キタサンブラックとは?【競走馬プロフィール】
キタサンブラックは通算20戦12勝、G1・7勝を誇る平成後期の王道チャンピオンです。
菊花賞、天皇賞(春)連覇、ジャパンC、天皇賞(秋)、有馬記念、そしてG1昇格年の大阪杯を制し、王道路線で無類の安定感を示しました。
父はブラックタイド、母はシュガーハート(母父:サクラバクシンオー)で、持続力と粘りを基調に直線での押し切りを再現する配合です。
同世代のドゥラメンテ、近接世代のサトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、サトノクラウンらと鎬を削り、強敵相手にこそ力を増す勝負強さでファンを魅了しました。
生年月日 | 2012/03/10 |
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性別・毛色 | 牡・鹿毛 |
生産 | ヤナガワ牧場(北海道日高町) |
調教師 | 清水久詞/栗東 |
馬主 | (有)大野商事 |
通算成績 | 20戦12勝(2着2回、3着4回) |
主な勝ち鞍 | 大阪杯(G1)、天皇賞(春)×2(G1)、天皇賞(秋)(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)、菊花賞(G1)、京都大賞典(G2)、朝日セントライト記念(G2)、フジTVスプリングS(G2) |
父 | ブラックタイド |
母 | シュガーハート(母父:サクラバクシンオー) |
目次
キタサンブラックの血統背景と特徴
キタサンブラックは父ブラックタイド、母シュガーハート(母父サクラバクシンオー)という配合で、サンデーサイレンスのスタミナ基盤にスプリント由来の推進力を重ねた構造です。
父系は持久力に富む巡航速度、母系は先行しても止まらない粘着質の脚を伝え、直線に向いてからのロングスパート性能が最大の魅力でした。
ストライドは大きく、手前替えがスムーズでフォームのブレが少ないため、厳しいペースでも最後まで脚色が鈍りにくいのが強みです。
結果として中距離〜長距離の高負荷戦で真価を発揮し、相手が強いほどパフォーマンスが上がる王道路線適性を体現しました。
キタサンブラックの父馬・母馬の戦績と特徴
父ブラックタイドはディープインパクトの全兄で、骨格の良さと芯の強さを産駒に伝える種牡馬です。
母シュガーハートはスプリント王サクラバクシンオーの娘で、前向きさと反応の速さを供給し、先行して押し切る競馬の再現性を高めました。
この父母の交点が早め先頭から長く脚を使う走りを可能にし、広いコースでも小回りでも対応できる汎用性を生みました。
同時代の強豪であるドゥラメンテ、サトノダイヤモンド、シュヴァルグランらを相手にしても、血統由来の持続的な伸長で互角以上に渡り合った点が特筆されます。
キタサンブラックの血統から見る適性距離と馬場
最適レンジは芝2000〜3200mで、特に淀みのない流れで持久力を求められる条件で能力が顕在化します。
良〜稍重ではストライドを保ってパワーで押し切れ、道悪でも体幹の強さでスピードを持続できるため、不良の天皇賞(秋)でも先行押し切りを完遂しました。
東京、京都、阪神いずれの大箱でも安定し、直線入口でスピードに乗せた後の失速が少ないのが大きな利点です。
ペースが流れてもハンドリングが乱れず、終盤のラップが落ちづらいレースでこそ持ち味が最大化されました。
キタサンブラックのデビューまでの歩み
幼少期から背腰の強さと規則的なピッチが際立ち、キャンターの質が高いタイプでした。
育成では基礎持久力の底上げに時間を割き、早期からハロンラップの揃った走りを意識づけるメニューで土台を形成しました。
入厩後も無理に攻めずフォームの安定を重視し、実戦での再現性を高める設計で段階的に負荷を上げています。
結果として新馬→500万下→スプリングSを一気の3連勝で突破し、クラシック本線へ名乗りを上げました。
キタサンブラックの幼少期から育成牧場での様子
放牧地では無駄な力みがなく、首と背中の連動性が良好でストライドが自然に伸びました。
ロングキャンターと坂路での持久系トレーニングにより心肺機能が強化され、道中での息の入れ方が上達しています。
気性は前向きながら我慢が利き、並走でも折り合いを欠きにくい性格が育成段階から評価されました。
このベースがのちの長距離G1での巡航力の維持に直結し、厳しい流れでも最後まで鈍らない脚を支えました。
キタサンブラックの調教師との出会いとデビュー前の評価
清水久詞調教師の下、体の使い方と手前替えのスムーズさを重視した追い切りで終い重点の仕上げが施されました。
実戦では先行しても折り合える資質が確認され、新馬戦から相手なりに走れる完成度を見せます。
500万下、スプリングSを通じて位置取りと進路取りの精度が高まり、皐月賞3着、菊花賞制覇へと階段を上る素地が整いました。
育成とレース選択の一貫性が、のちの王道路線での安定に結びついたと言えます。
キタサンブラックの競走成績とレース内容の詳細
デビュー年の2015年は新馬、500万下、スプリングSを連勝し、皐月賞3着、日本ダービーは外枠からの立ち回りで誤算が出て14着に後退しました。
秋は朝日セントライト記念、菊花賞を連勝して一躍同世代の頂点に立ち、有馬記念3着で古馬と互角の戦いを披露します。
2016年は産経大阪杯2着から天皇賞(春)を制して長距離適性を証明し、京都大賞典、ジャパンCを制覇、有馬記念2着と年間を通じて王道路線の主役でした。
2017年は大阪杯、天皇賞(春)を連勝、宝塚記念は9着に崩れたものの、秋は不良の天皇賞(秋)を押し切り、ジャパンC3着を挟んで有馬記念で有終の美を飾りました。
キタサンブラックの新馬戦での走りとその後の成長
新馬戦(東京芝1800m)は先行から直線で加速し、余力十分に押し切って初陣を白星で飾りました。
続く3歳500万下(東京芝2000m)では外目をリズムよく進み、直線は長く脚を使って快勝し、距離延長にも対応できることを示しました。
スプリングSでは内枠を利してロスなく運び、直線で抜け出すと最後まで脚色が鈍らない持続的な伸びでG2初制覇を達成します。
以後は皐月賞3着、ダービー14着を経て秋にリカバリーし、トライアルから菊花賞制覇へと一気に頂点へ駆け上がりました。
キタサンブラックの主要重賞での戦績と印象的な勝利
2016年の天皇賞(春)は終始好位で折り合い、直線でしぶとく粘り込んで戴冠しました。
同年のジャパンCは内枠からロスなく運び、直線で先頭に立って押し切る横綱相撲で勝利しています。
2017年の大阪杯はG1昇格初年度を先行押し切りで制し、春の天皇賞では3:12.5のレコードで驚異的な持続力を誇示しました。
秋は不良馬場の天皇賞(秋)を逃げ粘りで制し、年末の有馬記念で再び先行から押し切って堂々のラストラン優勝を飾りました。
キタサンブラックの敗戦から学んだ課題と改善点
日本ダービーは外枠と展開の噛み合いを欠き、進路の自由度を確保できずに伸びを欠きました。
また2017年の宝塚記念は馬場と位置取りのリスクが重なり、持続戦へ移行する前に息を入れられず9着に敗れています。
以降は好位外で包まれない形をより徹底し、直線に向く前からのロングスパートで持続力を最大化する戦略に舵を切りました。
この修正が秋のG1連戦の結果へ直結し、敗戦を糧に完成度をさらに高めたと言えます。
キタサンブラックの名レースBEST5
キタサンブラックの名レース第5位:ジャパンC(G1・2016年)
内枠からスムーズに先行し、道中は淡々としたラップで主導権を握りました。
直線は早め先頭からしぶとく粘り込み、サウンズオブアース、シュヴァルグランらの追撃を封じて完勝。
加速と減速の少ない走法が生き、最後までフォームが崩れない横綱相撲の内容でした。
東京芝2400mでの総合力を証明し、年末の有馬記念へ弾みをつける一戦となりました。
キタサンブラックの名レース第4位:菊花賞(G1・2015年)
トライアルを勝って臨んだ菊花賞は、内で脚を溜めつつ3〜4角で進出し直線へ。
ゴール前はリアルスティール、リアファルらとの激戦を凌ぎ切り、世代の最長距離G1で戴冠しました。
道中で折り合いを欠かず、最後の直線でスムーズに加速して押し切る形は本馬の完成形で、持久力の高さを示した価値ある勝利です。
この勝利がのちの王道路線での自信と再現性につながりました。
キタサンブラックの名レース第3位:天皇賞(秋)(G1・2017年)
不良馬場で前半から脚抜きが悪い中、スタート後に主導権を握って淡々と刻みました。
直線では内外の伸びの差を読んでマイペースを維持し、差し勢の追撃を許さずゴール。
道悪適性と体幹の強さでラップの落ち込みを最小化し、サトノクラウン、レインボーラインらを封じる強い競馬でした。
条件悪化を跳ね返す普遍的な総合力を証明した一戦です。
キタサンブラックの名レース第2位:天皇賞(春)(G1・2017年)
序盤は好位で折り合いを保ち、3角から徐々にスピードを乗せてロングスパートへ。
直線は追い出しを待ってから再加速し、3:12.5のコースレコードで押し切りました。
シュヴァルグラン、サトノダイヤモンドら強豪を相手に、トップスピードの持続でねじ伏せた内容は圧巻です。
長距離G1での歴史的水準を示した名勝負でした。
キタサンブラックの名レース第1位:有馬記念(G1・2017年)
ラストランの舞台は中山芝2500m。
好スタートからハナを奪い、道中は息を入れつつも勝負所でペースアップして直線へ。
最後は脚色が衰えず、クイーンズリングらの追撃を寄せ付けない堂々の逃げ切りでした。
キャリアの集大成として先行押し切りの完成形を表現し、歴史に残る有終の美を飾りました。
キタサンブラックの同世代・ライバルとの比較
クラシック世代の軸はドゥラメンテ、のちに古馬路線で台頭したサトノダイヤモンド、スタミナ系のシュヴァルグランら。
本馬は逃げ・先行でも折り合える自在性を武器に、強敵相手でこそパフォーマンスが上がる傾向が顕著でした。
広いコースで直線半ばからの持続加速が真骨頂で、消耗戦と瞬発戦の両面に対応できる点が差別化要因です。
直接対決でも崩れが少なく、年間を通じて高い再現性を示したことが大舞台での信頼へつながりました。
キタサンブラックの世代トップクラスとの直接対決
皐月賞ではドゥラメンテの強烈な末脚に屈して3着、日本ダービーは外枠からの立ち回りで14着に敗退しました。
しかし秋は朝日セントライト記念から菊花賞を連勝して世代の頂点に立ち、古馬混合の有馬記念でも3着と健闘。
古馬になってからはサトノダイヤモンド、マリアライト、シュヴァルグランらと互角以上に渡り合い、王道路線での安定上位を継続しました。
条件が噛み合えば自ら動いて勝ち切る主導権の強さが際立ちます。
キタサンブラックのライバルが競走成績に与えた影響
高いレベルの相手関係は常に厳しいラップを生み、それが本馬の巡航力と体幹の強さをより引き出しました。
敗戦を通じて位置取りの最適解が明確になり、以降は外で包まれない形を選ぶことで再現性が向上しています。
強敵が作る高負荷環境はむしろ追い風となり、勝ち切るための精度が磨かれました。
これらの積み重ねが通算G1・7勝という結果へ結実しました。
キタサンブラックの競走スタイルと得意条件
理想は好位〜先頭で隊列をコントロールし、3〜4角からロングスパートで押し切る設計です。
早め先頭でもフォームが乱れにくく、直線での失速が最小化されるため、展開の主導権を握りやすいのが特徴です。
馬場は良〜稍重がベストですが、不良でも体幹の強さでパフォーマンスを維持できる点が強みで、悪条件耐性も備えます。
距離は芝2000〜3200mで高い再現性を示し、王道路線での安定に直結しました。
キタサンブラックのレース展開でのポジション取り
スタート後は出脚を利かせて2列目までに収まり、呼吸を整えてグリップの効く走りを維持します。
中盤は無駄な緩急を避け、3角手前からじわっと速度を乗せて直線へ。
外へ出して前を交わす、もしくはハナなら止めないことで脚色を持続し、ゴールまで押し通すのが勝ち筋です。
包まれる形や極端な瞬発勝負を避けることで、再現性の高いパフォーマンスを引き出せます。
キタサンブラックの得意な距離・馬場・季節傾向
最も信頼できるのは芝2000〜3200mで、特に京都、東京、阪神の外回りで真価を発揮します。
春シーズンは仕上がりが早く、天皇賞(春)へ向けたピーク作りが上手くいく傾向にあります。
秋は叩き良化型で、天皇賞(秋)〜ジャパンC〜有馬記念のローテーションでも持続力の維持が可能でした。
総じて季節を問わず高い水準で走れる完成度の高さが武器でした。
キタサンブラックの引退後の活動と功績
種牡馬としては東京優駿とジャパンCを制し世界最強馬に評価されたイクイノックスをはじめ、皐月賞馬ジオグリフ、桜花賞馬スターズオンアースなどを輩出し、初期からトップレベルの成果を示しました。
スピードの持続と心肺能力の高さを伝える傾向が強く、広いコースでのロングスパートに適した産駒が多いことが特徴です。
父系の発展に加え、母父としても先々に総合力の底上げをもたらす資質が期待されています。
代表産駒の台頭により、国内外の配合市場で存在感を確立しました。
キタサンブラックの種牡馬・繁殖牝馬としての実績
イクイノックスは天皇賞(秋)連覇、ジャパンC、宝塚記念、ドバイシーマCを制し、史上屈指の評価を受けました。
ジオグリフは皐月賞を勝ち、マイル〜中距離で持続力を発揮。
スターズオンアースは二冠牝馬として牝系の価値を高め、いずれも父の資質を色濃く受け継いでいます。
産駒全体としてもクラシック〜古馬G1の舞台で高い再現性を見せ、系統確立に向けて勢力を拡大しました。
キタサンブラックの産駒の活躍と後世への影響
長直線の舞台でストライドを伸ばす産駒が多く、トップスピードの持続で強豪をねじ伏せる勝ち方が目立ちます。
早期から完成度が高く、成長とともに中距離での総合力が増すのが共通項です。
父系・母系の双方で影響力を広げ、今後も国内外のG1で安定した結果を残すことが見込まれます。
種牡馬としての成功により、日本競馬の戦略的な配合選択に大きな示唆を与えています。
キタサンブラックのよくある質問(FAQ)
Q. 主な勝ち鞍は?
A. 菊花賞(G1)、天皇賞(春)×2(G1)、大阪杯(G1)、天皇賞(秋)(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)です。
Q. ベストの適性距離は?
A. 芝2000〜3200mで最も再現性が高く、広いコースでのロングスパートが武器です。
Q. 代表的なライバルは?
A.ライバルについての評価も重視します。
ドゥラメンテ、サトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、サトノクラウンなどが挙げられます。
キタサンブラックの成績表
日付 | 開催 | レース名 | 人気 | 着順 | 騎手 | 距離 | 馬場 | タイム |
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2015/01/31 | 東京 | 3歳新馬 | 3 | 1 | 後藤浩輝 | 芝1800m | 稍重 | 1:52.3 |
2015/02/22 | 東京 | 3歳500万下 | 9 | 1 | 北村宏司 | 芝2000m | 良 | 2:01.4 |
2015/03/22 | 中山 | フジTVスプリングS(G2) | 5 | 1 | 北村宏司 | 芝1800m | 良 | 1:49.1 |
2015/04/19 | 中山 | 皐月賞(G1) | 4 | 3 | 浜中俊 | 芝2000m | 良 | 1:58.8 |
2015/05/31 | 東京 | 日本ダービー(G1) | 6 | 14 | 北村宏司 | 芝2400m | 良 | 2:25.5 |
2015/09/21 | 中山 | 朝日セントライト記念(G2) | 6 | 1 | 北村宏司 | 芝2200m | 良 | 2:13.8 |
2015/10/25 | 京都 | 菊花賞(G1) | 5 | 1 | 北村宏司 | 芝3000m | 良 | 3:03.9 |
2015/12/27 | 中山 | 有馬記念(G1) | 4 | 3 | 横山典弘 | 芝2500m | 良 | 2:33.1 |
2016/04/03 | 阪神 | 産経大阪杯(G2) | 5 | 2 | 武豊 | 芝2000m | 良 | 1:59.3 |
2016/05/01 | 京都 | 天皇賞(春)(G1) | 2 | 1 | 武豊 | 芝3200m | 良 | 3:15.3 |
2016/06/26 | 阪神 | 宝塚記念(G1) | 2 | 3 | 武豊 | 芝2200m | 稍重 | 2:12.8 |
2016/10/10 | 京都 | 京都大賞典(G2) | 1 | 1 | 武豊 | 芝2400m | 良 | 2:25.5 |
2016/11/27 | 東京 | ジャパンC(G1) | 1 | 1 | 武豊 | 芝2400m | 良 | 2:25.8 |
2016/12/25 | 中山 | 有馬記念(G1) | 2 | 2 | 武豊 | 芝2500m | 良 | 2:32.6 |
2017/04/02 | 阪神 | 大阪杯(G1) | 1 | 1 | 武豊 | 芝2000m | 良 | 1:58.9 |
2017/04/30 | 京都 | 天皇賞(春)(G1) | 1 | 1 | 武豊 | 芝3200m | 良 | 3:12.5 |
2017/06/25 | 阪神 | 宝塚記念(G1) | 1 | 9 | 武豊 | 芝2200m | 稍重 | 2:12.7 |
2017/10/29 | 東京 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 | 1 | 武豊 | 芝2000m | 不良 | 2:08.3 |
2017/11/26 | 東京 | ジャパンC(G1) | 1 | 3 | 武豊 | 芝2400m | 良 | 2:23.9 |
2017/12/24 | 中山 | 有馬記念(G1) | 1 | 1 | 武豊 | 芝2500m | 良 | 2:33.6 |
キタサンブラックのまとめ
キタサンブラックは20戦12勝、G1・7勝という堂々たる実績で平成の王道路線をけん引しました。
血統由来の巡航力と粘りを武器に、先行から押し切る再現性の高い勝ち筋を確立し、強豪相手に安定して上位を確保しました。
種牡馬としてもイクイノックス、ジオグリフ、スターズオンアースらを送り出し、血脈価値をさらに高めています。
王者としての風格と持続力の象徴であり、日本競馬史に太い足跡を刻んだ名馬です。