転じれば格上相手にも食い下がるのが本馬の個性です。
ゴールドシチーのデビューまでの歩み
幼少期から均整の取れた体型で、首差しの柔らかさと背腰の強さが目立ちました。
育成段階ではハミ受けが素直でキャンターの質が高く、負荷を上げてもフォームがブレない安定性が評価されました。
ゲートは我慢が利き、実戦を想定したテンのダッシュでも前向きさを示しました。
北海道デビュー後はダートの短距離で基礎体力を養い、芝でも通用する推進力を備えるべく段階的に距離を延ばしていきました。
その過程で追走の楽さと終いの持続を兼ね備え、クラシックを見据える素地を整えていきます。
ゴールドシチーの幼少期から育成牧場での様子
放牧では早い段階からスムーズなフットワークを披露し、体幹の安定と肩の可動域の広さが際立っていました。
坂路や周回コースでのキャンターはリズムが一定で、息の入りも良く、長めから速めまでメニューを消化できる器用さがありました。
精神面ではオンとオフの切り替えが巧みで、稽古強度を上げてもテンションを上げ過ぎない気性が制作側の安心材料でした。
体重管理もスムーズで、負荷を掛けても背腰に疲れが残りにくいタイプだったため、継続的なトレーニングで土台を強化できました。
これらの積み重ねが、後のロングスパート戦での粘りにつながっています。
ゴールドシチーの調教師との出会いとデビュー前の評価
栗東の清水出美厩舎で仕上げが進むと、実戦を想定したコース追いでも持続的な加速が目立ちました。
助手の感触では手前の替えがスムーズで、直線でのギアチェンジが自然に発現するとの評価でした。
追い切りでは終い重点で12秒台を繰り返し、最後まで手応えを残したまま伸び切る走りを安定して披露しました。
調教師は中距離路線での将来性に太鼓判を押し、クラシックを意識したローテーションが視野に入りました。
北海道での基礎付けを経て、年末の阪神3歳S(G1)で一気にタイトルを射止める素地が整っていきました。
ゴールドシチーの競走成績とレース内容の詳細
デビュー直後はダート短距離で基礎体力を磨き、2戦目で2着に入り素質を示しました。
未勝利を突破後、札幌3歳S(G3)2着、コスモス賞(OP)1着を経て、阪神3歳S(G1)では渋い馬場を苦にせず完勝しました。
明け4歳の春はフジテレビ賞スプリングS(G2)で反動を見せたものの、皐月賞(G1)で巻き返して2着、東京優駿(G1)でも4着と一線級に通用しました。
秋は神戸新聞杯(G2)3着、京都新聞杯(G2)では不利が重なり失格のアクシデントを挟むも、菊花賞(G1)で再び2着と地力を示しました。
以降は古馬の強豪が集うG1やG2で善戦を続け、産經大阪杯3着、京都大賞典3着など内容の濃い走りを積み重ねました。
ゴールドシチーの新馬戦での走りとその後の成長
新馬戦はダ1000mでのデビューで、序盤は砂を被りながらも直線で競馬を覚える内容でした。
続く2戦目で2着に前進し、3戦目の2歳未勝利を堂々の逃げ切りで勝ち上がります。
当時から道中のリズム維持が上手く、先行しても掛からずに脚を温存できる点が強みでした。
札幌3歳S(G3)ではダート1200mでも鋭い持続力で2着に好走し、芝のコスモス賞(OP)でセンスの違いを示すと、阪神3歳S(G1)で世代の頂点に立ちました。
以後は中距離での巡航力を武器に、強豪混在の重賞でも安定して上位争いを展開しました。
ゴールドシチーの主要重賞での戦績と印象的な勝利
阪神3歳S(G1)は道中2番手から直線で早めに先頭へ、ゴールまで集中を切らさず押し切りました。
皐月賞(G1)では後方からの進出で馬群を割り、最後まで渋太く脚を伸ばして2着を確保しました。
菊花賞(G1)は3000mでの持久戦に対応し、ラストまで脚色が鈍らない堅実さで2着に健闘しました。
古馬になってからも京都大賞典(G2)3着、産經大阪杯(G2)3着と実力馬相手に内容の濃い競馬を披露し、総合力の高さを印象づけました。
勝利数以上に強豪相手の善戦が多く、能力の裏付けは十分でした。
ゴールドシチーの敗戦から学んだ課題と改善点
敗戦時は直線瞬発力特化の決め手比べや、ペースの緩急が大きいレースで切れ負けする傾向がありました。
また、位置取りが後ろ過ぎると差し損ねるリスクが高まり、3角からの押し上げを早めに開始する判断が鍵でした。
京都新聞杯(G2)の失格を経て、序盤の位置どりと進路確保の重要性が再認識され、以降は道中でロスを抑える立ち回りが徹底されました。
馬場が渋った際もフォームが崩れないため、渋太さを活かして早め進出に活路を見いだすのが改善策として機能しました。
総じて、持続戦へ持ち込む主導権を握ることが成否を分けるポイントでした。
ゴールドシチーの名レースBEST5
ゴールドシチーの名レース第5位:神戸新聞杯(G2)
秋の緒戦で距離2000m、道中は好位の外でロスを抑えながら運びました。
向正面から徐々に進出し、直線は内外からのプレッシャーを受けつつも最後まで脚を使い続けて3着を確保しました。
上位は切れ味勝負の色が強い中で、持続力で食い下がる本馬の個性がはっきり出た一戦でした。
叩き台としても内容は濃く、その後の菊花賞(G1)好走につながるベースを築いたレースでした。
コース取りと仕掛けのタイミングが噛み合えば、さらなる上昇が見込めることを示しました。
ゴールドシチーの名レース第4位:京都大賞典(G2)
古馬中距離の名門戦で、序盤は自分のリズムを守って道中は内目で脚を溜めました。
3角から馬群の外へ持ち出し、長く良い脚を引き出して3着に健闘しました。
勝ち馬との瞬発力差はあったものの、トップクラス相手でも末脚が鈍らない持久力を証明した価値ある内容でした。
この走りにより、G2戦線でも十分に勝ち負けの圏内に入ることを示し、以降のローテーションに幅をもたらしました。
完成度の高さと立ち回りの巧さが噛み合った好レースです。
ゴールドシチーの名レース第3位:産經大阪杯(G2)
ペースは平均からやや速め、好位で運んだ本馬は直線入り口で手応え良く先頭に並びかけました。
最後は伸び脚が持続するものの、決め手勝負で一歩及ばずの3着。
それでも3角からの進出はスムーズで、巡航速度の高さとロングスパート性能が光る競馬でした。
強豪ヤエノムテキらと互角に渡り合い、古馬混合の舞台でも通用する地力を示した点が高評価です。
内容的には勝ちに等しい、価値ある銅メダルと言える走りでした。
ゴールドシチーの名レース第2位:皐月賞(G1)
多頭数の内で不利もあった中、向正面から徐々にポジションを上げ、4角で馬群を割って伸びました。
直線でも脚色は衰えず、最後まで渋太く追い込んで2着を確保。
タフな流れで浮き彫りになった持続力は、後の菊花賞(G1)へと直結する資産でした。
勝ち馬サクラスターオーの切れには及ばなかったものの、展開次第で逆転可能な手応えを得た一戦でした。
大舞台での勝負根性と適応力の高さを示した、キャリア屈指の好内容です。
ゴールドシチーの名レース第1位:菊花賞(G1)
距離3000mのスタミナ勝負で、序盤は中団の外目で我慢、向正面から徐々に進出し直線でしぶとく伸びました。
勝ち馬サクラスターオーにクビ差まで迫る2着で、長距離での持久力とロングスパート性能を最高レベルで証明しました。
位置取りとコース取りが噛み合い、ラストまで伸び脚が鈍らない走りはこの馬の真骨頂でした。
クラシック最後の大舞台で堂々たる内容を示し、ファンの記憶に残る熱戦となりました。
勝ち切れなかった悔しさを含めても、キャリアの頂点として評価したい一戦です。
ゴールドシチーの同世代・ライバルとの比較
同世代には皐月賞馬サクラスターオー、ダービー馬メリーナイスらが名を連ね、古馬ではタマモクロス、翌年以降にはイナリワンなど強豪が揃いました。
本馬は切れ味特化型に対してはやや分が悪いものの、持続戦では能力が相対的に上がるタイプで、展開が噛み合えば互角以上に渡り合えました。
特に中距離〜長距離の古馬重賞で善戦が多く、地力指数の安定感は世代上位に位置します。
戦績以上に内容の濃さが際立ち、強敵相手の好走で評価を高めたキャリアでした。
ライバルの顔触れを踏まえても、世代屈指の持久力型として存在感を放ちました。
ゴールドシチーの世代トップクラスとの直接対決
皐月賞(G1)ではサクラスターオーの切れ味に屈したものの、道中からのロングスパートで迫る2着と健闘しました。
日本ダービー(G1)ではメリーナイスのスムーズな立ち回りに屈して4着でしたが、最後まで脚を使い続けました。
菊花賞(G1)でも再びサクラスターオーに迫り、スタミナが問われる舞台での適性を強く印象付けました。
古馬戦線ではタマモクロス、ヤエノムテキ、イナリワンと対峙し、善戦を積み重ねています。
勝ち星こそ伸びませんでしたが、内容面で世代トップ級と差のない戦いを続けました。
ゴールドシチーのライバルが競走成績に与えた影響
切れ味型の名馬とぶつかることで、道中の位置取りと仕掛けのタイミングが研ぎ澄まされました。
強豪と当たるローテーションが続いたことで常に高い基準での上積みが求められ、持続力勝負への最適化が進みました。
実戦を通じて脚の使い方が洗練され、直線入り口での加速の質が向上した点はライバルの存在が大きいと言えます。
結果として、展開が噛み合えば大舞台でも崩れない完成度に到達しました。
この経験値が、古馬混合の重賞での安定感につながりました。
ゴールドシチーの競走スタイルと得意条件
理想は道中でしっかり息を入れつつも、平均ペースを保ちながらマクるように進出する展開です。
好位〜中団外で無理なく加速し、4角で先頭列に取り付く形がベストで、直線まで脚を温存し過ぎないのがポイントでした。
距離は1800m〜2400mで安定し、馬場は良〜稍重がベター。
枠順は内外を問わず、コース取りのロスを抑えられるなら外目からでも結果を出します。
スタミナとバランスを活かしたロングスパートで押し切るのが勝ち筋でした。
ゴールドシチーのレース展開でのポジション取り
スタートは上手で二完歩目にスピードが乗りやすく、道中は馬の後ろでリラックスして走れるのが長所でした。
ペースが落ち着けば自ら動いて主導権を握り、3角からの押し上げで先頭列に並びかけるのが理想形です。
直線は長く脚を使うため早めに進路を確保し、コーナー出口での再加速をスムーズに行うことで持続力が最大化されました。
極端な瞬発戦では切れ味勝負に分が悪い面もあり、仕掛けを早める判断が結果を左右しました。
総合的には自ら展開を作れる自在性を持っていました。
ゴールドシチーの得意な距離・馬場・季節傾向
ベストは2000mで、2400mまで許容範囲、3000mの菊花賞(G1)でも高い適性を示しました。
春の中距離戦では状態の良さがパフォーマンスに直結し、夏を越して秋の長丁場でも集中力が持続しました。
馬場は良がベターですが、稍重程度ならフォームが崩れないためパフォーマンスの低下は軽微です。
高速馬場では道中のロスを抑えることで、上がりの質の不足を巡航力で補えました。
季節に左右されにくい安定感が魅力でした。
ゴールドシチーの引退後の活動と功績
競走生活引退後は大種牡馬と比較すればインパクトは控えめでしたが、持続力と均整の取れた体型を伝える産駒を残しました。
母系に入ってからも丈夫さとレースセンスを伝える傾向が見られ、中距離での安定した巡航力という特性が血脈として受け継がれました。
現代競馬で重要な立ち回りの巧さと息の長い脚は、配合の工夫によって更なる進化の余地があります。
派手さよりもレース内容の質で評価されるタイプとして、後世でも一定の存在感を保っています。
競走馬としての記憶とともに血統面での足跡も残しました。
ゴールドシチーの種牡馬・繁殖牝馬としての実績
種牡馬としては大舞台での産駒輩出は多くありませんでしたが、丈夫さと前向きさを伝える配合が評価されました。
繁殖牝馬としての娘系は、バランスの良い馬体と折り合いの上手さを伝える傾向があり、中距離路線での安定感が特徴です。
配合面ではノーザンダンサー系とのニックスが機能しやすく、巡航力型の父系と相性が良好でした。
ハイペースの消耗戦にも対応できるスタミナの土台を供給し、堅実なパフォーマンスを支えています。
総じて、地味ながら確かな資質を後世へ継承しました。
ゴールドシチーの産駒の活躍と後世への影響
後継として大系統を築くまでには至らなかったものの、持続力に優れた走法や前向きな気性は産駒に色濃く伝わりました。
競走成績以上に内容の濃さとレースセンスが注目され、立ち回りと粘りの資質が現場で高く評価されました。
母系に入ってからはスピードの持続に優れるタイプを出しやすく、距離の融通も利くため配合の幅を広げています。
重賞級のスケールに届くためには瞬発力の上積みが課題でしたが、万能型の基礎能力は次代へ確実に受け継がれました。
静かながらも確かな影響を残し続けています。
ゴールドシチーのよくある質問(FAQ)
Q.主な勝ち鞍は?
A.阪神3歳S(G1)です。
重賞では他にコスモス賞(OP)を制し、クラシックでは皐月賞(G1)、菊花賞(G1)で2着に入りました。
世代上位の地力を示す戦歴です。
Q.ベストの適性距離は?
A.最もパフォーマンスを発揮しやすいのは2000mで、1800m〜2400mに高い適性があります。
平均〜やや流れるペースで好位から進め、3角からの継続加速で押し切るのが理想です。
持続力勝負で真価を発揮します。
Q.印象的なライバルは?
A.クラシックで鎬を削ったサクラスターオー、同世代のダービー馬メリーナイス、古馬ではタマモクロス、ヤエノムテキ、イナリワンなどが挙げられます。
展開が噛み合えば牡牝混合の一線級とも互角に戦えました。
強豪相手の善戦が多いのが特徴です。
ゴールドシチーの成績表
日付 | 開催 | レース名 | 人気 | 着順 | 騎手 | 距離 | 馬場 | タイム |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1986/06/15 | 札幌 | 2歳新馬 | 3 | 5 | 本田優 | ダ1000m | 良 | 1:03.0 |
1986/06/29 | 札幌 | 2歳新馬 | 3 | 2 | 本田優 | ダ1200m | 良 | 1:14.4 |
1986/07/12 | 札幌 | 2歳未勝利 | 1 | 1 | 本田優 | ダ1200m | 良 | 1:13.9 |
1986/07/27 | 札幌 | 札幌3歳S(G3) | 2 | 2 | 本田優 | ダ1200m | 良 | 1:13.4 |
1986/09/20 | 函館 | コスモス賞(OP) | 1 | 1 | 本田優 | 芝1700m | 良 | 1:45.6 |
1986/12/14 | 阪神 | 阪神3歳S(G1) | 3 | 1 | 本田優 | 芝1600m | 良 | 1:37.1 |
1987/03/29 | 中山 | フジテレビ賞スプリングS(G2) | 1 | 6 | 本田優 | 芝1800m | 良 | 1:49.9 |
1987/04/19 | 中山 | 皐月賞(G1) | 11 | 2 | 本田優 | 芝2000m | 良 | 2:02.3 |
1987/05/31 | 東京 | 東京優駿(G1) | 2 | 4 | 本田優 | 芝2400m | 良 | 2:28.9 |
1987/09/27 | 阪神 | 神戸新聞杯(G2) | 4 | 3 | 猿橋重利 | 芝2000m | 良 | 2:03.0 |
1987/10/18 | 京都 | 京都新聞杯(G2) | 2 | 失格 | 猿橋重利 | 芝2200m | 良 | 2:16.8 |
1987/11/08 | 京都 | 菊花賞(G1) | 2 | 2 | 河内洋 | 芝3000m | 良 | 3:08.1 |
1987/12/06 | 阪神 | 鳴尾記念(G2) | 1 | 6 | 河内洋 | 芝2500m | 稍重 | 2:34.4 |
1988/04/03 | 阪神 | サンケイ大阪杯(G2) | 3 | 4 | 河内洋 | 芝2000m | 良 | 2:02.0 |
1988/04/29 | 京都 | 天皇賞(春)(G1) | 10 | 5 | 河内洋 | 芝3200m | 稍重 | 3:23.7 |
1988/10/09 | 京都 | 京都大賞典(G2) | 3 | 3 | 本田優 | 芝2400m | 良 | 2:27.6 |
1988/11/27 | 東京 | ジャパンカップ(G1) | 13 | 12 | 本田優 | 芝2400m | 良 | 2:26.9 |
1989/04/02 | 阪神 | 産經大阪杯(G2) | 7 | 3 | 本田優 | 芝2000m | 良 | 2:02.1 |
1989/04/29 | 京都 | 天皇賞(春)(G1) | 6 | 11 | 本田優 | 芝3200m | 良 | 3:21.0 |
1989/06/11 | 阪神 | 宝塚記念(G1) | 11 | 10 | 本田優 | 芝2200m | 良 | 2:15.7 |
ゴールドシチーのまとめ
ゴールドシチーは阪神3歳S(G1)制覇に象徴される早期完成と、中距離〜長距離での持久力を併せ持った万能型でした。
勝ち星の数以上に内容の濃い好走が多く、強豪相手に互角の競馬を続けたことで評価を高めました。
血統・体質・気性のバランスが良く、道中からのロングスパートで真価を発揮するタイプです。
引退後も血統面で持続力と均整の良さを伝え、静かながら確かな足跡を残しました。
総合すると、世代屈指の持続力型として競馬史に名を刻む存在です。