ベストプレープロ野球'90とは?【レトロゲームプロフィール】
ベストプレープロ野球'90は、1990年のプロ野球を題材にした監督型の野球シミュレーションです。
バットを自分で振るわけでも、投手を十字キーで動かしてコースを狙うわけでもありません。
プレイヤーが座るのは、いわばベンチの監督席です。
試合前に先発と打順を決め、試合が始まったらバント、盗塁、エンドラン、スクイズ、守備位置変更、投手交替といった指示を出していきます。
野手には守備、肩、足、選球眼、巧打、長打、対左など細かな能力があり、投手にも球速、切れ、制球、球質、スタミナなどが設定されています。
名前だけ見て「この選手は強いから4番」で終わらず、その日の状態や相手との相性まで見たくなる作りです。
自分で打つのではなく、数字と状況を読んで勝ちへ持っていく。
ここが普通のファミコン野球とはかなり違います。
公式戦は30、60、130試合から選択可能。
MAN、COM、SKPの3モードを使い分ければ、自分で采配したい試合だけじっくり見たり、CPUへ任せたり、結果だけ高速で進めたりできます。
日本シリーズも収録され、7戦4勝先取で日本一を争います。
さらに選手や監督の能力を自由に変更できるため、1990年のデータをそのまま楽しむだけでなく、架空のチームやリーグを作る遊びまで可能です。
今から遊ぶなら中古カセットが中心になります。
長いシーズンをカセット内へ保存するゲームなので、中古では「起動するか」より一歩進んで、セーブが残るかも確認しておきたいところです。
野球をプレーするというより、野球を考える。
そんな1本です。
| 発売日 | 1990年12月13日 |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| ジャンル | 野球シミュレーション |
| プレイ人数 | 1~2人 |
| 開発 | パリティビット(薗部博之) |
| 発売 | アスキー |
| 特徴 | 監督采配、1990年プロ野球データ、選手・監督エディット、30・60・130試合制、日本シリーズ、MAN・COM・SKP、ターボファイルII対応 |
| シリーズ | ベストプレープロ野球シリーズ |
| 関連作 | ベストプレープロ野球II、ベストプレープロ野球スペシャル |
ベストプレープロ野球'90の紹介(概要・ストーリーなど)
ベストプレープロ野球'90は、プロ野球チームの監督になり、シーズンを丸ごと戦うゲームです。
試合が始まれば、投げるのも打つのも選手自身。
こちらはベンチから「ここは送るか」「まだ先発を引っ張るか」と判断します。
初見で戸惑いやすいのは、野球ゲームなのに打撃も守備も直接操作できないことです。
ただ、そこを「自分は監督なんだ」と切り替えると、見える景色がかなり変わります。
打率だけでなく守備力や対左、投手の疲労まで気にしていると、試合前のオーダー画面だけでも平気で時間が過ぎます。
プレーそのものより、なぜこの選手を使うのかを考えるゲームです。
1990年当時の選手構成を眺めるだけでも、昔のプロ野球名鑑を開くような楽しさがあります。
発売年・対応ハード・ジャンル
ベストプレープロ野球'90は1990年12月13日にアスキーから発売されました。
対応ハードはファミリーコンピュータで、型番はHSP-36。
発売時の定価は6,800円税別でした。
ジャンルは野球シミュレーションです。
シリーズを手がけた薗部博之は、のちにダービースタリオンでも知られる人物です。
本作は同じ1990年3月に発売されたベストプレープロ野球IIを土台に、選手データを1990年シーズンへ更新した作品になります。
シリーズらしい細かな能力設定と監督采配はそのまま。
さらに日本シリーズも用意され、リーグ戦の先にもう1つ大きな勝負が待っています。
当時のファミコン野球といえば、自分で投げて打つアクション型が主流でした。
その中で選手を直接操作せず、監督だけを担当するという立ち位置はかなり独特です。
ホームランを打った瞬間の派手さはありません。
その代わり、何十試合も進めるほど選手の数字が積み上がり、チームらしさが見えてきます。
ファミコンで本格的な監督遊びをしたい人向けという個性は、今見てもほとんどぶれていません。
ストーリー/目的(ネタバレなし)
ベストプレープロ野球'90には、主人公が成長していくような決まった物語はありません。
好きな球団の監督になり、勝ったり負けたりしながらペナントを進める過程そのものがドラマになります。
セントラル・リーグとパシフィック・リーグがあり、それぞれ6球団で順位を争います。
公式戦は30、60、130試合から選べます。
最初から腰を据えて遊びたいなら130試合。
まず采配の感覚をつかみたいなら30試合が気軽です。
リーグ戦の先には日本シリーズがあり、7試合制で先に4勝したチームが優勝します。
日本シリーズでは、必ずしも現実の優勝球団同士だけで戦う必要はありません。
好きな組み合わせで対戦させることもできます。
自分の采配で好きな球団を勝たせる。
まずはこれが一番分かりやすい目標です。
一方、全チームをCPUへ任せて結果だけ眺めることもできます。
「今年はどこが優勝するかな」とオーナー気分で観戦するのもありです。
さらに選手や監督のデータを書き換えれば、現実とは別のプロ野球世界を自分で作るところまで遊びが広がります。
ゲームシステムの要点(何が面白い?)
ベストプレープロ野球'90では、選手名より能力と状態を読むことが大切です。
野手には守備力、肩、足、選球眼、実績、スタミナ、巧打、長打、信頼、対左などが設定されています。
さらに打撃指数は試合結果によって変化し、その時点での打撃状態へ影響します。
開幕前に「この選手は3番」と決めても、何試合か経つと指数が落ちていることがあります。
逆に控えの選手が好調なら、思い切って打順を替える価値も出てきます。
投手も球速だけでは判断できません。
切れ、制球、安定、球質、技術、スタミナ、回復といった項目があり、スタミナ指数は1球投げるごとに減っていきます。
「まだ無失点だから大丈夫」と引っ張り続けていると、終盤に突然球威が落ちて捕まることがあります。
そこで継投を早めるのか、エースを信じるのか。
いかにも監督らしい迷いが出ます。
攻撃ではバント、エンドラン、スクイズ、盗塁、待てといったサインも選択可能です。
選手の能力と、その場の状況を重ねて指示を決めるのが勝負になります。
COM監督にも9項目の性格設定があり、完投を好む監督、継投が早い監督、機動力を使う監督などを作れます。
選手だけでなく監督まで「数字で性格を付ける」ところが、実にこのシリーズらしいです。
難易度・クリア時間の目安
ベストプレープロ野球'90の難しさは、反射神経より野球の知識に左右されます。
送りバントを使う場面、左投手に右打者を当てる意味、先発を替える頃合いなどが分かっていれば入りやすいです。
野球をほとんど知らない場合は、まず能力値と作戦の意味を覚えるところから始まります。
公式戦は30、60、130試合の3種類です。
130試合を全部MANで采配すれば、かなり長いシーズンになります。
ただしCOM同士なら試合を観戦でき、SKP同士なら途中経過だけを表示して結果まで高速で進められます。
オートプレーで指定した期間をまとめて消化することもできます。
そのため「何時間で終わるゲームか」は、遊び方次第でかなり変わります。
最初は30試合制で一度シーズンを終えてみるのがおすすめです。
1年間の流れ、投手疲労、打撃指数の変化までざっと経験できます。
慣れてから130試合へ進むと、長期ペナントならではの選手起用が見えてきます。
全部の試合へ付き合う必要はありません。
優勝争いや直接対決だけ自分で采配するという遊び方なら、長期戦でもかなり気楽です。
ベストプレープロ野球'90が刺さる人/刺さらない人
ベストプレープロ野球'90が刺さるのは、テレビ中継を見ながら「ここはバントじゃないだろ」「そろそろ投手を替えたいな」と考えてしまうタイプの人です。
打率だけでなく対左、守備、肩、足まで見て打順を組む。
先発が何球くらいまで持つか考え、後ろの投手まで含めて継投を組む。
1点が欲しい場面ではスクイズまで選択肢に入れる。
そんな野球談義が好きなら、数字の画面だけでもかなり遊べます。
1990年当時の選手名やチーム構成を見るのが好きな人にも相性は抜群です。
反対に、自分の操作でホームランを打ちたい人には向きません。
投球コースを狙うことも、外野手を走らせてフライを取ることもありません。
選手の動きはゲームへ任せます。
自分がスター選手になるのではなく、監督としてスター選手を使うゲームです。
試合を眺めながら「次どうする?」を考える時間が楽しいなら、今でもかなり深く刺さります。
反対に待つ時間が苦手なら、SKPを多めに使った方が合っています。
ベストプレープロ野球'90の遊び方
ベストプレープロ野球'90を始めて最初に確認したいのが、自分の担当球団がMANになっているかです。
初期状態では全チームがCOMなので、そのまま試合を始めるとCPU監督が全部采配します。
「野球ゲームなのに何も操作できない」と感じたら、まずここを疑ってください。
MANへ変更したら試合数を決め、オーダーを整えて公式戦へ。
試合中は必要な場面でタイムを取り、代打、代走、投手交替などを指示します。
攻撃時のサインもありますが、最初から全部使う必要はありません。
MAN設定、オーダー、投手交替の3つが分かれば、まず1試合は遊べます。
そこから少しずつ盗塁やスクイズを足していけば十分です。
きほん操作・監督画面の見方
ベストプレープロ野球'90の通常操作は、十字キーでカーソルを動かし、Aボタンで決定するのが基本です。
Bボタンは取消や前の画面へ戻る時に使います。
最初にリーグデータを開き、自分が監督したい球団をCOMからMANへ変更します。
ここを済ませてから試合へ入ります。
試合前のオーダー提出では先発投手を選び、野手の打順や守備位置も変更できます。
試合が始まると、選手は自動でプレーします。
投球前にAボタンを押せばタイムとなり、代打、代走、投手交替、守備変更などを選択できます。
攻撃中のサインは、上でバント、下でエンドラン、左でスクイズ、右で盗塁です。
Bボタンと方向入力を組み合わせると、待てのサインも出せます。
初見でこれを全部覚えようとすると、試合どころではなくなります。
まずMAN設定とタイムの出し方だけ覚えるくらいで十分です。
画面左上では得点、左下ではイニングやカウント、右下では打者や投手の情報を確認できます。
試合が進むにつれて、自然と「この数字を見てから交替しよう」という癖が付いてきます。
ボタンより先に、画面の数字を見るのが監督ゲームらしい遊び方です。
基本ループ(試合前のオーダー→采配→成績確認)
ベストプレープロ野球'90は、オーダーを決め、試合を采配し、成績を見て次の試合へ反映する流れを繰り返します。
最初にリーグデータでMAN、COM、SKPを整え、必要なら球場なども設定します。
日程では30、60、130試合からシーズンの長さを選びます。
試合前には先発投手、スタメン、打順、守備位置を確認。
試合が始まれば、点差や走者、相手投手を見ながらサインを出します。
先発が疲れたら継投し、左投手が出てきたら代打を考える。
試合後には勝敗だけでなく、選手個人の成績も記録されます。
打撃指数も試合結果で変わるため、「昨日のベストオーダー」が今日も最善とは限りません。
試合結果を見て、次の起用を少し変える。
この循環がペナントの中心です。
他球団の試合を毎回見なくていいなら、SKPへ設定して高速で進められます。
自分の球団も、重要な試合だけMANにして残りをCOMへ任せることが可能です。
長いシーズンほど、全部自分でやらない工夫が効いてきます。
序盤の進め方(最初にやることチェック)
ベストプレープロ野球'90を初めて遊ぶなら、いきなり130試合へ飛び込まない方が気楽です。
まず30試合制にして、自分の好きな球団だけMANへ設定します。
その後はオープン戦で1~2試合ほど練習。
オープン戦なら公式戦の勝敗や個人成績へ残らないので、サインや交替を試すにはちょうどいい場所です。
最初に覚えるのはバント、盗塁、投手交替くらいで構いません。
打順を組む時は知名度だけでなく、打撃指数もちらっと見ます。
先発投手ならスタミナと回復も確認しておくと安心です。
公式戦に入ったら、毎試合の前にスタメンを軽く見直します。
「昨日勝ったから今日も同じ」で固定せず、不調の選手がいないかを見るだけで十分です。
30試合制+オープン戦で操作を覚えるのが、いちばん入りやすい順番です。
慣れてきたらエンドランやスクイズを追加。
1シーズン完走できた頃には、130試合へ行っても何を見ればいいか分かるようになります。
最初から監督の仕事を全部覚えようとしないのが長続きするコツです。
初心者がつまずくポイントと対処
ベストプレープロ野球'90で最初に起こりやすいのが、全チームCOMのまま試合を始めてしまうことです。
初期状態ではCPU監督が采配するので、「Aを押しても何もできない」と感じやすいです。
リーグデータから自分の球団だけMANへ変更すれば解決します。
次にありがちなのが、先発が好投しているからと最後まで引っ張り続けること。
本作では投手のスタミナ指数が1球ずつ減り、球速や切れ、制球にも影響します。
6回まで完璧だったのに、7回から急に連打される。
そんな時は「急にCPUが強くなった」と考える前に、投手の疲労を見てみましょう。
もう1つは代打を出した後の守備位置です。
誰をどこへ守らせるか決めないままだと、チェンジ時に進行が止まったように見えることがあります。
MAN設定、投手疲労、守備位置の3つを覚えるだけで、初心者の「何で動かないの?」はかなり減ります。
公式戦で試すのが怖ければ、オープン戦で代打と継投を1回ずつやってみてください。
一度流れが分かれば、あとはかなり自然に操作できます。
ベストプレープロ野球'90の攻略法
ベストプレープロ野球'90では、長打のある選手を上から並べるだけではなかなか安定しません。
打撃指数、対左、守備力、走力、投手スタミナ、回復などを見て、その時の状態に合わせて起用を変えるのが基本です。
30試合なら勢いで押し切れることもありますが、130試合になると不調や疲労を無視できません。
特に先発投手を毎回ぎりぎりまで投げさせると、次の登板まで響いてきます。
シーズン全体を見て「今日はどこまで使うか」を考えることが大切です。
好きな選手を使う楽しさは残しつつ、状態の悪い時だけ少し休ませるくらいの柔らかさがあると勝率は安定します。
序盤攻略:先発・打順・MANモードの準備
ベストプレープロ野球'90の序盤で最初に済ませるのは、自分の球団をMANへ設定することです。
ここを忘れるとCPU監督が全部進めるため、作戦を考える以前の問題になります。
次にチームデータを開き、野手と投手の特徴をざっと確認します。
野手は打撃指数、巧打、長打、足、対左あたりを見れば、役割を考えやすいです。
足が速く巧打の高い選手なら上位打線へ。
長打型なら走者を返す位置へ置きたくなります。
ただし名前や現実のイメージだけで固定せず、その時の打撃指数も見ておきましょう。
指数が大きく落ちている主力なら、何試合か打順を下げる選択肢もあります。
投手は先発候補のスタミナと回復を確認。
登板間隔が短い投手へ無理をさせないようにします。
守備も適性を無視すると、せっかくの守備力を生かしにくくなります。
試合前に打順・守備位置・先発だけ確認する癖を付ければ、序盤の事故はかなり減ります。
初戦からスクイズやエンドランを連発する必要はありません。
まず普通に打たせ、自分のチームがどんな点の取り方をするのか見てみましょう。
中盤攻略:打撃指数と投手スタミナの管理
ベストプレープロ野球'90は、シーズンが進むほど「開幕時の能力だけ見ていればいいゲーム」ではなくなります。
野手の打撃指数は試合結果によって上下し、打撃全体へ影響します。
実績やスタミナによって変動の仕方にも差があります。
開幕から同じ1番から9番を使い続けていると、不調の選手まで惰性で出し続けることになりがちです。
数試合ごとに指数を確認し、落ちている主力と好調な控えを比べてみます。
投手管理はさらに重要です。
スタミナ指数は0~200で、1球投げるたびに減っていきます。
登板しなかった日や移動日には回復しますが、投げた日は回復量が減ります。
1試合を勝つために先発を使い切ると、次の試合で苦しくなることがあります。
大量リードなら少し早めに中継ぎへつなぐ。
接戦ならマウンドへ行き、指数を見てから続投を判断する。
この辺りが長期ペナントらしいところです。
130試合になると、エース1人だけではどうにもなりません。
先発陣全体の疲労まで見て回すようになると、かなり監督らしい遊びになります。
終盤攻略:ペナント終盤と日本シリーズ対策
ベストプレープロ野球'90の終盤は、順位表だけでなく投手陣の疲れ具合も見ながら進めます。
優勝争いへ入ると1試合を落としたくなくなります。
すると、つい毎試合エースや主力をぎりぎりまで使いたくなります。
ただ、その無理が次のカードで返ってくることがあります。
移動日は投手の回復にも使えるので、日程表を見て「ここで休める」と考えるのも大切です。
順位に余裕があるなら、疲れている主力を1試合休ませるのも十分ありです。
日本シリーズは7戦制で、先に4勝した側が優勝します。
2試合目と5試合目の後には移動日があり、DH制の有無も切り替わります。
普段のリーグ戦とは打順の作り方が変わるため、シリーズ前にDHありとなしの両方を考えておきましょう。
短期決戦ではシーズン中以上に、その時調子の良い選手を使う価値があります。
日本シリーズでは名前より現在の調子を優先するくらいでもいいです。
先発だけで最後まで押し切ろうとせず、抑えまで含めて1試合を組み立てます。
4勝したら終わりなので、ペナントほど先の登板を考えて温存する必要もありません。
短期決戦は少し大胆に、ペナントは少し慎重にという違いを出すと戦いやすいです。
試合展開別の安定采配(負けパターン→対策)
ベストプレープロ野球'90で連敗し始めた時は、「なんか弱い」で全部まとめず、どんな負け方が多いかを見た方が直しやすいです。
1つ目は、先発が終盤に捕まるパターン。
これはマウンドへ行ってスタミナ指数を確認し、少し早めの継投へ変えてみます。
2つ目は、走者は出るのに点が入らない形。
無死や1死で確実に進めたいならバント。
巧打のある打者と足の速い走者なら、エンドランも候補です。
3つ目は守備から崩れるパターンです。
守備力の低い選手を無理な守備位置へ置いていないか、まずオーダーを見直します。
人工芝では土の球場より疲れやすく、土の球場ではエラーが出やすい特徴もあります。
球場まで含めて「今日は守備を固めよう」と考える余地があります。
投手、得点力、守備のどこで負けているかを1つ決めると修正しやすいです。
打てないから打順を全部総入れ替え、という大改造は原因が見えなくなります。
1つ変えて数試合を見る。
それで改善したか確かめる。
采配を変えすぎないことも采配です。
リーグ初期化・セーブデータ消失を防ぐ注意点
ベストプレープロ野球'90は、何十試合も積み上げるゲームだけに、データを消す操作には気を付けたいところです。
リーグ選択をやり直すと、それまで変更したデータや記録が初期化されます。
日程の試合数を選び直した場合も、チーム成績や個人成績は0へ戻ります。
「ちょっと見てみよう」と確認画面を勢いで進めない方が安全です。
公式戦の最中にいきなり電源を切ったり、何度もリセットしたりするのも避けましょう。
終了する時はメインメニューでBボタンを押し、終了表示の指示に従います。
当時の説明書では、リセットを押しながら電源を切る手順が案内されています。
長期ペナント中は、試合途中で電源を切らないのが基本です。
別売りのターボファイルIIがあれば、カセット内のデータを外部へ保存できます。
中古カセットでは保存用電池の経年劣化も考えられます。
130試合を始める前に短いリーグを作り、一度電源を落として成績が残るか試しておきましょう。
最初のセーブテストだけは面倒でもやっておくと、後で泣かずに済みます。
ベストプレープロ野球'90の裏技・小ネタ
ベストプレープロ野球'90は、コマンド入力でいきなり全選手が最強になるような作品ではありません。
確認できる範囲では、'90版そのものに有名な裏技はほとんど残っていません。
ただし選手や監督の能力を正式な機能で自由に変更できるため、普通に遊ぶだけでもかなり妙な実験ができます。
全員を長打型にして130試合流したらどうなるのか。
完投好きの監督ばかりにしたら投手成績はどう変わるのか。
そんな遊びも本作なら可能です。
裏技を探すより、エディット機能でゲームそのものをいじる方が楽しみやすい作品です。
SKPやターボファイルIIも、長期シーズンではかなり便利に使えます。
確認できる裏技の有無と版違いの注意
ベストプレープロ野球'90については、確認できる資料では本作固有の有名な裏技はほとんど紹介されていません。
ここでややこしいのが、シリーズ作品同士の情報が混ざりやすいことです。
たとえばベストプレープロ野球IIには、監督名を特定の名前へ変更してテストモードを出す裏技が知られています。
しかし、その手順をそのまま'90版へ持ち込めるとは限りません。
タイトル画面もゲーム内容も似ているだけに、昔の攻略情報では作品名だけ取り違えている例も考えられます。
裏技を見る時は「II」なのか「'90」なのかを必ず確認してください。
本作はもともと選手能力や監督データを自由に編集できます。
そのため、わざわざ不確かな裏技へ頼らなくても極端な能力を作って遊べます。
打率や本塁打数がどうなるのか、SKPでシーズンを流してみるだけでもかなり楽しいです。
別作品のコマンドを混ぜないことが、裏技周りでは一番大事です。
SKP・オートプレーで長期戦を速く進めるコツ
ベストプレープロ野球'90で130試合を進めるなら、SKPとオートプレーを使わない手はありません。
SKP同士の試合は通常の試合画面を表示せず、途中経過だけを見せながら結果まで進みます。
CPU同士のカードを毎回9回まで眺める必要がないので、リーグ全体の進行がかなり速くなります。
日程ではオートプレーの範囲も指定できます。
序盤をある程度自動で流し、優勝争いが始まったところからMANへ戻る遊び方もできます。
ただし全部を放置すると、主力の打撃指数が大きく落ちていたり、先発陣が疲れていたりしても気付きません。
数試合ごとに一度止め、チーム状態を軽く確認するのがおすすめです。
見るなら打撃指数、投手スタミナ、順位表の3つくらいで十分。
自動で流して、節目だけ監督へ戻るくらいの使い方が130試合にはよく合います。
全部自分で采配することだけが正解ではありません。
長いシーズンだからこそ、見たいところだけじっくり見る方が続きやすいです。
実名データと自由エディットの小ネタ
ベストプレープロ野球'90は、1990年のプロ野球をモデルにした選手データそのものが大きな魅力です。
シリーズ資料では、この'90版から選手名が実名になった点も特徴として挙げられています。
そのまま1990年のペナントを再現するだけでも楽しいですが、本作はデータ編集の自由度がかなり高いです。
野手なら守備、肩、足、選球眼、巧打、長打などを変更できます。
投手も球速、変化球タイプ、切れ、制球、スタミナなどを調整可能です。
監督も攻撃型か守備型か、継投を早くするか、盗塁やバントを多く使うかまで設定できます。
チーム名やユニフォーム色まで変更できます。
12球団すべてを別のリーグへ作り替えることもできるほどです。
好きな選手を全盛期風の能力へ変えたり、友人の名前で架空チームを作ったりするのもあり。
極端な能力を付けてSKPで130試合流し、「この選手は何本打つんだ」と数字だけ観察する遊びもできます。
個人タイトルまで記録されるため、野球ゲームというより小さなデータ実験場のように使えるのが面白いところです。
ターボファイルIIとデータ保護の注意点
ベストプレープロ野球'90は、別売りのターボファイルIIへデータを保存できます。
カセット内のデータを丸ごと外部へコピーでき、4つのデータを持てる仕様です。
セ・リーグとパ・リーグを別々に保存して、両方のペナントを同時に進めるような遊びにも使えます。
友人が育てたデータと日本シリーズで対戦する時にも便利です。
さらにベストプレープロ野球IIのデータを読み込める点もおもしろいところです。
ただし、保存先の扱いには注意が必要です。
本作はターボファイルの1バンクを使用するため、同じ場所に別ゲームのデータが入っていると上書きする可能性があります。
SAVEを押す前に、どのバンクへ書き込むのか必ず確認してください。
メインメニューでSELECTを押すと、ターボファイル用の画面へ入れます。
SAVE時には既存データが消える旨の確認も表示されます。
こういう時こそ決定ボタンの連打は禁物です。
バックアップ機器側でも上書き事故は起こり得ると覚えておきましょう。
ベストプレープロ野球'90の良い点
ベストプレープロ野球'90の良さは、ファミコンでここまで細かく監督采配を遊べることです。
打率や本塁打数だけではなく、対左、守備、肩、疲労、回復まで起用へ関わります。
選手を自分で動かさないぶん、「誰を使うか」「いつ替えるか」に集中できます。
さらに選手だけでなく監督まで編集できるので、遊び方の幅もかなり広いです。
数字を覚えるほど、試合を見る目まで変わってくるのが大きな長所です。
派手な野球ゲームとは方向が違いますが、このタイプにハマるとかなり長く遊べます。
ゲーム性の良さ(テンポ/中毒性/設計)
ベストプレープロ野球'90は、監督が考えそうな判断をシンプルな操作へうまくまとめています。
この打者にはバントさせるか。
走者を走らせるか。
先発を続投させるか。
左投手が出てきたから代打を出すか。
1つ1つの操作は難しくありません。
ところが選手の能力と試合状況が重なると、正解は毎回変わります。
選手は自動で動くので、自分の操作ミスで空振りすることはありません。
それでもバントが決まって次の打者がタイムリーを打つと、「今の采配は当たったな」と感じられます。
長いシーズンでは打撃指数や疲労も動くため、開幕時の戦力がそのままずっと続くわけでもありません。
1試合ではなく、シーズン全体を監督する感覚がしっかりあります。
しかもSKPを使えば、見なくてもいい試合は高速で進められます。
好きなカードだけMANやCOMで眺めることも可能です。
自分のペースで観戦量を変えられるので、じっくり派にも結果だけ見たい人にも合わせやすいです。
演出・音楽・グラフィックの魅力
ベストプレープロ野球'90の画面は、派手な野球アクションと比べるとかなり控えめです。
ただ、監督ゲームとして見ると必要な情報はうまく整理されています。
試合画面では得点、イニング、カウント、ヒット、エラー、打者成績などを確認できます。
投手交替の画面では、防御率や登板数といった数字も見ながら選べます。
「誰を出すか」を考えるための情報へすぐ目が行く作りです。
選手も小さなグラフィックで実際に動くため、数字だけが延々流れるわけではありません。
球場は人工芝型と土の内野を持つ型に分かれ、見た目だけでなく疲労やエラー率にも違いがあります。
画面に見えるものが、そのまま采配へ関係しているのがいいところです。
1990年の選手名や成績がずらっと並ぶだけでも、当時を知る人にはかなり懐かしいはずです。
ファミコンらしい簡素な音と動きも、130試合を眺めるゲームではむしろうるさすぎません。
長時間見続ける前提の地味さが、このゲームには合っています。
やり込み要素(収集・周回・高難度)
ベストプレープロ野球'90のやり込みは、アイテム収集よりデータ作りとシーズン運営です。
最初は1990年の初期データでそのままペナントを戦う。
次はお気に入りの選手を少し強くしてみる。
さらに全選手を書き換えてオリジナルチームを作る。
監督データまで変えれば、CPUの采配傾向もまるで違ってきます。
12球団全部を架空選手へ置き換えることもできます。
COM同士で試合をさせ、自分で作った監督がどんな場面でバントするのか眺めるのも面白いです。
SKPで130試合を一気に進め、誰が首位打者や本塁打王になるのか結果だけ見る遊びもできます。
自分で選手だけでなく、リーグそのものを設計できるので、シーズンを終えても遊びは終わりません。
ターボファイルIIがあれば複数データも扱いやすくなります。
友人が作ったチームと日本シリーズを戦わせるのもありです。
データを作って結果を見ること自体がゲームになるのが、本作のかなり珍しいところです。
ベストプレープロ野球'90の悪い点
ベストプレープロ野球'90は監督ゲームとして濃い一方、普通の野球ゲームだと思って触るとかなり戸惑います。
選手を直接動かせないので、自分の操作でヒットを打つ気持ちよさはありません。
能力項目も多く、最初はS~Eや各指数が何を表しているのか覚える必要があります。
さらに今実機で遊ぶなら、カセットの保存状態まで気にしなければなりません。
ゲームとしての入りづらさと、古いカセットならではの不便さが重なっている作品です。
ただし最初の数試合を越えると、画面の見方はかなり整理されてきます。
不便な点(UI/セーブ/ロード等)
ベストプレープロ野球'90で今いちばん古さを感じやすいのは、選手情報を見るために何度も画面を行き来することです。
現在の野球ゲームなら、オーダー画面で能力や最近の成績をまとめて確認できます。
本作では選手データを開き、数字を覚え、打順画面へ戻るという流れになりやすいです。
慣れないうちは「さっきこの選手の対左いくつだったっけ」となります。
能力記号にも少し慣れが必要です。
また公式戦のデータを長く保存する作品なので、電源OFFも少し気を使います。
試合途中に電源を切ると、記録へ影響する可能性があります。
終了時にはメインメニューから正しい手順を踏んだ方が安全です。
しかも2026年現在の中古カセットでは、保存用電池の状態そのものが気になります。
遊び始める前にセーブが残るかテストするだけでも安心感はかなり違います。
ターボファイルIIがあればバックアップできますが、今から周辺機器まで揃えるとなると少し手間です。
ロード時間で待たされるわけではありません。
動作が遅いというより、情報の見せ方が昔というタイプの不便さです。
理不尽ポイントと回避策(救済案)
ベストプレープロ野球'90はシミュレーションなので、正しそうな采配をしても必ず成功するとは限りません。
強打者でも凡退します。
俊足の走者でも盗塁に失敗します。
エースが序盤で炎上する日もあります。
アクションゲームなら「自分の入力が悪かった」と納得できますが、本作は結果を眺める部分が多いため、1試合だけ見ると理不尽に感じることがあります。
そこで大事なのが、1試合で結論を出さないことです。
5~10試合ほどのまとまりで選手成績を見ます。
投手ならスタミナや安定。
野手なら打撃指数や対左。
さらに守備位置や球場の特徴まで重ねて考えます。
1回失敗したから作戦そのものが間違い、と決めない方がいいです。
どうしても采配の感覚がつかめなければ、その試合だけCOMへ任せてCPU監督の使い方を見る手もあります。
オープン戦なら公式記録へ影響しないので、バントや盗塁を何度でも試せます。
公式戦で悩む前に、練習試合で試すのがいちばん気楽です。
現代目線で気になる点(人を選ぶ要素)
ベストプレープロ野球'90は、その名の通り1990年のプロ野球を題材にしています。
当然ながら、今のプロ野球とは制度も選手も違います。
交流戦もクライマックスシリーズもありません。
公式戦の試合数も30、60、130から選ぶゲーム独自の形式です。
現役の選手を使って今のプロ野球を再現したい人には向きません。
実況音声も3D球場も、実写の選手顔もありません。
反対に、1990年のプロ野球をデータで眺めたい人には、この古さそのものが価値になります。
野茂英雄が新人だった時代の戦力を、ファミコンの数字として追えるわけです。
また監督だけを操作するので、アクション野球が好きな人とは好みがかなり分かれます。
現代の野球ゲームの代わりではなく、別ジャンルに近いと考えた方がしっくりきます。
グラフィックより数字。
直接操作より采配。
そこに面白さを感じられるかどうかが分かれ目です。
かなり人を選ぶ代わりに、似たゲームも少ないという立ち位置です。
ベストプレープロ野球'90を遊ぶには?
ベストプレープロ野球'90を2026年8月23日時点で遊ぶなら、ファミコン版の中古カセットを使う方法が中心です。
Nintendo Classicsの公式ラインアップでは本作を確認できませんでした。
そのため、純正ファミコンや正規カセットに対応した互換機を用意するのが現実的です。
中古カセットそのものは比較的見つけやすく、箱説明書なしなら安価な例もあります。
ただし本作は30試合や130試合の記録を長く保存するゲームです。
値段より、ちゃんとセーブが残るかを優先した方が安心できます。
数十試合進めてからデータが消えると、さすがに監督もベンチで頭を抱えます。
今遊べる環境(移植・配信・復刻の有無)
ベストプレープロ野球'90は、2026年8月23日時点でNintendo Classicsの配信タイトルとして確認できませんでした。
そのためNintendo Switch 2やNintendo Switchだけで、本作をそのまま公式に遊ぶ方法は現在見つけにくい状況です。
今から確実に遊ぶなら、ファミコン用の正規カセットを探す形になります。
純正ファミコンなら当時の環境に近い状態で楽しめます。
正規カセットへ対応した互換機も候補ですが、すべての機種で保存機能まで問題なく動くとは限りません。
本作はカセット内へペナント記録を残すため、互換機ではセーブを含めた相性確認が重要です。
1990年版そのものを遊びたいなら、現状は中古カセット中心と考えるのが分かりやすいです。
シリーズには後年のWindows版、GBA版、PS2版もありますが、収録データや内容は別作品です。
「ベストプレーなら何でも同じ」ではありません。
1990年の選手データを目当てにするなら、ファミコン版'90を選びましょう。
復刻状況は今後変わる可能性もあるため、中古購入前に公式ラインアップをもう一度確認しておくと安心です。
実機で遊ぶ場合に必要なもの(本体・接続)
ベストプレープロ野球'90を実機で遊ぶなら、ファミコン本体、ACアダプター、テレビへの映像接続、ゲームカセットが必要です。
初代ファミコンはRF接続が基本なので、現在のテレビではそのまま映せない場合があります。
AV出力が使える本体や、環境に合った変換機器を用意すると接続しやすいです。
本作は反射神経を競うゲームではないので、少しの映像遅延は格闘ゲームほど大きな問題にはなりません。
それより大事なのが文字と数字の読みやすさです。
打撃指数や能力値を長時間眺めるため、ぼやけた映像だと目がかなり疲れます。
2人でMAN対MANを遊ぶ場合は、先攻がコントローラー1、後攻がコントローラー2を使います。
長いペナントへ入るなら、電源やカセットの接触状態も安定している方が安心です。
130試合を始める前に、本体・映像・セーブをまとめて確認しておきましょう。
購入直後はオープン戦や短いリーグを少し動かし、終了手順まで一度試しておくと本番で慌てません。
中古で買う時のチェック(状態・相場・注意点)
ベストプレープロ野球'90の中古は、2026年8月23日時点では比較的手を出しやすい価格帯です。
メルカリの製品ページでは、売り切れ例として400円から1,680円までの記録が確認できます。
箱説明書付きで800円や1,680円という成約例も掲載されています。
一方、専門店では箱説明書なしが990円、状態違いを含む商品が数百円から2,000円台で出ています。
販売中の価格と実際に売れた価格は別物なので、両方を見て比べましょう。
本作の場合は、ラベルの日焼けや箱の状態より先にセーブ機能を見たいところです。
商品説明へ「動作確認済み」としか書かれていない場合、セーブ保持まで確認されているとは限りません。
できれば保存確認の記載がある個体を選びたいです。
コレクション目的なら箱や説明書を優先。
遊ぶ目的なら裸カセットでも十分です。
安いかどうかより、シーズンを最後まで残せるかを重視した方が後悔しにくいです。
価格は時期や状態で動くため、ここでの数字は2026年8月23日時点の目安として見てください。
快適に遊ぶコツ(セーブ手段・遅延対策など)
ベストプレープロ野球'90を快適に遊びたいなら、最初に保存環境を確認します。
30試合のリーグを作り、1試合だけ進めて正常な手順で終了します。
その後に電源を入れ直し、成績が残っているかを見てください。
ここで問題なければ、長いペナントへかなり安心して入れます。
130試合では、全部をMANで采配するとかなり時間がかかります。
他球団をSKPへし、自分のチームでも重要な試合だけMANへする方法がおすすめです。
成績確認では打撃指数、投手スタミナ、順位の3つを先に見ると迷いません。
テレビ側は入力遅延より文字の見やすさを優先して構いません。
ターボファイルIIがあるなら、節目でバックアップを取っておくのも安心です。
セーブ確認とSKPの使い分けだけでも、今遊ぶ時の快適さはかなり変わります。
説明書が手元にない場合は、最初のオープン戦でバント、盗塁、投手交替を1回ずつ試しておきましょう。
本番130試合の前に、少しだけ準備する。
それが一番の時短になります。
ベストプレープロ野球'90のQ&A
ベストプレープロ野球'90を初めて見ると、「これって自分で打てるの?」「ペナントは何試合?」と普通の野球ゲーム基準で気になるところが出てきます。
選手能力を変更できるのか、長いシーズンをどう保存するのかも重要です。
この辺りが分かれば、本作が何を楽しむゲームなのかはかなり見えてきます。
主役は選手のアクションではなく、監督の判断です。
そこを面白そうと思えるなら、かなり相性のいい作品です。
自分でバットを振ったり投球したりしますか?
ベストプレープロ野球'90では、プレイヤーがバットを振ったり、投球コースを直接決めたりすることはありません。
選手のプレーは能力データをもとに自動で進みます。
プレイヤーが担当するのは監督です。
試合前に先発、スタメン、打順、守備位置を決めます。
試合中にはバント、エンドラン、スクイズ、盗塁、代打、代走、投手交替などを指示します。
つまり、自分のタイミングでホームランを打つゲームではありません。
その代わり、打撃指数の高い選手を何番へ置くか、疲れ始めた先発をいつ替えるかで勝負します。
操作するのは選手の体ではなく、試合の流れだと思うと分かりやすいです。
ここがファミスタのような野球アクションとの大きな違いです。
最初は地味でも、バントが決まり、その走者が決勝点になった時などは「この1点は自分の采配だな」と感じられます。
ペナントは何試合で遊べますか?
ベストプレープロ野球'90の公式戦は30、60、130試合から選択できます。
初めて遊ぶなら30試合がおすすめです。
サインや投手交替も分からない状態で130試合を始めると、さすがに先が長く感じます。
30試合なら1シーズンの流れを短く確認でき、順位争いと個人成績の変化も味わえます。
慣れたら60試合。
そこで投手疲労や打撃指数の変化へ慣れたら130試合へ進むと自然です。
130試合では野手のスタミナや投手の回復がより重要になります。
ただし全試合をMANで采配する必要はありません。
COM、SKP、オートプレーを混ぜれば、見なくていい試合はかなり速く進められます。
最初は30試合を1度完走するくらいで十分です。
なお途中で試合数を選び直すと、それまでのチーム成績や個人成績は初期化されます。
試合数変更は新しいシーズンを始める時だけと覚えておきましょう。
選手や監督の能力は変更できますか?
ベストプレープロ野球'90では、選手だけでなく監督のデータまで自由に変更できます。
野手なら守備力、肩、足、選球眼、実績、スタミナ、巧打、長打などを調整できます。
投手も球速、球種タイプ、切れ、制球、安定、球質、技術、スタミナ、回復を変更可能です。
監督には攻撃型か守備型か、完投型か継投型かといった9項目があります。
バントを多用する監督、盗塁を積極的に仕掛ける監督など、CPUの性格まで作れます。
チーム名、監督名、選手名、ユニフォーム色も変更できます。
ファミコンの野球ゲームとしては、かなり自由にリーグを作り替えられる方です。
1990年のデータをそのまま残して遊ぶのもよし。
好きな選手を作り直し、架空リーグにしても構いません。
能力を変更した後はSKPで130試合流し、どんな個人成績になるのかを見るとかなり楽しめます。
ただしリーグ選択をやり直すと変更データも消えるため、作り込んだ後の初期化操作には注意してください。
セーブはどうすればいい?
ベストプレープロ野球'90の公式戦データや個人成績は、カセット内へ記録されます。
パスワードを毎回書き写す方式ではありません。
その代わり、電源の切り方には少し注意が必要です。
当時の説明では、メインメニューでBボタンを押して終了表示を出し、指示に従ってリセットを押しながら電源を切る手順になっています。
試合中にいきなり電源を切ると、成績データへ悪影響が出る可能性があります。
別売りのターボファイルIIがあれば、カセット内データを外部へ保存できます。
4データ持てるため、複数のリーグを残したい時にも便利です。
普段はカセット内へ記録し、終了時だけ手順を守ると考えれば大丈夫です。
ただし2026年の中古カセットでは、保存用電池の経年劣化も考えなければなりません。
購入したら短いリーグでテストし、電源OFF後に成績が残るか見てください。
130試合を始める前に保存確認しておけば安心です。
ベストプレープロ野球'90のまとめ
ベストプレープロ野球'90は、選手を直接操作せず、監督としてプロ野球を味わうファミコンでもかなり珍しい1本です。
打順やサインだけではなく、打撃指数、左右の相性、投手疲労、回復まで見ながらシーズンを進めます。
選手と監督の自由編集、SKP、日本シリーズ、ターボファイルIIへの対応まであり、見た目以上に遊びの幅があります。
一方、数字が多く、普通の野球アクションを期待するとまったく方向が違います。
今遊ぶ場合は中古カセットが中心なので、保存状態の確認も欠かせません。
監督として野球を考えるのが好きなら、今でもかなり濃い作品です。
1試合の勝ち負けより、130試合をどう回すかを考え始めた頃に本領が見えてきます。
結論:おすすめ度と合う人
ベストプレープロ野球'90は、野球の采配を考えること自体が好きならかなりおすすめできます。
選手名や打率だけでなく、対左、守備、肩、巧打、長打、スタミナまで見て起用できます。
投手も球速だけではなく、切れ、制球、安定、回復など細かな数字を持っています。
その数字から「今日はこの投手を早めに替えよう」と試合を組み立てるのが楽しいです。
反対に、自分でホームランを打ちたい人、守備操作をしたい人には向きません。
試合を眺めている時間もあり、グラフィックもかなり控えめです。
それでも1990年の選手データを使い、自分の采配を何十試合も試せるゲームは今見てもかなり個性的です。
野球を「操作」より「考える」方が好きな人ほどおすすめ度が上がるタイプです。
中古価格も極端なプレミア品ではなく、裸カセットなら手を出しやすい例があります。
ただし値段よりセーブ保持を優先しましょう。
保存が安定していれば、130試合をじっくり監督気分で楽しめます。
最短で楽しむロードマップ(次にやること)
ベストプレープロ野球'90を迷わず楽しむなら、最初は30試合制から始めます。
好きな球団だけMANへ変更し、他球団はCOMかSKPへ。
その後オープン戦へ入り、バント、盗塁、投手交替を1回ずつ使ってみます。
操作の流れが分かったら公式戦へ移ります。
試合前に見るのは、まず打撃指数と先発投手の状態だけで構いません。
試合中も全サインを無理に使わず、1点が欲しい時だけバントや盗塁を考えます。
先発が終盤に捕まり始めたらマウンドへ行き、スタミナ指数を確認。
30試合を完走できたら60試合へ進み、疲労と回復の感覚を覚えます。
その次に130試合へ行けば、かなり自然に長期ペナントへ入れます。
30→60→130試合と少しずつ伸ばすのが挫折しにくい順番です。
途中はSKPやオートプレーも遠慮なく使います。
中古カセットなら、最初の短いリーグでセーブ保持も確認。
長期戦を始める前の準備まで済ませてから本番へ入ると安心です。
次に遊ぶなら?同系統おすすめ作品
ベストプレープロ野球'90が気に入ったら、次はベストプレープロ野球スペシャルへ進むのが自然です。
同じファミコンで、シリーズ後期のデータと仕組みを比べられます。
逆に'90版へどうつながったのか見たいならベストプレープロ野球IIへ戻るのもおすすめです。
監督データやSKPなど、'90版でも使う仕組みの変化が分かります。
「やっぱり自分で打ちたい」と思ったら、プロ野球ファミリースタジアム'90のようなアクション型へ移ると違いがはっきりします。
同じ野球でも、監督ゲームとアクションゲームでは見ているものがまるで違います。
シリーズを続けるなら本命はベストプレープロ野球スペシャルです。
薗部博之の「数字を見て結果を楽しむ」ゲーム作りが気に入ったなら、野球ではありませんがダービースタリオン 全国版も候補になります。
選手や馬を直接動かさず、データと判断を積み重ねて結果を見る感覚には通じるものがあります。
自分で操作するより、数字を読んで勝負したい人なら、この流れでかなり長く遊べます。